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小保方晴子さんのSTAP細胞について(その81) 【ファイルSI 85】2015.06.12 

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【ファイルSI 85】2015.06.12 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その81)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その5)


◆ 世界一のマイクロマニュピュレーターシステムの操作技術を持つ天才科学者の若山博士が『STAP“様”細胞』と、『ES細胞』を間違うことは、果たして可能か?(下)


(上)からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55585438.html

さらに、前々回の記事を思い出してください。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55580916.html

>▲ 核移植や、核を取り除く作業にあたっては、ピエゾドライブの操作音の変化を耳で確認しながら顕微鏡の画像を見て行う。

>ピエゾドライブのスティックの操作は足で行う。卵子の移動は口にくわえたピペットで行う。

したがってピエゾドライブを用いた核移植には、

鼻以外の全身を使い、相当な集中力と熟練の技が要求される


↑ それで、若山博士は、両手用足と口、視覚、聴覚、触覚で、恐らく世界一死ぬほど回数をこなしたであろうES細胞の胚操作と違うと確信しながら、STAP“様”細胞を胎盤胞に注入したのですよね?

ちょっと見て違うというレベルの問題では全くないのです。

仮に隣の小保方博士が、若山博士にES細胞を渡せば、瞬時にばれてしまうのです!


しかもiPS細胞も、ES細胞も、『細胞』という名前なので、よく勘違いされるのですが、

どちらも“S”がついていますが、これは、iPS細胞=人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう、英: induced pluripotent stem cells)と、ES細胞=胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう、英: embryonic stem cells)、

↑ すなわち“幹”細胞(stem cells)ですから継代増殖するのです。


従って、幹細胞でなく、すぐ死滅するSTAP“様”細胞とは、その扱いにおいて、全く異なってくるのですよ。

だから、ネイチャー論文の実験では小保方博士が、寿命の短いSTAP“様”細胞塊を採取したときに、すぐ隣におられた若山先生に渡して、宿主胚移植をしたという段取りになっていたのです。

ES細胞は、幹細胞なのでこんなことしなくて良いので、これだけでも小保方博士は勿論のこと、若山博士は、ES細胞とSTAP“様”細胞は間違えようがないのです。


検証実験ではそれができず他人の監視下で、小保方博士が作ったSTAP“様”細胞塊を他人が確認・記録・分析の上、別の建物の清成研究員のいる部屋まで持って行ってもらい、不慣れな清成研究員が胎盤胞移植を行ったので、これで成功しなくても無理はなかったと私は思います。


一体全体、ES細胞とSTAP“様”細胞を何をどうやったら、間違えようがあるのですか?

ご存知の方教えてください。

世界一の胚操作の達人、若山博士が間違えるんだったら、この地球上に間違えない人類は存在しないのです!


実際にネットで検索した画像で、ES細胞、iPS細胞とSTAP“様”細胞【若山博士のキメラマウス作成により、これが多能性を持つSTAP細胞であると証明された】を比較してみましょう。↓


公立大学法人首都大学東京 産学公連携センター人間健康科学研究科フロンティアヘルスサイエンス学域 井上 順雄教授作成のフィーダー細胞上で細胞コロニー(塊)として増殖する、マウスES細胞

http://www.tokyo-sangaku.jp/labo/%E4%BA%95%E4%B8%8A-%E9%A0%86%E9%9B%84/

イメージ 1



マウスES細胞:緑の部分が小型のES細胞の塊であり、周りの細胞はフィーダー細胞【Wikipedia】


イメージ 2



2014年2月7日 独立行政法人理化学研究所 独立行政法人科学技術振興機構 卵子の「異型ヒストン」がiPS細胞の作製を促す―核移植に似たメカニズムを介しiPS細胞の作製効率を約20倍アップ―より、

異型ヒストンを用いて作製したiPS細胞(これによりマウスを作成)の写真

http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140207_1/

イメージ 3



毎日新聞 スクリーンのSTAP細胞を指さす理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子・研究ユニットリーダー(左)と若山照彦・山梨大教授=神戸市中央区で2014年1月28日、川平愛撮影

http://mainichi.jp/graph/2014/01/30/20140130k0000m040096000c/013.html

イメージ 4



上記記者会見での報道用STAP細胞写真


イメージ 5



山梨大学 HP『本学の若山照彦教授が参加した研究論文がNatureに2篇同時掲載 掲載日:2014年1月30日』より

http://www.yamanashi.ac.jp/topics/post-1005/

STAP細胞を注入した胚盤胞


イメージ 6



注入された胚盤胞の中に入って、緑色蛍光するSTAP細胞


イメージ 7



上の写真を見やすいように眼とろん星人が加工。


イメージ 8



STAPネイチャー誌アーティクル論文

Figure 1: Stimulus-triggered conversion of lymphocytes into Oct4-GFP+ cells.より
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12968_F1.html

b


イメージ 9



f,g


イメージ 10



2014年1月29日独立行政法人理化学研究所

『体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見 -細胞外刺激による細胞ストレスが高効率に万能細胞を誘導-』より


イメージ 11



人で初のSTAP細胞か ハーバード大が写真公表 変化する能力を確認中

 2014.2.6 11:50 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140206/scn14020611540000-n1.htm

イメージ 12



それで、このような科学的考察を踏まえて、ノーベル賞級の科学者であった偉大な笹井博士の遺言とも言うべき重い反論。


◆ 『世界の若山が間違うはずがない!』

「一個人の人為的な操作」が困難である確度の高いデータのみを見ても

Oct4‐GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4‐GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

↑ STAP“様”細胞塊は、ノーベル賞級の科学者笹井博士も、世界の若山博士も、幹細胞の世界的権威の丹羽博士も、小保方博士も、バカンティ・マウスで世界的に有名なバカンティ博士も確認しているのです。


のみならず、STAP“様”細胞塊は、検証実験において、アデノシン3リン酸(ATP)を弱酸処理に用い【これに毎日新聞の須田氏がネイチャー論文のプロコトル(作業手順)と違うではないかと怒っている】、2014年12月19日、相澤チームリーダーによるSTAP現象の検証実験結果報告では、小保方博士の責任分野である多能性マーカーの緑色発光がみられるSTAP“様”細胞の樹立までは曲がりなりにも出来ました。

これをもってなら、『頻度が低いためにその多能性のマーカーが出ているもので、分化マーカーが本当に消えているかという検討は、行っていない』という一定の注釈つきではありますが、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388816.html

小保方博士が200回成功したという言い方はなりたつんだろう↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

という見解を相澤チームリーダーは示されました。これで小保方博士の研究不正のデッチアゲは息の根を止められました。

しかも、丹羽博士は、2014.12.19検証実験結果報告記者会見において、検証実験で樹立できたSTAP“様”細胞は、ネイチャー誌論文作成時に見たものと同じものだったと証言なさっているのです。↓

『形態的には、前、えー観察していたものなんだと認識はしています。』

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388859.html

ただ、その先の実験(いずれも若山博士の分担)でつまずいたのです。


一体全体、何をどうしたら、これだけ一流の科学者が全く形も大きさも、ふるまいも違う、iPS細胞やES細胞と、STAP細胞を間違えることができるのですか?

しかも査読前のネイチャー誌の編集審査も、フィリップ・キャンベル編集長も、一流の三人の査読官もその論文を掲載に値する論文だということで通過させ発表したのです。

さらに、若山博士によると、ネイチャー側から4回突き返されて書き直すという厳しいチェックの末、やっと通った論文なのです。↓

http://bizacademy.nikkei.co.jp/business_skill/shaberi/article.aspx?id=MMACi8000011042014&page=5

このことをこのように詳細に伝えた報道は一切ありませんでした。

だから私は、「『STAP捏造』という捏造」が、メディアやネット工作員によって、組織的になされたのだと主張しているのです。


例えば、↓

論文捏造を通して国と民間の【実際に研究に要する研究費ではない】支援金、合わせて二十八億三千万ウォン(約二億八千万円)を横領した疑いが持たれている。

親戚研究員など六十三の借用口座を利用して支援金を管理し、夫人名義の自家用車購入費、複数の政治家への後援金などになどに使い、事件発覚後には協力的な研究員らに対しても金銭を分け与えていたとされる。

また、国の卵子の売買や斡旋を禁じる「生命倫理及び安全に関する法(生命倫理法)が発効した二〇〇五年一月以降にも、卵子提供の見送りとして産婦人科病院へ経済的利益を与えていたようだ。

肝心の論文捏造に関して検察は、二〇〇五年の『サイエンス』論文で発表された「患者適応型ES細胞」は最初から存在しなかったと断定した。

研究員が、理事長が運営する病院の受精卵を持ち出し、大学獣医学部の研究室にあった胚盤胞と合わせていたことを自白したためだ。

ES細胞を作るように圧迫され、犯行に及んだものと思われる。だが、遺伝子の分析結果などから、それが患者適応型ES細胞でないことは明白だったわけで、その事実を知らなかったはずがないのに、「私はES細胞の専門家ではなく、疑いをもって見ていなかったので気づかなかった」と証言した。


↑ という、某国の誰かさんの場合と全く事情が違うのです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55448502.html

小保方博士が研究不正なら、ネイチャー論文の共同執筆者が全員口裏を合わせた嘘をついていることになりますから、全員研究不正じゃなけりゃおかしいのです。


百歩譲って、『ES細胞の専門家ではなく、自分で捏造する技術さえ持っておらず、研究員に捏造細胞を作成するように強要した“某国の誰かさん”』と違って、

この世界一流のメンバーで、もし間違ったとしたら、普通の一流でない科学者は当然間違えるでしょう。

だったら、間違いは間違いなのであって、ここに不正の介在する余地はありません。


例えば、全盛期のイチロー選手が、ランナーの本塁突入で、物凄いレーザービームで、バックホームして、キャッチャーが捕球してタッチアウトにならなかったら、普通の人なら、『イチローで刺せないんだったら、しょうがないよな。世界中の他の誰がライトでもセーフだよな』と思うのです。

健全な常識の持ち主ならば、そう考えるのです。


それを、インチキ科学者やインチキ文化人、素人のサイエンスライターなるものがしゃしゃり出てきて、「私ならアウトにできた、これは八百長だ!」と叫んでいるのです。

イチロー選手の出場した愛工大名電時代の試合のスコアブックを持ち出して来て「彼は高校時代、こういうエラーをしたから、うさんくさい下手な選手だ。彼はどんなこともやる人間だ」と言っているのです。


それで、何ですか?

「一人の若い女性研究者の捏造を一流の共著者が見抜けず騙された」

「査読官も一流の共著者の名前に目がくらんで捏造を見逃した」って、そんな証拠、今まで何一つ出てきてませんよ。

あるのなら、科学的に証明しなさい。

少なくとも、石井・渡辺調査委員会、岸理研改革委員会、桂外部調査委員会等の調査報告書、毎日新聞社須田桃子氏の誹謗中傷本や日経サイエンス誌にはそんなもの見当たらないのですけどね。


STAPのあるなしは、純粋に学術的な研究によって、論争によって、論文によって、科学のコミュニティーのみによって、時代をかけて判定されるものです。

これが学問の自治であり、学問の自由を担保するのです。

男性警察官が監禁された騒動で、「本日、警察官が無断で大学構内に立ち入ったことが分かりました。事前通告なしに警察官が構内に立ち入ることは誠に遺憾です」とのコメントを発表した京都大学は、どうしてこんな重大な学問の自治の侵害に猛抗議しない?


大天才科学者の笹井博士は渡米留学後わずか一月程でコーディン遺伝子を作るクローンを発見し、更にこのコーディンがシュペーマン形成体から分泌される発生シグナル物質であること、神経以外の他の細胞へ分化するのを抑制するシグナルを出すことを発見したのですが、これは、それまで一流の科学者が必死に研究しても70年見つけることができなかったのですよ!ちなみに、コーディンの発見は、神経発生学の入門書でも取り上げられているほどの神経発生学上の基礎となる重要な知見なのです。


それが、一旦『研究不正』のイチャモンがつけられたら、そうはいきません。

そもそも。学問に於けるどの意見も等価なのであって、あとは、その内容の検証によって時間をかけてその学問的価値の優劣が判明し、結論を導いていくという唯一の学問のルールが蹂躙され、

裁く側と裁かれる側という、学問とは無関係な一方的な権力関係に変容するのです。

それでもって、裁く側が正しいという担保は全く根拠がないのです。


ましてや、特定研究法人指定を人質理にした愚劣な政治家の不当な圧力によって、苦労して手塩にかけて笹井博士が育てられた理研CDBの実質上の解体。

世界の知性だった笹井博士の自死。


これは、日本の科学史上、絶対にあってはならなかった大恥です。


私は、『基礎研究においては』、余程のことが無い限り、研究不正調査はすべきでないと考えるものです。

研究不正はすぐにばれます。

アメリカの場合、あまりに競争がし烈過ぎて、”余程のこと”が多すぎるから、しかたなく調査機関なんてできているのです。

ところが、NHKがまるで研究不正対策の伝家の宝刀の如く喧伝し、世間に誤解を与えた、ORI(米国研究公正局)は、保健福祉長官(Secretary of Health and Human Services)に代わってアメリカ公衆衛生局(PHS、Public Health Service)の研究公正活動の指揮監督を行っているのですが、食品・医薬品行政上の研究の公正性については(他の政府機関が担当しているので)守備範囲外で、いってみればバイオ関連という限られた分野しか調査対象になっていません。

https://ori.hhs.gov/

しかも、石井・渡辺調査委員会で小保方博士のみ2点の一方的で不当な不正判定があり、論文取り下げ【撤回の誤り】勧告を受けたSTAPネイチャー論文のアーティクル論文のラスト・オーサーであったヴァカンティ教授は、アメリカでは、ORIの調査対象にすらなっていないのです!


どの資料の、何ページの、どこがSTAP論文の研究不正・捏造研究なのですか?

挙証責任は人を不正研究者呼ばわりする方にあるのです。

ES細胞とTS細胞を混ぜてiPS細胞やES細胞より初期化が進んだ胎盤が光るキメラマウスができるんなら作って見せなさいよ。そんな凄いものができたら、STAP細胞クラスのノーベル賞ものですよ。


馬鹿馬鹿しくてやってられません。

「『STAP捏造』という捏造問題」については、まだまだおかしな点が、まだ山のように残っています。


次に続きます。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その82) 【ファイルSI 86】2015.06.16 

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【ファイルSI 86】2015.06.16 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その82)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その6)


◆ “オカルト専門誌(?!)”日経サイエンスの、ありもしない血管が光る胎盤大嘘イラストをでっち上げる重大不正捏造記事!


前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55588199.html

『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

さっそく日経サイエンス2015年3月号が捏造したP36掲載のイラストからご覧ください!


 
イメージ 1



↑なんと、これがFI幹細胞からできたマウスと胎盤の写真は、胎盤が光ったのではなく、胎盤の血管と血液だけが光ったのだという『証拠の“イラスト”』らしいのです!

なぜ“イラスト”か?というと、こんな画像が最初から存在しないので、日経サイエンス諸氏の脳内妄想でお絵かきしてデッチアゲするしかないからです。


FI幹細胞からできたマウスの“光る胎盤の血管”を見たことがある日経サイエンスの古田彩氏や、詫摩雅子氏は、きっと空にこんなものも見たことがあるに違いありません。↓


 
イメージ 2



日経サイエンスは、いつからオカルト雑誌、学研の『ムー』になったんですか?!

私は例のオウム事件における『ムー』が果たした役割や責任は重大だと思うのですが、今回のSTAP騒動は、世界の知性、笹井博士を追い詰め死に至らしめたのですよ。

日経サイエンスは、ここまでして、STAPはあってもらっちゃ困るんだ!?

小保方博士は、嘘をでっち上げてまでして、断固として不正研究者として潰さなけりゃならないんだ!?

日本初の女性ノーベル賞受賞者が出てもらったら困るんだ!?

日本の科学に発展されると困るんだ!?それほど日本と日本人が憎いんだ!?


これは究極の捏造記事です。


執筆者の古田彩氏や、詫摩雅子氏の現職の懲戒解雇は勿論の事、日経サイエンス誌の編集長、社長の引責辞任ものです。


これまでの記事で、日経サイエンスとSTAP桂外部調査委員会は、若山博士による4Nキメラマウスの作成成功によって、小保方博士が樹立したSTAP“様”細胞が多能性をもつことを証明した証拠写真である4Nキメラマウスの写真及び、その実験プロセスにおいて悪意の隠蔽を行ったことを書きました。


それで、ノーベル賞候補者でもあった天才科学者の笹井博士が2014年4月16日行った記者会見資料に、こう書かれています。

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

科学研究面に関する説明資料2

「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」の例

Oct4-GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4-GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること

∽徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】


 
イメージ 3



↑,砲弔い討蓮∈翡郢里里っしゃることが、正しいことを本稿により論証いたしました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55580916.html
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55585438.html
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55588199.html

今回の日経サイエンスの“インチキイラスト”は、ノーベル賞級の大科学者笹井博士が指摘した△砲弔い討里△泙蠅砲眞媽曚廼鬚で恥知らずで悪意に満ちた言いがかりなのでした。

当該笹井博士作成資料を眼とろん星人が見やすいように配置変更したもの↓


 
イメージ 4



何度も繰り返しますが、これは偉大な天才科学者笹井博士の遺言ともいえる重大な指摘で、現在に至ってなお、これに関する有力な反証仮説は存在しません !


しかるに、日経サイエンスは、2015年3月号P40で、このような重大な指摘をこう片づけ、容易に切り捨てたのです。↓


 
イメージ 5



光らなかった胎盤

STAP細胞の正体はES細胞の混入だろうという疑義は最初からあった。


 
イメージ 6



【注:色付け、ナンバリング、下線は説明のため、眼とろん星人が付け加えた】

 ,燭澄STAP細胞にはキメラマウスを作ったときに、胎盤にも分化するという特徴があった。これは、ES細胞では説明のできない性質だ。ES細胞は胎児にはなるが、胎盤には分化しないからだ。論文の作成を手がけた共著者の笹井氏も、同じく共著者の丹羽氏も、それぞれ4月の会見でこの点を理由にES細胞の混入を否定していた。


◆]席犬砲STAP細胞で作ったキメラマウスの胎盤が光っていることを示す写真が載っていた。しかし、胎児の血液が入り込んで胎盤が光っているように見えることもある。このため、若山氏は、胎盤の切片を標本にして確認するように小保方氏に指示した。丹羽氏は、小保方氏が作成した標本で、胎盤への分化を確認したと会見で言っている。


 桂調査委は、論文の胎盤の写真などを専門家に判断してもらい「胎盤に分化したという証明はできていないとした「STAP細胞はES細胞では説明がつかない」という根拠は最初からなかったのだ。

 ※    ※    ※(以上、スキャナーによる転載、文章の引用終わり)

↑ じつは、この大事な問題に関する叙述は、延々と続く、マウスの混入系統を分析する記事に埋もれて、ひっそりと書かれているのでした。

,砲弔い討瞭丱汽ぅ┘鵐垢糧刃性↓がいかにデタラメで根拠がない悪意の大嘘か、これから論証いたします。


まず、犯人が、悪意の故意でES細胞を混ぜたのなら、残存試料【STAP細胞はすぐに死滅するので残っておらず、残っているのは、STAP幹細胞、FI幹細胞その他】からES細胞系統のマウスばかりが出てくるに決まっているのです。

なのに、そういうマウスの系統について素人のめくらましのために、ぐだぐだ長文を連ねながら、

世界の笹井博士や世界の丹羽博士がSTAP特有の形状、大きさ、増殖しない性質等と並べて、STAP現象がないと説明がつかないとした重大な理由『光る胎児と胎盤』をこんな、いい加減な大嘘で否定し去るのですから、もう、ヤク○の因縁以下です。


しかも、そのために、ありもしない『臍の緒と胎盤の血管がわざとらしく光るというイラスト』をでっちあげるのですから!


こんな下らないことに、いちいち反論しなければならないから、私のSTAP騒動記事はいつまでたっても終わらないのでした。

適当な嘘をつく方と、それを反証するのでは、後者の方が圧倒的に大きな労力を要するのです。


まず、このインチキイラストが記載されているP36の図を再掲します。


 
イメージ 7



それで、現在知り得る事実から私が上図を添削した図も再掲します。


 
イメージ 8



それで、今回問題にするのは、この図の下の部分のSTAP幹細胞によって作られた胎児は光るが胎盤が光らないキメラマウス(左)とFI幹細胞由来の胎盤も胎児も光るキメラマウス(右)の、『血管だけがわざとらしく光る捏造イラスト』です。


 
イメージ 9



実は、後述しますが、STAPネイチャー論文のレター論文における、主に若山博士の手になる胎盤も胎児も光るFI幹細胞由来のキメラマウスは、上のインチキイラストのように、胎児が左で胎盤が右に位置する配置のこんな形状の画像は存在しないのです。

STAPネイチャー誌レター論文の原本はこちらですので、確認してください。

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12969.html
【具体的には、Figure 1: STAP cells contribute to both embryonic and placental tissues in vivo.とExtended Data Figure 1: Placental contribution of STAP cells.の図です】

それで、STAPネイチャー論文に存在しないこのインチキ日経サイエンスのイラストは何を元に描かれたか?

なんと、それが、桂調査委員会のスライドの『異なる写真の不正流用捏造図』を元に描かれたのでした!

【桂外部調査委員会の調査報告書(スライド)P6『Nature論文の概要3 多能性 pluripotency』(再々掲)】
http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

 
イメージ 10



↑ つまりこういうことです。

 ,泙此▲ぅ鵐船桂調査委員会がスライド『Nature論文の概要3』において、STAPネイチャー論文とは全く無関係な、丹羽博士の2005年12月セル誌論文【Volume 123, Issue 5, p917–929, 2 December 2005 Article “Interaction between Oct3/4 and Cdx2 Determines Trophectoderm Differentiation”Hitoshi Niwacorrespondenceemail, Yayoi Toyooka, Daisuke Shimosato, Dan Strumpf, Kadue Takahashi, Rika Yagi, Janet Rossant】

http://ac.els-cdn.com/S0092867405009116/1-s2.0-S0092867405009116-main.pdf?_tid=7e89bc84-1335-11e5-ace4-00000aab0f02&acdnat=1434355798_fc9d4e29ed66fbd224ed35bbf8d0b28e

↑ のES細胞由来のキメラマウス画像Kと、TS細胞由来のキメラマウス画像Jを、不正流用して、STAPネイチャー論のSTAP幹細胞由来のキメラマウスとFI幹細胞由来のキメラマウスを説明した悪意の捏造資料を作成。


 
イメージ 11



◆,修侶膨敢紺儖颪隣埖せ駑舛鬚發箸法日経サイエンスがES細胞由来のキメラマウス写真をSTAP幹細胞由来のキメラマウスと辻褄が合うように、TS細胞由来のキメラマウス写真をFI幹細胞由来のキメラマウスと辻褄が合うように捏造イラストを作成。

 さらにそれを元に、日経サイエンスが、ありもしない血管だけがわざとらしく光るSTAP幹細胞由来のキメラマウスイラストと、FI幹細胞由来のキメラマウスを加筆捏造作成して、掲載。


↑ と、桂調査委の捏造と、日経サイエンスの2段階、合計3段階の悪意の捏造を経て描かれたイラストなのです。


それにしても、もし、STAP細胞をTS細胞用の培地であるFgf4培地で培養して得たFI幹細胞が、胎盤分化誘引に貢献することがなく、混入したES細胞由来で血管を介して胎盤が光るものを使用して捏造したのなら、日経サイエンスのSTAP幹細胞由来のキメラマウスイラストも、FI幹細胞由来のキメラマウスイラストも、血管も胎児も胎盤の光具合も同一でなければおかしいのです。

何故なら、日経サイエンスの主張に従えば、そもそもSTAP細胞は存在せず、胎盤が光ったのは、ES細胞の胎児の多能性マーカーが血管を媒介して胎児の血液が入り込み、血液に紛れ込んだ多能性マーカーがを光らせたように見えたことになっているのですから、胎盤が光りっこない同じES細胞由来のキメラマウス胎盤が右の図だけ特別に光るのはおかしいからです。

しかも、笑うべきことに、ES細胞をTS細胞用のFgf4培地で培養すると、「全滅します。はい、まあ分化誘導していなくなったのか、死んだのか良く分かりませんが、ボロボロになって消えていきました。」という回答を丹羽博士から引き出すという藪蛇質問をしたのは、古田彩さん、あなたでしょ?!↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418671.html

それで、日経サイエンスが主張するように、多能性マーカーは血管を媒介して浸潤し、広がった血液が光るものか?

もしそうなら、日経サイエンスのイラストのように血管部分が特に光らなければおかしいのです。

ところが、STAPネイチャー論文のFigure 1: STAP cells contribute to both embryonic and placental tissues in vivo.を見れば、それが正しいか否かが、簡単に分かるのです!

 原本はこうです。
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
イメージ 12



それで、明るい状態の【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスの胎児と胎盤【下段b左端】にはくっきりと血管が赤く写っています。日経サイエンスのイラストが正しいとすると、この血管が多能性マーカーで顕著に光らなければなりません。


 
イメージ 13



それで、多能性マーカーが光るように暗くしたFI幹細胞由来のキメラマウスの胎児と胎盤【下段b中央】の先ほどの血管の位置を示してみましょう。


 
イメージ 14



 それぞれ比較のために並べます。

 
イメージ 15



↑見てください、血管がくっきりと光っていますか?

光るどころか、特に胎児の頭の血管,簑枷廚侶豐畢△狼佞飽鼎なっているのです。

それから、日経サイエンスの捏造イラストと違い、特に臍の緒の血管が光ることなどないようです。


それで、多能性マーカーが光るように暗くしたSTAP幹細胞由来のキメラマウスの胎児と胎盤【下段中央】について、胎児も胎盤も光るようにデジタル増感します。


 
イメージ 16



どう見ても、血管を介した血液が光っているのではなく、細胞自体が多能性マーカーによって光っているようにしか見えません。


それで、もう一つ多能性マーカーは、却って血管の方が光りにくく影になるという証拠写真が、例の丹羽博士の2005年12月セル誌論文【Volume 123, Issue 5, p917–929, 2 December 2005 Article “Interaction between Oct3/4 and Cdx2 Determines Trophectoderm Differentiation”Hitoshi Niwacorrespondenceemail, Yayoi Toyooka, Daisuke Shimosato, Dan Strumpf, Kadue Takahashi, Rika Yagi, Janet Rossant】

http://ac.els-cdn.com/S0092867405009116/1-s2.0-S0092867405009116-main.pdf?_tid=7e89bc84-1335-11e5-ace4-00000aab0f02&acdnat=1434355798_fc9d4e29ed66fbd224ed35bbf8d0b28e

↑のTS細胞由来キメラマウスの胎盤のみ光る画像Jを見ても分かります。


 
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↑ 血管は光るどころか、逆に黒く影になるのです!


よって、【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】という笹井博士のSTAP現象が存在しないと説明がつかない、FI幹細胞によって光る胎盤の指摘のもつ意味の重大さは、いまだに寸毫も毀損されていないのです。


それが何ですか?このインチキイラストは?!↓


 
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ということで、日経サイエンスの光る血管のイラストは大嘘のデッチアゲ捏造イラストだということが分かりました。


当然、これは日経サイエンスのサイエンス誌にあるまじき、絶対に許されない悪意の捏造行為なので、

私は、古田彩氏や、詫摩雅子氏の現職の懲戒解雇は勿論の事、日経サイエンス誌の編集長、社長の引責辞任、及び日経サイエンス誌全面を使った謝罪広告文、並びに『STAP捏造という捏造記事』を書くに至った検証記事の掲出を強く要求いたします。


あなた方はこういう嘘八百や、メディアや動員されたネット工作員を使っての一方的な誹謗中傷で、笹井氏の手塩にかけた理研CDBを潰し、あれだけ男気があって、小保方博士の研究に対する情熱に損得勘定抜きで協力した若山博士との信頼関係を破壊して反目させ、

そして、とにかくあなた方は世界の知性である笹井博士を死に至るまで追い詰めた。

あなた方は笹井博士がどれだけ偉大で素晴らしい科学者だったか、どれだけ良いお人柄だったか分からないでしょうね。

全世界の一流の科学者が70年もかけて発見できなかったコーディンを見つけてくると言って、渡米留学後のわずか1カ月で発見するほどの大天才。

これと、マウスES細胞から自己組織化された眼杯様組織の研究『立体網膜組織の自己組織化』だけでもノーベル賞クラスで、しかも笹井博士の発生生物学に残された偉大な足跡はこれだけにとどまらないのです。

もしご存命なら、さらに、人類の発生生物学に、そして医療に対する貢献という大きな足跡を残されたであろうことは、疑いの余地がありません。


NHKはストーカー暴力取材で検証実験前の小保方博士の大事な右手を負傷させ、ノーベル賞級の大科学者笹井博士、胚操作における世界トップの科学者若山博士、幹細胞研究の世界的権威である丹羽博士や、バカンティマウスで有名な世界的な科学者のバカンティ教授を小保方博士にまんまと騙された愚昧な共同執筆者だと決めつけ、小保方博士を不正研究者と決めつけ、挙句の果てには盗人呼ばわり。

素晴らしいSTAP研究を潰し、妨害したのです。

これだけ組織的で陰湿で執拗な悪意はどこから湧いて出てくるのですか?


何が科学技術立国日本ですか?まったくお笑い草です。

次回に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その83) 【ファイルSI 87】2015.06.23 

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【ファイルSI 87】2015.06.23 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その83)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その7)

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55593653.html

◆ “オカルト専門誌(?!)”日経サイエンスの、ありもしない血管が光る胎盤大嘘イラストをでっち上げる重大不正捏造記事!は、逆に、そこまで明白な大嘘をつかないと、彼らの日本科学潰しという工作目的の手段としての小保方博士を不正研究者にするために、隠蔽しなければならないFI幹細胞キメラマウスが光ったという不都合な真実の証拠である!

ということについて説明いたします。

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

それで、前回は、FI幹細胞由来のキメラマウスの胎盤が光ったのは、血管から浸潤した血液に混じった多能性マーカーが光ったという日経サイエンスの決めつけのデッチアゲイラストは全く虚偽捏造であると論破いたしました。

問題の日経サイエンス2015年3月号のインチキイラスト。↓


 
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私はこの図を見るなり、検証実験による、小保方博士の不正ねつ造の根拠の喪失証明と、桂外部調査委員会のあまりに穴だらけの杜撰な結果報告書を普通に判断すると、科学ジャーナリズムなり、科学のコミュニティーから「『STAP捏造』という捏造問題」というのは、科学とは何ら関係の無い、政治とその提灯持ちの科学者と、マスメディアがでっち上げた、集団ヒステリーという社会学的考察対象に過ぎないという当然の指摘が各方面から澎湃(ほうはい)と湧き起ってくるとばかり思っていました。

私はその程度には、日本人の民度を評価信頼していました。

それが、我が国では、あたかも科学的な偽装の下、日本の科学者と科学研究、及び科学研究施設の破壊を明確に目的とした研究不正デッチアゲが白昼堂々と行われ、それについての疑義が殆ど呈されていないのです。

まさか、私は我が国の科学を取り巻く状況が、これほどひどいとは、この連載を続けながら、その実態が明るみになるに付け唖然としています。


それはいいのですが、例の若山博士が撮影したFI幹細胞キメラの光る胎盤のネイチャー誌原本はこれです。【スクリーンショットを露光補正無しで掲載】↓

(STAPネイチャー論文のFigure 1: STAP cells contribute to both embryonic and placental tissues in vivo.のbの中央写真
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
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bの中央写真を拡大。


 
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↑ これだと、光る胎盤と言っても、あまり光っていないのでした。


ところが、例の悪意の誹謗中傷本で掲載されている図をスキャナーで取り込んでそのまま掲載すると、さらに露光をアンダーにするという卑怯な詐術をこっそりと紛れ込まされているのです。

それで、例の毎日新聞の須田桃子氏が、素人の分際で、一方的に日本の一線級の(勿論、世界トップレベルです)の執筆者陣によるSTAP研究を徹底的に嘘として叩いた身の程知らずの誹謗中傷本の『捏造の科学者 STAP細胞事件』須田桃子著 文芸春秋社 口絵に引用されている光る胎盤はこちら。↓


 
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須田氏のつけたキャプションがまた酷い悪意のでたらめ非科学的な印象操作なのです。

 ※    ※    ※(引用開始)

胎児(右側)とともに、胎盤(左側)も緑色に光って見える。

これは胎盤には分化しないES細胞やiPS細胞と異なる、STAP細胞特有の特徴だと発表された。

しかし、胎盤に流れ込んだ胎児の血液が光っている

可能性や、

胎盤に分化する能力のあるTS細胞が混入した

可能性が後に指摘され、

この画像は

STAP細胞の存在を示す

証拠能力を失うことになる

※    ※    ※(引用終わり)

↑ もう、この文章を書いた須田氏や、この文章に説得された人は、科学について語る資格が全くありません。

『胎盤に流れ込んだ胎児の血液が光っている可能性』や、『胎盤に分化する能力のあるTS細胞が混入した可能性が後に指摘され』というように、

たかがサイエンスライター風情に、“どこの馬の骨”が言かったも分からない、本来科学のコミュニティーの中で決着をつける問題を、

素人に向って、

『複数あるどっちかの“可能性”』というあいまいなもので、

『(世界でもトップクラスの科学者が論拠とした)STAP細胞の存在を示す証拠能力を失うことになる』

と断定され、

葬り去られたら、たまったものではないのです!

日本の発生生物学にとってあまりにも大きな損失だった、笹井博士の命の重さを、この連中は少しも顧みることが出来ない鬼畜なのでした。

この人たちにはもう話が通じないのです。


考えてもみてください、普段、連日長時間満員の通勤列車に揺られてようやく着いた職場で神経をすり減らして、長時間労働して、深夜あるいは午前様で疲労困憊して帰宅するという生活をしているお父さんは、いちいちこんなSTAP現象の科学的吟味なんてしませんよ。

暇つぶしに吊革につかまりながら、週刊誌や書籍の吊り広告の見出しを見て、『なんかSTAPはインチキだったようだ。それで犯人は小保方博士だ』って信用してしまいますよ。

お母さんも日々のお仕事、家事や雑務でSTAPどころではありません。

テレビのニュースや、新聞や、ネット、週刊誌の見出しを見ただけで、もう小保方博士が悪質な研究不正を行った極悪非道人のような印象を受けるのではないでしょうか?


これは、一体全体『科学』なのですか?

しかも、こんなおかしなデマの因縁をつけまくられて、小保方博士が研究不正を行ったと断定され、挙句の果てにはES細胞混入の犯人扱い。人殺し呼ばわりする精神科医さえ出てくる始末。

それを、さらにそういうメディアの断片を全く検証することなく、つまみ食いした、さらに劣悪なネットでの組織ぐるみの誹謗中傷。


それにしても、ネイチャー論文の露光より、さらに露光をアンダーにして、胎盤を暗くしておいて『光る胎盤』の写真として口絵に掲載する悪意というのは、なんでしょう!


↑ 普通にこれを見た素人は、「光る胎盤って言うけど、それほど光ってないし」と疑問をもつでしょう。

なぜ、笹井博士が記者発表資料で使用した、適正露光の胎児と、適正露光の胎盤を組み合わせた『科学的に正しい』画像を使わないのでしょう? ↓


 
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写真の科学的な原理を知っていれば、あんな暗い写真を使わず、この笹井博士の記者発表資料で使用した適正露光の胎盤と、適正露光の胎盤の写真を並べて表示するのが正しいということが分かるはずです。


こんなもので世界一流の科学者であった笹井博士の命がけの反論がド素人の悪意に満ちたインチキサイエンスライターに切り捨てられるのだから、たまったものではありません。

さらにこれが錦の御旗となって、この記事に呼応し、小保方博士を始めとしたSTAP共同執筆者、関係者、STAP研究に対する、誹謗中傷が、明らかに組織的にネット上に氾濫しているのです。


参考に今まで再三ご紹介してきた胎盤の蛍光が良く分かるように、【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスの胎児と胎盤を誘引した写真をデジタル増感した写真を再掲します。


 
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それから、ネイチャー論文では、『ESキメラ』と記載があって、あとでひと悶着があった上段aのいずれにせよ、胎盤が多能性マーカーが光らない中央画像と、下段b【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスの画像をもう一度ご覧ください。


 
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それぞれ、aの中央画像と、bの中央画像を胎盤が光るようにデジタル増感した画像を比較します。


 
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↑これを見ても、ちゃんと【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスは多能性マーカーが光っていることが分かります。


さらに、笹井博士の資料の画像の組み合わせの方が科学的には正しいというのは。


それは前回にご紹介した丹羽博士のセル誌論文の画像で確認することができます。↓

 丹羽博士の2005年12月セル誌論文【Volume 123, Issue 5, p917–929, 2 December 2005 Article “Interaction between Oct3/4 and Cdx2 Determines Trophectoderm Differentiation”Hitoshi Niwacorrespondenceemail, Yayoi Toyooka, Daisuke Shimosato, Dan Strumpf, Kadue Takahashi, Rika Yagi, Janet Rossant】 =
http://ac.els-cdn.com/S0092867405009116/1-s2.0-S0092867405009116-main.pdf?_tid=7e89bc84-1335-11e5-ace4-00000aab0f02&acdnat=1434355798_fc9d4e29ed66fbd224ed35bbf8d0b28e

↑のES細胞由来のキメラマウスの胎児のみ光る画像Kと、TS細胞由来キメラマウスの胎盤のみ光る画像Jを見ても分かります。↓


 
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上の画像Kが、ES細胞を由来のキメラマウスで胎児は多能性マーカーによって、鮮やかに光るのですが、全く胎盤は光っていません。

下の画像Jが、胎盤を誘引するTS細胞由来のキメラマウスで、こちらは、多能性マーカーによって、胎盤は光っているのですが(但し、ES細胞由来の胎児ほど光らない)胎児は光らずに真っ暗に写っています。

ところが、上の画像Kの胎児ほど、下の画像Jの胎盤は光ってくれないのです。


◆ つまり、多能性マーカーは、胎児においてより、胎盤における方が光量が少なく写るのです!


それでも、画像JのTS細胞由来キメラマウスの胎盤はまあまあ光っています。

何故かというと、比較対象すべき胎児が全く光っておらず、容易に胎盤に対する適正露光の写真が撮れるからなのです。


ですから、若山博士が作成したFI幹細胞由来のキメラマウスの光る胎盤は胎児に比べて暗く写っているのは、この画像が真正であることのなによりの証拠なのです。

である以上、STAPの存在を否定し去ることができないのです。


STAP現象に対する反証仮説が今もってなお、存在しない以上、小保方博士が『悪意』による研究不正を行った可能性は、ゼロなのです。

さらに、検証実験において、小保方博士の責任範囲であるES細胞の完全にシャットアウトされた状況で、ES細胞ともiPS細胞とも違う形状、大きさ、性質を持つSTAP“様”細胞まで、小保方博士本人のみならず、丹羽博士によっても樹立できた以上、小保方博士の研究不正を行う根拠は絶対にないのです。

まして、何者かによる悪意の故意によるES細胞のコンタミという研究妨害があった可能性が極めて大きい以上、小保方博士のみが4点も研究不正を認められたということは、非常識極まりない、不当な判定なのです。


それで光る胎盤の低い輝度について話を戻しますが、露光というのは、極めて相対的なものなので、胎盤より胎児の方が圧倒的に多能性マーカーの発現による光量が大きい場合、それが同じ画像内に一緒に写るFI幹細胞由来の光る胎盤は、光る胎児に比べて、圧倒的に暗く写るに決まっているのです。


試しに、丹羽博士のセル誌論文のES細胞由来のキメラマウスKで胎児だけ光った部分と、 TS細胞由来のキメラマウスJの胎盤だけ光った部分を、切り貼りレタッチで合成します。


 
イメージ 10



明るめに写っているはずの胎盤はこのように単純に合成してさえ、胎児に比べて暗いのです。本当は同じ露光で写していたら、胎盤はもっと暗くなっていたはずなのです。

胎盤がちゃんと写るようにデジタル増感で露光を上げます。


 
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そうすると、FI幹細胞の光る胎盤に露光を合わせた時と同様、胎児は露光オーバーで白飛びして潰れています。

さらに、前回ご説明したように、日経サイエンスや毎日新聞の須田氏がつけたイチャモンが本当だとしたら、血液が流れているから他の部分より光るはずの、血管はより黒く写るということが際立つのですから、本当に馬鹿馬鹿しい話なのです!


デジタル増感して胎盤を光らせ、胎児を白飛びさせたFI幹細胞の光る胎盤の写真と比較してください。全く違和感が無いでしょう。


 
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それこそ、『(光る胎児と胎盤を誘引するFI幹細胞によってできた)この画像はSTAP細胞の存在を示す証拠能力を失うことになる』というデッチアゲの『根拠』とやらは、『完全に喪失』しているのです。

したがって、この画像の持つSTAP細胞の存在を示すきわめて重大な証拠的価値は、より重大になりこそすれ、全く毀損されていないのです。

ですから、STAP現象が存在しないという反証仮説は、今もって全く存在しないのです。

これだけでっち上げの因縁を付けられても、反証仮説が存在しない以上、小保方博士の悪意による故意の捏造による、研究不正は、論理的に完全に証拠能力を消失しているのです。

ここで、注意していただきたいのは、桂外部調査委員会は、単に研究不正を調査する委員会で、STAP現象が存在するかしないかを調べる委員会ではないことです。


あったりまえです。この分野でトップクラスのSTAPネイチャー論文の共同執筆者より明らかに劣る委員の方々は、そんな判定をする能力も権限も持っていないからです。

この委員会は、ただ単に研究不正を調査する人事に関わる判断を下す材料を、理研に提供するためだけの委員会なのです。

○科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)

↑の理化学研究所の内規というローカルルールの↓

第14条 研究所は、本調査【眼とろん星人注:科学研究上の不正行為の調査】の実施のため、研究所外の当該研究分野の研究者等外部有識者を含む調査委員会を設置する。

↑ という根拠規程以外の越権行為は断じて許されないのです。


STAPの有無について云々いう権限は桂外部調査委員会には存在せず、もし、STAPについて異論や、科学的な分析ができたのなら、個々人の研究成果として査読のある科学誌に論文を掲載すべきなのです。

その程度の委員会の調査結果の叙述を勝手にキリバリするどころか、嘘をトッピングして桂調査委員会が出したSTAPネイチャー論文の科学的真偽を正しく判定できる担保が皆無の結論を、まるで不磨の大典のように、創造主の御託宣のように神格化しているのです。


それから、STAPネイチャー論文の共著者として、丹羽博士が一番最後に参加されたことについて、

メディアにおいては、『小保方博士の研究不正によって得た捏造論文が、ネイチャーの査読に通りやすくするために、幹細胞の世界的権威である丹羽博士までまきこんだ』という悪意の報道協定が存在するようなのですが、

これは全く逆で、本当にFI幹細胞が光るようなSTAP現象は存在するのか、その分野の世界的な第一人者である丹羽博士にも確認していただくことによって、論文の精度を上げたというのが真相なのだと私は考えます。


 次回は、この写真の露光について卑近な例を用いて、詳細にご説明します。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その84) 【ファイルSI 88】2015.06.27 

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【ファイルSI 88】2015.06.27 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その84)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その8)

TS幹細胞由来のキメラマウス胎盤も、FI幹細胞由来のキメラマウス胎盤も、胎児ほど多能性マーカーが光らないという論証をした、前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55603345.html#55603987

◆ ES細胞マウスのコンタミ系統がどうのこうのということが、絶対に正しくて、じゃあ、それで、ノーベル賞候補者でもあった天才科学者の笹井博士が2014年4月16日行った記者会見に主張したことはどうなるんだ?ということです。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

科学研究面に関する説明資料2

「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」の例


 Oct4-GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4-GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること


◆≧徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】


↑ ,呂砲弔い討蓮悪意のSTAP潰しの人たちは、だんまりを決め込んでいます。

自分の都合の悪いことには黙っていて、次から次へと新たにでっちあげた嘘を吐き続けるというのは、例のいわゆる『従軍慰安婦』なる存在しないものを嘘ででっち上げ、世界中で、主としてアメリカを中心に日本人の子弟をターゲットに、組織的で陰湿ないじめをしている人たちと、ビヘイビアが同じなのでした。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55478160.html

第一、桂 勲(かつらいさお)委員長のお名前を拝見して、演歌歌手の桂銀淑(ケイ ウンスク)さんと、3000本安打を達成した、名プロ野球選手の張本 勲(はりもと いさお)さんを連想してしまったのですが、名前の印象だけで先入観を持つことを強く戒めてきた私ですが、一体何なんでしょうね?名は行動を表すというか。


ESのコンタミで全部説明がつくという桂外部調査委員会のふざけた結論は、じゃあ、光った胎盤について、そしてSTAP細胞特有の形状、大きさ、性質についてはどうなんだという矛盾を全くスルーしているのです。

これについては、

丹羽博士は、検証実験の記者会見で「『見たものは見たもの』その先がなくなってしまった」とおっしゃっていましたが、『なくなったその先』というのは、いずれも若山博士の実験なのです。

この論考については、後日に譲りますが、これだけ、石井・渡辺検証委員会、岸改革委員会、桂外部調査委員会の明白な疑義が積み残されているのに、小保方博士の研究不正は確定で、STAPも無いというのも確定だと言い切る人たちの精神構造というのは、いったいどうなっているのか私には理解が出来ません。


見たものは見たもの。あったものはあったもの。しかも何者かによるES細胞の悪意のコンタミがあった以上、どうしてこんなに荒唐無稽な結論で納得できるというのでしょう?

生物というのは、理論通りになりません。だから生物(ナマモノ)だというのです。

ヒトゲノム計画というのがあって、人間の全染色体の遺伝子解析が出来たら、人の設計図が分かるという触れ込みだったのですが、結果はヒトの全DNA約30億対のゲノムの塩基配列が明らかになったのに、生命の成り立ちのメカニズムは、一向に分からず設計図というには程遠かったようです。


遺伝子の系統がどうこうとか、トリソミーがどうのとか、調査委員会の報告やら、遠藤高帆氏というネイチャーに投稿した論文がボツった研究員が行ったネットに公開されている残存STAPデータ解析で、STAPは完全否定されたと、日経サイエンスも、毎日新聞環境科学部も断定しているようですが、笹井博士、丹羽博士の指摘や、検証実験の結果との齟齬を完全に無視するというのは、科学なのですか?


なんなら桂外部調査委員長に聞いてごらんなさい。「本調査委員会は、研究不正の調査委員会だから、それ以上の結論はだしていないはずだ」と答えるに決まっているのです。


私は解剖学者で東大名誉教授の養老孟司氏の著作で、解剖実習の学生【日本の大学偏差値トップの天下の東大医学部】が献体してくださった患者さんの解剖観察結果と、教科書の記述が違っていたので、「先生、この患者さんの体は間違っています」と本末転倒のことを言ったという話を書かれていたことをうろ覚えなのですが、思い出しました。


生物学というのは、まず生物という実態というか現象があって、それを理解、説明、分析、応用するのが学問であり理論なり、学説なのです。

実際にあったもの、見たものが分析と違うから、それを無視して分析を優先するというのは、養老氏があきれ果てた解剖実習の東大医学部学生のようなものです。

しかも、ネイチャー誌は、まさしくフランシス=ベーコンに代表されるイギリス経験主義の流れをくんだイギリス実証主義本場の科学誌です。


イギリス実証主義といえば、日本帝国海軍のイギリス留学経験者、高木兼寛軍医総監の話が有名ですよね。

かつての日本の軍隊に多かった病気に「脚気(かっけ)」があって、軍人の三分の一以上が脚気を患っていたそうです。兵士が摂る食事が原因と考えた高木総監は兵士達に肉やコンデンスミルク、パン、麦飯を摂らせてその数を激減させます。

何が理由か分からないけれど、食生活を変えたら、脚気患者が減ったから、これが効果的だからとにかく取り入れようという考え方。

これがイギリス実証主義です。

『なんか分からないけれど、特殊な酸刺激や物理的刺激で細胞が初期化して、しかも、その細胞をTS細胞用のFgf4培地で培養して増殖能を与えてキメラマウスを作ったら、胎児や胎盤の多能性マーカーが光ったんですよ。これって、iPS細胞でも、ES細胞でも見られない、より初期化の進んだ特徴でしょ?』で現象論の論文としてOKなのがイギリス実証主義の学問の伝統です。


その、高木軍医総監に猛反発したのが、脚気の原因としてドイツ学理主義の立場から脚気菌の存在を信じるドイツ医学の信奉者(陸軍や帝国大学医学部)でした。

その急先鋒が、ドイツに留学し著名な細菌学者コッホに師事した経験のある陸軍軍医総監、森林太郎、すなわち、かの有名な大文豪、森鴎外!

食事を改良しなかった陸軍は日露戦争の戦死者47,000名に対して、脚気による死亡27,800名という多大な犠牲者を出したにもかかわらず、陸軍軍医総監森林太郎(鴎外)は頑なに食事の変更を拒んだということになっているようです。

明治43(1910)年、鈴木梅太郎がオリザニンを発見、その後脚気はビタミンB1欠乏症であることが判りました。

という逸話が、吉村昭氏の小説「白い航跡」に載っているそうです。これについては、諸説あるようですが、ここでは、なんか一方的に森鴎外さんが悪者になっているのです。

勿論、ネイチャー誌は英語で投稿しなければなりません。日本人はもとより、ドイツ人も例外ではありません。

以前は、お医者さんはカルテ【独:Karte】とかクランケ【独:Kranke】とかドイツ語を使っていたのですが、カルテ【英:メディカル・ヒストリー、メディカルレコード=medical history, medical record】はまだ使うようですが、クランケ【患者←英:ペイシェント=patient】となるとどうでしょう?今は医学論文も世界的に英語です。


だから、当然、イギリスネイチャー誌も、メディアの皆さんがお好きなグローバルスタンダードとやらでも、調査委員会の系統解析や遠藤某研究員の、うたうだと言っているデータ解析より、それでは説明のつかないキメラマウスの光る胎盤の写真の方を重視することになります。

だからこそ、私は笹井博士の現象論的指摘にこだわるわけで、これに対する有力な反証仮説は提出されていないと言っているのです。


ちなみに1910年の鈴木梅太郎博士に遅れて、翌1911年には、ポーランドの医学者カシミール・フランクがイギリスの研究所で、コメ糠からビタミンB1を抽出することに成功し、フランクは、これを「生命活動【バイタル:類義語にバイタリティーがある】に必須のアミン」という意味で「バイタミン=ビタミン」と命名しました。

ところが、1929年のこと。

ノーベル化学賞は、アルコール発酵における補酵素(ビタミンB3)の発見に対して贈られ、生理学・医学賞も補酵素である、ビタミン(ビタミンB1)の発見に対して贈られたのですが、受賞者は、ビタミンの存在を発表した、オランダの病理学者クリスティアーン・エイクマンとイギリスの生化学者フレデリック・ホプキンス。

そこには、鈴木梅太郎博士の名前もカシミール・フランクの名前もありませんでした!

冗談じゃありません。これでSTAPが証明されて、小保方博士がノーベル賞を取り損ねたら、その責任は誰が取るのですか?!

インチキマスメディアやサイエンスライター、科学者、政治家はバックレるに決まっているのです。

笹井博士の自死も、なんか小保方博士のせいにしてますよね?この人たち!


それで、 今回は、

◆ 『写真は肉眼で見たままに写らない』ということは、写真を撮った人なら大抵経験のある『逆光で顔が暗く写る』ことで分かるはずなのに、そんな写真のイロハも知らない人があまりにも多いこと!


ということについて説明いたします。

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

それで、前回は、FI幹細胞由来のキメラマウスの胎盤は、胎児に比べて光りにくく、低輝度であることを、丹羽博士の論文のES細胞由来の胎児のみ光るキメラマウスと、TS細胞由来の胎盤のみ光る画像を比較したうえで検証いたしました。

それで、まず例のごとくSTAPネイチャー論文の光る胎盤画像の原本です。↓


 
イメージ 1



下段bの中央が光る胎児と胎盤で、その右が胎盤に露光を合わせた画像です。

この写真大国日本において、写真の露光について、もう信じられなく、トンデモナイいいがかりをつけている意見がネットに見受けられますので、詳しく説明します。

FI幹細胞由来の胎盤も胎児も光るキメラマウスの写真を胎盤の露光に合わせて私がデジタル増感加工をした、これまたお馴染みの画像を再掲します。


 
イメージ 2



↑ それで、ネットを見たら、「胎盤に露光を合わせたら、胎児が白飛びするからインチキだ、胎盤は光っていない」とかなんとかおかしなことを書いている記事が上位にヒットするのです。

↑ この人はこう言っているのと同じなのです。↓

逆光で露光補正せずに撮った白人の写真があったとします。

それで、影になり黒く潰れた顔に合わせて白人特有の白い肌になるように露光補正をすると、背景は露光オーバーになって、白飛びするはずです。

その写真を見て、『この写真は顔に露光を合わせたら、背景が白飛びした。だから、この写真の被写体は白人ではなく、黒人に決まっている!白人を写した写真だというのは嘘だ!』


↑ 本当に馬鹿も休み休みにしてもらいたいものです。もう、本当にここはカメラ大国日本なのですかね?

ひょっとして、これを書いた人は、日本人に成りすましたカメラについて無知な外国の方じゃないのですか?


写真を少しでも齧ったことがある人なら、『ラチチュード』という言葉を知っているはずなんですよ。『ダイナミックレンジ』とも言います。

ラチチュードというのは、『感光材料(写真フィルムなど)が、画像(階調の集まり)として再現できる露光の範囲のことで、

ラチチュードが広いと、露光オーバーやアンダーになりにくく、逆光でも影が黒く潰れる(露光アンダー)になることも、明るいところが白く飛んで潰れることも(露光オーバー)になることも相対的に“比較的マシ”になります。


ラチチュードが狭いと、適正露光から少しでも外れると、その部分は露光オーバーやアンダーになります。

一般的に銀塩フィルムの、ネガフィルムはラチチュードが広く、リバーサル(ポジ)フィルム【いわゆるパワーポイントとかない時代に、スライド用に使っていたフィルムです】や固体撮像素子を用いるデジタルカメラのセンサーはラチチュードが狭い傾向にあります。


銀塩フィルムがデジタルカメラによる撮影にとって代わられるまでは、ラチチュードが広い方が扱いやすいため、一般の人は、ネガフィルムを使い、印刷媒体に写真素材を使うプロはリバーサルフィルムを使っていました。


そのかわり、ネガフィルムは表現が無難で凡庸な写真になりがちなのですね。

撮ったフィルムは白黒写真のように、暗室で現像、焼き付けをすると大変なので、素人には無理ですからカメラ屋さんやDPEのお店にまかせっきりで、プロラボの手焼きを依頼しない限り、思ったように写真が仕上がることはまず、ありません。


一方リバーサルフィルムは、ラチチュードが狭くて初心者向けではないので、まず需要が少ないためフィルムが大変高価な上に、プロラボやフィルムメーカーの現像所に集荷して現像を行うことになるので、一般に現像が上がってくるまで時間がかかり、この費用も馬鹿にならないため、印刷媒体原稿としてリバーサルフィルムを使用するプロや、画質にこだわり見栄っ張りのハイアマチュアが愛用していました。


ラチチュードが狭い分、露光を合わせるのが大変で、露光計を使ったり、段階露光といって、同じフレーミングで露光を少しずつ多段階にずらした写真を何枚も撮ったりしました。プロのカメラマンのモデルを使った撮影では、先にポラロイドで試し撮りをして、露光を確認してから撮ったりすることもあったようです。


フィルムは撮ったらそれで終わりなので、プロのカメラマンになろうとすれば、カメラやレンズや三脚は勿論、フィルムを湯水のように使うので、お金が、まるで羽が生えたように飛んでいきます。


デジタルカメラになって、その場で写り具合が確認でき、失敗したら削除して撮り直しができて、撮影後もレタッチによる修正が効き、フィルム代などというものを殆ど意識しなくて撮り放題の世の中が来るなどというのは、まるで夢のようです。


そのかわり、リバーサルフィルムは、陰影の深いダイナミックな作画意図を反映しやすく、階調も美しく、個性的な写真が撮れます。私もかつて、フジクローム・ベルビアを愛用していたことがありましたが、その個性的で美しい発色の魅力は、本当に捨てがたいものがありました。


写真撮影のことについて延々と説明してきましたが、

◆ ラチチュードが比較的広いネガフィルムでさえ、肉眼と比較すると比較にならない程、それが狭いのです!


カメラフィルムや、デジタルカメラのセンサーは、人間の目と比べて極めて性能が悪いんです。

特に露光の感度については。

例えば、逆光で写真を撮ると、陰で顔が黒く潰れますよね。

それで顔に露光を合わせて撮ります。最近は逆光用のモードがカメラに搭載していたりしますから、


でも、顔に露光を合わせると背景が白く飛んで潰れるんですね。

人間の目で見たら、そんなことはありません。顔も見えるし背景の景色も見えます。それに機械がかなうわけがないのですね。


だから、カメラを構えて、目で見てその通りに写ると思ったら、失敗するんですよ。

一つは、人間の目はラチチュードがフィルムやデジタルセンサーと比較にならないくらい、べらぼうに広いからです。画素も細かいし、また、脳でも入って来た視覚情報の画像処理をしていますから人間の体は本当に凄いのです。

4Kテレビだ、8Kテレビだ、3Dだって言っても、実像との区別は歴然と付きますよね。人間はものすごく目が高性能に発達した生物なんです。

自然な写真と言いますが、カメラの描写力は、人間の目と比べてごく限られたものでしかないため普通に写真に撮ると、絶対に不自然に写るものなのです。


◆“写真は肉眼で見たように写らない!”

多少なりとも写真をやってる人なら、これを大前提で写真を撮るわけなんですよ。

皆さんが免許証やパスポート用に撮った写真で、日頃実感なさっていることです!

大抵は、捕まった指名手配犯みたいな人相に写るのです。それが写真なのです。写真は決して『真』なんて『写』しません。


大体、適正露光に絶対値はありません。

他人の目を借りて見たことが無いので、確認しようがありませんが、人によっても違うでしょうし、同じ人でも歳をとると、若いころより世界が暗く見えているはずですからね。


それでですね。例の光る胎盤の写真です。↓


 
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↑ これを見るとあまり胎盤は光っていません。

当たり前です。デジタルセンサーを用いても、銀塩フィルムを用いても、ラチチュードが狭い写真に撮るとこう写るに決まっているのです。

若山博士は当然目視で撮影しているわけです。

目で見ると、もっと鮮やかに胎盤は光っていたはずです。

胎児に比べて胎盤の方が多能性マーカーが光りにくいということは、前回論証いたしました。


胎児より少し暗くは見えたでしょうけど、これほどの差は目で見てなかったはずなんですよ。そんな基本的なことも分かっていない連中が、世界でも一流の科学者たちに誹謗中傷の悪罵を投げつける。

本当に何を考えているのでしょう。


それについて、説明するにあたり、私が撮った写真を使えればいいのですが、私の撮影する愛すべきモデルさんは、ライティングのセットが出来ない、こんな人たちばかりなので、露光の説明にならないのです。↓

【寝ているホッキョクグマさんの赤ちゃん(女の子)=もちろんストロボ発光は厳禁】
 
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露光にシビアで、ライティングに細心の注意を払う、プロのカメラマンはどうするか。

とても参考になる画像を見つけたので、これで説明させてくださいね。

世界的な権威を持つ科学誌のSTAPネイチャー誌論文のSTAP細胞由来のFI幹細胞キメラマウス胎盤証拠写真の技術的解析という科学教育目的の『学術的“引用”資料』という見地から、敢えて、「プロのカメラマンは、どれだけ『凄いテクニック』を『自然な写真』を撮るために駆使なさっていのかという説明をプロの仕事に対する敬意の下、画像サイズを縮小加工したうえで“引用”させていただきたいと思います。


LAUGHY【ラフィ】より科学的分析資料としてサイズ縮小の上引用

 http://laughy.jp/1410839587979112324
 出典:livedoor.4.blogimg.jpの当該写真をクリックして出てくる拡大写真

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とてもナチュラルで、被写体である女優さんの普段着の素(す)の魅力が良く出た素敵な写真です。

昔、『理想の男性はジーパンに白無地のTシャツが似合う人』っていうのがあって、だったら男前じゃなくて、スタイルが良くなかったら、誤魔化しようが無いじゃないか!というのの女性バージョンです。素材の良さを活かそうとしたら、シンプル・イズ・ベストなのです。

ところが、写真は、人間の目のような性能を持っていません。モデルさんを同じ人にしても、アマチュアにはこんな写真は撮れません。実はこの写真はプロのカメラマンが撮影した典型的な作例なのでした。

それで、プロのカメラマンは、自然な写真を撮るために、プロの技術を駆使しているわけです。

こんな具合に。↓


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素人は失敗するので、太陽が自分の背中側に来るように構えて、順光で撮るのですが、順光は顔が明るく写るので平板なのっぺりした写真になるのですね。

それでプロは立体感を出すために半逆光で撮ることが多いのですね。逆光の方が実はきれいに写るんですよ。


大抵のプロのロケ写真は逆光や半逆光で写します。写真向かって斜め後ろから日光が射しています。

こうすると、髪の毛の輪郭がシルエットになって光るのですね。

逆光で影になるので、写真向かって左前方の上方から見下ろすように発光光源を照射し影を光で起こします。

写真向かって右下から輝度の低い反射光源。そうすることにより、陰影が出て、あごのラインがシャープに出て小顔が引き立つのですね。

頭のてっぺんまで写さず、途中で切ったフレーミングは、典型的なプロのカメラマンの仕事です。


このレベルの女優さんをモデルにするような有名カメラマンなら、先に助手が大まかなライティングのセットをして、カメラ内蔵の露光計を使わずに、顔の当たりにこういった露光計をあてて、


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事前にストロボ発光テストをやって、適正露光を決めているはずです。あとは偉いカメラマンの先生がいろいろ指示をして微調整してモデルさんに声をかけたりポーズの注文をしたりしながら、シャッターを何百回と切るわけですね。

多分50mmF1.4等の肉眼に近い画角の明るいレンズを開放から一段絞り、被写界深度(ピントが合う範囲)をとても浅くして、寄りで撮っています。

そうすると顔だけに焦点が合って、表情が際立つのですね。


ピントは目に合わせています。髪の毛は既にフォーカスが緩んでソフトになっています。

ですから、腰や後ろに写っている木戸なんかは完全にアウトフォーカスなのです。


例えば、畳の目を見てみると、ピントが画面より手前で合点しているので、アウトフォーカスになっています。

 
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顔のメイクさんとか、ヘアメイクさんとかスタイリストさんとか、アートディレクターとか編集者や出版関係の方とかマネージャーさんとかスタッフがぞろぞろ背後にいるはずなんですよね。


目の部分を拡大すると、ライティングの大まかな分析が出来ます。

 
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発光光源は、瞳に映っている光の形から、ストロボ光をバウンス用アンブレラに反射させたか、↓


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もしくは、ディフェーザーを前面に張ったライトボックスを使用したものと思われます。


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いずれにせよ、カメラとシンクロコードでつないでシャッターと同期させたストロボ光を柔らかい光にして照射しているわけですね。

そうすることにより、逆光の影を明るく照らすとともに、少女漫画のお星さまがキラキラ光る瞳のような、キャッチライトの役割を兼用させています。

目の右下にうっすらと写っている反射光源は銀レフじゃなくて、輝度の低いマットな紙か布を当てているのだと思います。

人間の目だとキャッチライト以外はこんな大がかりな仕事をしなくても、この写真以上細密に見る事できるはずなのですが、肉眼より遥かにスペックにおいて劣る写真で表現しようとすれば、これだけのことをしてやらないと駄目なんですね。

つまり、結局何が言いたいかというと、肉眼で見たままの自然な写真を撮ろうとすると、こういった極めて不自然で大掛かりな仕掛けが必要になってくるのです。

 

◆ 人間の目より、遥かに性能=スペックの劣った写真は、絶対に肉眼で見えたようには写らない!

これが写真の大前提です。だから、プロカメラマンなる職業が成立するのです。もちろん、撮った後のレタッチである程度画像の補正をすることも可能ですが、そうすると画質が落ちるので、プロは、レタッチは最小限になるように撮影するわけです。


それで、再掲しますと、若山博士のSTAP細胞をTS細胞用のFgf4培地で培養して得たFI幹細胞で作ったキメラマウスの写真は、こうなっています。


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それだと、胎盤の多能性マーカー寄与による発光が分かりにくいので、笹井博士は、科学的に厳密に、挿入ラインを入れたうえで画像b下段右端の胎盤に露光を合わせた画像を挿入して記者資料用に作成したわけです。


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↑ これは、科学論文の説明用画像としては、適切な処置です。

なぜなら、こちらの方が、ラチチュードが途方も無く広い肉眼で見た状態に近いからです。


若山博士も小保方博士も、胎児の方が胎盤より若干光って見えたとは思うのですが、写真ほど胎盤は暗く見えなかったはずなのです。暗いところで発光体を写すと、ラチチュードがただでさえ狭い写真が更に狭くなるため、肉眼以上に少しの光量の差がデフォルメされるのは当たり前なのです。

少しでも露光に差異があると、ラチチュードが狭い写真は、胎児より胎盤の蛍光が少しでも暗い場合、胎盤に露光を合わせると胎児が白飛びするのは当然なのです。

胎児に比べて、胎盤の方が多能性マーカーが光りにくいということは、前回に論証した通りです。


それで、眼とろん星人が、レタッチ処理で胎盤部分だけを独立にデジタル増感による適正露光にして、加工して整えた写真がこれです。


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↑ これが実際に、若山博士や小保方博士が肉眼で見たイメージに近いはずなのです。

ただ、このようにレタッチで胎盤だけ露光補正をすると、画像改ざんの惧れがあるので、若山博士は、ちゃんと別枠で右端に多能性マーカーの寄与が分かるように胎盤に露光を合わせた画像を科学論文のルールに従って、正しく掲載しているわけです。

それを何ですか?!誹謗中傷本の『捏造の科学者 STAP細胞事件』須田桃子著 文芸春秋社 口絵に引用されている光る胎盤の原本より露光アンダーの暗い胎盤の写真は!↓


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ここまでして、STAPを無かったことにしたい悪意の画像に悪意で虚偽のキャプションを付ける理由を知りたいのですがね!

ついでに、画像上段aのESキメラと書いてあるのに、同じSTAP細胞だったとか、露光がどうのこうので、この画像だけ取り下げれば良いものを、若山博士が取り下げ勧告を受けなかったにもかかわらずレター論文全体を謎の自主撤回した、上段中央の光らない胎盤の画像です。


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これを胎盤だけ肉眼で見たらこうだったであろう露光までプラス補正します。


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やはり、胎盤は光らず形も違うので、ES細胞由来もしくは、STAP幹細胞由来のキメラマウスだということが分かります。

胎盤の胎児に隣接している右上部分がやや光って、中央部のでっぱりがうっすら光っているのが、胎児の蛍光の反射光だということの何よりの証拠で、この写真でも、胎児部分の血管が光るどころか黒くなっていることが明瞭です。

血管を介して入り込んだ血液が胎盤を光らせたごくごくレアケースでみられるらしいという【それを例示した写真を毎日も日経サイエンスも出していない以上、この説は本当かウソかあやしいものです】現象じゃないなんて、胎盤の切片を調べてみるまでもありません!


それで、目視に近いレタッチ加工をした画像上段a中央の、胎児は光るが、胎盤は光らないES細胞由来もしくはSTAP幹細胞由来であろうキメラマウスの画像を左に、胎盤も胎児も光り、胎盤も光るFI幹細胞由来のキメラマウスを右に配置し、比較します。大きさも右下のスケールが大体同じになるように合わせました。


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↑ これが日経サイエンスの悪意に満ちた脳内で変換されると、光らないどころか逆に黒く写るということが明白である血管を、異様に光らせる!元画像の存在しない捏造インチキイラストになるのです! ↓


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↑ この人たちは、サイエンスライターを名乗る資格はありません。『捏造の科学者 STAP細胞事件』と『日経サイエンス』を読んでおかしいと思わなかった人も、科学の世界から退場してください。

小保方博士のデッチアゲの研究不正とやらは、最初、例のレーンの挿入とか続々と疑義だ疑義だとでっち上げられたわけですが、とかく写真というのは、『肉眼で見たまま写らない』ために、いろいろと、論文を読む人が分かりやすいように画像を工夫しなければ見られたものではないのです。

それをついうっかりとか、知らずに枠で区切って別露光で撮ったとか、別画像を挿入したとか明示しないというミスはしょっちゅう起きるわけです。


だから最初のSTAP検証委員会における石井委員長や、小保方博士を叩いた急先鋒の、あの几帳面な九州大学の中山博士の論文でさえ、悪意のネットユーザーに画像に疑義があると因縁が付けられたのです。

その画像や資料によって導かれる論文の結論と決定的に齟齬や矛盾、乖離が生じ、しかもそれが意図的であると明確な場合はねつ造と言えるかもしれませんが、結論に影響を与えなければ『悪意』とはみなされず、これは単なる『ミス』もしくは『意見の相違』なのであって、絶対に『研究不正』ではないのです。

それを、声だけやたら大きい嘘をついても平気で、その嘘がばれたらまた次の嘘をつく連中に小保方博士は、「『捏造をおこなった』という捏造」でもって、叩かれ、ついにこれから、どれだけ日本の科学を進歩させたか想像もつかない重要なCDBは解体、笹井氏の自死という許しがたく取り返しのつかない歴史的重大事件が発生したのです。

日本科学史上恥ずべき汚点として、特筆すべきする問題なのです。


それを理解力が致命的にかけている素人が政治的土俵に引っ張り出して、有能な研究者や研究を潰すための最も有力な手段が『研究不正』のデッチアであるということが、今回全世界に向け、白日の下にさらされたのです。【この騒動は外国の影もちらつきます】


これで、今回の騒動を仕掛けた連中は味をしめ、今後、第二第三の小保方博士、笹井博士は出てくることは間違いありません。というか、現実にもう出ているようです。

それよりもまず、研究者は今回のこの馬鹿げた騒動のおかげで、なんら創造的価値を生まない、些末な論文のミスの虱潰し精査校正に、多大な労力を負わなければならなくなったわけで、犯人にとっては、『日本の科学の進歩を妨げるという目的』からすれば、大戦果なのです。

例えば、例の暴力ストーカー人権侵害公平中立義務放棄番組『NHKスペシャル』におけるネイチャー誌フィリップ・キャンベル編集長の言葉を思い出してください。↓

「私たちの審査方法を見直したところ、画像の加工に、もっと注意を払う必要があることが分かりました。研究機関のリーダーたちが、多忙なことは理解できますが、発表される論文が、あるべき基準に達するように、ほんの少しで良いので、時間を使ってほしいと思っています」【41:19 】

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55136810.html

↑ と本当に小保方博士のおかれている立場を理解なさって同情的です。

なぜでしょう?それは、ネイチャー誌の本国イギリスでは『かつて 1980 年代にサッチャー政権によってもたらされたイギリス科学技術の衰退の再現を恐れる意見も多く、カーン事務局長は、「競合国のいくつかは将来を見据えているのに、イギリスの科学技術は切り詰めるので大変になりそうだ」と述べている』

『6 政治の中の科学技術―イギリス CaSE の事例 澤田 大祐』P9(表記はP117)より。2010 年 4 月にイギリスを訪問し、科学技術政策に関する調査を行ったことに際しての考察文書。
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/document/2011/201003_07.pdf

↑ これでもうイギリスの科学者の研究環境は、日本同様酷いことになったわけです。

【ちなみにこの明らかに失敗だった、この当時のサッチャー政権教育改革をまるパクリしたのが、例の橋下大阪府知事・市長だったのです!】。

それで、研究員や技官が大幅に削減され、研究者はもう研究より雑務に追われて研究どころの騒ぎではないわけなのですね。

こんなものいちいち不正だねつ造だと言いだしたら、イギリスの科学は崩壊するでしょう。


ちなみに、若き日の山中伸弥博士は、アメリカ留学から意気揚々と帰国して、思う存分自分の研究ができると思って意気込んだら、人も予算も無くて、実験マウスの面倒を見るのに時間が取られて、実験どころではなく、ほどんど挫折しかかったとおっしゃっておられました。

今でも、このノーベル賞受賞者が、裏方である事務屋さん等のスタッフの安定雇用等のための基金の寄付を募るために、マラソンなんてしなければならないのです。

こういうトライアンドエラーの世界の基礎医学では、もう重箱の隅を楊枝でほじくるような因縁がつけられたら、研究はストップしてしまいます。

しかるに、こういうデッチアゲで大騒ぎして何ら罪もない研究者や研究を潰しておいて、一方では、実際に大きな利権がらみで、しかも重篤な薬害被害が出ている子宮頸がんワクチンの許認可にあたっての審議会が、なんと子宮頸がんワクチンの専門家抜きで許可の結論が強引になされたという許しがたい重大問題は、まったくメディアはとりあげようとしません。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54304735.html

↑ 私が記事にしたように、子宮頸がんワクチンの副反応の問題は、愚かな平成21(2009)年9月29日 薬事・食品衛生審議会の招いた人災なのであって、私の得た情報は、堂々とネットに公開されている公文書情報なのです。


メディアは、日頃、知る権利知る権利と言いながら、堂々と公開されている政府文書を読みもせず、他方で、わけのわからない責任を何ら問われないネットや内部告発をさらに恣意的にふくらまして、こういうSTAP捏造という捏造を平気ででっち上げる、恥知らずで卑怯者の集まりなのです。

本当に日本の科学ジャーナリズム、メディア、政治家は愚かです。

まず、今の馬鹿げた硬直的な理研のコンプライアンス規程を元に戻して“規制緩和”することが、日本の科学を守る喫緊の課題なのです。


科学の問題は科学の世界で結論を付ける。調査委員会なんて組織で一方的に結論づけるのは、科学に対する冒涜以外、なにものでもありません。

次に続きます。

京都水族館のペンギンさんは通りの名前がついているよ(上)。 【ファイルC290】2015.07.02 

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【ファイルC290】2015.07.02 京都水族館のペンギンさんは通りの名前がついているよ(上)。

さすがは古都京都の水族館だねえ。

 去年の秋に行った京都水族館の記事が溜まっているので、今更ながらご紹介するのでした。
 前回のオオサンショウウオさんの記事はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55438127.html

今回は、京都水族館のペンギンさんたちの記事です。

それで新しくできた京都水族館には、ケープペンギンさんがお住まいなのでした。東京の上野動物園にもお住まいだねえ。

ケープペンギンさんは、ナミビア南部から南アフリカ沿岸部を繁殖地とするので、2010FIFA南アフリカワールドカップサッカーの時には、いろんな施設で日本代表チームの応援をしたペンギンさんです。


私が行った時は『ペンギンペタペタタイム』というのをやっていました。

ペンギンゾーンの扉を開けて、ペンギンの皆さんが、一般の人の通る通路をお散歩するというプログラムです。

今もやっているのか、京都水族館のHPを見たら、タイムスケジュールが見当たらないので、シーズンイベントのような感じなのかな?

京都水族館のHPはこちら。↓

http://www.kyoto-aquarium.com/

最初に出てきたのが多分“まるちゃん”。間違っていたらごめんなさい。


 
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この好奇心旺盛で喧嘩が強いらしい“まるちゃん”のように、京都水族館のペンギンさんの名前は、京都の通りの名前から付けられています。

例えば、この“まるちゃん”でいうと、『丸ちゃん【丸太町通(まるたまちどおり)】” 』という具合です。


古都である京都は、平安京以来、碁盤の目のように通りで区切られている条里制なのですが、東西南北の通りには古式ゆかしい名前がついています。

このことも含め、京都の人には京都こそが日本の本当の都(みやこ)だという強い自負というか、プライドがあって、その辺が、東京も含め他の地方の人にすれば、京都の人と接すると、なんか自分が田舎者扱いされているのではないかという疑心暗鬼に陥ることがあるのでした。


現在、住居表示という制度が特に都市部では積極的に導入され、政令指定都市では京都市を除いて採用されています。

それは、区画整理とセットで行われ、町や字(あざ)と、番地=街区符号(がいくふごう)、号=住居番号で示されます。札幌市は、条丁目制を用いているのですが、それでも制度としては住居表示に区分されます。


ところが上述のように政令指定都市の中でも京都だけが特別扱いの例外で、例えば、京都市役所の住所なら「京都市中京区寺町通御池上ル(なかぎょうくてらまちどおりおいけあがる)上本能寺前町488」というように、途中に「上ル」という表記が入っています。

主に、京都の住所の表示は、「その建物と直接面している通り」か「南北の通り」を先に表記して、その後にその「通り」と交差する、当該建物に近い方の通りを表記するのが基本的なルールなのだそうです。

先に表記した通りと後に表記した通りが交差している地点からみてその建物が北側にあれば「上ル(あがる)」、南側にあれば「下ル(さがる)」、東側なら「東入ル(ひがしいる)」、西側なら「西入ル(にしいる)」と続くので他所からくる観光客にとってみればややこしいのです。


例えば、マクドナルド 四条河原町店の住所は、下の地図のように『京都市下京区四条通寺町東入ル貞安前之町610-5』になります。


 
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お店の接しているのが四条通(しじょうどおり)、これと交差している最寄りの南北の通りが寺町通(てらまちどおり)で『寺町通』の『通』は省略されています。

その四条寺町(しじょうてらまち)の交差点の東側にあるので、『東入ル』なのですね。

住所は四条通寺町なのですが、阪急の『四条河原町駅』が最寄駅なので、四条河原町店なのでしょう。


京都は、人口147.4万人 (2010年)を有する100万都市=Megapolis(メガポリス)でありながら、京都の市街地においては例外的にこういった伝統的な呼び名がそのまま用いられているのが1000年の古都の貫禄なのです。


でも、通りの名だと、東西南北の順が良く分かりません。

それで、これを覚えるためのわらべ唄があります。↓


◆ まるたけえびすにおしおいけ あねさんろっかくたこにしき♪

それについて、『古都めぐり』さんのサイトから引用させていただきます。

http://www.kotomeguri.com/k_mame/toori_song.html

京都市内の通りは、唐の都であった長安にならって条坊制を採用し、東西南北に碁盤の目になっています。通りが碁盤の目状であったので、通り名を覚えるために生まれたのが通り唄です。


 
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◆ 東西の通りの名前の唄

まるたけえびすにおしおいけ(丸太町通・竹屋町通・夷川通・二条通・押小路通・御池通)

あねさんろっかくたこにしき(姉小路通・三条通・六角通・蛸薬師通・錦小路通)

しあやぶったかまつまんごじょう(四条通・綾小路通・仏光寺通・高辻通・松原通・万寿寺通・五条通)

せったちゃらちゃらうおのたな (雪駄屋町通・魚の棚通)

ろくじょうさんてつ(六条通・三哲通)

しっちょう(しちじょう)こえればはっくじょう(七条通・八条通・九条通)

じゅうじょうおうじでとどめさす(十条通)


◆ 南北の通りの名前の唄

てらごこふやちょうとみやなぎさかい(寺町通・御幸町通・麩屋町通・富小路通・柳馬場通・堺町通)

たかあいひがしくるまちょう(高倉通・間之町通・東洞院通・車屋町通)

からすりょうがえむろころも(烏丸通・両替町通・室町通・衣棚通)

しんまちかまんざにしおがわ(新町通・釜座通・西洞院通・小川通)

あぶらさめがいでほりかわのみず(油小路通・醒ヶ井通・堀川通)

よしやいのくろおおみやへ(葭屋町通・猪熊通・黒門通・大宮通)

まつひぐらしにちえこういん(松屋町通・日暮通・智恵光院通)

じょうふくせんぼんはてはにしじん(浄福寺通・千本通・西陣)


ついでに、これについて、話題として取り上げていた、

『まるたけえびす〜秘密のケンミンSHOW〜』という動画を見つけたので、貼っておきますね。



うまく観られないときはこちら。↓

https://www.youtube.com/watch?v=tazfm7eipQs

京都のタクシー会社の研修では、この歌を覚えるそうです。

これによると、『京都府民は東西の通りの歌は歌えるが、南北の通りの歌は歌えない!?』ということだそうです。

私も『まるたけえびす』の方は聴いたことがあるのですが、『てらごこふやちょうとみやなぎさかい』の方は知りませんでした。

どちらも江戸時代から作者不詳で伝承されていたのですが、南北の通りの唄の方が途中で一旦、忘れ去られ、再度見直されて広められてから時間が経っていないためなのだそうです。

だから、京都大学の山中伸弥博士も、京大卒の故笹井芳樹博士も、南北の通りの唄はご存じなかったのでは?と思われます。


“まるちゃん”の次に出てきたのが、いちばんのんびり“あぶらちゃん=油ちゃん【(油小路通(あぶらこうじどおり)】”です(多分)。


 
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きっとのんぎりして、いろんなところで油を売っているので、油小路通の“あぶらちゃん”なのでしょう。

この子は、この時、まだ生後10か月の赤ちゃんだそうです。

ペンギンさんは成長が早いから、今頃は、もう保護色の赤ちゃんの羽から大人の羽に新しく生え変わる「換羽(かんう)」をして、立派な若者になっているのでしょうね。

京都水族館のペンギンさんのお名前には、他に“えびすちゃん”、“あやちゃん”、“まつちゃん”、“ちゃらちゃん”、“はちちゃん”等々の名前が付けられているようです。


こちらが、仲良しご夫婦のペンギンさんで(名前は未確認)、前が奥様で喉が黒い後ろにいるのがご主人です。夫唱婦随ならぬ、婦唱夫随なのだねえ。


 
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ただ、てんでバラバラに通路を往復でお散歩するのだけなのですが、それぞれの個性、性格が違って、却ってそれが新鮮なのでした。


 
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好奇心旺盛で喧嘩の強い“まるちゃん”は肩で風を切って歩いています。


 
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なんか、高倉健さんみたいで、カッコいいのですが、いかんせん、リュックサックを背負うことが出来ないであろう、なで肩が、せっかくの迫力をそいでいるのでした。


ガンをつけてくる、まるちゃん。喧嘩上等だねえ。


 
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というか、好奇心満々で可愛いのです。こういう子は頭が良いんだろうねえ。


私のカメラのレンズが珍しいのか、こっちを見たままです。


 
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相対的に、コンパクトデジカメより、一眼レフの大きなレンズの方が、好奇心からなのか、警戒心からなのか、こっちを向いてくれるような気がします。

ということで、重い一眼レフやレンズを持ってうろうろしている自分の行動を正当化せずにはやっていられないのでした。

我が国の皇太子殿下が一眼レフより重い、中判カメラを肩から吊るして登山をなさっているシーンを拝見したことがあるのですが、殿下は、もう自然も写真も本当にお好きなのだなあと感心するとともに、畏れ多いことながら親近感を持った次第です。


結局、最後までもたもたぐずぐずしているのが、問題児のあぶらちゃん。


 
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お姉さんにせかされても、なかなか動いてくれません。


『急がなきゃ、門がしまっちゃうよお!』


 
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↑ って、羽をばたつかせて、急いでいるポーズを取りはするのですが、ペンギンさんは、それも、ましてや生後10か月の赤ちゃんですから、空を飛べるわけが無く、当然一歩も前に進みません。


人間にもいますよね。ゆっくり遅刻して来て、待ち合わせ場所の近くから急にわざとらしく走ってくる人が・・・。


こういう、人のいうことを中々聞いてくれないいい加減さが、いかにもペットではない野生なので、とても見ていて気持ちが良いのでした。


本当にペンギンさんは良いねえ。

ということで、(下)に続きます。

京都水族館のペンギンさんは通りの名前がついているよ(下)。 【ファイルC291】2015.07.06 

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【ファイルC291】2015.07.06 京都水族館のペンギンさんは通りの名前がついているよ(下)。

ペンギンの赤ちゃんはオネムだねえ。

前回に引き続き京都水族館にお住いのペンギンさんの記事です。


前回ご紹介した京都の通りの名前を覚える歌と、その時にやっていた、ゆかいなペンギンペタペタタイムの記事はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55615694.html

前回もご紹介しましたが、ペンギンさんの魅力は好き勝手な行動です。

その魅力については、おたる水族館のトレーナーのお兄さんの、言う事を全然聞いてくれないフンボルトペンギンさんの思いっきり無理がありすぎて、そのぐだぐださ加減が却って笑ってしまうという秀逸なショーをご紹介したことがあります。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/49679863.html

それでも、勝手気ままで、なんの苦労も無さそうな赤ちゃんは、こう見えて好奇心いっぱいなんだけど、他の欲求と戦う試練が試されるという厳しい生活を強いられているのです。


さっそくケープペンギンさんの赤ちゃんです。

こんにちは。


 
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いつになくご機嫌なペンギンのあかちゃんです。


目が合うと、なんとウインクをしてくれたよ。


 
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大サービスです。やはり小っちゃいながらも水族館の一員として観客サービスに懸命に頑張っているのでした。


ところが、なんとここで突然の睡魔が襲ってきたのです。


 
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↑ 瞼が重くなって半開きの目は、殆ど“眼とろん星人化”しています。

負けるな赤ちゃん!


少し持ちこたえます。


 
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でも赤ちゃんの精いっぱいの懸命な抵抗もむなしく、あっけなく睡魔に軍配が上がったのでした。


 
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寝る子はよく育つというからねえ。

でも、立ったまま寝るなんて器用だねえ。


こちらは成鳥です。


 
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やはり、ペンギンさんは、岩場とか、氷の上が似合うねえ。

それでもなんといっても、ペンギンさんがその能力をいかんなく発揮できるのは、水中です。


 
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空を飛ぶように、すいすいと泳ぎます。


 
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水中ランデヴーで、水の中でも仲良しさん。


 
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前回出てきたご夫婦かな?

 

ということで、さいごに手を振ってご挨拶。


 
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さようなら、元気でね。


随分と以前にご紹介したように、世界にお住いのペンギンさんは、全18種類です(亜種としての括り方にもよるのですが、一番オーソドックスな説では、そうなっています)。

野生種は全種南半球にお住まいで、北半球にもかつてお住まいだったペンギンさんは、絶滅しています。

従って、北半球にお住いのペンギンさんは皆さん全員が飼育されている人たちなのでした。

それで、北半球一ペンギンさんの飼育頭数が多いのがなんと我が日本国なのです。飼育技術も世界のトップクラスです。

そのため、野生ペンギンさんの保護のための国際会議には、野生種が生息していないにもかかわらず、日本からも会議に参加するよう要請があるのでした。

現在、日本在住のペンギンさんは、現存する世界のペンギン全18種類のうちなんと11種類が飼育されているのです。


物好きな私はその11種類の写真をコンプリートしました。えっへん!

現在日本在住のペンギンさん11種類の過去記事はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/51538691.html

 ということで、京都水族館はまだ続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その85)   【ファイルSI 89】2015.07.10 

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【ファイルSI 89】2015.07.10 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その85)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その9)

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55609277.html

◆ 日経サイエンスのトンデモ『血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』が正しいとすれば、実際にどういう画像が得られなければならないのか?

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

前回は、日経サイエンスのトンデモ『血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ』説と、トンデモ『引用元画像が存在しない血管が異様に光るインチキ捏造不正』イラストについて、視点を変えて論破いたしました。

それで、この光る胎盤の存在は、STAPの存否に関わる大きなメルクマールであるため、さらに考察を進めます。

これがあるかぎり、故笹井博士がおっしゃったように『STAP現象を前提にしないと容易に説明できない』ため、STAP現象は『STAP現象は現在最も有力な仮説と考える』という結論しか出てこないため、

必然的に、それは取りも直さず、小保方博士に悪意に基づく故意の研究不正が無かったことを意味します。


今回は、サブタイトルのように、本当に、日経サイエンスのトンデモ説が本当なら、実際にどう見えなければならないか、これは容易に導くことが出来るのです。

お馴染みの例の若山博士が撮影したFI幹細胞キメラの光る胎盤のネイチャー誌原本です。【スクリーンショットを露光補正無しで掲載】↓

(STAPネイチャー論文のa, b, E12.5 embryos from blastocysts injected with ES cells (a) and STAP cells (b). Both cells are genetically labelled with GFP driven by a constitutive promoter. Progeny of STAP cells also contributed to placental tissues and fetal membranes (b), whereas ES-cell-derived cells were not found in these tissuesの画像)
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
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↑ 上段aの中央【ESキメラと書いてあるが、STAP細胞キメラだと若山博士が途中から言いだした画像《おそらくSTAP細胞をES細胞用のACTH培地で培養したSTAP幹細胞キメラと思われる》=胎児は光るが胎盤は光らない】を左に、

下段bの中央が胎児と胎盤の光る【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスを画像を右に配し、さらに私がレタッチで肉眼ではこう見えたであろう思われる画像に加工したものを再掲いたします。↓


 
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↑これが、日経サイエンス諸氏の悪意の脳内変換大嘘デッチアゲ捏造不正イラストだとこうなるわけです。↓


 
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ところが、論文画像abとも左端には、ちゃんと“Bright field”と表記してあるように明るい状態で写した、血管や血液が透けて見える画像が掲載されているのです。↓


 
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それで、リンゴの様なほっぺたの東北地方の雪ん子(ゆきんこ)ちゃんなんかが、頬が赤いのは、毛細血管が開いて白い肌に透けて見えるためですが、上記画像の赤みがかかった部分も毛細血管の血液が透けて見えているためそう見えているはずです。


◆ であるならば、

◆ この明るい状態のab画像左端を元に、日経サイエンスが主張するトンデモ『血管及び血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』を画像ab中央に適用しますと、

こうなるはずなのです。【眼とろん星人が『お絵かきツール』で作成】↓


 
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↑◆ こんな珍妙な画像は、無理やりデッチアゲ無い限り、この世に存在しません!

それが、何度でも繰り返しますが、日経サイエンス諸氏の悪意の脳内変換大嘘デッチアゲ捏造不正イラストだとこうなるそうです!↓


 
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日経サイエンスの人たちは、この前掲載したような空飛ぶ円盤の他にも、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55593653.html

こんなものや、↓


 
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こんなものも、↓


 
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↑見たことがあるはずなのです。

いくらなんでも、妖怪ウォッチが流行っているからというわけでもないのでしょうが、本人たちは、いろんなものが見えてさぞかし楽しいのでしょうね?

でも、こんなインチキイラスト、身内だけで楽しむのはご勝手ですが、出版して販売するのは、はた迷惑です。全く!

日経サイエンスの人たちには、こんなものの本物も見えているはずの動画。↓

テレビ東京系アニメ『妖怪ウォッチ』エンディングテーマ

『ニャーKB with ツチノコパンダ / アイドルはウーニャニャの件』 新映像より。

【歌:アイドルユニット・『ニャーKB with ツチノコパンダ』、作詞:秋元康、作曲:菊谷知樹】




 上手く観られないときはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=zHxLPUIQFQM

それにしても、秋元康先生は、自らのプロデュースした、日本の女性アイドルグループAKB48およびその姉妹グループのメンバーで構成されたアイドルユニット・『ニャーKBwith ツチノコパンダ』を妖怪ウォッチ人気にちゃっかりあやかって結成し、同アニメのエンディングに使うのですから、このあたりが、『おニャン子クラブ』の頃から、美空ひばりさんの遺作となった『川の流れのように』の作詞を経て、いまだに業界のトップリーダーであり続ける秘訣なのでしょう。


いくらアニメ『妖怪ウォッチ』を放映しているテレ東の持ち株会社の (株)テレビ東京ホールディングスが日経新聞社系列【筆頭株主】だからっていって、なに日経サイエンスでステマ(ステルス・マーケティング)をやっているのですか?!

↑『ニャーKBwith ツチノコパンダ / アイドルはウーニャニャの件』の歌詞にも出ていますが、愚劣なメディアは、実際の二報のネイチャー論文も見たことも無い【論文がアーティクルとレターの二報に分かれている事さえ知らない】一般の人の眼前に、

地道で根気強い研究をしていた誠実な科学者であった、小保方博士を、いきなり『アイドル』のように仕立て上げ持ち上げ、執拗な取材報道で研究妨害を目的としたメディア露出を強いて、

そうやって、小保方博士を始め共同執筆者が身動きが取れない状態にしておいた隙に、ありえないスピードの“壁に耳あり障子に目あり♪”で“あっという間に拡散しちゃう♪” “ネット炎上♪”した、『ネット発』の怪しいインチキ情報をそのまま真実としてデッチ上げの、ちゃぶ台返しによる戸惑いで状況を把握する間もない博士を奈落の底に突き落とし、『STAP=研究不正』というイメージだけを世間に植え付けて潰し、

マスメディアと結託した理研は、ES細胞のコンタミ犯を『被疑者不詳で刑事告訴』するという社会的責務を無責任にも放擲(ほうてき)し。

“白黒つけずにスルーでごめん♪”“ホントじゃないけど嘘でもない♪(あやふや)”の“どっちつかずで七十五日(よろしく!)♪”とばかり小保方博士が犯人だという印象操作だけして真実は闇に葬り去ろうとしているのです。

◆ 理研は明らかに真犯人を知っていて、それがばれると不味いのです。


◆ もともと研究不正なんてなかった小保方博士によって、他の何者かによって故意の悪意のES細胞コンタミによる研究妨害があったのですから、

◆ 小保方博士は、むしろ被害者なのであって、

◆ その被害者であるはずの小保方博士が研究不正を行った研究者として断罪されるのは、松本サリン事件で、自らの奥様が被害に遭われた被害者である河野 義行さんを犯人呼ばわりして叩いたのとまったく同じ構図じゃないですか!

メディアは、松本サリン事件虚偽報道の、反省を全くしていません。


桂調査委員会の異なる画像の不正流用捏造資料をはじめとした事実誤認だらけのいい加減というのも愚かな調査報告書や、

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55435687.html

日経サイエンスの捏造インチキイラストのデッチアゲといい、厚生労働省村木厚子氏の冤罪事件ともそっくりです。

しかも毎日新聞社など『スクープの毎日』と威張っていますが、無実の人を三億円現金輸送車襲撃事件犯人と決めつけ、毎日系テレビ局のTBSは、坂本堤弁護士のビデオを渡してオウムの坂本さん一家殺人に加担し、さらには、重大な外交問題に発展していまだに尾を引いている、例のいわゆる存在しない“南京大虐殺”の因縁を支那が付ける根拠にもなった、『百人斬り競争』のデッチアゲヤラセ記事で、処刑された、野田毅少尉と向井敏明少尉を見殺しにしたのも毎日新聞社(当時の東京日日新聞)なのです。

この人たちは、どれだけ善良な無実の人たちを死に追いやったのでしょう?


それで、素人の分際で、一方的に日本の一線級の(勿論、世界トップレベルです)の執筆者陣によるSTAP研究を徹底的に嘘として叩いた身の程知らずの毎日新聞科学環境部 須田桃子氏が著した誹謗中傷本の『捏造の科学者 STAP細胞事件』 文芸春秋社 P227より引用しましょう。↓

 ※    ※    ※

少々計算違いの事態が生じたのは、第一報の準備をしていた二十一日の夜だった。

午後七時のニュースで、CDBによる全画像調査の結果の一部を報じたのだ。

実は、その時点ですでに、全画像の報告書の詳細を示す資料は入手していた。翌日にも記事化しようと考えていたが、他社が報じたとなれば日を置くわけにはいかない。

取り急ぎ、NHKが報じた二件の疑義に関する原稿をまとめた。記事は、「不正認定以外の画像二件に疑義」の見出しで、CDB自己点検検証の記事の隣に掲載された。

※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ここに出てくる毎日の須田氏が、NHKにスクープを抜かれて悔しがった記事というのは、これです。↓

2014年05月21日 (水)のNHKニュースの内容。

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/188441.html

須田桃子記者の記事(WEB版)とNHKニュースについての過去記事。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55034243.html

↑ この人の価値観において一番重要なのは、誠実な真実究明に至るための情熱やジャーナリストとしての矜持(きょうじ)ではなく、スクーブをとる手柄なのであって、そこにあるのは旺盛な名誉欲と自己顕示欲だけなのです。

自慢げに、『すでに入手していた』とありますが、理研CDBの内部告発者がNHKと毎日にその情報をリークしただけでしょ?他社にもリークしている可能性も大きいのです。もうこの人は、一体どういう人なのでしょう。


本当に冗談ではありません。平気で、こんなインチキをしたり嘘を吐いたりする人たちのせいで、STAP研究も理研CDBも破壊され、世界の知性であった笹井芳樹博士という天才科学者の尊い命が失われたのですよ!

『科学の問題は科学のコミュニティーで、科学によって決着をつける』という『科学のルール』を破って、戯言(ざれごと)をウニャニャニャ言って人を貶め、それを商売にするのも大概にしてほしいものです!

それで、前述の『捏造の科学者 STAP細胞事件』須田桃子著 文芸春秋社 P376より引用しましょう。↓

 ※    ※    ※

◆ ネットによるクラウド「査読」

【眼とろん星人注:シェーン博士による高温超電導捏造騒動と】二つ目の大きな違いは、論文発表から発覚までの期間だ。

シェーン氏はベル研究所で過ごした千九百九十八年から二〇〇二年に六十三本に上る論文を発表した。ネイチャーに初めて論文が掲載されてからも、ベル研が外務告発を受けるまで二年以上の月日が流れた。もちろん、その間もベル研内外で疑念を抱くものはいたが、ベル研や科学誌を動かすほどの大きな声にはならなかった。

一方、STAP論文は、一月三十日付の論文発表からわずか一週間以内に海外の論文検証サイトで画像の切り張りが指摘された。国内でも、二週間後に匿名の掲示板やブログで同様の指摘があり、ツイッターをはじめ、ユーザー同士が双方向で情報交換を交換できるソーシャルメディアを介して疑惑が一気に広がった。

その後も疑惑の数は火だるま式に膨らみ、小保方氏の過去の論文や博士論文まで及んだ。展開の速さは、まるでシェーン事件を早送りで見ているようだった。

疑惑に関する情報は、ソーシャルメディア上で共有され、徹底的に分析、議論された。実名、匿名を問わず本職の研究者も積極的に参加し、それぞれの専門的な見地からコメントした。

STAP細胞の公開データを解析した遠藤高帆・上級研究員も、初期の解析内容は匿名のブログで発信していた。その模様はすべて、専門知識を持たないユーザーも閲覧することができた。

STAP論文は、ネット上という公開の場で、二度目の「査読」を受けたと言える。

新聞など既存の一般メディアはそれらを後追いする形で報道することもたびたびあった。関係者への独自取材が進むにつれ、ようやくネット情報を上回る「新事実」を報じるようになったが、当初はネット上の情報を追いかける形が多かったとも言える。

【中略】

一方、ネット上には、真偽不明の虚偽の情報や、関係者を誹謗中傷するコメントも多数飛び交った。関係者の人権をどう守っていくかも、今後の課題と言えるだろう。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ この文章を読んで、私は疑問だらけなんですけどね。

『展開の速さは、まるでシェーン事件を早送りで見ているようだった』と平然と須田氏は書いていますが、須田氏は、リアルタイムで英文で書かれたシェーン博士の論文を読み込んで、科学のアカデミー内の論争や事件の経緯について見守っていたのでしょうか?

まともに読み込めていない二報のSTAP論文についての、このような偏った、杜撰な人権侵害誹謗中傷本を出せる人物に、そのような能力があるようには、私にはとても思えないのですが。

テラトーマだ、TCR再構成だ、マウスの遺伝子系統だ、遠藤高帆研究員のSTAP残存データのエピジェネティクス的なアプローチによる解析結果について、鬼の首を獲ったかのように、無条件に正しいとし、小保方博士を不正ねつ造研究者だと決めつけておきながら、それらについて、この著作のどこにも、素人にも分かるような懇切丁寧な説明や、それらが二報のSTAP論文に占める資料や、考察の優先順位や、学問的な位置づけが書かれていないのです。

◆ そして、何よりも、研究妨害を目的とした、悪意の故意によるES細胞のコンタミがなされたのなら、あのような結果が出て当然なのであって、STAPの有無や小保方博士の研究不正調査に何の役にも立ちません。

◆ 要は、私が行ったような『STAP現象を前提にしないと容易に説明できない』という笹井博士の指摘した2点の検討を行えばそれで十分なのです。

というより、須田氏は、それにらついて理解していないのが明白なのです。それは、日経サイエンスやNHKを始めとしたメディア全体に言えます。

第一、ソーシャルネットワークのサイト作成・投稿にせよ、所詮人間がすることなのです。

私はこの連載を初めて一年以上たつのですが、このペースの連載でさえ、私にとって日常生活に占めるこの作業の負担はかなり大きなものなのであって、その経験からしても『一月三十日付の二報のSTAP論文発表からわずか一週間以内に海外の論文検証サイトで画像の切り張りが指摘された』というのは、物理的に不可能です。

何ら職業を持たず、それにつきっきりで専念して徹夜徹夜でやっても無理です。これは発表前に何らかの準備が出来ていて、発表後も『運動体』として組織的に動かなければ不可能なのです。

『疑惑に関する情報は、ソーシャルメディア上で共有され、徹底的に分析、議論された』なんて大嘘です。ただ声の大きな連中が衆を頼んで24時間ネットに張りつき、同じひな形の書き込みを馬鹿みたいに書き込んだだけです。

第一、小保方博士の不服申し立て記者会見の室谷弁護士の説明の書き起こしなんて、私以外誰も行っていないじゃないですか!?

一方的に小保方博士や共同執筆者を叩く書き込みばかり。

これは、武田邦彦中部大学総合工学研究所特任教授も騒動の当初に指摘しておられたのですが(最近は武田教授もこれについて論じなくなられているようです)、論文を読み込んで理解して、小保方博士、若山博士、笹井博士、丹羽博士、バカンティ博士といった世界でも一流の科学者である共同執筆者やネイチャー側の事前審査した編集者、一流の三人の査読官の長期にわたる査読でも、ネイチャー側から4回突き返されて書き直すという厳しいチェックの中でも気が付かなかったことを、こんな短期間で分析調査して、サイトにまとめることなど絶対に不可能です。

しかも人類がこれまで知らなかった未知の現象の論文です。

これ全部ですよ。実際にご覧ください。信じられますか?↓

 STAPネイチャー誌アーティクル論文
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12968.html
 STAPネイチャー誌レター論文
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12969.html

しかも、シェーン博士の場合は比較的に実験で厳密な結果を得ることが容易な実験物理学の論文であり、いくらネット環境が今と違っていると言っても、専門家の追試は急ピッチでなされていたのにこれだけの時間がかかったのです(この騒動についても、NHKがらみの疑義があるので、後日書きます)。

かたや、小保方博士のSTAP論文といえば、個体ごとにも個性がある生物=ナマモノを扱う実験に関する研究論文で、追試も難しく、仮に研究不正があっても見つけるのが難しいと言われている分野なのです。

若山博士がクローンマウスの作成に成功するまで、1997年にクローン羊の「ドリー」の実験の追試に誰も成功せず、ほとんどインチキ呼ばわりされていた状態だったということは、記事に書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55580916.html

若山博士の初期のクローンマウスでも成功率はわずか2%だったのです。

笹井博士が発見したコーディンは、存在するはずだと言われてから、発見まで70年もかかっているのですよ。

それが何ですか?2014年1月28日に論文の記者発表があって、すぐに疑義だなんだとネット上で騒ぎがあって、翌月の2月18日に石井調査委員会が発足、3月31日には、小保方博士のみ、画像2点の研究不正の調査判定。

4月4日には、理研CDB潰しを目的とした『理研改革委員会』が発足。

この非常識な事態の展開のスピードは、最初から、STAP潰し、理研CDB潰し、ひいては日本の基礎科学潰しを目的とした組織的工作としか思えないのですがね。


しかも、これは明らかに論文執筆者以外の故意の悪意による研究妨害という犯罪行為が原因なのです。

◆ 本来、犯罪被害者であるはずの論文執筆者が、どうしてこんな“むごたらしい目”にあわなければならないのですか?

どうして、理研も世間も、日経サイエンスの古田彩氏や毎日新聞の須田氏やNHKの藤原記者を始めとしたメディアも、犯人捜査の徹底究明、捜査を求めないのですか?

求めないのなら、最初からこの騒動は、STAP潰し、STAP研究に携わった日本が世界に誇る一流の科学者潰し、理研CDB潰し、ひいては日本の基礎科学潰しを目的とし、その目的の達成をもって、成果が上がったと見做す組織的工作で、日経サイエンス、毎日新聞、NHK、産経新聞も含めたメディアもその片棒担ぎと思われても仕方ありませんよね。

これだけ自分の取材能力を誇示し、理研内部の関係者とも強いコネクションをお持ちの須田氏が、どうして、犯人究明のための取材を精力的に進めないのですか?

何故、STAP潰し、理研CDB潰しが完了したと見極めたのであろう絶妙なタイミングで、小保方博士の研究捏造の根拠を喪失せしめた検証実験結果をネグレクトした著書を堂々と出版できるのですか?

何がクラウド査読ですか?!

馬鹿馬鹿しい。

組織的なプロ集団と、それに追従する愚衆民主主義の極地じゃないですか!

『一方、ネット上には、真偽不明の虚偽の情報や、関係者を誹謗中傷するコメントも多数飛び交った。関係者の人権をどう守っていくかも、今後の課題と言えるだろう』って、他人事のように書いていますが、須田氏のこの著作はもう表紙の写真と題名からして名誉棄損の誹謗中傷じゃないですか。

中身も真偽不明の虚偽の情報、関係者を誹謗中傷するものだらけで、科学とは関係の無い、最初から小保方博士を不正研究者と決めつけるための政治的意図を持ったソース不明の悪意の印象操作のためのゴシップ本じゃないですか。

サイエンスライターなんて迷惑だから廃業してください。


そうこうしているうちに、またしてもデタラメで不愉快なニュースが飛び込んできたので、それもあるのですが、本当に恥知らずもどこまで続くんでしょうね?

 次に続きます。

【ファイルSI 90】2015.07.14 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その86)

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【ファイルSI 90】2015.07.14 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その86)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その10)

◆ 遠藤研究員の主張したES細胞9割、TS細胞1割が混ざった細胞を作成することは可能か?この分野の世界的権威、竹市雅俊博士の意見より、素人の分際で自分達の脳内妄想を優先する日経サイエンス。

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

前回は、

◆ 日経サイエンスのトンデモ『血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』が正しいとすれば、実際にどういう画像が得られなければならないのか?

という記事を書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

これでSTAP論文捏造説の息の根は止められたのですが、もう一つ補足しておきます。

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

それで、血管に混じった胎盤に回り込んだ多能性マーカーが光る画像なんて胎盤の切片を調べるまでも無く存在しえないと、論証したわけですからこれ以上論ずるまでも無いのですが、STAP潰しの人は理屈が全く通じないので、一応、今回、表記の分析をしておきます。


本来、これについては、世界の笹井博士がこう証言しているので、付け加えることも無いのです。

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

∽徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】


当該笹井博士作成資料を眼とろん星人が見やすいように配置変更したもの↓


 
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ところが、STAP許すまじの悪意に凝り固まった異常な人たちには、常識が通用しません。

この分野の世界的権威の笹井博士のこの分析だけで十分なのに、もうSTAP潰しの人たちは、自分にとって都合の悪いことは無視して、別の嘘を大声でわめき散らすのでした!


それで、遠藤理化学研究所統合生命医科学研究センター・統合ゲノミクス研究グループの遠藤高帆氏の『光る胎盤』を誘引した、FI幹細胞【【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】分析について言及した記者会見から引用します。

 記者会見における遠藤高帆氏。

 
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 ※    ※    ※

「STAP論文の説明は成立しない」理研・遠藤氏がデータ解析で指摘(要点資料全文)より引用

 弁護士ドットコムNEWS 2014年10月01日 11時47分
http://www.bengo4.com/other/1146/1307/n_2110/
(前略)

FI幹細胞について

・Letter論文中でSTAP細胞から作製されたとされた細胞。

・ES細胞は胎盤にならないが、FI幹細胞は胎盤を作ると主張された。

・論文のRNA‐seqデータでは129マウス(♀)とB6マウス(♂)を交配して生まれた幼齢マウスの脾臓からとったリンパ球等を初期化して得られたとしている。

・解析の結果、ES細胞に近いB6マウスの細胞とTS細胞に近い別系統のマウスの細胞であることを示す結果が得られた。(TS細胞は胎盤を作る細胞として知られる)

・細胞で発現している遺伝子を調べたところES細胞に特徴的な遺伝子とTS細胞に特徴的な遺伝子の両方を多く発現しており、中間の性質を示していたが、これは上記の2種類の細胞の混合であったためだと考えられる。

・論文中では割愛したが、細胞を緑に光らせるGFPを高発現しており、その配列から細胞初期化の指標となるOct4発現時に細胞が緑に光るOct4-GFPが入った細胞を用いていたことが推定される。また、TS細胞は一連の実験で比較対照用に使用されていたTS細胞と同じ系統のマウス(CD1)から得たものと推定される。

・遺伝子の配列および発現パターンからES細胞に近い細胞とTS細胞に近い細胞の比率は9:1程度であったと推定される。

・ただしこの混合が意図的なものであったかどうかは解析からは断定できない。

またキメラ作製に使われ、論文で胎盤をつくるとされたFI幹細胞は遺伝子発現解析に使われたものと同じとは言えない。

(後略)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

◆ 遠藤研究員の意見では、FI幹細胞は、実は、STAP細胞とは関係なく、『ES細胞に近い細胞とTS細胞に近い細胞が9:1程度の比率比率で混ざり合ったものだ』ということになります。

◆ ここで、STAP潰しの人たちが、隠ぺいしている重大な事実は、『ただしこの混合が意図的なものであったかどうかは解析からは断定できない。またキメラ作製に使われ、論文で胎盤をつくるとされたFI幹細胞は遺伝子発現解析に使われたものと同じとは言えない』という驚くべき発言です。

◆ まず、ありえないことですが100歩譲って、仮にFI幹細胞は、実は、STAP細胞とは関係なく、『ES細胞に近い細胞とTS細胞に近い細胞が9:1程度の比率比率で混ざり合ったものだ』という意見が正しいとしても、『このSTAP細胞の可能性を否定できない光る胎盤の存在において、『ただしこの混合が意図的なものであったかどうかは解析からは断定できない。』と、なれば、小保方博士の悪意による故意の研究不正は存在しないことになるのです。

◆ なぜなら、まず、小保方博士自身ではなく、若山博士が樹立したFI幹細胞を若山博士が悪意を持って意図的に作ろうが、善意で作ろうが、その結果を信じた、小保方博士が、わざわざSTAP細胞があたかも存在するかのように悪意で故意の捏造をする意味が無いからです。

◆ そもそも、研究不正は、『ありもしない結果を』詐術を用いて『存在するかのように』人を欺くために行うわけです。

◆ ところが、この場合、小保方博士とは別人の若山博士が、iPS細胞やES細胞より初期化の進んだFI幹細胞キメラを作ったと信じた以上、『小保方博士が存在すると信じた』結果に対して、一体全体どういった理由で研究不正をするのですか?


さらに、呆れることに、

『論文で胎盤をつくるとされたFI幹細胞は遺伝子発現解析に使われたものと同じとは言えない』ってねえ!

◆ 『光る胎盤を得たFI幹細胞と違うFI幹細胞の』分析で、『ES細胞に近い細胞とTS細胞に近い細胞が9:1程度の比率比率で混ざり合ったものだ』って言われても困るんですけど!

◆ そんなものは、最初から分離して細胞塊が出来ず、ましてや光る胎盤のマウスが作成できるわけがないじゃないですか!

◆ 遠藤研究員の解析結果をどういう理由からか【小保方博士潰しに有益だからにきまっているのですが】こんなおかしな分析を絶対無謬のものとして他者に押し付ける神経というものはどういったものなのでしょう?


遠藤研究の解析を絶対無謬のものとして、STAPの存在を完全否定して、STAPネイチャー論文執筆者を捏造の科学者と決めつけた、毎日新聞科学環境部 須田桃子氏が著した誹謗中傷本の『捏造の科学者 STAP細胞事件』文芸春秋社P163より引用しましょう。↓

 ※    ※    ※
 丹羽氏にも質問した。以前、メールで尋ねた内容と重なるが、公の場で確認したかった。

「ES細胞の混入説は考えにくいと説明がありました。STAP細胞は細胞塊で解析しているので、ES細胞だけでなく、ES細胞と(胎盤に分化する)TS細胞の両方が混入している可能性はどのようにお考えでしょうか」

「若山先生からインジェクション(受精卵への注入)の状況をうかがったが、小保方さんからもらった細胞は極めて均一な細胞集団と聞いています。その一方で、私自身、ES細胞とTS細胞を混ぜたことがあるが、この二つはわずか数日で見事に分離します。おそらく発現しているカドヘリン(細胞を接着させる分子)が違うんだと思う。そういう観点からすると、お互い均一に密着してかつ均質に混ざり合った細胞塊を両者で作ることは、少なくとも私の経験から極めて困難だというのが私的な見解です」

「見た目では区別がつかないのでは。分離する前の状態では」

「でも分離する前はほとんど接着しないですね」

「それはどのような培地でも同じような状況になるんでしょうか」

「さすがにそこまでは観察していません。でもそれぞれの分化能を維持したまま培養を続けることはかなり困難ではないかと思います」

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ ◆ 幹細胞の世界的権威でいらっしゃる丹羽博士から、これだけ説得力のある回答を得てさえ、須田氏は、それでもなおかつ、『血管を介して血液に混ざった多能性マーカーが光った』だの、『ES細胞に近い細胞とTS細胞に近い細胞が9:1程度の比率比率で混ざり合ったものだ』だの、妄想のおとぎ話を断固として主張するのでした。

丹羽博士は、『その一方で、私自身、ES細胞とTS細胞を混ぜたことがあるが、この二つはわずか数日で見事に分離します。おそらく発現しているカドヘリン(細胞を接着させる分子)が違うんだと思う。』とおっしゃっています。


◆ 普通の読者なら『カドヘリン』って一体なんだろう?って思いますよ。

当然、ここでそれについての詳細な説明を須田氏はしなければなりません。須田氏に悪意があったのか、ただ単にその意味や、この物質の持つ細胞形成における重要さが分からない程無知だったか、いずれかでしょう。


そこで私が、悪意の隠蔽をしたかサイエンスライターを名乗る能力が皆無なのかどっちか分からない須田氏になり替わって、

◆ 細胞を接着させるカドヘリンの説明を引用いたします。

『新しい生物学の教科書 (新潮文庫) 』2004/7/28池田 清彦 (著)P311より

 ※    ※    ※

単一の受精卵は分裂して多細胞になるわけだが、その際、個々の細胞がバラバラになったのでは多細胞生物としての形態はつくれない。

細胞同士が接着するメカニズムがなければならない。受精した卵の表面は受精膜で覆(おお)われるが、受精膜を除去した受精卵は卵割はすれども接着する能力がなくバラバラになってしまう。

細胞数が100から200からの桑実胚【原注:多細胞生物の発生において、胞胚に先行する、割球が密になっている段階の物。16または32細胞期のころはまだ割球が大きく、外見が桑の実ににているのでこう呼ばれている。】になると、もはやバラバラになることはないが、この時期の胚は互いにどの胚とも接着してしまい、個別識別の能力がまだない。

桑実胚(そうじつはい)の次のステージである胞胚【原腸形勢の直前にあたる動物の発生段階】になると胚の細胞は接着すべき細胞とすべきでない細胞を認識する能力を獲得する。ウニの胚は胞胚になって受精膜を自分で破って出てくるが、逆に言えば、それまでは受精膜がなければ形を保つことができないということである。


◆ 精子の侵入点が「腹」になる

細胞はどのようなメカニズムで他の認識し、接着したりしなかったりするのだろう。

細胞を接着する分子(たんぱく質)が、最近になってたくさん発見されている。


同種の細胞同士を接着する分子としては


カドヘリン、


N-CAM(神経細胞接着分子)、異種細胞間接着分子としては、セクレチン、細胞-マトリックス接着分子としてはインテグリンなどが知られている。

これらのたんぱく質は遺伝子によってコードされているわけだから、発生遺伝学的には、接着能力の獲得は接着分子をコードする遺伝子の発現の問題になるわけだ。

両生類の初期胚の中胚葉細胞【原腸形成の開始以後、外胚葉と内胚葉の間に現れる胚葉の細胞。】、上皮細胞【外胚葉や内胚葉などに由来する、動物体の外表面や消化管の内表面を覆う細胞のこと。】、神経板細胞【原腸胚期から神経胚期にかけ、胚の神経系の原基として最初に形成される部分の細胞。】をバラバラにして混ぜると、しばらくして細胞同士は同種の細胞を認識して、中心部に神経板細胞、外側に上皮細胞、中間部に内胚葉細胞がそれぞれ集合してくる(この実験は三省堂の『生物B』に載っている)。

これら3種の細胞は発現しているカドヘリンの種類の違いによって自他を認識することが分かっている(カドヘリンは10種以上知られている)。

接着能力の発現の有無によって形態が変化する最も劇的な例は神経堤細胞である。

脊椎(せきつい)動物の発生過程で神経胚というステージがある。将来、神経管になる部分が縦に細長く肥厚し、真ん中が少しくぼんで溝のようになり両側は堤防のようになっている。この堤防部を神経堤という。

神経胚の後期になるとこの部分の神経は神経管の上に集まってくる。これを神経堤細胞という。

この細胞は将来、各種の末梢神経節の支持細胞、色素細胞、頭骨の一部、各種分泌組織の支持細胞などの幅広い細胞群に分化するが、その前にしかるべき場所に移動してこなければならない。

さまざまな組織をかき分けて目的地までやってくるわけだ。

移動の開始に当たってはNカドヘリンが神経堤部分で減少することがわかっている。

神経堤細胞の移動には他にも様々な接着様分子があることがわかっており、細胞外マトリックスには神経堤細胞の移動を促進したり、阻害したりする分子が存在する。

細胞同士の認知と接着は形態形成にとって重要であるが、それだけでは生物の形はつくれない。

さまざまな組織をどこに配置するかは接着分子だけでは解決しないからだ。そこで前後、背腹という方向性を胚に対して与える必要が出てくる。前後軸、背腹軸はどのようにして決まるのか。

 (後略)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、『遺伝子によってコードされている』ため、接着すべき相手が異なると接着しないカドヘリンについて、須田氏は「それはどのような培地でも同じような状況になるんでしょうか」などという頓珍漢な質問をしているのでした。

この著作は、高校の教科書が余りに面白くないので、出版されている生物の高校検定教科書をダシにしながら、説明が不足している部分を補ったり、間違いを訂正したり、新しい知見を書き加えることで、自分で面白い教科書をつくってみようという目的の下に書かれたものです。

著者の評論家。早稲田大学国際教養学部教授、山梨大学名誉教授。池田 清彦氏は、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』にも出演されてご存知の方も多いのではないかと思います。


 
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私は池田氏をその著作で以前から存じ上げていて、テレビ出演なさってから、こんな面白い人なんだと思いました。

それで、池田氏が現代人必須の基礎知識として取り上げられた細胞を接着させる『カドヘリン』なのですが、これを発見なさったのが、


なんと!理研CDB(発生・再生科学総合センター)の


竹市雅俊(たけいちまさとし)センター長だったのです。


偏向報道『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』 の全貌- 14.07.27 にもSTAP再現検証実験の必要を力説されているお姿が紹介されていました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55135503.html

 ※    ※    ※(同番組の書き起こしから再掲)

理研CDB(発生・再生科学総合センター)の竹市雅俊(たけいちまさとし)センター長は実験の意義を強調している。

 23:28

 
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(竹市センター長)「99%がなくても、その1%がある可能性が残るわけだから、それはやってみないと分からないっていう面があるわけで、今の情報だけで結論出すんじゃなくて、全解析をしてから結論出すのが正しいと」


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ ここでNHKのこの『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』番組制作で新たな疑惑が浮上してきます。


笹井博士は2014年4月16日行った記者会見において、

科学研究面に関する説明資料2「STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある」の例

◆≧徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】

と主張しておられました。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

つまり、4月の時点で、FI幹細胞キメラの光る胎盤はES細胞TS細胞の混入が疑われており、

笹井博士によって、それはありえないと反論され、

さらに、

丹羽博士は、『私自身、ES細胞とTS細胞を混ぜたことがあるが、この二つはわずか数日で見事に分離します。おそらく発現しているカドヘリン(細胞を接着させる分子)が違うんだと思う。』と回答しておられるのです。


だとすれば、NHKは、いかなる理由で、『カドヘリン』の発見者である竹市博士に対して、

ES細胞とTS細胞は混ざりえないという、STAPの存在が無いと説明がつかないという重要な指摘に関して

現在地球上の人類でこの方より、細胞の接着について詳しい人がいないというほどの大権威の竹市博士に、『ES細胞とTS細胞のまざりものでできた細胞のキメラマウスの胎盤が光る』というとうていありえない、インチキなイチャモンについてどう思うか、質問しなかったのか?という疑問です。

おそらく、竹市博士は、NHKに対して『ES細胞TS細胞の混入ではFI幹細胞由来の光る胎盤キメラという現象は起こり得ない』と主張されていたはずなのです!

その発言をNHKは隠ぺいしたのでしょう。

もうNHKの愚劣さは私の想像をはるかに超えているのでした。


それで、日経サイエンスの二報のSTAP記事の最初の記事は詫間雅子氏が筆頭著者であるというご説明をしましたね。


 
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さすがに『ES細胞とTS細胞のまざりものでできた細胞によってキメラマウスの胎盤が光る』というありえない説を引っ込めて、P36の例のトンデモ『血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』のインチキ不正捏造イラストをでっち上げたと思ったら、↓


 
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P41からP42にかけて、こう書かれているのです。

 ※    ※    ※

けれども、調査委がGRAS【※後注1】に残っていたサンプルを解析し直したところ、ChiP-seq【※後注2】に使われたSTAP細胞は若山マウスES1の特徴としてすべて一致し、同一株だった。また、すでに遠藤氏の解析で明らかになっていたが、Tru-Seq【※後注3】解析に出されたFI幹細胞のサンプルの中身は2種類の細胞の混合物であることも調査委は確認した。この“FI幹細胞はES細胞によく似た細胞が9割、残りはTS細胞(栄養膜幹細胞)によく似た細胞だった。TS細胞はキメラマウスを作った時に、胎児ではなく胎盤に分化する。2種類の細胞の混合は「FI幹細胞は胎児にも胎盤にも分化する」というストーリーにきわめてよく合致する。

( ↑ 日経サイエンスは一般向けの科学史であるにもかかわらず、専門用語を説明なしに使用して、読者の目を欺きます。注を付して、眼とろん星人が加えました↓)

【※注1:GRAS =CDBゲノム資源解析ユニット】

【※注2:ChIP-seq法】
【クロマチン免疫沈降法 (chromatin immunoprecipitation: ChIP) と次世代シークエンサーを組合わせた新技術.免疫沈降で回収したDNA断片に,機種に応じたサンプル調整を施し,超高速シークエンシングを行う.ヒストンメチル化などクロマチン構造変化のエピジェネティックな修飾や転写調節因子(DNA結合タンパク質)のゲノム上での結合部位を,ゲノムワイドかつ網羅的に解析することができる.マイクロアレイを利用した従来のChIP-on-chip法と比べ,1回のランで全ゲノムを対象とした膨大な量の解析が行えるため効率がよく,さらに感度,解像度ともに優れている.
国際エピゲノムプロジェクト等で,大規模にさまざまな動物種,細胞で標準情報が取得されており,また,研究者自体の解析データも公開が義務付けられている場合が多く,外部に開かれたデータ解析でもある.】
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku/keyword/696.html
↑ より

【※注3:Tru-Seq】
【TruSeq PCR フリー DNA サンプル調製キットは、全ゲノムシーケンス解析のためにシンプルで必要な試薬を全て含むサンプル調製キットです。微生物のようなゲノムサイズの小さい生物種からヒト全ゲノムまで、幅広い生物種を PCR バイアスなくシーケンスをすることができます。このキットは簡略化されたゲルフリーのワークフローとこれまでシーケンスが困難であった領域のカバレッジ改善により、最大数の変異検出ができるようになります。このキットには、試薬、サンプル精製用ビーズ、インデックスを含み、サンプル数に応じて下記の 2種類のキットをご用意しています。】
http://www.illuminakk.co.jp/products/truseq-dna-pcr-free-sample-prep-kits.ilmn
↑ 【より詳しい説明は英文になるので割愛します。いずれにせよ遠藤研究員の専門のエピゲノムに関する知識が無ければ理解不能。このレベルになると、高度に専門的で、研究不正の立証は不可能です。ですから、本来は科学のルールに従って、科学のコミュニティーのなかで論じ合うべき問題なのです。しかも、何者かによる悪意による故意によるES細胞混入による研究妨害という犯罪行為があった以上、残存資料の分析は全く無意味なのに、目くらましのために、日経サイエンスは一般人が理解できない(おそらくは、これを書いている本人も理解できていない)説明をうだうだと書き連ねているのです】

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

それで、詫摩雅子氏は、所属する日本未来館のHPに自ら開設したブログのリンクを貼っているのですが、この人、ノーベル賞の記事を書くのが異様にお好きなようです。↓

http://blog.miraikan.jst.go.jp/author/m-takuma/

 
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このように、ノーベル賞発表前に、詫摩氏のブログにおいて、受賞者予想を読者から募っておられるようなのですが、それがびっくり!


『2013年ノーベル賞 皆さまの予想~生理学・医学賞その2』

という記事に、なんと、我らが竹市雅俊博士が、カドヘリンの発見という偉業で、ノーベル賞候補に挙がっているのでした。↓

http://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/201309302013-2-1.html

 ※    ※    ※

 
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竹市雅俊

単細胞生物は細胞1個の状態でふらふらと動き回ったりしますが、多細胞生物の場合、血球などの一部の細胞を除いて、たいていはまわりの細胞とくっつき合っ て、臓器などを作りあげています。

その「くっつきあう」ために必要なのが細胞接着分子カドヘリンで、竹市先生はそれを発見した方です。私たちの身体がこの 状態でいられるのは、まさにカドヘリンのおかげなのですが、がんともかかわりが深いです。

がん細胞がもともとの場所を離れて、行った先に定着する「転移」 はこのカドヘリンの働きが大いにかかわっているのです。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑この記事の編集権は詫摩氏にあるので、当然詫摩氏は、少なくとも竹市博士がカドヘリンの研究でノーベル賞を受賞しても不思議ではないと思われていたはずです。

つまり、詫摩氏がカドヘリンでノーベル賞受賞も不思議ではないと思われた竹市博士が、

自ら発見なさったカドヘリンが異なるので、TS細胞とES細胞の混ざりものではFI幹細胞の光る胎盤の可能性は無いと思っていらっしゃると想像がつくのに(だからこそ竹市博士はSTAP再現検証実験の必要性を強く主張なさった)、

こっそりと素人をだまくらかす印象操作のために、『この“FI幹細胞はES細胞によく似た細胞が9割、残りはTS細胞(栄養膜幹細胞)によく似た細胞だった。』という印象操作のための有り得ない事象についての叙述を割り込ませるというインチキをやったのです。


どこまで、品性が下劣な人なのでしょう?

もう、日経サイエンスの記事だけで、まだまだおかしなことが山のようにあるのですから、たまったものではありません。


ちなみに、理研CDB(発生・再生科学総合センター)の竹市雅俊(たけいちまさとし)センター長が、かつてカドヘリンについて書かれた文章はこちらです。↓

 ※    ※    ※

理化学研究所 多細胞システム形成研究センター 器官創成プログラム高次構造形成研究チーム 竹市研究室 カドヘリン発見物語【当研究室の主宰・竹市雅俊は約30年前に細胞間接着分子・カドヘリンを発見し、命名しました。ここでは、カドヘリン発見に至った歴史を紹介いたします。】からの画像。

http://www.cdb.riken.jp/ctp/cadherin.html

カドヘリンシステムの基本構造


 
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また、細胞レベルでの解析により、カドヘリンはカルシウム依存的に細胞外領域で、隣り合う細胞のカドヘリンと結合し、細胞内では、α-カテニン、β-カテニン、p120カテニンなどの結合分子によって、安定化され、細胞間接着を可能にしているという基本構造が明らかになっていきました。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

それこそ、ノーベル賞級の世界でも超一流の科学者陣からなるSTAP研究をド素人や、執筆者より数段劣る科学者がイチャモンを付け叩き続けるという“イジメ”が公然と行われ、それを皆が止めるどころか、煽り立てる、今の日本社会は異常です!

それにしても、愚民がよってたかって潰した理研CDBというのは、なんという世界一流の科学者集団だったのでしょう!

改めて、こんな愚かなことが我が国で起きたことが、情けないやら悔しいやら。

次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その87) 【ファイルSI 91】2015.07.20 

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【ファイルSI 91】2015.07.20 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その87)

自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その11)

◆ 日経サイエンスの光る胎盤の存在否定に関する叙述は、結局全部『真っ赤な嘘』だった!!

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

前回は、

『遠藤研究員の主張したES細胞9割、TS細胞1割が混ざった細胞を作成することは可能か?この分野の世界的権威、竹市雅俊博士の意見より、素人の分際で自分達の脳内妄想を優先する日経サイエンス。』について書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

これで二報のSTAP論文のゴールである、

iPS細胞やES細胞よりもより初期化の進んだ

胎児と胎盤の光る

【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスの画像の存在がなんら揺らいでいないことを証明いたしました。

二報のSTAP論文のゴールが、これだけのヤク○の因縁まがいの虱潰し(しらみつぶし)のアラさがしに耐えて、寸毫も揺らぎが無い以上、

そのゴールに至る過程の実験において、真正なSTAP存在の証拠画像を信頼した小保方博士がいかなる理由で、研究不正を行う必要があるのですか?

“若山博士の手によって、STAP現象のゴールである光る胎盤・胎児のFI幹細胞由来のキメラマウスが樹立できた”と“信じた”小保方博士が、しかも、小保方博士の責任範囲であるSTAP“様”細胞樹立が200回以上できたことは検証実験において証明された以上、どうして、こんな素晴らしい研究成果を自ら毀損するような研究不正を行う必要があるのですか?


つまり、何度でも繰り返しますが、小保方博士の研究不正というデッチアゲは、世界的な天才科学者であられた故笹井芳樹博士の必要かつ十分な記者会見資料により粉砕されたままなのです。↓

 【眼とろん星人が見やすいようにレイアウト加工】
http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf


 
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それで、今回は、

実験妨害を目的としたES細胞の何者かによる悪意の故意による混入犯罪が実際に実行されたとしても、STAPの存在を否定することが否定できない重大な根拠である、

FI幹細胞キメラの光る胎盤・胎児

に関する日経サイエンス誌2015年3月号P40の叙述について総括いたします。


問題の日経サイエンスの当該部分の原文のスキャナーに、【眼とろん星人が検討を加えるために附番をし、着彩・下線を施したものを再掲】

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55593653.html

 
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まず、

『◆]席犬砲STAP細胞で作ったキメラマウスの胎盤が光っていることを示す写真が載っていた。しかし、胎児の血液が入り込んで胎盤が光っているように見えることもある。』

↑についての反証はすで以下の記事により、論破いたしました。 ↓

◆ “オカルト専門誌(?!)”日経サイエンスの、ありもしない血管が光る胎盤大嘘イラストをでっち上げる重大不正捏造記事!
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55593653.html

◆ “オカルト専門誌(?!)”日経サイエンスの、ありもしない血管が光る胎盤大嘘イラストをでっち上げる重大不正捏造記事!は、逆に、そこまで明白な大嘘をつかないと、彼らの日本科学潰しという工作目的の手段としての小保方博士を不正研究者にするために、隠蔽しなければならないFI幹細胞キメラマウスが光ったという不都合な真実の証拠である!
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55603345.html#55603987

◆ ES細胞マウスのコンタミ系統がどうのこうのということが、絶対に正しくて、じゃあ、それで、ノーベル賞候補者でもあった天才科学者の笹井博士が2014年4月16日行った記者会見に主張したことはどうなるんだ?
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55609277.html

◆ 日経サイエンスのトンデモ『血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』が正しいとすれば、実際にどういう画像が得られなければならないのか?
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

↑上記記事の概略を述べますと、↓

もともとのSTAPネイチャー論文のレター論文の光る胎盤画像はこれで、↓

(STAPネイチャー論文のa, b, E12.5 embryos from blastocysts injected with ES cells (a) and STAP cells (b). Both cells are genetically labelled with GFP driven by a constitutive promoter. Progeny of STAP cells also contributed to placental tissues and fetal membranes (b), whereas ES-cell-derived cells were not found in these tissuesの画像)
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
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↑ 上段aの中央【ESキメラと書いてあるが、STAP細胞キメラだと若山博士が途中から言いだした画像《おそらくSTAP細胞をES細胞用のACTH培地で培養したSTAP幹細胞キメラと思われる》=胎児は光るが胎盤は光らない】を左に、

下段bの中央が胎児と胎盤の光る【STAP細胞をFgf4培地で培養して得た】FI幹細胞由来のキメラマウスを画像を右に配し、さらに私がレタッチで肉眼ではこう見えたであろう思われる画像に加工したものを再掲するとこうなり。↓


 
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ところが、論文画像abとも左端には、ちゃんと“Bright field”と表記してあるように明るい状態で写した、血管や血液が透けて見える画像が掲載されているため。↓


 
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↑ この明るい状態のab画像左端を元に、日経サイエンスが主張するトンデモ『血管及び血液に混じった多能性マーカーが胎盤に回り込んで光ったんだ説』を画像ab中央に適用しますと、こうなるはずなのですが。【眼とろん星人が『お絵かきツール』で作成】↓


 
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実際には、若山博士も小保方博士も肉眼では、こうみえたであろう画像と比べると、【眼とろん星人がレタッチ加工】↓


 
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↑ どうみても胎盤の細胞自体の多能性マーカーが光ったものであるということが歴然とわかります。

すなわち、iPSやES細胞よりより初期化の進んだFI幹細胞の画像は真正の物であるとしか考えられず、今のところ、STAP現象に対する有力な反証仮説は存在しないということになり、

それ故に小保方博士の研究不正の根拠は、STAP“様”細胞の樹立が、条件付きではありますが成功したという検証実験結果以外にも、これをもってしても、消滅したのでした。

しかるに日経サイエンスは、このような悪意の脳内妄想によるインチキ不正捏造イラストをでっち上げ、STAP現象を有力な反証仮説を立てずに完全否定したうえで、小保方博士を研究不正者であるという名誉毀損を堂々と行ったのでした。↓


 
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↑ 以上をもって、光る胎盤は、胎盤の切片を標本にして確認するまでも無く、胎盤自体が多能性マーカーが光ったものであることが分かり、

同時に、日経サイエンスが許しがたい異常な捏造記事を書いたことが証明されたのでした。


それを踏まえたうえで、次に、

『このため、若山氏は、胎盤の切片を標本にして確認するように小保方氏に指示した。丹羽氏は、小保方氏が作成した標本で、胎盤への分化を確認したと会見で言っている。』

↑ この文章の悪意の印象操作を批判いたします。

まず、以前ご紹介した、日経サイエンス2015.3月号P36に掲載されている、『こうやって作られるはずだった』というインチキ満載のイラストを、現在知り得る事実でもって私が添削したら、下図のようになったもの(再掲)をご覧ください。↓


 
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先に論証しましたように、別に胎盤の切片を確認するまでも無く、胎盤に血液が回り込んで、そこに含まれる多能性マーカーが発光したというの事実は有り得ないことは、明白なのです。

さらに、この光るFI幹細胞キメラ胎児と胎盤の画像は若山博士が作成し、撮影した画像なのです。

現在のところ、もし二報のSTAP論文執筆者の中で、ES細胞混入を疑われるとすれば、理研からの検証実験参加要請を拒否し、検証が成功しなかった実験の当事者若山博士なのですが、

それを、研究不正やES細胞の混入を行う根拠が消滅した小保方博士が、胎盤の切片標本を作成し、それが血液に回り込んだ多能性マーカーによるものでないと確認した以上、若山博士においても、悪意による故意の、研究不正は無かったことになるのです。


↑本来なら、そう考えるしかない事象を、

イカサマ日経サイエンスは、

あたかも、『血液に回り込んだ多能性マーカーが胎盤を光らせたのに、その胎盤標本作成による確認を依頼された小保方博士がインチキをして、『ちゃんと胎盤の細胞自体が光り、FI幹細胞による胎盤分化の確認が出来たかのようなニセの胎盤標本切片』を作成して、若山博士、丹羽博士に見せたかのような印象操作をしているのです。

こんな明白な嘘を、どうやったら日経サイエンスはでっちあげられるのでしょう?

そして、組織的にネットに張り付いている工作員が、このインチキ記事をそのように誇張したうえで絶対的真理のように引用し小保方博士を誹謗中傷したサイトが、検索上位にヒットするのです。

それも、桂調査委員会の原文は理研のHPに堂々と掲載されているにもかかわらず、直接原文にも当たらず、勿論リンクも貼らず、『日経サイエンス2015年3月号によると、若山氏は、胎盤の切片を標本にして確認するように小保方氏に指示した。』などという悪意の印象操作にこの記事が使われているのです。

私には、こういった悪質な中傷書き込みの組織と、日経サイエンスは結託しているとしか思えないのです。さらに言うならば、日経サイエンス社の関係者や著者自身が他人に成りすまして書き込んでいるのではないかとさえ疑われるほど、それらの日経サイエンス記事への盲目的追従は気味が悪いのです。


日経サイエンスに尋ねます。

あなた方が印象操作しようとしている小保方博士が偽の胎盤切片標本作成を行い、共同執筆者を欺いたという、事実無根のデタラメの根拠は何ですか?

ちゃんと明確な証拠を提示しなさい!他人を不正研究者呼ばわりするに足る十分な証拠もなしにこんなデタラメを書いたのなら、その責任をあなた方は負えるのでしょうね?


さらに、

『 桂調査委は、論文の胎盤の写真などを専門家に判断してもらい「胎盤に分化したという証明はできていないとした。

「STAP細胞はES細胞では説明がつかない」という根拠は最初からなかったのだ。』とし、悪意の捏造サブタイトルの『光らなかった胎盤』と決めつけたわけですが、

↑ これについては、本当にこれを書いた人の人格が疑われるような大嘘なのです。

桂調査委員会の悪意による故意による不正ねつ造調査資料については、ごく一部についても、これだけ疑義があると論証し、光る胎盤についての叙述の論考もいたしました。詳しくはこちらをご覧ください。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55429777.html

↑ その概略を述べると、まず、日経サイエンスの許しがたい、大インチキの

『桂調査委は、論文の胎盤の写真などを専門家に判断してもらい「胎盤に分化したという証明はできていないとした」』

と書いてあるのは、問題の光る胎盤胎児のFI幹細胞として、笹井博士が『これがある限り、STAP現象が存在すると考えないことには、説明がつかない』とした画像とは異なるこちらの画像についての分析なのです。↓

4)Letter Extended Data Fig.1a について
【注:ネイチャー誌掲載の、この画像のことです】↓
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_SF1.html

 
イメージ 11



以前も論考した通り『論文の胎盤の写真などを専門家に判断してもらい「胎盤に分化したという証明はできていないとした」』というのは科学でも何でもありません。

その専門家が誰なのかも、どのような分析方法によって、どういう結果が出て、このような結論に至ったのか全く書いていないからです。

それで、検証委員会はこの件に関して、不正判定を下していません。


一方、笹井博士が『STAP現象が無いと説明がつかないとおっしゃった、問題の画像はこちらなのです。↓

5)Letter Fig.1a、1b について
【一切の改変なしにオリジナルをスクリーンショットでコピペしたこの画像】
http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
イメージ 12



↑ もし、STAP論文に研究不正があったなら、絶対にこれが研究不正だと判定されなければおかしいにもかかわらず、桂調査委員会は、これについても不正判定を下していません。

不正判定を下せば、なぜ、どのようにして、この画像がありもしない画像を捏造したのかという証明をする責任が生じるからです。

そんな証拠が存在しない以上、そんな証明など到底不可能なのです。

これについては、石井・渡辺調査委員会においても、不正の判定を下していないどころか、この画像が掲載されたレター論文の方の『論文取り下げ勧告』(論文撤回勧告の誤り)というパワーハラスメントを行い得なかったのです。

ですから、桂外部調査委員会は、この光る胎盤については、若山博士の謎の撤回理由を追認しただけで、結局何が言いたいのか報告書からは分からないのです。

これについても、STAPの光る胎盤についてネット検索をすると、嘘だらけの悪意に満ちた小保方博士に対する中傷サイトが上位ヒットし、それらは、桂調査委員会の原文は理研のHPに堂々と掲載されているにもかかわらず、直接原文にも当たらず、勿論リンクも貼らず、『日経サイエンス2015年3月号によると、桂調査委員会の報告書では・・・』という悪意の印象操作にこの記事が使われているのです。


さらに、桂調査委員会調査資料において、STAP存在可能性の重大な根拠である画像のもととなったFI幹細胞は、例の李という支那に帰国したまま、山梨大学に戻ってこない留学生が、作って紛失し、それが小保方博士のフリーザー(冷蔵庫)にあったのを「驚いた」と証言していた留学生のES細胞同様、

その由来が分かっていないのです!

【調査報告書(スライド)P7『理研による全ゲノム解析結果』に眼とろん星人が注記を付けたもの。↓ 】
http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

 
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↑ ,寮峪派週したのが胎盤胎児を光らせたFI幹細胞

↑◆,寮鳥派週したのが支那人留学生の李氏が作ったと言っていて、小保方博士の研究室のフリーザーで発見されたとNHKが主張したES細胞。


つまり、胎児胎盤を光らせたFI幹細胞は、桂外部調査委員会では、ES細胞だと断定されていないのでした。

だったら、それは真正なFI幹細胞なのであって、STAPは存在することになります。


以上により、

日経サイエンス2015年3月号の『光らなかった胎盤』というのは、重要な悪意の故意によるねつ造記事であることを論証いたしました。

何が『「STAP細胞はES細胞では説明がつかない」という根拠は最初からなかったのだ。』ですか?!

出鱈目をいうのも、いい加減にしてください。


繰り返しますが、これほどまでの悪意の故意による捏造記事で、小保方博士他共同執筆者の名誉を毀損し、日本の基礎科学の世界における地位や名誉を失墜せしめ、そのもの自体の存続を破壊しかねない悪質な風説の流布を行った以上、

私は、この事態の重大さ、悪質さに鑑みて、詫間雅子氏及び、古田彩氏及び日経サイエンス編集長における現職の懲戒解雇及び日経サイエンス社社長の引責辞任、及び全面謝罪広告の掲載、並びに今回の捏造記事作成に至った顛末の記事をこれまでのSTAP関連の記事と同量掲載することを要求いたします。

日経サイエンス社の母体の日経新聞社が経済誌である以上、風説の流布が重大な罪だということを、知らないとは言わせません。


日経サイエンスには、まだまだ論ずべきことがあるのですが少し日経サイエンスから離れなければならない問題が山積しているので、そちらを優先します。


次回に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その88) 【ファイルSI 92】2015.07.29 

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【ファイルSI 92】2015.07.29 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その88)

◆ ES混入犯を刑事告訴する法的義務を放棄した理研と、それを支持するマスメディア。

◆ 小保方博士を犯人扱いしておきながら、そんなに真犯人を庇いたてたいのか?!


前回は、『◆ 日経サイエンスの光る胎盤の存在否定に関する叙述は、結局全部『真っ赤な嘘』だった!!』という、日経サイエンス2015年3月号STAP虚偽報道を総括する記事を書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55626826.html

↑ これを読んで、日経サイエンスや、毎日新聞の須田桃子氏、NHK他メディアを信用する人は、もうどうしようもありません。

 『自ら記者会見で質問して得た藪蛇回答を隠ぺいして、事実を捻じ曲げる嘘つき『日経サイエンス』(その1)』から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55566175.html

 本シリーズの1回目から読まれる方はこちら。↓
 【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

日経サイエンスのデタラメについては、まだまだあるのですが、光る胎盤の反証仮説は存在しないという論証を済ませたところで、看過できない新しいインチキが続々出てきているので、そちらを優先します。


またまた悪意の産経ニュースからの記事を引用します。↓

  ※    ※    ※

 【STAP論文】

理研「小保方晴子」元リーダーの刑事告訴見送る方針…「真相」究明至らず

2015.3.16 20:06 産経ニュース【下線、附番は眼とろん星人による】
http://www.sankei.com/life/news/150316/lif1503160036-n1.html
(スクリーンショットに眼とろん星人が附番)↓

 
イメージ 1



 【以下、文字起こし】

 STAP細胞の論文で不正を指摘された後、記者会見に臨む小保方晴子氏=平成26年4月9日、大阪市北区

STAP細胞の論文不正問題で理化学研究所は、捏造(ねつぞう)や改竄(かいざん)で計4件の不正を認定した元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)を刑事告訴しない方針を固めた。関係者が16日、明らかにした。今週中にも理事会を開いて正式に決定する。STAP問題は不正の真相に至らないまま究明を終えることになった。

理研の調査委員会は昨年12月、STAP細胞は別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)が混入したものと断定。これを受け理研は、小保方氏を含む何者かが理研のES細胞を盗んで混ぜた疑いを視野に、窃盗罪などで告訴すべきか検討していた。

しかし、小保方氏が所属していた研究室にあったES細胞は、誰でも持ち出せる状態だった上、実験中の偶然のミスで混入した可能性も否定できないと判断した。また、理研は今後、STAP問題について追加調査しない方針を決めており、新たな証拠が見つかる可能性もないことから、告訴を見送る。

理研改革の進行状況を監視している外部有識者委員会も「混入者の特定は問題の本質ではない」などとして、告訴の見送りを月内に認める方向だ。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

まず、

 ,痢慷Α崗保方晴子」元リーダーの刑事告訴見送る方針』というのが、

もう小保方博士が犯人だと決めつけています!

これは、重大な名誉棄損であり、人権侵害です。

『「真相」究明至らず』と書いている以上、読者をして、「“小保方博士が犯人だという真相”を理研がうやむやにしたんだな」と思わしめるための悪意に満ちた見出しです。


◆,痢悖咤圍腺从挧Δ力席孤埓橘簑蠅罵蹴惴Φ羹蠅蓮捏造(ねつぞう)や改竄(かいざん)で計4件の不正を認定した元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)を刑事告訴しない方針を固めた。関係者が16日、明らかにした。今週中にも理事会を開いて正式に決定する。』というのもデタラメです。

研究不正といっても、不正と判定されたのは、たった2件ですよ。そのあと例の、岸偏向改革委員会という、『STAPは世界三大不正の中でも一番ひどい』という大嘘を吐いて、科学に対する無知無理解を露呈した露骨な政治的なバイアスがかかったナンチャッテ委員会が理研レター論文の疑義も調べろとか言いがかりをつけて、桂外部委員会が後出しジャンケンで不正を二つ2点捏造トッピング。

このような論文執筆者より能力の劣る委員会が、不正と決めつけたことが正しいか否かは、何によって担保されるのですか?

石井・渡辺調査委員会報告書の結論に対する、小保方博士側の反論書は、十分な科学的合理性があり、本来これで『不正無し』と決着すべきだったのです。↓

http://teabreakt22.up.seesaa.net/image/E5B08FE4BF9DE696B9E6B08FE4B88DE69C8DE794B3E7AB8BE69BB8EFBC882014.4.8EFBC89.pdf

これについての渡辺調査委員会の反論は、それこそ小保方博士側が主張するように、既定の『捏造をがあったという結論』を導くために推論に推論を重ねたものという域を脱することができず、調査委員会も余程論理の組み立てに無理があったと悟ったか、他の論文のリジェクト理由を引っ張り出して『読んだはずだ』というまたもや、できそこないの冤罪推理小説のような言い訳に終始一貫していました。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/t10document12.pdf

このような科学の意見の相違を一方的に裁く権限は何が根拠となっているのでしょう?

第一に、私が論証いたしましたようにSTAP現象が、iPS細胞にもES細胞にも見られない、胎盤への寄与というより進んだ初期化をもたらす証拠であるFI幹細胞の画像は存在するのです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55640336.html

これについての有力な反証仮説は、今をもってしても一切出ておらず、したがって、これをもって、二報のSTAP論文は不正である根拠が存在しないことになるのです。

胎盤に回り込んだ血液の多能性マーカーが光っただの、ES細胞9で、TS細胞1の割合で混ざり合ったものが由来だという話は、インチキな素人サイエンスライターの悪意のデマです。


最初の、石井・渡辺調査委員会では、

石井委員長が自らの論文疑義を指摘され委員を辞任し、他の委員にも同等の疑義が指摘され、弁護士の渡辺委員が急遽委員長に繰り上がるという、全く委員会の体をなしていないドサクサに紛れて、強引な結論が出されました。


その不当な結論を導いた、石井・渡辺調査委員会ですら、FI幹細胞の存在は否定できず、論文の取り下げ勧告(本当は撤回が正しい)を受けたのは、アーティクル論文のみで、アーティクル論文が成立しないと存在しえないレター論文は取り下げ勧告も、一点の不正判定もなされなかったのです。


なぜならば、光る胎盤が写ったFI幹細胞のキメラマウスの画像は真正のものだからです。


それで、『◆〃廝慣錣良埓気鯒定した元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)』というのは、その結論の正否の正当性は全く担保されておらず、さらに、それと『刑事告訴』は無関係です。

この書き方だと、小保方博士が混入犯だと決めつけています!

↑ その上で、『 STAP問題は不正の真相に至らないまま究明を終えることになった。』という産経の言う『不正の真相』とやらは、小保方博士が犯人だとしたいという下心がミエミエなのでした。


どのような根拠で産経はこのような悪意の嘘がつけるのでしょうか?


今回刑事告訴ないしは、刑事告発という話が出たのは、実験におけるES細胞の混入についてなのです。

それについては、桂外部調査委員会が12月25日に理研に調査結果報告をし、理研が翌12月26日に公表した調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※)に明確に書かれています。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf
 ※    ※    ※

 P30

第一は、本調査により、STAP 細胞が多能性を持つというこの論文の主な結論が否定された問題である。その証拠となるべき STAP 幹細胞、FI 幹細胞、キメラ、テラトーマは、すべて ES 細胞の混入に由来する、あるいはそれで説明できることが科学的な証拠で明らかになった。

STAP 論文は、ほぼすべて否定されたと考えて良い。

これだけ多くの ES 細胞の混入があると、過失というより誰かが故意に混入した疑いを拭えないが、

残念ながら、本調査では十分な証拠をもって不正行為があったという結論を出すまでには至らなかった。

これは、本調査委員会の能力と権限の限界でもあると考える。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

それで、例のNHKスペシャルまがいの犯行現場図面が示されているのでした。

 調査報告書(スライド)P18より、
http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

 
イメージ 2



同P19には、このような記載があります。

※    ※    ※(以上引用終わり)

 
イメージ 3


STAP細胞作製時は、7日間、インキュベーターに放置

インキュベーターのある部屋は、人がいないことも多い

夜間に入ることが可能だった人は多い

ES細胞混入の目撃者なし、直接の証拠なし

全ての関係者がES細胞混入を否認

→ 誰が混入したか、故意か過失かは、決定できない


※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ それにしても、このような具体的な図面をしめしておきながら、『過失というより誰かが故意に混入した疑いを拭えないが、』『残念ながら、本調査では十分な証拠をもって不正行為があったという結論を出すまでには至らなかった。』という文章は、

『故意に混入した疑い』がある『誰かが』と書いているにもかかわらず、調査対象者の『十分な証拠をもって不正行為があったという結論を出すまでには至らなかった』というように、あたかも調査対象者が不正を行ったという予断をもった文章を書ける神経を私は理解できません。


しかも、

スライドP19の結論には、『STAP細胞作製時は、7日間、インキュベーターに放置 インキュベーターのある部屋は、人がいないことも多い 夜間に入ることが可能だった人は多い ES細胞混入の目撃者なし、直接の証拠なし 全ての関係者がES細胞混入を否認 』とあるように、

研究者以外も出入り自由だったとちゃんと書いてあるのに、どうして、『このような悪質な嘘』を堂々と公的な報告書で書けるのでしょう?


それに悪乗りした産経は、

『ぁ〕Δ猟敢紺儖颪郎鯒12月、STAP細胞は別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)が混入したものと断定。』

『ァ,海譴鮗瑛Δ蓮⊂保方氏を含む何者かが理研のES細胞を盗んで混ぜた疑いを視野に、窃盗罪などで告訴すべきか検討していた。』

↑ と、またしても小保方博士をESコンタミ犯の筆頭容疑者にでっちあげ、


『Α‐保方氏が所属していた研究室にあったES細胞は、誰でも持ち出せる状態だった上、実験中の偶然のミスで混入した可能性も否定できないと判断した。』と、あとから、ES混入は誰でもできるということを『おまけ』として付け加えるという卑劣極まりない印象操作をやっているのです。


↑ それにしても『小保方氏が所属していた研究室にあったES細胞』って一体何?

どうして、正確に『若山研究室にあったES細胞』ってちゃんと書かない?!

例のES細胞の管理責任者は若山博士なのですよ!

何でもかんでも小保方博士。

冗談じゃありません!

大嘘吐き産経新聞は保守のふりをした人権侵害売国有害メディアです。


↑ 本当に、メディアも理研も外部調査委員会も同じ穴の狢(むじな)なのでした。


↑ いずれにせよ、外部調査委員会は、『これだけ多くの ES 細胞の混入があると、過失というより誰かが故意に混入した疑いを拭えない』と結論付けておきながら、それを解明できないのは、『本調査委員会の能力と権限の限界でもあると考える』

↑ としているからには、この報告書は、

『ES混入犯を究明する、能力と権限』を有する警察行政による捜査を予定しているものと解されます。


しかも、後日、2015年5月14日に、理研OBである石川智久氏が最初『小保方博士名指し』で、名誉棄損も辞さないと刑事告発を行ったにもかかわらず、こっそり『被疑者不詳』に訂正し、兵庫県警がそれ受理した以上、直接事件が起きた理化学研究所が『被疑者不詳』で刑事告訴なければ、ならないわけです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55549803.html

これは、桂外部調査委員会調査報告書から当然に導き出される結論なのです。

メディアが、こんなに卑劣な濡れ衣を、すでにES細胞混入の理由が完全に喪失した小保方博士に被せたまま、頬っ被りを決め込もうとしている以上、

理研は自らの名誉と、小保方博士と自死なさった笹井博士の名誉回復のために真相究明のための刑事告訴をする義務があるのです。

それについて、マスメディアも理研も犯人の徹底究明を求めていないというのは不可解すぎます。

つまりSTAP潰しの人たちは、ES混入犯の大体の予測がついていて、真犯人が分かり、真相が解明されると不味いのだとしか考えられないのでした。


これにつては、まだまだ疑義があるので、次に続きます。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55654145.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その89) 【ファイルSI 93】2015.07.31 

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【ファイルSI 93】2015.07.31 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その89)

◆ STAP騒動の本質は、『ES混入犯は誰か?』ということ!

理研に刑事告訴をしないという法的裁量はありません!

 前回は、

『◆ ES混入犯を刑事告訴する法的義務を放棄した理研と、それを応援するマスメディア。小保方博士を犯人扱いしておきながら、そんなに真犯人を庇いたてたいのか?!』

 という記事を書きました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55652133.html

前回の記事の続きで、例の悪意の産経ニュースからの記事を再掲引用します。↓

  ※    ※    ※
【STAP論文】

理研「小保方晴子」元リーダーの刑事告訴見送る方針…「真相」究明至らず

  2015.3.16 20:06 産経ニュース【下線、附番は眼とろん星人による】
http://www.sankei.com/life/news/150316/lif1503160036-n1.html
(スクリーンショットに眼とろん星人が附番)↓
 
 
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 STAP細胞の論文で不正を指摘された後、記者会見に臨む小保方晴子氏=平成26年4月9日、大阪市北区

STAP細胞の論文不正問題で理化学研究所は、捏造(ねつぞう)や改竄(かいざん)で計4件の不正を認定した元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)を刑事告訴しない方針を固めた。関係者が16日、明らかにした。今週中にも理事会を開いて正式に決定する。STAP問題は不正の真相に至らないまま究明を終えることになった。

理研の調査委員会は昨年12月、STAP細胞は別の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)が混入したものと断定。これを受け理研は、小保方氏を含む何者かが理研のES細胞を盗んで混ぜた疑いを視野に、窃盗罪などで告訴すべきか検討していた。

しかし、小保方氏が所属していた研究室にあったES細胞は、誰でも持ち出せる状態だった上、実験中の偶然のミスで混入した可能性も否定できないと判断した。また、理研は今後、STAP問題について追加調査しない方針を決めており、新たな証拠が見つかる可能性もないことから、告訴を見送る。

理研改革の進行状況を監視している外部有識者委員会も「混入者の特定は問題の本質ではない」などとして、告訴の見送りを月内に認める方向だ。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ 前回、疑義を指摘した以外にも、もっと根深い疑義がこの記事には見出すことができるのです。


『А,泙拭⇒Δ郎8紂■咤圍腺侈簑蠅砲弔い督媛団敢困靴覆な砲魴茲瓩討り、新たな証拠が見つかる可能性もないことから、告訴を見送る。』

↑ それで、『理研は今後、STAP問題について追加調査しない方針を決めており』って、何ですか?一旦、石井・渡辺調査委員会で、結論を出したにもかかわらず、後出しジャンケンで、岸外部調査委員会を設置して再調査。

全部小保方博士に責任を被せたまま、なにが『追加調査しない方針』ですか?

そして、『新たな証拠が見つかる可能性もないことから、告訴を見送る。』

↑ って『新たな証拠が見つかるか見つからないか』という捜査権限を理研が持っていない以上、それをもっている兵庫県警に刑事告訴する義務がありますよ。


『─〕Σ廚凌聞埔靴魎道襪靴討い覲杏有識者委員会も「混入者の特定は問題の本質ではない」などとして、告訴の見送りを月内に認める方向だ。』

↑ それで、外部有識者委員会って、桂調査委員会のことですか?

何が『混入者の特定は問題の本質ではない』ですか?

自分たちが出した、『関係者以外の誰でも勝手に入ってES混入が出来た』という調査報告をした以上、そもそもSTAP騒動問題の本質は、↓


◆ ◆ ◆ 『誰がES細胞を混入したか?』 ◆ ◆ ◆


↑ に決まっているではないですか。

例の、光る胎盤は、ES細胞9割と、TS細胞が1割混ざったものだという、カドヘリンの発見でノーベル賞候補の竹市CDBセンター長の顔に泥を塗るような、いい加減なことを言いだした、例の理研遠藤研究員も、日経サイエンス2015年3月号で同じようなことを言っているので、STAP潰しの人たちの間では、こういうコンセンサスが成り立っているらしいのです。↓


 
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↑ 何が『誰が、ということさえ、究極的には二の次です』ですか?!

『誰がES細胞混入を行ったか』ということが、STAPに対する科学的な事実を確認するのに最重要な事柄ではありませんか。

第一、こんな悪質な研究妨害を許してしまったら、遠藤研究員の御大層な『究極的な興味の対象』とやらである『科学的な事実』もへったくれもありません。


結局のところ、このように奇怪千万な精神構造を持つ彼らの『究極的目的』は何か?↓

 _奮愿に根拠の無いSTAPは全てES細胞の混入ですべて説明が付く。

◆”埓気亡慷燭靴燭里肋保方博士のみ。当然ES細胞混入も小保方博士によるものである。

 STAPは世界三大捏造の中で一番悪質である。【『クローンES細胞ねつ造事件の“韓国!”・黄禹錫(ファン・ウソク)氏』より酷い】

↑ という大嘘を既成事実にして、もうSTAPの真相については闇に葬り去りたいのです。


つまり、メディアも、外部委員会も、理研も、その背後にいる政治的圧力も、

『被疑者不詳』という見出しを記事に絶対につけたくないのです。

しかも、理研という研究機関が『被疑者不詳で刑事告訴』ということになれば、


じゃあ、真犯人は誰だ?ということになって、藪蛇なのです。

何のために理研OBの石川氏が『小保方博士を被疑者として刑事告発を行った』という印象操作をしておいて、あとでコソコソ『被疑者不詳』という兵庫県警の告発受理を目立たなくしたか分からなくなるからなのです。


石川博士の刑事告発の時にも触れましたが、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55410390.html

ここで彼らが隠ぺいしたいのは、

刑事訴訟法第231条2項に規定されている公務員の刑事告発義務です。↓

 刑事訴訟法第231条2項

公務員は職務上、犯罪を認知したときは告発義務を負う

↑ という法規程です。


それで、私はSTAP潰しのメディア、理研、科学者、政治家は、真の混入犯人の目星がついていて、その犯人を必死に隠蔽しているとしか思えないのですが、その理由も随時述べていきます。

まず、またもや悪意の産経新聞の記事から引用します。

 (下線、附番は眼とろん星人による)

 ※    ※    ※

 
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 【もう一筆】

秋田 有名無実…公務員の告発義務

 2015.6.8 07:01 産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150608/rgn1506080031-n1.html

公務員の不祥事や、官公庁が被害に遭った事件の際に「警察に被害届は出していない」とか「刑事告訴はしない」というフレーズを聞くことが多い。

例えば、秋田市立中で事務職を務めていた男性主査が680万円余りを着服し、昨年6月に懲戒免職になったが、市教委も学校も当時、「被害が弁済されているから」と、被害届を出さなかった。

刑事訴訟法239条2項は「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」と、公務員に告発(告訴を含む)義務を課している。

告発以前に被害届すら出さないのは違法と言わざるを得ないが、告発しない裁量があるとされ、罰則は定められていない。

もう一例。秋田大医学部のホームページが4月にシリアのハッカー集団とみられる組織に改竄(かいざん)された事件で、大学は被害届を出していない。


国立大学法人職員は「みなし公務員」とされ、収賄罪などが適用される。では告発義務があるかというと、あると解釈するのは難しいようだ。国会答弁でも法務省刑事局長が、みなし公務員は刑訴法上の「官吏」「公吏」には当たらないとの見解を示している。


だが、国立大学法人職員には公務員同様の法令順守精神を求めたい。政府は公務員の告発義務について整理し、法改正すべきではないか。(渡辺浩)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、ここで本当に産経の言いたいのは、『 ―田 有名無実…公務員の告発義務』などではなく、

STAPのES細胞混入について、↓ぁ慷Δ老沙霑覆鮃圓錣覆ても良いという裁量を有している』という嘘なのです。


それで、イ痢◆惺駑大学法人職員は「みなし公務員」とされ、収賄罪などが適用される。では告発義務があるかというと、あると解釈するのは難しいようだ。国会答弁でも法務省刑事局長が、みなし公務員は刑訴法上の「官吏」「公吏」には当たらないとの見解を示している』という国会答弁はどうやらこれのようです。↓

※    ※    ※

 国会議事録検索システム
 http://kokkai.ndl.go.jp/
 第091回国会 決算委員会 第9号
 昭和五十五年三月十九日(水曜日)
    午前十時十一分開議
 
  出席政府委員
        人事院事務総局 職員局長  金井 八郎君
        法務省刑事局長 前田  宏君
        
 (前略)

○春田委員 一方、日本国憲法の第三十八条には「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」ということになっているわけです。

この辺との絡みから考えてみても、この刑事訴訟法の二百三十九条第二項は、これは同僚や上司をかばい、実効面では効果が上がらないのではないか、形骸化されているのではないかという疑問が起こるわけでございますけれども、法務省としてはどうお考えになりますか。


○前田(宏)政府委員 その点につきましては、規定が明確にそのように規定しております上に、先ほど来御指摘の政府の統一見解、三月七日であったと思いますが、官房長官から申し上げたとおりでございますので、

その規定の履行というものにつきましては、官吏、公吏に当たる公務員といたしまして、当然これを要する場合にはその義務を果たすべきものと考えます。


○春田委員 今後に期待しなければならないわけでございますけれども、いざそうしたいわゆる実効面で見た場合には、このように本人自身が告発するかどうかという点では非常に疑問視されているわけでございます。
 この点で、総理府人事局で、この統一見解が出たわけでございますけれども、今後公務員全体に対してどのように周知徹底されていくのか、その対応というものをお聞かせいただきたいと思います。

○川崎政府委員 さきの統一見解につきましては、この三月十二日に私どもの方で人事管理官会議というものを持っておりますが、その会議の議題としてのせまして説明をいたし、全職員に周知徹底するように取り計らったところでございます。

○春田委員 そこで、実効面で疑問視されているわけですけれども、

もしこの不正を見逃した場合、そしてそれが後で判明した場合、要するに公務員としては告発義務違反として処分されるかどうかという問題です。この点どうでしょうか。


○金井政府委員 およそ国家公務員法上の懲戒の問題につきましては、八十二条におきまして規定がございますが、一般的に、懲戒権者が、非違行為かあった場合には、その非違行為の性質内容その他の事情を考慮しまして、案件ごとに具体的に判断、発動をすべきものでございまして、

お尋ねの場合、一般的に申しますと、正当な理由がなくてことさらに刑事訴訟法第二百三十九条第二項の規定に違反した場合には懲戒処分の対象になり得るものと考えております。


○春田委員 なり得ると思いますということでございますけれども、過去の事例からして、

この告発義務違反として八十二条の第二項を適用されたことがございますか。


○金井政府委員 

従来までそのようなケースはございません。


○春田委員 ということで、非常に私自身も期待するわけでございます。
 続いて質問に参りますけれども、刑事訴訟法二百三十九条の条文には、先ほど前田局長もおっしゃったように

「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。」こうなっております。このいわゆる官吏、公吏の範疇といいますか、範囲でございますけれども、どの人たちを指すのか、お尋ねしておきたいと思うのです。


○前田(宏)政府委員 

官吏、公吏というような古いような表現が使われておりますが、現在に当てはめてみますと国家公務員と地方公務員がこれに当たるものと考えます。


○春田委員 

たとえば専売公社とか国鉄等はそれぞれ設置法があるわけでございますけれども、設置法によればいわゆる公務員とみなす、普通みなし公務員と呼んでいるようでございますけれども、こうした方たちもこの官吏、公吏の中に入ってくるのかどうか。


 
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○前田(宏)政府委員 

お尋ねの点につきましては、若干議論があろうかと思いますけれども、やはり公務員そのものではございませんで、そういう法令の特殊性から公務員扱いにされているというものでございますので、この刑事訴訟法に言う官吏、公吏には当たらないのではないかというのがさしあたっての私どもの考え方でございます。


 
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○春田委員 

昨日、専売公社の方にお尋ねしましたら、やはりこの二百三十九条の第二項につきましては準用する、このように専売公社の方たちも言っておるわけでございますけれども、いま局長は当たらないとおっしゃいました。向こうは準用する、こう言っているわけですね。その辺の食い違いがあるわけでございますけれども、どう理解したらいいのですか。


○前田(宏)政府委員 私ども申しましたのは、刑事訴訟法の規定の非常に事務的な解釈ということで申したわけでございますが、

いま専売公社の方でどういう御見解を持っておられるか、じかに聞いたわけではございませんけれども、その御趣旨は、やはりみなし公務員といえども公務員に近いようなものであるということにおきまして、こういう規定の趣旨を尊重すべきであるという、こういう御趣旨ではなかろうかと察するわけでございます。


○春田委員 

要するに尊重すべきであるということで、義務規定ではない、こういう御理解じゃないかと思うのですけれども、私が直接聞いた範囲の中では、二百三十九条については私たちは守るように言われております、こう言っておるわけですね。

 その辺のところをひとつ確認をしていただきたいと思うのですが、そういうことで、官吏というのは当然国家公務員といいますか、公吏が地方公務員になるわけでございまして、公団、公社の職員が対象外になるわけですね。

しかし、昨今の事件等には鉄建公団とか住宅公団とか、そういう公団、公社の不正事件が相当多いわけです。そういう点で、これらを放置していいのかという、別の面からのそういう意見もあるわけでございますけれども、この辺の対策といいますか、お考えをいただきたいと思うのです。


○前田(宏)政府委員 

公社とか公団の職員につきまして、どのような義務を課するのが適当かということになりますと、直接的には私どもの所管ではないというような面もあるわけでございますけれども、

御議論のようなこともあるわけでございますので、検討に値すると思いますが、現在の刑事訴訟法の解釈といたしまして、本来の公務員と、みなし公務員と言われるものとでは、やはり性質的にも若干の差があろうというふうに考えておる次第でございます。


○春田委員 それから、

刑事訴訟法の全面改正の報道があるわけでございますけれども、そうした作業が進んでいるのかどうか、お尋ねしておきたいのです。


○前田(宏)政府委員 お尋ねは、先般三月五日付でございましたか、一部の新聞にそういう報道がなされたことを前提にしてであろうかと思いますが、私どもといたしましては、実はあの報道も若干意外のような感じも持ったわけでございまして、刑事訴訟法そのものにつきましては、いろいろと私どもとして常時検討はいたしておりますけれども、さしあたって、あそこで報道されておりますようなことにつきまして、具体的な検討を進め、直ちに改正作業をするというようなことは考えていないわけでございます。
 

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、産経の言う刑事局長答弁は、まだ三公社五現業などが存在し、民営化云々のきっかけになった専売公社【1985年(昭和60年)に日本たばこ産業株式会社 (JT) が設立され解散】や国鉄【1987年4月1日付で日本国有鉄道の清算業務を所管する日本国有鉄道清算事業団(1998年10月22日解散)に移行】や住宅公団【1981年10月1日住宅・都市整備公団法により解散】等の不法行為が頻出し、そういった労働争議等の問題を含んだ微妙な質問においてなのでした。

しかも、法務省刑事局長 前田宏君は

『若干議論があろうかと思いますけれども、』と言い訳をしながら、

『この刑事訴訟法に言う官吏、公吏には当たらないのではないかというのが“さしあたっての私ども”の考え方でございます。』と言っています。


産経新聞の渡辺浩氏にお尋ねしたいのですが、国鉄も専売公社も住宅公団もあった35年前の法務省刑事局の『さしあたって』の考え方が、いまだに『さしあたるの』ですか?それとも『さしあたらない』のですか?

確か、あの頃の産経は、公社公団の民営化について大賛成で、むしろ、みなし公務員の告発義務違反もどんどん取り締まれと言うお立場だったやのように、物の本によると考えられるのですが、いつから宗旨替えなさったのですか?

STAPの問題だけは例外なのですか?


しかも『 昨日、専売公社の方にお尋ねしましたら、やはりこの二百三十九条の第二項につきましては準用する、このように専売公社の方たちも言っておるわけでございますけれども』、と聞かれて『私ども申しましたのは、刑事訴訟法の規定の非常に事務的な解釈ということで申したわけでございますが、いま専売公社の方でどういう御見解を持っておられるか、じかに聞いたわけではございませんけれども、その御趣旨は、やはりみなし公務員といえども公務員に近いようなものであるということにおきまして、こういう規定の趣旨を尊重すべきであるという、こういう御趣旨ではなかろうかと察するわけでございます。』と玉虫色の答弁をし、さらには『公社とか公団の職員につきまして、どのような義務を課するのが適当かということになりますと、直接的には私どもの所管ではないというような面もあるわけでございますけれども、』と他人事にして、

『御議論のようなこともあるわけでございますので、検討に値すると思いますが、現在の刑事訴訟法の解釈といたしまして、本来の公務員と、みなし公務員と言われるものとでは、やはり性質的にも若干の差があろうというふうに考えておる次第でございます。』と言いのがれているわけです。


ところが、今回の理研のSTAPにおけるES細胞混入については、こういった労働争議とか『同僚や上司をかばい、実効面では効果が上がらないのではないか』という可能性は薄情極まりない理研においては絶無なので、そのまま自分の都合のいいように切り張りして、論理を組み立てるのはおかしいのです。

それにしても、昭和55年って、1980年ですよ。今から35年前の国会の局長答弁なんて、産経の渡辺浩氏は、よくぞ探し出してきましたね。

しかも、『だが、国立大学法人職員には公務員同様の法令順守精神を求めたい。政府は公務員の告発義務について整理し、法改正すべきではないか』という結論は、この国会答弁要旨のまるパクリだし。


↑ それを言うなら、例えば、こんな国会答弁もあるのです。↓

 ※    ※    ※

 [002/002] 159 - 衆 - 法務委員会 - 11号
 平成16年04月07日
 平成十六年四月七日(水曜日)
    午前十時二分開議
 政府参考人
   (法務省刑事局長)樋渡 利秋君

 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案(内閣提出第六七号)

○与謝野委員 刑事局長にお伺いしたいんですけれども、裁判員が審理がまだ行われている最中に被告人関係者から金銭を受けた、これは、この裁判員法上の罪なのか、刑法上の罪なのか。あるいは、単純にお金を受け取った場合、あるいは具体的な請託を受けてお金を受け取った場合、

これは一体どういう罪に問われるのか。裁判員というのは、公務員というか、みなし公務員というふうに考えるのか。裁判員にはよくそのことは知っておいていただかなければならないので、きちんと明らかにしていただきたいと思います。


 
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○樋渡政府参考人 お答えいたします。

裁判員は刑法第七条第一項に言います「公務員」に該当しますので、その職務に関してわいろを収受した場合は収賄罪が成立するということになります。


 
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○与謝野委員 その場合、単純収賄も成立するし、請託を受けた受託収賄というのも成立し、両方、別々のケースで成立するのか、あるいは請託を受けたときのみ成立するのか、どっちでしょう。

○樋渡政府参考人 裁判員は要するに公務員となるわけでございますから、一般の公務員と同じでございまして、請託を受ければ受託収賄でございますし、受けなければ単純収賄、その他の収賄の罪に関しても同様の考え方で成立するわけでございます。

○与謝野委員 受け取った金品あるいは受け取る約束をした金品が被告人関係者以外であったような場合、例えば出版社あるいはライター、その場合は収賄罪は成立するのか、しないのか。

○樋渡政府参考人 要するに、証拠上の問題でございまして、職務に関して金品を受領したかどうかということにかかわるわけでございますから、職務に関して金品を収受する以上は、通常の公務員と変わらずに収賄罪が成立するということでございます。

○与謝野委員 その職務に関してというのは、例えば裁判員の職務が終わったらニュースをくださいと言って、金銭を収受した場合は贈収賄罪というのは成立するのかどうか。

○樋渡政府参考人 その場合も具体的な証拠によるわけでございますが、事後収賄の要件がそろっていれば事後収賄ということになると思います。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、呼び出しを受けた裁判の時だけの裁判員ですら、『みなし公務員』であり、刑法上、公務員の取り扱いを受けるということです。

刑事訴訟法は、刑事訴訟法第一条にあるように『刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現することを目的とする。』という主旨の法律ですから刑事訴訟法における『告発義務』のみが、みなし公務員において例外的に適用除外されるという法的根拠が分かりません。

ここで注意したいのは、昭和55年の国会答弁と同じ法務省刑事局長である樋渡政府参考人は、平成16年時点において、『裁判員は刑法第七条第一項に言います「公務員【みなし公務員も含む】」に該当しますので、その職務に関してわいろを収受した場合は収賄罪が成立するということになります。』と答えていて、

『裁判員は刑法第七条第一項に言います「公務員」に該当し、その職務に関してわいろを収受した場合は“刑事訴訟法第二百三十九条第二項において適用除外が認められている告訴・告発ではございませんので”、収賄罪が成立するということになります。』とは言っていません。

つまり、みなし公務員は、昭和55年の答弁の『さしあたって』の期限は解除され、刑事訴訟法第二百三十九条第二項の規定も含めた刑法上の身分があると見做されるという通説に変わっているということです。

『Α\府は公務員の告発義務について整理し、法改正すべきではないか。』と産経は言っていますが、現行法においても、ちゃんとみなし公務員は告発義務を負っているのです。

産経は小保方博士が生まれる数年前の、はるか35年前の古証文を持ち出してまで、STAPのES細胞混入犯人の究明がされては不味いらしいのです。


まず、理化学研究所所員の法的身分をみてみましょう。

独立行政法人通則法(平成十一年七月十六日法律第百三号) 「第二条第四項」

 (定義)
 第二条第四項 この法律において「独立行政法人」とは、国民生活及び社会経済の安定等の公共上の見地から確実に実施されることが必要な事務及び事業であって、国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもののうち、民間の主体に委ねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるもの又は一の主体に独占して行わせることが必要であるもの(以下この条において「公共上の事務等」という。)を効果的かつ効率的に行わせるため、中期目標管理法人、国立研究開発法人又は行政執行法人として、

この法律及び個別法の定めるところにより設立される法人をいう。


↑ それで、理研の場合、個別法の定めるところによる法人なので、国立研究開発法人理化学研究所法(平成十四年十二月十三日法律第百六十号)最終改正:平成二六年六月一三日法律第六七号が根拠法になるわけですが、↓

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO160.html

『第十五条  研究所の役員及び職員は、刑法 (明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。』

↑ と規定にあるように、理研職員は所謂(いわゆる)『みなし公務員』で、

秘密の保持義務が求められるほか、公正妥当な執行を担保するための贈収賄罪や公務執行妨害罪等を適用することが可能となります。


従って理研職員の刑法上の身分は国家公務員ですから、刑法上の規程に拘束されることになります。


それで、先述した刑事訴訟法の規程に公務員の告発義務があります。↓

 (告発)
 第239条2項

官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。


これについて、今回のSTAP研究におけるES細胞コンタミ犯罪に適用されるかという問題が出てくるわけですね。


弁護士ドットコムにはこういう解釈が載っています。↓

 ※    ※    ※

刑事訴訟法第239条第2項の解釈について

http://www.bengo4.com/other/1146/1288/b_200109/

 鐘ケ江 啓司 弁護士 福岡県 福岡市 福岡市中央区

 同条の解釈については,安富潔『刑事訴訟法』(三省堂,2009年発行)の76頁によると,
「告発義務については訓示規定とする説(青柳・上339頁)も見られ,同旨の下級審判例(略)もあるが,

通説は義務規定と解し,その違反は国家公務員法82条1項2号,地方公務員法29条1項2号の懲戒事由にあたるとしている。

 もっとも,義務規定であると解しても,公務員の職務上相当と考えられる程度の裁量まで禁止するものではない。

告発を行うことが,当該公務員の属する行政機関にとってその行政目的の達成に重大な支障を生じ,そのためにもたらされる不利益が,告発をしないで当該犯罪が訴追されないことによる不利益より大きいと認められるような場合には,行政機関の判断によって,告発しないこととしても,この規定には違反しないものと解される。


公務員が告発義務を負うのは,職務を執行するに際し,その職務内容に関係のある犯罪を発見した場合に限られる。

 なお,公務員が職務上知り得た秘密に属する事項については,103条,144条との均衡上,告発の義務を負わないものと解される」とされています。
 (中略)
 追記します。『大コンメンタール刑事訴訟法 第2版 4巻』(青林書院,2012年)の770頁では

「告発の前提として,官公吏において,その職務を行うことにより,合理的根拠に基づき犯罪があると思慮されることが必要であり,具体的事案に即して官公吏が判断することになる。」

 とありますので,合理的な根拠がないのに「犯罪がある」と思っただけでは告発義務はないでしょう。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、産経の記事における法解釈である、訓示規定とみなす説は、通説ではなく、しかも、労働争議が盛んでまだ旧社会党や共産党が強かった頃の時代背景を背負った極めて政治的な解釈で、現在は、樋渡刑事局長の答弁通り義務規定とみなす法解釈説が適用されているということなのです。


さらに、“北海道町村会ほーむ支援室”というサイトの、下記URLにこのような法解釈が載っていました。↓

 http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/
 http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/jireisyuu/kaitou77.htm

※    ※    ※

公務員の告発義務とその方式について

 (中略)

2 公務員と告発

(1) 法令の規定

法第239条第1項では「何人でも犯罪があると思料するときは、告発をすることができる」とし、第2項では「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」としています。

ここで、「その職務を行うことにより」とは、必ずしもその犯罪事実の発見そのものが職務内容である必要はなく、「職務の執行に際し」と広く解するのが通説となっています。

(中略)

(2) 告発義務

公務員が職務執行に際し犯罪事実を発見した場合は、必ず告発しなければならないものでしょうか。

説は分かれており、第239条第2項の規定を訓示規定とするものもありますが、通説はこれを義務規定としています。

 しかしながら、この通説においても、告発するか否かについて職務上正当と考えられる程度の裁量まで許さないとするものではないというのが一般的な考え方となっています。

ここで問題となるのが、職務上正当か否かの判断ですが、

 この点については「例えば、公立中学校の生活指導担当の教諭が、喫煙をしている生徒を見つけたが、いまだ生活指導の余地ありとして、教育上の見地から告発をしないことは、事情によっては『職務上正当』と認められるであろう。

これに対し、本来捜査機関によって判断されるべき事由、例えば、被疑者の再犯のおそれ、改悛の情の有無等を判断して、これによって告発するか否かを決めたり、その他自己の職務と関係のない事由によってこれを判断したりすることは、許されない」ものと解されています(地方行政実務の法律相談上巻(ぎょうせい)93~95p)。


※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ これにおいて、『これに対し、本来捜査機関によって判断されるべき事由、例えば、被疑者の再犯のおそれ、改悛の情の有無等を判断して、これによって告発するか否かを決めたり、その他自己の職務と関係のない事由によってこれを判断したりすることは、許されない』とありますので、


『А,泙拭⇒Δ郎8紂■咤圍腺侈簑蠅砲弔い督媛団敢困靴覆な砲魴茲瓩討り、新たな証拠が見つかる可能性もないことから、告訴を見送る。』とか、『─ヽ杏有識者委員会も「混入者の特定は問題の本質ではない」などとして、告訴の見送りを月内に認める方向だ。』という判断は、

『本来捜査機関によって判断されるべき事由』なのであって、理研や外部有識者委員会も裁量権を持ち得ず、そのことは、兵庫県警に石川氏が提出した『容疑者不詳の刑事告発』受理によっても、理研が刑事告訴を行う義務を負うに足る合理的根拠は十分に裏打ちされているのです。


つまり、刑法上のみなし公務員であるところの理研が刑事告訴を行わないと、下記の規程に抵触するわけです。↓


 国家公務員法(昭和二十二年十月二十一日法律第百二十号) 「第八十二条」

第八十二条  職員が、次の各号のいずれかに該当する場合においては、

これに対し懲戒処分として、免職、停職、減給又は戒告の処分をすることができる。

一  この法律若しくは国家公務員倫理法 又はこれらの法律に基づく命令(国家公務員倫理法第五条第三項 の規定に基づく訓令及び同条第四項 の規定に基づく規則を含む。)に違反した場合

二  職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合


↑ つまり、産経の言う、↓

『 刑事訴訟法239条2項は「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」と、公務員に告発(告訴を含む)義務を課している。』

『ぁ々霹以前に被害届すら出さないのは違法と言わざるを得ないが、告発しない裁量があるとされ、罰則は定められていない。』

↑ というのは大嘘なのでした。

↑ 石川博士は、せっかく、STAPのES混入犯刑事告発という勇気ある英断を下されたわけですから、ついでに理化学研究所をこちらの罪で刑事告発なさったら宜しいかと思います。

第一、小保方博士の辞表を受け取った後で、懲戒解雇相当って何?

小保方博士には退職金が出ないということを前提に、マスコミには『退職金は出ませんから辞表を受け取りました』と言い訳して、辞めさせた後で処分って、最初から訴訟封じがミエミエの陰湿さがたまらないんですけれどね。

自分達こそ懲戒解雇に値する重大な告訴義務違反をやっておいて。


理研の告訴義務の不履行もついでに刑事告発すれば理研の膿(うみ)を出すことになって良いと思うのですが、いかがでしょうか石川博士?


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その90) 【ファイルSI 94】2015.08.05 

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【ファイルSI 94】2015.08.05 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その90)

◆ 偉大なる科学者笹井芳樹博士の一周忌に寄せて

 前回は、

『◆  STAP騒動の本質は、『ES混入犯は誰か?』ということ! 理研に刑事告訴をしないという法的裁量はありません!』

 という記事を書きました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55654145.html

笹井芳樹博士の業績を知るに付けても、今回のSTAP騒動がいかに科学と無関係なところで発生し、世界でも錚々たる地位を占める論文執筆者に対していかに無用で重大な苦痛を与えたのか改めて驚かされます。

 

アトモス部屋一同は、故笹井芳樹博士に対し、ここにあらためて深甚なる敬意と哀惜の念をもって追悼いたします。


作年平成26年8月5日世界の宝ともいえる偉大なる科学者であられた笹井芳樹(ささいよしき)博士が逝去なさいました。52歳という若さでした。自らの手で命を絶たれるという悲劇的な手段を用いて。


この大天才科学者が、若い才能豊かな研究者である小保方博士のSTAP研究に対して、御自身の論文や偉大なる幾多の大科学者の業績を差しおいて、おっしゃた言葉。↓

【偏向報道『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』 の全貌- 14.07.27と思われる映像より】↓

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-『正直ネイチャーのライフサイエンスの論文の中で、私が大学院入って以来過去25年間で一番すごいというか、想定外の、あのインパクトのある論文だと思います』-


↑ 本当に手放しで絶賛され、まるで少年のような好奇心が満たされた充足感に輝いた笑顔です。

なんという科学に対して無私で謙虚で誠実な方だったのでしょう。私は、笹井博士こそ真に純粋な科学者だったのだと強い感銘を受けました。


この笑顔と対照的な、STAP研究に浴びせかけられた、品性下劣な誹謗中傷の言葉の数々。

彼女らは、彼らは、本当に恥ずかしくないのでしょうか?

まあ愚問ですね。恥とか罪悪感といった言葉はこの人たちとは無関係なものでしょうから。


理化学研究所 多細胞システム形成システム研究センター【RIKEN CENTER FOR DEVELOPMENTAL BIOLOGY = 理研CDB】は2014年8月25付けで笹井博士の業績を記した『笹井芳樹博士を偲んで』という記事をアップしました。↓


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http://www.cdb.riken.jp/news/2014/topics/0829_4980.html#a002

↑ この記事により、科学者としての笹井博士の偉大さの“ほんの一端”を垣間見ることができます。


ところが!理研本体のHPには、笹井博士の業績を紹介するこの記事に対するリンクが存在していません。↓

http://www.riken.jp/pr/topics/2014/

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↑ 何なのでしょうね。この仕打ちは?

ただ単に理研CDBの作成した記事にリンクを貼るだけで済む話なのですよ!


笹井博士の訃報についても、笹井博士のお名前すら出さない!

冷酷無比とはまさにこのことです。

私が、理化学研究所本体のHPの問題点をスクリーンショットに書き込みました。↓


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それにしても、笹井博士の逝去からわずか3日後の、2014年8月8日には『元職員による公印等の不正持ち出し及び不正送金等について』という広報。

この犯人は、日本にナンチャッテ帰化した支那人だということが隠ぺいされています。

日本の科学技術の機密入手と、有印公文書偽造を目的とした公印窃盗、金品の横領が、最初から目的のために日本に帰化した支那の工作員支那人によって実行された。

そのような人物が、簡単に世界的な科学研究機関の理研北京事務所長になれるという事実。

優秀な科学者である小保方博士の理研抜擢採用に関して、揣摩臆測で誹謗中傷しているメディアは、このような国家機密の漏えいの可能性という重大事件については、疑義がでっち上げられた山中伸弥博士の支那人ノート持ち去り事件の時同様沈黙しています。

このとき理研は、ちゃんと刑事告訴義務を果たしているのです。

その同じ理研が、いかなる理由によって、STAP研究妨害という悪質な犯罪の刑事告訴義務という、刑事訴訟法第二百三十九条第二項に明記された規程にたいする違反を堂々と行うことができるのでしょう?


そもそも存在しない『STAP研究不正問題』というメディア、ネットの工作組織、エセ科学者、それを信じる愚民愚衆、いわゆる文化人、サイエンスライター、評論家、背後にある政治的圧力によってデッチアゲられ、ねつ造された『STAP騒動』は一切、解決していないのです。


その火の無いところに放火炎上させられた科学とは無関係な悪意の政治工作は、本当に世界の科学においてあまりにも大きく、酷薄な犠牲を強いることになりました。


ところでメディアは、世界の発生生物学をリードし続けていた笹井博士の真の偉大さを報じようとしません。


ここに、改めて、理研CDBの手による2014年8月25付『笹井芳樹博士を偲んで』という記事を中心に、かけがえのない科学者であられた笹井博士の偉大さをご紹介するとともに、心から哀悼の意を表します。↓

【理研CDBの手による2014年8月25付『笹井芳樹博士を偲んで』より引用。対応論文の注記は略】
http://www.cdb.riken.jp/news/2014/topics/0829_4980.html#a002

 ※    ※    ※

1. 「医療の場から研究の場へ」


笹井氏は1986年に京都大学の医学部においてMDを取得した後、内科医の研修医として医療の現場で働き始めた。しかし、多くの病が生物学的に明らかにされていないことを知ると、神経生物学を研究していた京都大学の中西重忠教授のもとで研究を開始した。中西研では神経発生を含む、多くの発生イベントに重要な役割を果たしている脊椎動物のHes-1およびHes-3を同定した。


2. 「シュペーマンオーガナイザーの分子実体の同定」

笹井氏は京都大学で博士課程を得ると、ポスドクの留学先としてアフリカツメガエルの初期発生の研究をしていたUCLAのEddy De Robertis研を選んだ。

シュペーマンらによる両棲類を用いた研究により、オーガナイザーが神経を含む背側領域の誘導活性を有することが知られていたが(この功績により、シュペーマンは1935年にノーベル賞を授与されている)、当時、その分子実体は同定されていなかった。1990年代初期は分子生物学の急速な発展がみられ、発生生物学と分子生物学の融合が始まろうとしていた。


笹井氏は京都大学で学んだ分子生物学的な手法を用いてオーガナイザーの分子実体を探り、Chordinの同定に成功した。


さらに翌年、Chordinが神経誘導活性を有することを明らかにした。アフリカツメガエルのアニマルキャップと呼ばれる未分化な組織(外胚葉由来の組織で表皮に分化するが、内・中胚葉に分化する能力も保持している)にChordinを過剰発現させると、神経に分化することを見いだしたのだ。


また、Chordinの神経誘導活性はBMP4により拮抗されることも明らかとなった。後に、ChordinとBMP4による相互抑制は神経発生だけでなく、背腹軸の決定という発生学の中心的な役割を果たしていることが示された。

現在では、Chordin-BMP4による背腹軸の決定は、ショウジョウバエから脊椎動物まで種を超えて広く保存されていることが知られている。


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 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑以上の説明で、笹井博士の業績は。↓

 .ーガナイザーが神経を含む『背側領域』の誘導活性を有することが知られていたが(この功績により、シュペーマンは1935年にノーベル賞を授与されている)、笹井氏は京都大学で学んだ分子生物学的な手法を用いてオーガナイザーの分子実体を探り、Chordin(コーディン)の同定に成功した。

◆,気蕕僕眷、Chordinが神経誘導活性を有することを明らかにした。【アフリカツメガエルのアニマルキャップと呼ばれる未分化な組織(外胚葉由来の組織で表皮に分化するが、内・中胚葉に分化する能力も保持している)にChordinを過剰発現させると、神経に分化することを見いすことによって解明】

 Chordinの神経誘導活性はBMP4により拮抗されることも明らかとなった。後に、ChordinとBMP4による相互抑制は神経発生だけでなく、背腹軸の決定という発生学の中心的な役割を果たしていることが示された。

ぁ仝什澆任蓮Chordin-BMP4による背腹軸の決定は、ショウジョウバエから脊椎動物まで種を超えて広く保存されていることが知られている。

↑ 以上であると紹介しています。


笹井博士のこの『シュペーマンによって、その存在が予言され、幾多の一流の科学者により70年間発見できなかった、『神経を含む背側領域の誘導活性を有するオーガナイザー』としての『コーディン=Chordin』の同定に成功した』という業績に対する意義を私なりに理解できる範囲で、まとめてみることにします。

それにしても、この業績は、驚くべきことにポスドクの留学先としてアフリカツメガエルの初期発生の研究をしていたUCLAのEddy De Robertis研でのわずかな期間に成し遂げられたのです。

これを天才と呼ばずして、何と呼ぶのでしょう!?


先日、ES細胞とTS細胞は細胞同士を接着させるカドヘリンが違うので接着しないという記事を書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55631943.html

↑ その中で、竹市センター長によるカドヘリンの発見は、現代の発生生物学において、いまや常識であるほどのノーベル賞級の業績だということを、

『新しい生物学の教科書 (新潮文庫) 』2004/7/28池田 清彦 (著)からの引用により、ご紹介しました。


笹井博士のコーディンも、生物の神経誘引の基礎的知見として、外すことのできない、偉大な業績なのですが、これについても、池田 清彦博士が、生物の進化、発生の基礎について書かれた著作の中でも登場します。↓


『「進化論」を書き換える (新潮文庫) 』2015/2/28池田 清彦 (著)p106より。

 ※    ※    ※

◆ 高分子のネットワークシステムとしての生命


思い出してほしい。一つの遺伝子は最終的にたんぱく質を作る。たんぱく質はたんぱく質であって形ではない。だから、一つの遺伝子が一つの形態に対応していることはあり得ない。

形は、細胞の中で発現した様々なたんぱく質が、体の中のどの部分にどんな濃度でどのようなパターンで分布しているかによって決まるのだ。

しかも、それらは時間と共に変化していく。だから生物は発生するのだ。そのために沢山の遺伝子たちの協働作業が必要だ。遺伝子の発現の組み合わせが形を決めるのだ。

それをコントロールしているのが発生遺伝子なのだ。


動植物の遺伝子の数はせいぜい二万か三万である。

しかし、遺伝子の発現の組み合わせは膨大である。そこに生物多様性の根拠がある。

しかし、発生遺伝子の使い方には何となく共通のパターンがあり、それが生物多様性の枠組みを決めている。


海綿動物や刺胞(しほう)動物(サンゴ、ヒドラなど)を除いて、動物はみな、頭と尻、背と腹の二つの軸を持つ。


脊椎(せきつい)動物は背側に神経系、腹側に消化器系がある。

昆虫では逆に背側に消化器系、腹側に神経系がある。

 背に腹はかえられないというけれど、もしかしたら、進化史のどこかで背と腹をひっくり返して誕生したのが脊椎動物なのかもしれないと、考えた人もいたかもしれない。

 前に話の出たキュヴィエの同僚だったジョフロワ・サンチレールは、すべての動物は一つの原型から導けると主張した。

昆虫の背と腹をひっくり返せば脊椎動物になるわけだ。

 キュヴィエはこれに反対して、動物は互いに変換不可能な四つの類型に分類できると主張した。これについてはすでに述べた。

 キュヴィエとジェフロワの論争は、パリ・アカデミー論争という生物学史を飾る有名な論争になるのだが、長くなるのでその話はしない。結論を言えば、この論争はキュヴィエの勝利に帰したということになっている。

しかし、ジョフロワが生き返って、進化発生学の成果を知れば、やっぱりオレの方が正しかったというに違いない。


なぜって、昆虫の背側で働いている発生遺伝子はヒトの腹側で働き、昆虫の腹側で働いている遺伝子はヒトの背側で働いているからだ。


昆虫や脊椎動物の背腹は前後軸と同様に母性因子によって決定されている。

昆虫の二つの軸はあらかじめ決定されているが、

脊椎動物は背腹軸は受精の時に精子が入る位置により決まる(前後軸はあらかじめ決定されている)。精子が侵入すると卵の皮質が三〇度回転して、非対称性が生じ、精子の侵入点は腹側となる。


ショウジョウバエの腹側にはゾクという遺伝子が発現し、

これは腹側神経系の形成に関与する。


一方、脊椎動物のアフリカツノガエルでは


コルディン【眼とろん星人注:これが、天才科学者笹井博士が発見した発生遺伝子コーディン(Chordin)のこと!】

という遺伝子が発現して背側の神経の形成に関与する。


実はこの二つの遺伝子は相同な遺伝子なのだ。

ショウジョウバエの卵の中で、コルディンはゾグと同じ機能を持つことがわかっている。


さらに、ショウジョウバエの背側にはdppという遺伝子が発現し、アフリカツノガエルの腹側にはBMP-4という遺伝子が発現するが、これらの遺伝子もまた相同なので、


昆虫と脊椎動物では背側の構造と腹側の構造を作るのに、

同じ遺伝子をひっくり返して使っているのである。


 生物は生体内のたんぱく質たちの協働作業の賜(たまもの)として存在している。約二万個の遺伝子の発現順序の組み合わせは膨大な数に上り、首尾よく発生に成功し子孫を残せる組み合わせは、進化史上に存在したすべての生物種の数よりもはるかに多いに違いない。私の考えによれば生命とは高分子の配置のことなので、将来、人工的に何兆という物質をいっぺんに配置する技術が開発されれば、全く新しいタイプの生物を作ることができるようになるはずだ。

 しかし、現状では新しい生物を作ることができるのは現在生きている生物だけだ。生物は生き続けながら変化せざるを得ない。
 ある信号伝達たんぱく質が突然変異で変われば、本来のたんぱく質が結合すべき受容器に結合できず、従って信号は伝達されず、生物は死んでしまうだろう。

 生き延びるためには、受容器もまた同時に変わる必要がある。受容器が変われば変わったで、また他のたんぱく質との相互作用に不調をきたすかもしれない。生物はこういった高分子たちのネットワークシステムなので、ほとんどの突然変異は非適応的なのである。

 一つの高分子がたくさんのネットワークに関係していればいるほど、変化することは難しくなる。そこに生物の保守性が生じる。

 たとえばDNAの遺伝暗号はすべての動植物で同じだが、これがひとつでも変化すれば、生物はたちどころに不調をおこして死んでしまうだろう。しかし、このことは遺伝子暗号が物理化学法則によって一義的に決定されていることを意味しない。

 生命の進化史の初期に戻って進化をやり直せば、別の遺伝子暗号系が立ち上がってくるかもしれない。するとその後の生物たちは、今度はこの暗号系に拘束されることになる。生命のルールは恣意的(しいてき)であるが強い拘束性をもつのだ。

 ※   ※   ※(以上引用終わり)

上記にあるように、池田博士は、理研CDBが紹介したい砲弔い討寮己発生における学問における成果の位置づけや、その可能性について述べておられるのですが、これについて補足します。


まず、↓

『なぜって、昆虫の背側で働いている発生遺伝子はヒトの腹側働き、昆虫の腹側で働いている遺伝子はヒトの背側で働いているからだ。』

↑ というのはどういうことかといいますと、

最初に、生物は一つの万能性を持つ受精卵が分裂を繰り返しながら、さまざまな体組織を形成して発生します。


つまり、最初のたった一つの受精卵は、手にも足にも、心臓にも骨にも神経や脳にも皮膚にもなりうるのですが、それが成長すると、それぞれの組織に分化していくわけですね。↓

 『細胞の不思議 - その1 -』『細胞とは?』より。
 図3 胚葉形成(再掲)
http://www015.upp.so-net.ne.jp/j-hata/husigi/saibou1.html

イメージ 7



↑ この図で『内胚葉』、『中胚葉』、『外胚葉』(総称して三胚葉)という言葉が出てきますが、STAPネイチャー論文において、小保方博士の三胚葉のテラトーマ画像の不正という『デッチアゲ』について、誹謗中傷をする人は、当然のことながら、このようなことを理解していなければおかしいのです。

しかも、テラトーマもへったくれも、それより進んだキメラマウスを小保方博士が作成したSTAP“様”細胞を用いて、若山博士が作成したわけですから、ここにおいて、小保方博士がテラトーマの画像において、悪意の捏造をする根拠がないのです。


細胞の初期では、まだ神経にも表皮にも骨にもなれる能力を持っています。

ES細胞にせよ、iPS細胞にせよ、STAP細胞にせよ、成長して神経や表皮や骨なんかに分化した細胞を一旦を初期化【リセット】して、再分化しなおして、いろんな臓器を作ることによって、再生医療に役立てようということです。


それで、細胞から各組織が形成している過程について、カエルの図でみてみましょう。↓

http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/develop.htm

『個体の発生と分化機 - 配偶子形成と受精』より引用。

 ※   ※   ※

2)カエルの場合

 脊椎動物のカエルの卵は端黄卵で、卵割様式は全割であるが、ウニの場合のように等割ではなく、動物極では割球が小さく、植物極では大きい不等割である。胞胚まではウニの場合とだいたい同じだが、胞胚後期になると、黒色の細胞が増えて、赤道面の下まで広がり、胞胚腔は卵黄の少ない動物局側にかたよった位置に生じる。

やがて植物極側(植物極点ではなく赤道面に寄ったところ)に半月状の切り込みができ、この溝を通って外側の細胞が内部へ侵入していく陥入が始まる。

この溝が原口である。原口の動物極側(原口背唇)の細胞群は増殖しながら内部へ陥入を続けるとともに、動物極側へも移動し、動物極を覆い、さらに赤道面を越えて植物極側をも覆うようになる。


こうして外側を覆おう細胞群は外胚葉となり、内部に包み込まれた卵黄を含む細胞群は内胚葉となり、侵入した細胞群は中胚葉となる。


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 ※   ※   ※(以上引用終わり)

↑ この図に出てくる■減挧Υ筺↓7実胚や、に胚期は、相澤チームリーダーによる検証実験の記者会見説明や質疑応答に出てきました。

これが理解できていない人が、STAPのあるなしや、研究不正についてとやかく言う資格はないのです。


ところで、イ慮仰我藉亡抛生じるわけですがが、そのとき、ヒトの原始線条に相当するのが原口なのです。


この原口の背唇部(はいしんぶ)がオーガナイザー(形成体)としても機能していることは、イモリ胚を使った移植実験で発見されました。

どういう実験かというと、イモリの初期原腸胚の原口背唇部を切り出して、別の同期胚の別のところへ移植したところ、正常発生と同様に陥入し、原腸を作り、脊索や体節を分化したのです。

これが、例のシュペーマン博士の実験です。

この際に、原口背唇部が周囲の外胚葉を誘導しているものと考えられたため、“誘導因子”の探索が開始されたのです。


それで、70年における懸命な探索の結果、アメリカ留学したての当時まだボスドクだった笹井博士によって、アフリカツメガエルを用いた研究の結果、オーガナイザーによる誘導は次のようにして行なわれることが分かったわけです。


まず、中胚葉誘導因子(FGFやTGF-β遺伝子ファミリー(アクチビン,ノーダルなど))の発現により、原口(ヒトでは原始線条)が分化します。

そこで、オーガナイザーを形成する因子(β-カテニン)により、原口背唇部(ヒトでは原始結節)でオーガナイザーとしての機能を発揮するための遺伝子が活性化されます。


それによって、オーガナイザーよりオーガナイザー因子(神経誘導因子)が分泌され、誘導能を発揮することになります。

ところが、その際に、杯盤全体で分泌されるタンパク質であるBMP4を阻害するタンパク質の存在が重要になってくるのです。

何故なら、BMP4は外胚葉と中胚葉を腹側化【表皮などを誘導すること】してしまい、神経誘導能を阻害するからです。

つまり、放っておけば中胚葉を腹側化してしまうBMP4の機能を抑制しなければ、いつまでたっても神経は発生できません。

ここで、神経を誘導するために、原口背唇部(ヒトでは原始結節)においてはBMP4に拮抗するタンパク質(コーディン,フォリスタチン,ノギン)が同時に発現し、そのおかげで神経ができてくるのです。


この笹井博士のコーディンの発見が、その後の発生生物学における神経分化の研究を飛躍的に進歩させたのですね。


それで、このようなイ慮仰我藉如原口陥入(げんこうかんにゅう)が起きるのですが、これが、旧口生物と、新口生物とでは逆になっているのです。↓


 啓林館 
 第6節 動物の分類と系統より引用。
http://www.keirinkan.com/kori/kori_biology/kori_biology_2_kaitei/contents/bi-2/3-bu/3-3-6.htm

 ※   ※   ※

より複雑な体制を発達させた左右対称動物は,さらに,体腔とよばれる体の隙間の構造などを基準にして三つのグループに分けられている。


 体腔には,2種類あり,発生の初期に胚の割球の間にできる隙間(卵割腔)に由来する原体腔と,中胚葉性の組織から二次的に生じてくる真体腔とがある。

 真体腔には,それを裏打ちする腹膜とよばれる中胚葉性の上皮があり,これによって,原体腔と区別される。初めてできた卵割腔がやがて中胚葉に埋められた形でなくなる無体腔動物,原体腔だけをもち真体腔をもたない原体腔動物,真体腔をもつ真体腔動物の三つのグループである。

真体腔は,さらに,中胚葉が裂けてできる裂体腔と,原腸先端の中胚葉性の腔から生じる腸体腔の2種類に分類される。

前者の裂体腔をもつ動物は,原腸陥入部が口になるか,または,原腸の閉じた付近に口が形成されることから旧口(前□)動物とよばれる。

また,後者の腸体腔をもつ動物は,原腸陥入部は肛門となり,その反対側に口が新しく開くことから新口(後口)動物とよばれる。

 この二つの動物群の間には,新口動物が放射卵割を行うのに対し,旧口動物は主にらせん卵割を行うなどの違いもみられる。これらの関係を高校生物向きに配列した系統樹を次の図に示す。

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 ※   ※   ※(以上引用終わり)

↑ というように、池田博士が例に出した、ショウジョウバエは旧口(前□)動物とよばれ、笹井博士がコーディンを発見されたアフリカツノガエルは新口(後口)動物で、発生時に口と肛門がひっくり返っているのです。


さらに、旧口(前□)動物で昆虫である、ショウジョウバエは節足動物に含まれ、新口(後口)動物で両生類のアフリカツノガエルは脊椎動物なのですが、

池田博士が書かれている、↓

脊椎(せきつい)動物は背側に神経系、腹側に消化器系がある。

昆虫では逆に背側に消化器系、腹側に神経系がある。

昆虫や脊椎動物の背腹は前後軸と同様に母性因子によって決定されているが、

脊椎動物は受精の時に精子が入る位置により決まる(前後軸はあらかじめ決定されている)。精子が侵入すると卵の皮質が三〇度回転して、非対称性が生じ、精子の侵入点は腹側となる。

ショウジョウバエの腹側にはゾクという遺伝子が発現し、

これは腹側神経系の形成に関与する。

一方、脊椎動物のアフリカツノガエルでは

コルディン【眼とろん星人注:これが、天才科学者笹井博士が発見した発生遺伝子コーディン(Chordin)のこと!】

という遺伝子が発現して背側の神経の形成に関与する。

実はこの二つの遺伝子は相同な遺伝子なのだ。

ショウジョウバエの卵の中で、コルディンはゾグと同じ機能を持つことがわかっている。

さらに、ショウジョウバエの背側にはdppという遺伝子が発現し、アフリカツノガエルの腹側にはBMP-4という遺伝子が発現するが、これらの遺伝子もまた相同なので、

昆虫と脊椎動物では背側の構造と腹側の構造を作るのに、

同じ遺伝子をひっくり返して使っているのである。


↑ について具体的な図がありますので、ご紹介します【ただし、ショウジョウバエと同じ節足動物であるオオヒメグモと、アフリカツノガエルと同じ脊椎動物である魚類の比較です】。↓


◆ 脊椎動物の脊索はクモのどこ?

ハエとクモ、そしてヒトの祖先を知ろうラボ 小田広樹 
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/050/research_41_2.html

 ※   ※   ※

3. 細胞の話し合いによって決まるクモの中心軸と脊椎動物の脊索


これらの結果から分かってきたことを簡潔に言えば、オオヒメグモではDppとSogを使って細胞間の“話し合い”をすることで腹側正中線が決まり、そこを中心に腹側のパターンができあがっている。

このクモの仕組みは、脊椎動物が脊索を中心に背側のパターンを作る仕組みとよく似ている。クモ胚の腹側正中線も、脊椎動物胚の脊索も、胚の反対側から広がるDppシグナルを阻害する領域として形づくられ、付随して、隣接した領域に神経が誘導される。このようなクモと脊椎動物の類似が“他人のそら似”とは考えにくい(図6)。


私たちは今回の発見を基に、クモと脊椎動物の共通祖先について仮説を考えている。

その仮説とは、「DppとSogによる細胞間の“話し合い”で体の中心軸(左右相称性の軸)を決めていた共通祖先がいたのではないか。そして、脊椎動物に向かった進化の過程では、その中心軸を脊索として体の内部に入れることに成功し、やがてその周りに骨が作られるようになったのではないか。」というものである。


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 ※   ※   ※(以上引用終わり)

↑このように、背側と腹側と正反対にひっくり返っている節足動物と脊椎動物が同じメカニズムによって、発生しているという事実は本当に驚くべきことです。


◆ 蠅の神経節と消化器官の位置関係。↓

at home 教授対談シリーズ こだわりアカデミーより。
http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000001032_all.html

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↑ 腹側に神経節が、背側に消化器官があって、位置関係が人間と正反対なので本当に不思議です。


これが理研CDBが故笹井博士のコーディン発見の業績について位置づけた、↓

『また、Chordinの神経誘導活性はBMP4により拮抗されることも明らかとなった。後に、ChordinとBMP4による相互抑制は神経発生だけでなく、背腹軸の決定という発生学の中心的な役割を果たしていることが示された。』

『現在では、Chordin-BMP4による背腹軸の決定は、ショウジョウバエから脊椎動物まで種を超えて広く保存されていることが知られている。』

↑という偉大な成果に繋がっているわけです。


また、笹井博士のこれに繋がる最近のお仕事としては、理研のHPにこのような研究が紹介されています。↓

 ※    ※    ※


 2013年6月7日
 独立行政法人理化学研究所
 独立行政法人科学技術振興機構

◆ 動物の体を相似形にするメカニズムを発見

-「大きなカエルも小さなカエルも同じ形になる」という長年の謎を解明-

ポイント

・ 発生初期において組織やそのサイズを決めているのはタンパク質「コーディン」

・ 「コーディン」とその安定化因子「シズルド」が協働することで体の相似形を維持

・ 進化の仕組み解明や次々世代の医療技術の開発に向けて基礎的な知見貢献


 要旨

 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、アフリカツメガエルを用いた実験で胚全体のサイズに合わせて、組織や器官のサイズを正しく調節するメカニズムを明らかにしました。この発見は、動物胚がその大きさの大小に関わらず全体の形をつねに同じにする原理を明らかにし、長年謎だった発生現象を突きとめた画期的な成果です。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)器官発生研究グループの猪股秀彦上級研究員(科学技術振興機構さきがけ研究者兼任)、笹井芳樹グループディレクターと、フィジカルバイオロジー研究ユニットの柴田達夫ユニットリーダーを中心とした研究グループによる成果です。

 動物の体のサイズにはばらつきがあり、近縁種同士でも2倍以上異なる例があります。また同種同士でもサイズが違うことも多く知られています。しかし、一般的には、体のサイズに関わらず同種や近縁種であれば、頭、胴体、足などの大きさの比率は体のサイズに対して一定です。こうした現象は、スケーリング(相似形維持)と呼ばれ、広く動物に共通して認められています。

 脊椎動物の複雑な組織の形成は、初期胚の背側部分の組織(シュペーマン形成体から分泌されるタンパク質「コーディン」などの司令因子の濃度勾配によって決められています。濃度が高い領域では脳や背骨など背側の組織が、濃度が低い領域では造血組織など腹側の組織が形成されます。しかし、アフリカツメガエルの初期胚で人為的に腹側部位を切除して、シュペーマン形成体がある半分サイズの胚を成長させると、不思議なことに脳や腹部などの各組織も半分の体積に縮小し、相似形が保たれた2分の1サイズのオタマジャクシが生まれます。もし司令因子の濃度勾配によって組織が形成されるならば、半分サイズの胚では体のサイズに比べて大きな脳ができると考えられるため、意外な結果と言えます。

 この謎を解明するために、研究グループは脊椎動物のなかでも初期胚発生の研究が最も進んでいるアフリカツメガエルの初期胚を用いてコーディンの機能について詳細に調べました。その結果、たしかにコーディンの濃度勾配が直接的に各組織形成とそのサイズを決定していることを実証しました。また、初期胚内ではコーディンを分解する酵素によって、常に不安定な状態であることが分かりました。さらに、このコーディン分解酵素の働きを阻害する因子「シズルド」の濃度によって、コーディンの作用距離が調整されることも突き止めました。コーディンの安定化因子であるシズルドの濃度が胚の大きさに比例することで相似形が維持されていることを証明しました。
 
 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑『「大きなカエルも小さなカエルも同じ形になる」という長年の謎』というのは、本当に科学的な知的好奇心を刺激しますよね。

こういう不思議なことを一つ一つ解き明かしていくのが科学の醍醐味なのですが、

STAPを叩いている人たちには、それが全く分かっていないのでした。

連中にあるのは、正義感の仮面をかぶった自己顕示欲と、優れた人を叩いて引きずりおろしたいというコンプレックスによる歪んでドロドロとした賤しく激しい悪意の欲望。それだけです。

コーディンの研究だけでも、ノーベル賞クラスの業績なのですが、笹井博士の業績はここから始まるのでした。

ちなみに、私はノーベル賞を受賞した学者が偉くて受賞しなかった学者は偉くないなんて少しも思いません。

ただ、研究者にしてみるとノーベル賞を受賞すると、研究予算がとりやすくなるというメリットはあるのでしょう。

多分、山中博士も笹井博士も、小保方博士もその程度の認識だと思いますよ。

科学者にとって、真の喜びは未知の事象を発見し、解明することですから。


次回も笹井博士の偉大さについて、そのごく一部をご紹介します。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その91) 【ファイルSI 95】2015.08.013 

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【ファイルSI 95】2015.08.013 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その91)

◆ ネイチャー誌をして“THE BRAINMAKER(ブレインメーカー)”と呼ばしめた偉大な科学者、故笹井博士。その、悔やんでも悔やみきれない、世界の発生生物学進歩にとってあまりにも大きな痛手。

 前回は、

◆ 偉大なる科学者笹井芳樹博士の一周忌に寄せて

 という記事を書きました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55661198.html

前回の記事において、笹井博士がポスドクでアメリカ留学時代に、並み居る科学者が70年かかって発見できなかった神経誘引因子のコーディンを発見なさった意義について私の理解した範囲で解説いたしました。

人間の体は、背中に神経があって、お腹に消化器系があるのに、昆虫は背中に消化器系があって、お腹に神経系があり、人間の体をひっくり返したのが昆虫の体なのですが、背腹の位置関係を決定する際にコーディンが重要な役割を果たすということも、分かりました。


笹井博士のこの偉大な発見はこれだけでもノーベル賞級の、偉大な業績なのですが、それでさえ笹井博士にとっては、研究の序章に過ぎなかったのでした。

笹井博士は、たった一つの受精卵から、どのように複雑で巧緻な生物の体が形成されていくのか解明する『発生生物学』における世界のトップリーダーとして、フロンティアとして、特に神経の発生、脳の発生に関する人類の新しい知見を次々と広げていくという素晴らしい研究を進めていき、ネイチャー誌をして“THE BRAINMAKER(ブレインメーカー)”と呼ばしめました。

Nature誌22 August 2012に掲載された“Tissue engineering: The brainmaker”より。↓

http://www.nature.com/news/tissue-engineering-the-brainmaker-1.11232

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 《※ ティッシュ‐エンジニアリング【tissue engineering】 は、細胞組織工学のこと。 Tissueはティッシュペーパーのティッシュですが、生物学では、『細胞組織』を意味します》

以前、当ブログで眼杯の三次元立体構造の作成という博士の偉大な研究についてご紹介しました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55260741.html

2014年09月12日に理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代・プロジェクトリーダーが、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜色素上皮( RPE )シートを移植することにより、目の難病「滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の患者さんの視機能を維持、改善する臨床研究の手術を行うという快挙を成し遂げられましたが、

 高橋政代・プロジェクトリーダー(報知新聞より)

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これにおいて笹井博士は、

 ,海僚兌阿蓮高橋博士と笹井博士との共同研究による成果が土台になったものである。

◆〆翡郢里亙孤科学省再生医療の実現化プロジェクトにおいて、「ヒト多能性幹細胞の分化誘導・移植の技術開発と技術支援のための総合拠点」の代表者を務めると共に、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 再生医療実現拠点ネットワークプログラムにおいても「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」「疾患・組織別実用化研究拠点」といった大型プロジェクトの代表を務め、 高橋博士によるiPS臨床研究にも貢献していた。

↑ という大きな貢献がさなれたのですが、メディアも、高橋博士もこのことについて、無視を決め込んだことに対する疑義を私は本ブログで、述べました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55225578.html

それで、今回も前回ご紹介した、神戸の理研CDBのHPに掲載され、埼玉県和光市の理化学研究所本所(和光研究所)のHPに黙殺された、『笹井芳樹博士を偲んで2014年08月29日 笹井芳樹博士の研究業績』からこの業績の記述を引用しましょう。

http://www.cdb.riken.jp/news/2014/topics/0829_4980.html#a002

※    ※    ※

12. 「立体網膜組織の自己組織化」

2011年、笹井氏らは、マウスES細胞から立体網膜組織の形成に成功し、自己組織化の研究は大きな発展を遂げた。


それまでに、網膜色素上皮細胞や視細胞、つまり網膜のパーツを個別に誘導することには成功していたが、

立体的で複雑な層構造をもつ網膜組織全体をそのまま試験管内で誘導できたのはこれが初めてだった。

彼らは、SFEBq法にいくつかの修飾を加えることで、ES細胞から、神経上皮、眼胞と呼ばれる組織を経て、網膜の元となる眼杯を誘導した。眼杯をさらに長期培養すると、生後の網膜と同様の多層構造をもつ神経網膜にまで成長した。


発生学においては、

眼杯は水晶体や角膜など外部組織からの物理的作用によって誘導されると長く考えられてきたが、

ES細胞を用いた実験では、

内在的なプログラムのみによって眼杯の形が形成され得ることが示された。


この発見は、

さらに、複雑な立体構造の自律的形成の機構の解明についてさまざまな視点からの研究を可能にしており、笹井氏自身は構造形成の力学的研究を開始していた。

笹井氏らのグループは、ヒトES細胞から神経網膜を含む立体網膜組織を誘導することにも成功している。


眼科は再生医療において期待される分野の一つだが、神経網膜は複雑な層構造をもつため、外から細胞を移植して組み込むのは困難である。


しかし、この研究によって層構造をもった網膜組織が入手可能となり、眼科領域における再生医療の可能性を大きく広げた。

マウスES細胞から自己組織化された眼杯様組織。


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マウスES細胞由来眼胞組織から眼杯が形成されいく様子。

 (理研CDBのサイトでは動画を観ることができます)
http://www.cdb.riken.jp/news/2014/topics/0829_4980.html#a002

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 ※    ※    ※(以上引用終わり)

なお、上記研究の意義については、以前本ブログでご紹介したことがあるので、そちらもご参照ください。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55260741.html

↑ それで、神戸の理研CDBの記事には、

 ↓   ↓   ↓

発生学においては、

眼杯は水晶体や角膜など外部組織からの物理的作用によって誘導されると長く考えられてきたが、

ES細胞を用いた実験では、

内在的なプログラムのみによって眼杯の形が形成され得ることが示された。

 ↑   ↑   ↑

という記述がありますが、これについて、

科学の分野において世界でもトップレベルの大学であるアメリカMIT(マサチューセッツ工科大学)で採用されている、大学生物学の教科書の日本語版があるので見てみましょう。↓

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス) 新書 – 2010/8/20デイヴィッド・サダヴァ他著、 石崎泰樹、丸山敬 監訳・翻訳(原著は2008年刊)P324より

 ※    ※    ※

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◆ 脊椎動物の眼の水晶体分化

脊椎動物の眼の水晶体の発生は誘導の古典的な例である。

カエル胚では、発生期の前脳は左右両側でふくらみ、眼胞を形成し、眼胞は東部の表面に存在する細胞に接するまで拡大する(図16-13)。


表面組織の眼胞と接している領域は厚くなり、水晶体プラコードを形成する。

水晶体プラコードは次第に内向きに曲がってくびれていき、最終的には表面組織から分離して水晶体に分化する構造を形成する。

もし眼杯を表面の細胞に接する前に切除すると、水晶体は形成されない。

眼胞と表面組織のあいだに不透過性のバリアを置いても水晶体の形成は阻害される。

これらの結果から、表面組織は眼胞から

信号(誘引因子)

を受けることにより水晶体に分化し始めることが示唆される。

一連の誘導的な相互作用により、眼が発生する。

発生期の眼胞と表面組織のあいだには“対話”が存在する。眼胞は水晶体の発生を誘導し、発生期の水晶体は眼胞から形成される眼胚の大きさを決定する。

もし小さな眼を持つ種類のカエルの頭部表皮組織を大きな眼を持つ種類のカエルの眼胞の上に移植すると、水晶体も眼胚も中間の大きさのものになる。

発生期の水晶体はその上の表面組織に働きかけ、角膜に分化するように誘導する。

角膜は光を透過させ眼の中に入るようにする特殊な膜である。


この例が示すように、

組織は自分自身を誘導することはない。


異なる組織が相互作用して互いを誘導する。


胚性誘導因子は反応性を持つ細胞に一連の遺伝子発現を誘導する。

細胞はどのようにして、発生を支配する一群の遺伝子のスイッチをオンにして体の設計図の形成を指令するのか、これは発生生物学者と進化生物学者の両方にとって大きな関心の的である。


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 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ この教科書にも、『この例が示すように、組織は自分自身を誘導することはない。異なる組織が相互作用して互いを誘導する。胚性誘導因子は反応性を持つ細胞に一連の遺伝子発現を誘導する』とあるように、『発生学においては、眼杯は水晶体や角膜など外部組織からの物理的作用によって誘導されると長く考えられてきたが』という『仮説』が、『通説』となっていたのですが、

笹井博士の研究によって、『ES細胞を用いた実験では、内在的なプログラムのみによって眼杯の形が形成され得ること』という驚くべき『反証仮説』が示されたわけです。


なんと、笹井博士は、アメリカの一流大学が採用している教科書に掲載されている定説を覆すという仕事をなさったのです!

ですから、この教科書のこの項目は、笹井博士の研究で、すでに陳腐化しているのでした。


さらに、笹井博士の業績が偉大であることは、例のiPS細胞の山中伸弥博士の著作でも窺い知ることができます。↓

『iPS細胞ができた! ひろがる人類の夢 単行本【現在は集英社文庫でも出ている】 – 2008/5/26 集英社』

山中 伸弥 (著), 畑中 正一 (著) P137より引用。

 ※    ※    ※

◆ ひろがる夢。心筋梗塞に糖尿病に -

(前略)

畑中
(中略)

それから目の病気なんですけど、これはいま角膜移植などがございますが、網膜はできないわけです。

まあ角膜も移植ということを含めますけれども、これも先生のお作りになったiPS細胞を使って、それで角膜の上皮幹細胞を分化させてやれば目の角膜を作ることになりますし、

網膜もいまのところ移植ということは考えられないんですけど、

これも網膜を作るような幹細胞を作ってやれば、網膜の移植ということもそう遠い将来ではないと考えられるわけですが。


山中

 はい。

畑中

先生は私のような無責任な形でなく、言ったら夢を形にしなくてはいけないわけですけども、こういうふうないろいろな分野で先生のiPS細胞が生かされると思うんですけど。

まあ、そういうことで大変未来があると思うんです。


先生はかなり否定的に言われてますけど、


いま培養も三次元培養というのが出来てきて。先生方がお使いになる当面は二次元培養、先ほどのシャーレというようなもので組織の作成とかなされているんですけど。【※ 後注】


山中

これまでは二次元でしたが、今後は三次元培養の研究も行われると思います。


畑中

はい。これからは三次元培養が盛んになっていくと思います。

実際にですね、C型肝炎で京都大学の先生がやっていらっしゃいますね。普通の二次元のシャーレではC型肝炎ウィルスが増えないんですが、ところが三次元の培養をしますとちゃんと増えるようになったと。


そういうことを考えますと、

将来的には、遠い遠い将来ですが、

三次元培養によってiPS細胞で臓器を作るというようなことも、そんなに遠い夢ではない。

三次元培養をすることによって、いろんな臓器の作成というものも、先生がコロンブスの卵で作られたiPS細胞というものがいろいろな形で研究されながら、臓器作成ということも、そんなに遠い夢ではないんじゃないかなと。このへんは先生、いきすぎでしょうか。


山中

あの、やっぱりだいぶ難しい話だと思うんですけど。


でも、それこそiPSができたときも、コロンブスの卵と一緒で、何かそういう出来事があれば、「あ、こんな簡単にできたんだ」というのがまた起こりえるのかもしれないです。


いま僕らが持っている知識だと、

ちょっとなかなか三次元的なものは……。


畑中

私も遠い遠い将来の夢だというふうに。

 だけど先生はまあ、こういうiPS細胞というものを世界で初めて作られた。いろんな意味で生物学界、それから医学の分野で、どんどん研究開発がひろがっていくという、そういうものをお作りになったと思っているわけです。

山中

 はい。

【※ 眼とろん星人注】
 フナコシ株式会社(ライフサイエンス研究用試薬と機器の輸出入,製造及び販売)  Funakoshi Co., Ltd. HPより引用。↓
http://www.funakoshi.co.jp/products_faq/3db_cul#3db_cul_1

Q 二次元細胞培養とは?
A 通常,細胞を培養する際には細胞培養用プレートなどを使用します。この場合,細胞は培地の中で二次元的に単層を形成して増殖します。これを二次元細胞培養(2D cell culture)といいます。

Q 三次元細胞培養とは?
A 上記の二次元細胞培養は,in vitro での因子,細胞,薬剤などとの相互作用の観察や研究に便利な方法ですが,in vivo での細胞増殖とは形態が異なります。実際の生体内においては,細胞は三次元的に増殖して組織や臓器を形成しています。従ってより生体内に近い培養環境を実現するために,三次元細胞培養(3D cell culture)が重要となってきます。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ つまり、笹井博士の行ったような『マウスES細胞から立体(三次元)網膜組織の形成に成功』ということは、

この本が出版された、2008年当時では、『将来的には、遠い遠い将来ですが、三次元培養によってiPS細胞で臓器を作るというようなことも、そんなに遠い夢ではない。』『あの、やっぱりだいぶ難しい話だと思うんですけど。』『いま僕らが持っている知識だと、ちょっとなかなか三次元的なものは……。』『遠い遠い将来の夢だというふうに』、などと山中博士も畑中博士も思われていたのです。


それが、そのわずか3年後の2011年に笹井博士はこのような快挙を成し遂げられたのです。

山中博士も、笹井博士のこの立体的な眼杯の研究にはさぞかし驚かれたと思います。

山中博士ですらそのような認識であったのですから、この笹井博士の眼杯の研究が、世界に衝撃を与えたのは当然なのです。


しかも、笹井博士の業績は、コーディンの発見と眼杯の立体構造形成だけではないのです。

それ以外の、笹井博士の業績を示す画像を理研CDBの前述記事より引用紹介いたします(一部加工)。


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それで、ヒトES細胞です。


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ここで、一点注意を喚起しますが、

悪意のメディア報道やネットの書き込みには、『ES細胞研究はiPS細胞の発見によって時代遅れになったので、理研CDBの存続のために功を焦った笹井博士がSTAPに飛びついたのだ』とか『笹井博士は、ライバルの山中博士にiPS細胞で先を越されたので、STAPで巻き返しを図ろうとした(現にNHKスペシャルは、このような印象操作を行っていた)』というような意味の、デマが氾濫しています。

まず、理研CDBにおいてもiPS細胞の研究は進めていますし、笹井博士は、高橋博士のiPS細胞の臨床応用のプロジェクトの組織化に予算獲得も含め中心的な役割を果たされていたのです。

iPS細胞にせよ、ES細胞にせよ、既に成長・分化した細胞の時計を巻き戻して初期化リセットし、再び多能性を持たせたものなのですが、それだけでは使いようがありません。

多能性を持った細胞を使用目的とする臓器に再分化させないと、拒絶反応の無い臓器移植にせよ、創薬実験の試料として役立たせるにせよ、意味が無いわけです。

それで、そういった研究において、例えば、

上述の通り笹井先生とのES細胞における網膜組織の共同研究を発展させた形で、

高橋政代・プロジェクトリーダーは、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から再分化、作製した網膜色素上皮( RPE )シートを移植することにより、目の難病「滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の患者さんの視機能を維持、改善する臨床研究の手術を行うという快挙を成し遂げられました。

ただ、基礎医学、生物学は臨床応用だけのために存在するのではありません。

それとは別に、生命現象の根源的メカニズムの解明という普遍的な人類の知の獲得という大きな目的があるのです。

というより、基礎科学は、そちらが主で、それが社会の役に立つか立たないかは、副次的な問題なのです。

その初期化した細胞によって、生物の受精卵が初期胚を経て、どのように発生していくのかという仕組みを研究することも、本来的に発生生物学や進化生物学的にとって大きな意義があるのです。

笹井博士は、初期化された細胞を再分化させるためのメカニズムの究明のために、その扱いにおいて、既に自家薬籠中のものとされていた、ES細胞を使用されていたにすぎないのです。

笹井博士は冒頭紹介しましたように、特に神経、脳の発生のメカニズムについて、幾多の業績を残され、その偉大な研究成果によってネイチャー誌から“THE BRAINMAKER(ブレインメーカー)”という最大限の賛辞が贈られるにふさわしい仕事を残されました。

あのような、愚劣な人々によって引き起こされた悲劇が起きず、まだ生きておられてお元気であれば、これからも、どれだけ幾多の人類共通の知の財産となる貴重な科学上の発見をなさったか、はかり知ることができせん。


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人間のもつ知性は、爆発的に増殖した大脳新皮質によってもたらされました。笹井博士は、その人間が人間たるゆえんの知能を持ち得た根源的メカニズムの究明を行い、人類に貴重で素晴らしい知見を与えたのです。


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それにしても、これだけの業績を残された、発生生物学における世界で最高峰に位置される笹井博士が、STAPが存在しないと説明が出来ないという2点について、全く説得力のある反証仮説が提出されていないのにもかかわらず、

何を根拠にあれだけ自信をもって、STAPは、全部ES細胞で説明できるだの、ほぼ確実に無いと言えるだの、デタラメが言えるのでしょう。


どうやら彼等は、自分が世界の“THE BRAINMAKER(ブレインメーカー)”である笹井博士よりも優れた学識や知性を持っているという誇大妄想に取りつかれているようなのでした。


ましてや小保方博士が研究不正を行ったという言いがかりについては、言語道断でお話になりません。

彼らはSTAPについて、発生生物学について一体何を理解しているというのでしょう?

私は、これまで、STAPについて反証仮説についても、小保方博士の有りもしない研究不正という大嘘についても、書かれた文章の中で説得力のあるものは一つとして見い出せていません。どれも、私が付け焼刃で知り得た発生生物学の基礎知識すら有していないように思われるのです。

というより、科学知識以前に論理が破たんしているのです。


何度も繰り返しますが、STAPの有る無しは純粋に科学の問題で、研究不正云々の問題は別物で、しかもその立証責任はでっちあげたほうにあるのです。

人を不正研究者呼ばわりするには、『残存資料を調べた限り』、『ほぼ確実に説明がつくと言える』程度の曖昧な論拠ではいけないのです。

人を不正研究者呼ばわりするには確実な証拠がなければならないのですが、小保方博士が『悪意』の研究不正を行う理由が無いという証拠なら、これまで私が縷縷説明してきたように沢山出てくるのに、彼らの言うものの中に説得力のある根拠は一つもありません。


iPSや、今回のSTAPが何故大騒ぎになったかというと、その研究の革新性もさることながら、臨床や創薬等、医療関連産業の利益(利権?)や、実用性があるからなのであって、科学的には、あまりお金に結び付きそうにもない発生生物学や進化生物学と比べてどっちが偉いという話ではないのです。

勿論、難病を患われた方の治療に役立てば、素晴らしいことですし、山中博士がおっしゃったように、寿命を延ばすというより、このような医療の進歩で寝たきりの期間を極力なくしていくことによって健康寿命を延ばすことも有意義だと思います。

ただ、繰り返しますが、科学的意義というのは、世の中の役に立つ立たないということと次元が違うのですよ。

私はどちらかというと、了見が広くもないし、博愛主義者でもないので、

例えば、あそこまで笹井博士、小保方博士、若山博士を始めとした執筆者や、関係者、陰で支えたスタッフの方々を無知もしくは故意の悪意の言いがかりでもって衆を頼んで誹謗中傷、バッシングし、報道テロを行ったメディア、科学者、文化人、サイエンスライター、政治家、それに便乗したネット利用者やそれを盲信付和雷同した人たちが、笹井博士の研究をもとに開発された臨床応用成果によって命が助かったり、病気の治療が進むことがあったとすれば、「それは違うだろう」と思えてしょうがないのです。

私は、個人的にそういうことは社会正義に反すると思ってしまうわけです。

そりゃ、お医者さんはどんな人間でも一生懸命助けますし、医師法上も助ける職業的義務があるのです。

それは重々承知の上で、そういう連中が、そういうしかたで彼ら自身が異常な悪意でもって冒涜した科学から恩恵を受けるのは、道義的に間違っているだろうと申し上げているのです。


私はそういう人たちを許すことができません。


これは、ひとりSTAPだけの問題ではないのです。更にいうなら、日本の科学だけではなく、自らの下らない利権や面子のために世界の科学の発展を破壊する勢力との情報戦という名の戦争なのです。


最後に、話は変わりますが、

捏造された虚偽の研究不正という言いがかりによる、過酷極まりない報道テロという社会問題は別として、

笹井博士の自死についてですが、これは明らかに予見可能だったはずです。

理化学研究所の関係者の証言から判断しても、その直前の笹井博士は心身ともに重大な変調をきたしたことは明白だからです。

制度的に見れば、笹井博士の自死は、誰の目にもあきらかにその職責における心労や対応に要したオーバーワークが重なったことによる過労死とみなすことができますので、当然理化学研究所は、笹井博士の労災申請の手続きを進めておられると思います。

理化学研究所におかれましては、よもや、「労災申請は申請主義である」という建前論を盾に、ご遺族の方々に労災申請手続きの便宜を図るという血の通った人間として最低限の配慮を怠っているということはありますまいね?


また、小保方博士についても、制度上救済出来得る限りの福利厚生手続き申請の配慮・援助をなさったのでしょうね?

私は、理化学研究所がそこまで非道な組織であると思いたくないのですが、最後に確認し、くぎを刺しておきます。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その92) 【ファイルSI 96】2015.08.017 

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【ファイルSI 96】2015.08.017 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その92)

◆ 国の機関放送局NHKが公共の電波を使って、特定個人をいじめまくる非道を許していいのか?どの口で、子供に偉そうに『いじめをノックアウト』なんていえる?厚顔無恥の人権侵害ZNHK(在日本放送協会)!(上)

 前回は、

◆ ネイチャー誌をして“THE BRAINMAKER(ブレインメーカー)”と呼ばしめた偉大な科学者、故笹井博士。その、悔やんでも悔やみきれない、世界の発生生物学進歩にとってあまりにも大きな痛手。

 ↑という記事を書きました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55671597.html]

 『【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)』から読まれる方はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

ということで、NHKはこんなフザケたキャンペーンをやっているようです。

『NHK for school いじめをノックアウト』

厚顔無恥とはこのことです。↓


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scene 01 NHKを廃止する?

テレビや新聞や書籍など、科学者に研究不正のいいがかりをつけて楽しむおとなが増えています。

とくに、若い女性を追い掛け回して負傷させる暴力沙汰を起こしてもスタッフ名を隠し一方的に人を研究不正呼ばわりする放送局を廃止しろという人も出てきています。

「う~ん。やるなって言われたらぎゃくやりたくなるんですよね、メディアって」

【藤原さん】。

 ※    ※    ※(以上眼とろん星人作成)

↑ というのは私のパロディーで、【藤原さん】というのはテレビメディアにおいて、STAP叩きの急先鋒である、NHK科学文化部の藤原淳登(ふじわら・あつと)記者です。パロディーの元ネタはこちらです。↓

 ※    ※    ※(スクリーンショットにて)

NHK for school いじめをノックアウト↓

http://www.nhk.or.jp/tokkatsu/ijimezero/

2015年度ネットトラブル、どう防ぐ?

メールやSNSなどは“いじめ”につながるようなトラブルが起きることも…。今回は、ネットのトラブルを防ぐためのルールづくりを考えます。


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 scene 01 ネットの利用を禁止する?
 LINE(ライン)など、ネットでメールのやりとりを楽しむ子どもがふえています。「ふえてますよ。小学生でももうケータイを持ってますからね」(高橋さん)。そこで、ネットのいじめやトラブルをふせぐために、LINEなどの利用(りよう)を禁止(きんし)する学校が出始めています。「ウーン。禁止って言われたらぎゃくにやりたくなるんですよね、子どもって」(高橋さん)。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

少なくとも船場吉兆に対する悪意のフォトモンタージュを行ったマッド・アマノ氏より、私の方がパロディーのセンスがあると思うのですがね。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55511061.html
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55513793.html

マス・メディアは、自分のことを棚に上げて悪いのは、何でもインターネット。

ということで、STAP騒動は、マス・メディアが輪番制で組織的なバッシングを行っているので、事実の発生に私の記事が追い付かないのです。


それで、悪意のNHKについては、こういう報道がありました。↓

 ※    ※    ※

小保方さん弁護団がNHKに抗議文――代理人「本人はダメージを受けて動けない状態」

 弁護士ドットコムNEWS 2015年04月06日 17時20分
http://www.bengo4.com/other/1146/1307/n_2921/

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小保方さん弁護団がNHKに抗議文――代理人「本人はダメージを受けて動けない状態」 小保方晴子氏(2014年4月9日撮影)


「STAP細胞」の研究で不正があったと認定され、昨年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子元研究員の弁護団が、NHKに対して「偏向に満ちた報道がなされた」と抗議する声明文を送ったことが4月6日、わかった。

 弁護団の三木秀夫弁護士が同日、内容証明郵便で発送したという。

声明文は、今年3月のNHKの報道を問題にしており、「事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布したものであり、許容できるものではない」と非難している。

また、理研にも同様の抗議文を送り、非公開のはずの調査委員会のヒアリング内容が報じられた点について「情報管理のあり方に対し強く抗議をする」と記している。


●「事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布した」

抗議声明によると、小保方氏の弁護団が問題視しているのは、NHKが今年3月20日にテレビ等でおこなった報道と、3月24日にウェブサイト「NHK NEWS WEB」に掲載した「『小保方証言』STAP問題の真相」と題した記事だ。


 小保方氏は、昨年4月の記者会見で、STAP細胞が存在する根拠の一つとされた細胞が緑色に光る現象について、「自家蛍光(細胞が死ぬ際によく観察される現象)でないことを確認している」と述べた。

ところがNHKの報道によると、小保方氏は昨年11月、理研の調査委員会に対して「自家蛍光かどうか、そこまでは思っていなかった」という趣旨の証言をしたという。この点について、「NHK NEWS WEB」の記事

http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0324.html)

は、「去年4月の記者会見で、あれだけはっきりと『確認した』と話したのとは矛盾している」と断じている。


一方、弁護団は、小保方氏が昨年4月の会見で述べた内容と、昨年11月に調査委員会におこなった証言は矛盾しないと主張。

「視聴者に対し、小保方晴子研究員があたかも昨年4月の会見で故意に虚偽の事実を述べたかのような印象を与えるものであるが、事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布したものであり、許容できない」と、NHKの報道姿勢を非難している。


●「小保方さんの心身は極めて不調です」

小保方氏の代理人をつとめる三木秀夫弁護士は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、「昨年末以来、メディアや理研からの度を超した個人攻撃に耐えかねて、小保方さんの心身は極めて不調です。個人への攻撃が集中的にあったこともあり、精神的に大きなダメージを受けて、動けない状態です」と明かした。


また、NHKの報道について、小保方氏本人は「あまりに内容がひどく、『ここまで事実を捻じ曲げてまで個人攻撃をするのか』と、激しいショックを受けていた」という。


今回、小保方氏の弁護団がNHKと理研に送った抗議声明の全文は、以下のとおり。


●抗議声明

日本放送協会 御中

国立研究開発法人理化学研究所 御中


本年3月20日に、日本放送協会(NHK)は、昼のニュースでもって、STAP細胞の問題で、万能細胞作製の決定的証拠とされた緑色に光り出す細胞について、小保方晴子元研究員が昨年11月、STAPと判断するための確認が十分できていなかったという内容の証言を調査委員会にしていたことが分かったとし、これは昨年4月の記者会見の発言とは異なる内容であると報じた。

この報道内容は、視聴者に対し、小保方晴子元研究員があたかも4月の会見で故意に虚偽の事実を述べたかのような印象を与えるものであるが、事実を正確に報道しないことによって誤った印象を流布したものであり、許容できるものではない。

また、調査委員会が行ったヒアリングは公開しないということで実施されたにも関わらず、NHKには内容の詳細が伝えられて誤った印象を与える報道に用いられるという理化学研究所の情報管理のあり方自体も許容できるものではない。


この点については、小保方晴子元研究員は、昨年4月の会見時において、「ライブセルイメージングで光ってないものが OCT4 陽性になってくる。そして、その光が自家蛍光でないことも確認しております。」と述べている。

自家蛍光かどうか確かめる方法は、主に自家蛍光を検出する赤フィルターで蛍光を確認する方法と蛍光波長を測定する方法があるが、論文投稿時においては、赤フィルターで自家蛍光を検出する方法で行われており、昨年4月会見時の発言内容はこれを指すものであって、そこに何らの虚偽はない。


論文執筆当時、小保方晴子元研究員は、共著者らの指導の下で実験に従事していたが、共著者らとの相談の上で赤フィルターでの蛍光確認を実施していたのである。

昨年11月の調査委員会からの質問の趣旨は、蛍光波長を測定する方法での確認について問うものであったが、小保方晴子元研究員は、赤フィルターでの蛍光確認は行ってはいたが、蛍光波長を測定する方法でも確認をすることができれば最善だったという趣旨で証言をしたものであって、そこには昨年4月会見内容との齟齬はない。

この点で、本年3月20日のNHKニュースは、誤った印象を視聴者に与える内容であり、およそ公正であるべき報道機関の報道としては極めて偏向にみちたものであって、許されるものではない。


さらに、NHKは、本年3月24日には、NHK NEWS WEB に「『小保方証言』STAP問題の真相」と題し、調査委員と小保方晴子元研究員との間の質疑内容を入手したとして、その一部なるものが、科学文化部記者の署名記事として掲載された。

同サイトに掲載された質疑内容が、実際のヒアリングにおける発言と一致する内容か否かは、質疑調書が小保方晴子元研究員側には交付されていないため確認できず不明ではあるが、

仮にその掲載内容が事実だと仮定しても、上記で指摘したとおり、そこでの証言と4月会見で小保方晴子元研究員が述べた内容とは決して矛盾するものではない。


そもそも、このNHK NEWS WEB記事は、冒頭から「小保方批判」のトーンで作られており、およそ公正な記事とは解し得ない。

しかも、公開しないことを約束した上で実施された調査委員会ヒアリングの内容の一部が切り取られたような形で記事にされ、外部に漏えいされるという事態は全く理解しがたいものである。

実際にも、上記記事掲載の前日である3月23日、野依理事長の記者会見の最後に、坪井理事は、調査委員会が行ったヒアリングは公開しないということで実施され、事実関係やヒアリング内容について調査報告書に記載されている以上のことについて理研から言及することはできないとの趣旨の発言をしていた。


にもかかわらず、その翌日に NHK から、ヒアリング内容の詳細を入手したとしてその一部を引用した形で記事が掲載され、誤った印象を与える偏向に満ちた報道がなされたこと自体、極めて異常である。このようなNHKの報道姿勢並びに理化学研究所の情報管理のあり方に対し強く抗議をする。


 2015年4月6日

小保方晴子弁護団

 (弁護士ドットコムニュース)
 
 ※    ※    ※(以上引用終わり)

この報道、皆さんお気づきでしたか?

↑ 今回、小保方博士の弁護団は、NHKのこの問題に絞って、抗議声明を行ったのですが、

こういった本来秘匿されるべき情報が、それも一方的に小保方博士側に不利に働く情報のみが、もうザルのようにダダ漏れで漏洩(ろうえい)し、

しかも、誹謗中傷された側は、メディアの取材源の秘匿という大義名分のため、その情報の詳細を知りえない。

このような信じがたい、報道テロは一連のSTAP騒動全般に及んでおり、しかもこのような職員の重大な守秘義務違反を理研側が放置し、責任者の処分を一切行わないという本当に異常事態という他無い状態は、ずっと間断なく繰り返されているのです。


小保方博士にとっては、こういう自分の記憶をたどるという事実確認作業ですら、若山博士とのSTAP発見の感動の頂点の記憶と、世界の笹井博士の非業の死の悲しみの深淵の記憶との大きく懸隔した落差が、そのまま精神的に地獄の責め苦となるのですよ!

NHKはそんなことも分からない、不人情で想像力が絶無の人たちなの組織なのです。



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↑ 証拠隠滅です。


藤原記者のブログはまだ残っています。(記事冒頭部分のスクリーンショット)↓

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/212587.html#more

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それにしても、NHKのHPは、何が『許可なく転載することを禁じます。』ですか?!

じゃあ、これは何ですか?!↓

論文捏造 (中公新書ラクレ) 新書 – 2006/9 村松 秀 (著)


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↑視聴者が毎年3万人自殺するという塗炭の苦しみを味わっているのをよそに、受信料で、世界各地に大名海外ロケしまくって、その取材内容をそっくりそのまま村松 秀プロデューサーが中央公論社から出版して、印税は誰の懐に入るのですか?!


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↑Amazonの内容紹介にはこうあります。↓

 ※    ※    ※

 内容紹介

科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。

彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 

欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】


出版社からのコメント

本書の元になったNHK特集番組『史上空前の論文捏造』は、

次の4つの賞を受賞するなど、話題作でした。

(1)バンフ・テレビ祭 最優秀賞

(2)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭クリエイティブ・エクセレンス賞

(3)アルジャジーラ国際テレビ番組制作コンクール銅賞(調査リポート部門)

(4)科学技術映像祭・文部科学大臣賞

本書は、気鋭の”看板ディレクター”が番組では紹介することのできなかった莫大な量に上る取材内容を詳細にひもときながら、事件の真相やそこに潜む問題性をより深く考察するものです。


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ だから、気鋭の”看板ディレクター”の取材費は自腹ですよね?まさか受信料ではないでしょうね。これって横領の疑義はありませんか?

『番組では紹介することのできなかった莫大な量に上る取材内容を詳細にひもときながら』って、自分の手柄話を付け加えただけで、番組そのまんまのような気がするのはどうしてですか?

内容がSTAP騒動そっくりで、まるで小保方博士イジメ番組偏向報道『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層14.07.27』の台本と見まごうほど、全編にわたって疑義だらけなんですけどね。

この本の疑義も書くことが多すぎてまだ書けていないのです。


日本は法治国家なのですか?


まず、NHKは法的にこのような拘束を受けています。

 ※    ※    ※

放送法

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO132.html
(昭和二十五年五月二日法律第百三十二号)
最終改正:平成二七年五月二二日法律第二六号

   第一章 総則
(目的)

第一条  この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。

一  放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。

二  放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。

三  放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること。


(国内放送等の放送番組の編集等)

第四条  放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。

一  公安及び善良な風俗を害しないこと。

二  政治的に公平であること。

三  報道は事実をまげないですること。

四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。


第三章 日本放送協会

第一節 通則
(目的)
第十五条  

協会は、

公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送(国内放送である基幹放送をいう。以下同じ。)を行う

とともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び協会国際衛星放送を行う

ことを目的とする。

(法人格)

第十六条  協会は、前条の目的を達成するためにこの法律の規定に基づき設立される法人とする。


第八節 放送番組の編集等に関する特例

(放送番組の編集等)

第八十一条  協会は、国内基幹放送の放送番組の編集及び放送に当たつては、第四条第一項に定めるところによるほか、次の各号の定めるところによらなければならない。

一  豊かで、かつ、良い放送番組の放送を行うことによつて公衆の要望を満たすとともに文化水準の向上に寄与するように、最大の努力を払うこと。

三  我が国の過去の優れた文化の保存並びに新たな文化の育成及び普及に役立つようにすること。


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

まず、NHKも民放も含め、『放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図』らなければなりません。

なぜなら、電波は国民の財産ですから、それを利用するにあたって、放送免許を取得せねばならず、『公共の福祉に適合』する限りにおいてのみ、表現の自由が保障されるためです。

電波は有限の国民の財産ですから、例えば、アマチュア無線でさえ、電波の使用許可が必要で、違法通信は総務省の総合通信局(旧郵政省電波管理局)によって取締りを受けるわけです。


それで、その編集に当たっては、公共の福祉の適合性を担保するために『第四条 一  公安及び善良な風俗を害しないこと。二  政治的に公平であること。三  報道は事実をまげないですること。四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。


という規定があるのですが、STAP騒動におけるテレビメディア、とりわけNHKの藤原記者は放送法第四条の全四項目四冠制覇のグランドスラムで、違法なのです。

例えば、第四項において、その能力が論文執筆者より劣る人物による根拠が希薄な疑義なるものを一方的に報じるのみで、

その反論である、小保方博士側の不服申し立てにおける申し立て理由、申し立て棄却に対する見解は言うに及ばず、

ノーベル賞候補と目されるほど、世界の発生生物学界における突出して優れた能力識見をお持ちで、すでに輝かしい業績を有する笹井博士のSTAPが存在しないと説明がつかない二つの理由

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55609277.html

すなわち、

 Oct4-GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4-GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること

◆≧徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)】


また、カドヘリンの発見等の業績でノーベル賞候補の竹市博士や笹井博士、丹羽博士の、ES細胞とTS細胞は細胞同士を接着させるカドヘリンが違うので接着しないという見解。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55631943.html

↑ 以上について全く触れられなかったのは、四項違反ですし、

小保方博士に対するストーカー暴力行為という刑法犯罪。STAP細胞塊の存在を笹井博士と共にライブセルイメージングで確認したという証拠になるはずの、非公開情報のはずの私的メールのやりとりを、恋文のような口調で読み上げたのは、一項違反。

国防動員法という反日立法が存在する中華人民共和国留学生の得体のしれない証言を、小保方博士の不服申し立てを調査委員長交代のドサクサに乗じて、チベット大弾圧、大虐殺を正当化する『北京オリンピックを支援する議員の会(幹事)』に就任したことのある媚支那派で当時の内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)山本一太氏による『特定国立研究開発法人』の指定を人質にした不当な圧力の隠蔽をして垂れ流したのは、二項違反。

三項違反はほどんど全ての報道、特に偏向報道『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55133835.html

ということで、放送法第一条の『放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的』から大きく逸脱したNHKは、即刻放送免許を取り消すべきです。

他のマス・メディアも同罪です。

これが本当のマス・ヒステリアです。

我が日本国の放送法も、刑法も、このような酷い個人に対する組織的な報道テロを想定していません。


これは、科学立国日本の存在を根底から揺るがし、日本の国際上の信用や地位を脅かす大問題で、NHKの局長やNHK科学文化部の藤原淳登((ふじわら・あつと)記者の国会証人喚問も必要な事柄ですよ。


さらに、NHKは、民放と別建てで、第三章 日本放送協会第十五条において、『豊かで、かつ、良い放送番組による国内基幹放送を行う』『我が国の過去の優れた文化の保存並びに新たな文化の育成及び普及に役立つようにすること。』という法的要請があるのです。

その義務を負うNHKが特定個人にたいするイジメを公共の電波で国内外に向かって率先垂範扇動してどうするのですか?

報道テロのクーデターじゃないですか!


なにが、子供に対して偉そうに『いじめをノックアウト』ですか?

本来イジメというのは、被害者の周囲の限られた生活範囲で行われるものです。

NHKという全国ネットの国内基幹放送たる放送局がそれを行うことは、その悪質さにおいて全く次元が違うのです。

よく、他人の悪口を世間に吹聴する人を、その陰湿さ、悪質さゆえに比喩的に『放送局』と呼びますが、NHKは比喩的ではなく、正真正銘本物の、しかも報道テロ被害者も含めた国民から受信料を徴収しているプロフェッショナルな放送局なんですよ!

東京スカイツリーを始めとした電波塔から発せられる電波やケーブル等のネットワークを使用した公共施設を利用したイジメですよ。

なにをやっているのですか?世間もどうして怒りの声を挙げない?

イジメを見て見ぬふりをするのは、イジメと同罪だったんじゃなかったのですか?

特に教育に携わる人たちは何を黙っているのですか?

例えばイジメ問題にお詳しい、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹先生はこんな国内外を巻き込んだ組織的な大イジメ問題に対して、どうして怒らないのですか?

フェミニスト運動で有名な田嶋陽子さんや参議院議員で弁護士の福島 瑞穂さんもどうして黙っているのでしょう?


◆ 次に理化学研究所は、国立研究開発法人理化学研究所法による拘束を受けています。

 ※    ※    ※

国立研究開発法人理化学研究所法

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO160.html
(平成十四年十二月十三日法律第百六十号)
最終改正:平成二六年六月一三日法律第六七号 

(役員及び職員の秘密保持義務)

第十四条  研究所の役員及び職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らし、又は盗用してはならない。その職を退いた後も、同様とする。


第五章 罰則

第二十三条  第十四条の規定に違反して秘密を漏らし、又は盗用した者は、一年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。


※    ※    ※

どうして理研は体調不良でもう不服申し立てをする気力体力も残っていない小保方博士を退職後に欠席裁判処分して、こういう守秘義務違反者を一人も処分しない?


NHKや理研の問題は、それ以外にもNHKに限っても大きな問題放送があったのです。


例えば、

2015年02月12日 (木) 午前0:00~

時論公論 「"STAP細胞問題"が残したもの」

中村 幸司 解説委員

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/209215.html

や、

2015年3月10日(火)放送 クローズアップ現代

論文不正は止められるのか

~始まった防止への取り組み~

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3628_1.html

また、

毎日新聞社では、須田桃子氏の例の誹謗中傷個人攻撃本が信じられない、

2014年科学ジャーナリスト大賞【2006年(第一回)科学ジャーナリスト大賞 毎日新聞記者 元村有希子=ブログを含む「理系白書」の報道に対して。2007年科学ジャーナリスト大賞 NHK科学・環境番組部の村松秀・専任ディレクター=NHKスペシャル『論文捏造』(04年放送)の制作と2006年9月に出版した同名の新書に対して・・・???】

と、ワザワザ文春から本を刊行して、露骨なヤラセ文春の第46回大宅壮一ノンフィクション賞受賞【受賞対象締切が12月末日なので、小保方博士の研究不正が無かったことが判明した検証実験結果や、小保方博士以外の外部の者がES細胞混入を行った可能性について指摘した桂外部調査委員会の調査結果を無視して見切り校了出版という異常さ!】。


多分、藤原記者も、先輩の科学・環境部専任ディレクター村松 秀氏の後を追って、今年の12月末に文春あたりから本を出して、科学ジャーナリスト大賞や大宅壮一ノンフィクション賞を狙っているのでしょうね。やり方が露骨すぎるし。

それで今頃小保方博士イジメ番組偏向報道『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層14.07.27』を補強するスキャンダル狙いの嘘ネタ収集のための挑発インチキ記事。

『NHKスペシャル』の最後の意味の無いポートアイランドの空撮のシーンで流す予定だったのに暴力事件の訴訟対策で直前に外した製作スタッフのテロップ入りレイヤーは、海外に輸出するときは当然復活するのでしょうね。賞狙いがミエミエだから、NHKの負担(受信料)で既に作成済みであろう外国語翻訳吹き替え台本と製作者スタッフ名のテロップを抜くはずがありません。

放映権料大廉売となるであろう輸出先は、反日侮日を国是とする中華人民共和国、大韓民国、及びアメリカ合衆国。日本を貶める番組は賞をもらえるに決まってますからね。


このようなプロによる組織犯罪の報道テロに対して、いくら法的な代理人を立てても、個人には手の施しようがないじゃないですか?

もう日本のメディアの愚劣さはどうなっているのでしょう?


この記事の参考資料を列挙した(下)に続きます。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55677581.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その93) 【ファイルSI 97】2015.08.018 

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【ファイルSI 97】2015.08.018 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その93)

◆ 国の機関放送局NHKが公共の電波を使って、特定個人をいじめまくる非道を許していいのか?どの口で、子供に偉そうに『いじめをノックアウト』なんていえる?厚顔無恥の人権侵害ZNHK(在日本放送協会)!(下)

 

前回の記事(上)↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55676586.html

↑の参考資料を以下に掲げます。↓


【参考資料その1】

眼とろん星人作成、2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての記者会見質疑応答の動画タイム付ノーカット全文書き起こし(その1/3)

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

よりNHK科学文化部の藤原淳登(ふじわら・あつと)記者と小保方博士の質疑応答部分↓

 ※    ※    ※

【39:24 NHK フジワラ氏】
 NHKのフジワラと申します。

 まず一つ目お聞きしたいんですが、あの電気泳動の画像にしてもですね、その後取り違い、ミスであったということで悪意はないということをあの、不服申立書をされているというのはよく分かるんですが、

 そのまあ科学の世界、例えば電気泳動で、ああいうふうに注釈なしに切り貼りしてしまうっていうことはですね、それも見栄えを良くしようという意図もってそれをやってしまったっていうことは、科学的にそれだけで批判をまぬがれないことであるように思うんですが、そのへんについて、どうお考えでしょうか。

【40:08 小保方さん】
 うーん。誇示法につきまして、私が不勉強なままで、本当に自己流でやってしまったことを本当に反省しております。

 そしてこの度、ネイチャーのほうに問い合わせましたら、「黒い線を両サイドに入れておけばよかったのだ」というふうなご指示を頂きました。

 あの本当に私の不勉強によるもので、もう、申し訳ございませんとしか言い様がございません。本当に申し訳ございません。

【40:46 フジワラ氏】
 ではこの、これ、それに関連してなんですけども、その今、「正しいのがあるので不正ではない」というご主張だったと思うんですけれども、その電気泳動についてもですね。その場合によっては、例えばゲル1のレーンの3番目と、あと、その、オクト4でソートした両方のですね、リアレンジメントが非常によく似ているので、コントロールとしてはそれで、もしかすると似すぎているから不適当だと思って、ジェル1を隠そうと思ったんじゃないかっていうふうに考えることも可能だとは思うんです。これはもちろん、そうだと言っているわけじゃなくってですね、逆の意味でですね。

 そういうふうに科学コミュニティーのなかで、その疑念を起こさせてしまう行為であったっていうことについてはですね、それはあの、小保方さんご自身もそういうふうな不適切さがあったということは認めてらっしゃるということでしょうか?

【41:42 小保方さん】
 うーん。私は、そのオクト4陽性の細胞の結果自体が変わるものではないので、あの、それ以上の科学的な考察というか、それに影響を及ぼすものであるということまでは考えておりませんでした。

 あの、結果自体が正しく提示されているので、あの問題がないと考えておりました。

【三木弁護士】
 はい、それでは・・・。

【42:20 フジワラ氏】
 あと、二点目なんです。もうあと、あれだけその、あのですね、いわゆる捏造と言われたほうについて、ご自身からその申し出られっていうことについてはですね、調査委員会でも少し触れられていたとは思うんですけれども、ただ調査委員会のほうにはですね、その学位論文から、学位論文と非常によく似た画像であるっていうことがですね。

 まあ、この、なんて言うんですか、この一般的に知られるようになるまでは、報告がなかったっていうことも調査報告書には書いているんですけれども、これは、学位論文とよく似た図を使ってしまったんだっていうことを小保方さん自身は、例えば笹井副センター長に対してですね、申告をされたっていうことなんでしょうか?

【43:06 小保方さん】
 はい、あの、取り違えに気がついた時点で報告はいたしました。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

【参考資料その2】

眼とろん星人作成、2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての記者会見質疑応答の動画タイム付ノーカット全文書き起こし(その2/3)より

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957951.html

『小保方博士の弁護団による抗議声明』の↓

『この点については、小保方晴子元研究員は、昨年4月の会見時において、「ライブセルイメージングで光ってないものが OCT4 陽性になってくる。そして、その光が自家蛍光でないことも確認しております。」と述べている。』

『自家蛍光かどうか確かめる方法は、主に自家蛍光を検出する赤フィルターで蛍光を確認する方法と蛍光波長を測定する方法があるが、論文投稿時においては、赤フィルターで自家蛍光を検出する方法で行われており、昨年4月会見時の発言内容はこれを指すものであって、そこに何らの虚偽はない。』

↑ の記者会見当該部分の書き起こし部分です。(弁護団の抗議文の通りで、間違いはありません。)↓

 ※    ※    ※

【01:48:21 朝日新聞 ノダ氏】
 朝日新聞のノダと申します。

えっと小保方さんもご存知だとも思うんですけれども、STAP細胞ではなくて、ES細胞が混入したのではないか、という指摘がございます。

えっと、その点について、反論いただきたいんですけれども、実験室の状況であったり、そのこん、えーっとES細胞がコンタミ【後注】するのを、どのように防いでいたのかという点からと、あのSTAP細胞で行った、実験による結果から、科学的な結果からどういうことがあらわれているからES細胞ではないと言えるのかという点からと、両方お願いします。

【注:コンタミ=Wikipediaより、コンタミネーション(英語: contamination)は、特に科学実験の場における汚染のこと。「実験汚染」「実験室汚染」「試料汚染」などの訳語があてられる場合もあるが定訳はなく、そのままコンタミネーションとして、あるいは略してコンタミと呼ばれることが多い】

【小保方さん】

はい、まず最初STAP細胞をあの作成していたころ、あの研究室内ではES細胞の培養、一切行っていない状況であのSTAP細胞の研究は行われておりました。なので、あのES細胞のコンタミということが起こりえない状況を確保しておりました。

そして、STAP細胞が、えっとSTAP細胞であるという科学的なあの、証拠、がどのような風に考えているかの点ですが、まず、あのライブセルイメージングで光ってないものが、オクト4(フォー)陽性になってくる。そしてその光が自家蛍光でないことも確認しております。

そしてそのできてきたオクト4陽性の細胞が、胎児側と胎盤側、両方にコントリビューションするという科学的な特徴を持っていること。またあのES細胞とは異なり、あの培養中で培養環境を変えない限り、その時には非常に低いこと。そのようなあの別な特徴を持っておりますので,その辺がSTAP細胞の科学的な特徴であるかと認識しております。


【ノダ氏】

つまりES細胞のコンタミはないと言い切れるという。


【小保方さん】

はい。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

【参考資料その3】

問題のZNHK(在日本放送協会)であるNHK科学文化部の藤原淳登((ふじわら・あつと)記者の番組人権侵害疑義ブログ全文を掲載いたします。↓

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/212587.html#more
どなたかが、削除された場合に備えて魚拓をとっておられました。↓
http://megalodon.jp/2015-0326-1110-29/www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/212587.html

 ※    ※    ※

 2015年03月24日 (火)

『小保方証言』STAP問題の真相


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 先週の金曜日(3月20日)、理化学研究所は小保方晴子元研究員に対して論文投稿に関わる費用約60万円の請求を行うことを発表した。

【↑眼とろん星人注:この論文投稿費用請求は異常です。2005年12月8日、新規上場したジェイコム(当時)の株式において、みずほ証券(旧法人)が誤注文し、株式市場を混乱させたジェイコム株大量誤発注事件というのがあります。みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤発注。みずほ証券が被った損失は、407億円ですが、適正な取り消し処理を行っていたみずほ証券に対し、それを受け付けなかった東証側にも責任があり、損害賠償請求は過失相殺で東証とみずほの過失割合を7対3と認定されましたが、悪質な横領事件ならともかく、人事評価に影響することはあっても、組織として行った業務のミスを社員に全額負担させることなど有りえません。だったら、不正取材・報道の中心的役割を果たしたNHK科学文化部の藤原淳登(ふじわら・あつと)記者にNHKは取材費用全額を請求すべきです。そうしないと、理屈に合いません。被害者側も弁護士団の先生方も支払っているであろう受信料金をそれに充当する理由がないからです。理研の論文投稿費用請求は、『一応請求はした』という『自己保身のためのアリバイ作り』という卑劣な行為で、支払わなかったら、どれだけメディアが小保方博士をバッシングするか目に見えていますので、これは明らかにゆすり、たかり、恐喝の類(たぐい)です。実際に、小保方博士は支払いに応じています。受け取るいわれのない金品を受け取る人ことを日本語では『乞食』といいます。従って理研は乞食です。念のために書き添えますが、軽犯罪法1条22号(乞食の禁止)の規程がありますので、『乞食』は差別語ではありません)】


当初検討するとしていた調査にかかった費用数千万円の請求や、小保方元研究員の刑事告訴については見送ることを決めたという。

【↑眼とろん星人注:藤原記者は、『当初検討するとしていた調査にかかった費用数千万円の請求や、小保方元研究員の刑事告訴については見送ることを決めた』と、もう小保方博士を犯人と決めつけています。検証実験で『STAP“様”細胞樹立』に成功した小保方博士に研究不正の根拠はなく、桂外部調査委員会でも、混入犯を特定できていません。責任の所在を明確にすることを理研に要求するのなら、藤原記者は理研が『容疑者不詳の刑事告訴』をみなし公務員の告訴義務違反という法律違反を犯してまで兵庫県警に対してそれを行わなかったという事実こそ、糾弾すべきなのに、何故かそれを行いません。】


 STAP細胞の研究不正によって理研が被った損害をこれ以上具体的に確定できないこと、そして小保方元研究員がES細胞を混入させたという証拠がないというのが理由だ。

 これで理研としてのSTAP細胞への対応は一応の幕引きとされることとなった。

【↑眼とろん星人注:ですから、NHKはじめとしてあれだけ騒いだメディアは理研の刑事告訴を要求してしかるべきなのです。全責任を小保方博士に押し付けて幕引きをしたいのは、むしろ藤原記者や毎日の須田桃子氏、日経サイエンスの古田氏を始めとしたメディアでしょ?】


 しかし、1年以上にわたって日本社会を巻き込む形で続いたSTAP細胞問題の真相は、本当に明らかになったのだろうか。

 これまでSTAP問題を追い続けてきたNHKの取材班は、小保方晴子元研究員が理研の調査委員会に対して行った証言の内容を入手した。

【↑眼とろん星人注:またまた出所不明の無責任なリークです。それで、小保方博士の冷蔵庫に自分が紛失したES細胞が見つかってびっくりしたと証言した中華人民共和国留学生の李さんはどうなったのですか?日本の科学技術の機密入手と、有印公文書偽造を目的とした公印窃盗、金品の横領を、最初から目的として日本に帰化した支那人理研北京事務所長の事件(理研HPは、何故か小保方博士と違ってこの所長を匿名扱い。

http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140808_1/

↑ しかも国籍出自も隠蔽)といい、理研を始め、日本の研究機関。支那人留学生に山中博士の実験ノートを盗まれた神戸大や、最近STAPとそっくりの論文不正騒動があった東大をはじめとした大学はどういうわけか反日で日本の技術を平気で盗む特定アジア人が多いようですけれど、これはどういうことですか?】


 そこには、理研が公表した最終報告書には書かれていないこの問題の真相に迫る重要な証言があった。

(科学文化部 藤原淳登記者)


■ STAPの決定的証拠「緑に光る細胞」の真相

 STAP問題の中心にいた小保方晴子元研究員は、去年4月9日に記者会見で「STAP細胞はあります」と訴えて以降、数々の不正疑惑に公の場で答えることがないまま、去年12月21日に理研を退職した。

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 みずからのことばで不正疑惑に答えなかった小保方元研究員だが、取材班が入手した証言内容には、小保方元研究員と不正を追及する調査委員の迫真のやり取りが記録されていた。

【↑眼とろん星人注:小保方博士は不正なんて最初からやっていないから、「やっていない」とちゃんと答えていますよ。また、笹井博士の死という精神的大ショックや、異常な報道テロバッシングによる心身状態不良と前代未聞のNHK取材スタッフの暴力による右手等の負傷という大きなハンデを乗り越えて、自分の責任である『STAP“様”細胞』まで、丹羽博士と共に樹立して責任は立派に果たしておられますよ。もうここまでくると羽織ゴロの本性丸出しです。STAP叩きの人たちの行動は、村木厚子さんに対する冤罪を引き起こした大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件における、前田恒彦障害者郵便制度悪用事件担当主任検事とだぶって見えてしょうがないのですが。】


中でも注目したのは、STAP細胞の存在を揺るがす「緑色に光る細胞」についての証言だ。


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緑色に光る細胞は、STAP細胞が出来る瞬間を捉えた決定的な証拠だとして去年1月の記者会見で発表され、その映像は繰り返しニュースなどで報道されたので、目にしたことのある人も多いだろう。


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この決定的証拠とされた緑色に光る細胞が、実はSTAP細胞とは何ら関係のないものだったかもしれない、そして小保方元研究員自身がそのことに気がついていたかもしれないと言われると、どう感じるだろうか。

この緑色に光る細胞について、論文の共同著者で去年8月に自殺した笹井芳樹副センター長(当時)は「STAP現象が無いと説明できない」ものだと会見で繰り返し話していた。


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つまり、STAP細胞の論文を世界的な科学雑誌「ネイチャー」に掲載するのに大きな役割を果たした一流の研究者たちが、この「緑色に光る細胞」を見てSTAPの存在を信じていたのだ。

ところが、去年11月の調査委員会で小保方元研究員は、これがSTAP細胞であることを十分に確認していなかったという内容の証言をしていた。詳しいやり取りは後述するが、この意味は極めて重い。


■ 「自家蛍光ではない」と明言していたが・・・

実はこの「緑色に光る細胞」については、早い段階から「自家蛍光」という別の現象ではないかという指摘が出ていた。

「自家蛍光」は細胞が死ぬ際にはよく観察される現象だ。

STAP細胞とは全く関係がない。

小保方氏らが行った実験でもSTAP細胞が出来た瞬間だと主張するのなら自家蛍光ではないことを確かめることは最低限必要だった。


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この点について、去年4月9日の会見で記者から質問され、小保方元研究員は、こう答えている。

「その光が自家蛍光でないことも確認しております」

■ 小保方元研究員の証言

ところが、この会見の7か月後。

理研の第2次調査委員会の場で、小保方元研究員は次のように証言した。

委員「死んだ細胞が光ったっていうの(=自家蛍光)と、色で区別されていました?緑以外の光が出ているかどうか」

小保方氏「私、それ、すごく今では甘かったなと思うんですけれども(中略)赤ちゃんのマウスでやったら光ったんですね。結構。で、もう私それがもう嬉しくて、本当に嬉しかったんですよ。なので、あんまりそれが、自家蛍光なんじゃないかとか、そこまでは思ってなかったんです。正直」

委員「でも、スペクトル調べれば簡単に分かりますね?」

小保方氏「そうなんですよね。それをやれば良かったんですけど」

委員「やってなかった」

小保方氏「はい。やってなかった。それにライブセルイメージングでやったときに(中略)少し死細胞が入っていることは、まあ分かっていたといえば分かっていたので、まあそういう、あまり死んだ細胞の自家蛍光っていうことに関しては、正直」


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委員「気にしてない?」

小保方氏「あの、甘かったと思って」

少しわかりにくいかも知れないが、「スペクトルを調べる」というのは、自家蛍光かどうかを確認する最も手軽な方法だ。

STAP細胞が出来た時に出す光は緑色。

一方、自家蛍光の場合は緑色だけでなく、赤色など他の色も出すことが多い。

これは顕微鏡のフィルターを変えることで簡単に調べられる。

これが「スペクトルを調べる」という意味だ。

ところが、小保方元研究員は「自家蛍光かどうか、そこまでは思っていなかった」と答えていた。

フィルターを変更して調べることもしていないというのだ。

去年4月の記者会見で、あれだけはっきりと「確認した」と話したのとは矛盾している。

【↑眼とろん星人注:小保方博士の弁護団による抗議声明にあるとおり、こんな秘匿情報をなぜNHKが手に入れることができるのか、それこそ機密資料の窃盗でも行ったのではないのですか?事実確認の行いようがない無責任なリークを垂れ流す神経が分かりません。藤原記者のプロの報道人としての資質どころか人格そのものが問われます。】


■ 「自家蛍光ではない」という言葉の影響

小保方元研究員が去年4月の会見で堂々と話した「自家蛍光ではないことも確認しております」という発言は、STAP細胞問題の解明に大きな影響を及ぼしたと多くの専門家が指摘する。


先述のように、笹井芳樹副センター長(当時)らは、緑色に光る現象をSTAP細胞の最大の証拠の一つだとして信じていた。

【↑眼とろん星人注:大嘘です。 笹井博士は、 Oct4-GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4-GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること

◆≧徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい【胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献 (ES細胞TS細胞の混入では起こり得ない)

↑の二つが『信じる信じない』じゃなく、『事実としてSTAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある』とおっしゃっておられたのです。そして、いまだにこれを覆す反証仮説は存在しません。もし不当な政治的圧力が無ければ、若山博士も含めた研究当事者においては、一般人の大雑把な言葉に翻訳すると現時点において『STAPはある』という状態なのです。権威のある第三者の追試成功が重なれば、科学のコミュニティーの中でそれが『通説』となるだけの話です。↓】

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

これが単なる自家蛍光だった可能性のあることが事前に分かっていれば、STAP細胞の存在を信じることは簡単にはできなかったはずだ。

【↑眼とろん星人注:これも大嘘です。これが自家蛍光でないということは、自ら確認された世界の笹井博士が断言なさっているのです。また、検証実験において、ネイチャー論文と同じ形状の『未知の細胞塊(STAP“様”)』は確認されています。】


 今週(3月23日)、理化学研究所で会見を開いた野依良治理事長は、理研は論文に疑義が生じてからもSTAP細胞が存在するという前提で対応にあたっていたことを認め、当時の対応には反省すべき点があったと述べた。

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 「STAP細胞はあるはずだ」という認識で、論文不正問題に取り組んだことが、対応の遅れを招き、理研の傷口を大きくした最大の要因になったと考えられる。

■ 小保方証言を把握していなかったと話した理研

 小保方元研究員のこの証言は、理研が設置した調査委員会の場で出たものだ。

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 ところが、先週(3月20日)理化学研究所が小保方元研究員の刑事告訴見送りを発表した会見の際、NHKが理研の広報や理事たちにこの点を質問したところ、証言の詳細は把握していないという答えが返ってきた。

 一方で、刑事告訴を見送る決定は、調査委員会が行った詳細な調査を検討した結果行ったと説明をした。

 これでSTAP問題に決着がついたと本当に言えるのだろうか。

■ 再発防止は出来るのか

 一連の理研の記者会見を見ていたある研究者は「理研の対応は科学者の立場から見ても理解できるものではない。理研はまだ何かを隠そうとしているように思えてしかたがない」と諦め顔でつぶやいた。

 また、別の海外の研究機関に所属する研究者は「日本では研究不正はノーリスクハイリターンだということを改めて確認できた」と話した。

【↑眼とろん星人注:岸輝雄理研改革委員長といい、STAP潰しの人たちは、このような得体のしれない海外研究者の言葉を神聖不可侵の物として引用するのが特徴です。】


 STAP細胞問題は、理研の、そして日本の科学の信頼性を揺るがした。失った信頼を再び取り戻すためには、徹底的に原因を追及し、それを広く社会に説明していくことが求められている。それができてこそ本当に有効な再発防止策が実現するはずだ。
 真相の解明に手を抜くと、再び深刻な研究不正という形で跳ね返ってくることを私たちは忘れてはならない。

【↑眼とろん星人注:だから、理研に、STAP研究妨害を目的としたES細胞混入事件にかかる容疑者不詳の刑事告訴を要求しなさいよ。そうしないから、私は「藤原記者のお仲間の真犯人が捕まったら不味いのでは?」と疑ってしまうわけです】


 投稿者:かぶん | 投稿時間:23:00 | カテゴリ:科学のニュース
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コメント(1)

 第2次調査委員会での受け答えからして、この人科学者じゃないよなぁ~・・って思ってしまいました(嘆)、フツ~の女子なんだね(爆)
 「・・・結構。・・・なので、、。・・・正直」、なんだよこの言い方、アバウトにもホドがあるw
 ンでもって「STAP細胞はありまァすっ!」だもんなぁ~・・。
 
 投稿日時:2015年03月26日 01:58 | 更紗

【↑眼とろん星人注:この最後の1件だけ残っている人権侵害コメントは、藤原記者の自作自演の可能性があります。こんな酷い記事ですから、批判コメントも沢山投稿されたはずですが、それらを藤原記者が削除して、あえてこの1件だけ残した可能性が高いのです。編集権はブログ管理者の藤原記者に属しますから、藤原記者が削除しない以上、藤原記者及びNHKが掲載許諾したのと同義ですけど、これが、良い歳をした大人のすることですかね?STAP叩きの人たちは、こういう人ばかりなのですが、世間は、どうしてこれを怪しまないのでしょう?理解に苦しみます。】


 ※    ※    ※(以上全文引用終わり)

【参考その4 放送法】

 (放送番組の保存)
第十条  放送事業者は、当該放送番組の放送後三箇月間(前条第一項の規定による訂正又は取消しの放送の請求があつた放送について、その請求に係る事案が三箇月を超えて継続する場合は、六箇月を超えない範囲内において当該事案が継続する期間)は、政令で定めるところにより、放送番組の内容を放送後において審議機関又は同条の規定による訂正若しくは取消しの放送の関係者が視聴その他の方法により確認することができるように放送番組を保存しなければならない。

↑ このNHKアーカイブスがある、しかもダビング制限をかける技術も発達したデジタル放送時代に、三か月間の保存は短すぎませんか?実務を無視した、何ら科学の発展に寄与すると思えない、ただ研究者に労力・経費における負担が大きすぎる規程の改正や原資料の保存を迫るのなら、せめて、損害賠償請求権の時効に合わせていただかないと。↓

 民法
 (不法行為による損害賠償請求権の期間の制限)
 第724条不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。

 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その94) 【ファイルSI 98】2015.08.029 

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【ファイルSI 98】2015.08.029 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その94)

◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドの書き込み。(その1)

ポール·ノフラー氏って一体何者?彼の存在を隠蔽する日本のメディア。

 前回、前々回は、↓

◆ 国の機関放送局NHKが公共の電波を使って、特定個人をいじめまくる非道を許していいのか?どの口で、子供に偉そうに『いじめをノックアウト』なんていえる?厚顔無恥の人権侵害ZNHK(在日本放送協会)!

を(上)(下)に分けて連載しました。


前々回の記事(上)を読まれる方はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55676586.html

 『【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)』から読まれる方はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

私の小保方博士の記事も94回目を数えます。それで、書ききれない程沢山あるデッチアゲSTAP騒動疑義のそもそもの発端についての、NHKがらみの疑義が出てきたので、今回はそれについて書きます。

それにしても、STAP騒動におけるSTAPバッシングのプロセスについて、少し分析しただけで、次から次へと疑義がゴロゴロと出てきます。

少し掘ったらゴロゴロと遺跡が出てきて、遅遅として進まない京都の地下鉄工事のようです。

これだけの疑義をよくぞまあ、マスメディアは隠ぺいして、感情的に小保方博士に対する、暴力行為、脅迫、恫喝、人格攻撃、誹謗中傷ができたものです。

皆さんご存知のように、小保方博士のアーティクル、レターという二報に分かれたSTAP論文の2014年1月30日付けのネイチャー誌に掲載されるという発表がなされ、日本中大騒ぎになりました(なおネイチャー誌のネット版発表は英国のあるメディアの解禁日破り報道があったため、それを後追いした形で1月29日になっています)。

ノーベル賞を既に受賞なさっている山中伸弥博士のiPS細胞に匹敵するインパクトのある論文だからです。


それで、これもその当時、狂騒的なSTAP騒ぎを冷めた目で傍観していた私より、皆さんの方がご存知でしょうが、もう小保方博士の偉業を褒め称えるメディアの報道があり、その中で、小保方博士は、論文について精査し詰めていく仕事があるにもかかわらず、もみくちゃにされ、それどころではありませんでした。


小保方博士の言によると、こんな早い時期にネイチャー誌に掲載されるとは思ってはおらず、そのような準備をする時間的猶予がない状況下での発表だったのです。

その後、あやしげなネット情報で、次々と論文に対する『疑義』とやらが、出てきたと報道され、マスコミはあれだけはしゃいだくせに、手のひらを返すように、STAPバッシングを始めます。

その頃のメディアが執筆者に強いた非道な圧力は、第三者の追試が容易になるための具体的な実験手順を示す、『プロトコル・エクスチェンジ』を、一番最後に論文の共同執筆者として加わった、丹羽博士が行わざるを得なくなったという異常事態によっても分かります。

本来、これは小保方博士が書くべきものなのに、怪しげなネット情報を根拠も無く鵜呑みにして疑義だ疑義だと騒ぎ立て、小保方博士が、その対応や理研への説明等によって忙殺され『プロトコル・エクスチェンジ』どころではなくなったのがその理由です。

ところが卑怯なメディアが、「どうして、『プロトコル・エクスチェンジ』を丹羽博士が書いた?」などと因縁をつけてまたそれを叩いたのでした。そういう状況に追い込んだのは、自分達のくせに、見え透いたマッチポンプ。まさに厚顔無恥とはこのことです。

それを鵜呑みにできる、文化人、同業の科学者、サイエンスライター、一般人もどうかしていますけれどね。


それで、一度、STAP騒動の発端の状況を再確認しましょう。

ところが、これも皆さんご存知のように、二報のネイチャー論文発表からすぐに、海外のネット上でSTAPの疑義とやらについての書き込みが始まりました。


普通なら、その火元はどこかということを、メディアは報道すべきなのですが、何故かメディアは知っているはずのソースも明示せず、その疑義とやらを碌に検討もせず、「世界のネット上でSTAPについて疑義が出ている」という単なる風評に過ぎない無責任な情報を垂れ流し、メディアは一転して手のひらを返すように、小保方博士を始めとした二報のSTAPネイチャー論文執筆者を叩きはじめました。

実はこの時点で、日本のメディアも有識者も、STAP論文そのものも読んでおらず、理解していなかったのです。

それは、一度調査結果が出たネイチャー論文に対して、一事不再議・一事不再理の原則も無視して小保方博士の研究不正を2つトッピングした桂外部調査委員会が、STAP論文の概要説明のスライド資料(パワーポイント)に、無関係な丹羽博士の論文の画像を杜撰な誤引用するという信じられないミスを始めとした杜撰な事実誤認などの間違いだらけの調査結果報告書がメディアによって一切批判されることなく放置されていることからも分かります。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55435687.html

というより、いまだに小保方博士と若山博士の実験の分担や責任どころか、STAPそのものについても理解していないもしくは、知っていて隠蔽しているのでした。

【↑ 実はそういったメディア情報や、理研の資料だけを見て判断した私も、その分担について勘違いしていました。それらの実態がおぼろげながら分かってきたのは、ようやく昨年2014 年 12 月 19 日のSTAP現象の検証結果についての記者会見の内容を吟味してからのことです。正しい分担や責任については、後日記事にします。】


まず、この得体のしれない海外ネットのSTAP叩きには時系列的に異様な点があるのです。

神戸ポートアイランドにある理研CDBにおいて行われた報道規制付の事前記者会見は、2014年1月28日でしたが、STAP論文発表は2014年1月30日号のネイチャー誌。これは先述のように雑誌版の日付で、ネット版を見ると報道解禁破りをした英メディアがあったせいで、2014年1月29日付け発表になっています。


STAP騒動は、海外のネットで疑義が指摘されたのが事の発端だということをご存知の方は結構いらっしゃると思いますが、その具体的詳細についてご存じない方が多いのは、メディアが隠ぺいしているのですから当然なのですが、


そもそも、

STAP騒動の発端は、海外には科学関連の“PubPeer”というスレッドサイトがあるのですが、この『科学分野に特化した英語版2ちゃんねる』のようなスレ板に早速、日本のJTS時間より9時間遅れの時差があるUTC(協定世界時)の2014年1月29日午後8時21分に、ポール·ノフラー(Paul Knoepfler)という人によるブログのリンクが貼られたコメント投稿でした。↓

 

"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency"

Haruko Obokata, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato, Charles A. Vacanti, Nature (2014)

↑ つまりSTAPネイチャー論文に関するスレッドが立ったのです。

 PubPeerのこのスレッドのURLはこちら↓
https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D

イメージ 1



 ↑ 
 その一番目にノフラー氏がエントリーしたコメントが下線のとおり↓、

Peer 1: ( January 29th, 2014 8:21pm UTC )

From Paul Knoepfler's blog:

http://www.ipscell.com/2014/01/review-of-obokata-stress-reprogramming-nature-papers/

とあるように、Paul Knoepfler's(ポール·ノフラー)氏がコメントを書き、そこに自分の書いたブログのリンクを貼ったのでした。

というより、このスレッドつまり掲示板を立ち上げたのが最初のコメンテーターのポール·ノフラー氏なのでしょう。

ポール·ノフラー氏は後述するように、カリフォルニア在住のようなので、

カリフォルニアの冬はPST UTC-8でUTCより8時間遅れですから、ブログをエントリーしてこのスレッドを立てたのが現地時間2014年1月29日午後0時21分で、UTC+9の日本時間に直すと、2014年1月30日午前5時21分です。


ノフラー氏の最初の書き込みの拡大。


イメージ 2



この書き込みでリンクを貼ってある。ノフラー氏のブログ。

http://www.ipscell.com/2014/01/review-of-obokata-stress-reprogramming-nature-papers/

イメージ 3



ポール・ノフラー氏


イメージ 4



ここで注意すべきなのは、日本時間2014年1月28日にSTAP論文の事前説明があって、翌日の日本時間2014年1月29日にネイチャー論文が発表されます。ネイチャー誌はイギリスの雑誌なので、UTCそのままでよいでしょう。

UTCというのは、『協定世界時』で、もともとあったイギリスの『グリニッジ世界標準時(GMT)』を、原子時計を元に人工的に調整したものと考えていただいたら分かりやすいと思います。GMTとUTCは100年間で約18秒のズレが生じます。


つまり、イギリスのネイチャー誌が協定破りのメディアを後追いする形でネット公開したUTC 1月29日の公開直後に読んで、同日のUTC 1月29日午後8時21分。

すなわち、ポール·ノフラー氏の住んでいるであろうカリフォルニアでは1月29日午後0時21分までには、ノフラー氏は、ネイチャー誌のネット版を読んで、その中から小保方博士の二報に亘る長文のSTAP論文に興味を持って、全て読んで理解をして、ブログにUPしようと判断して、図も写真も貼り付けた編集込みのブログ記事を徹夜で作業して徹夜明けの真昼にエントリーし、スレッドを立ち上げて、URLを張り付けているのです!


この時の日本標準時 (JST)は、2014年1月30日午前5時21分です。

これって明らかに変です。

ややこしいので、日本時間に直して時系列を追ってみましょう。


例の毎日新聞の須田桃子氏による誹謗中傷本(本の題名自体が誹謗中傷の名誉棄損なので伏せます)によると、理研から2014年2月24日火曜日午後二時半ごろに毎日新聞社等のメディアに対して「この度、幹細胞研究の基礎分野で大きな進展がありました」とだけ書かれたファクスが送信されます。

毎日新聞科学環境部の須田桃子氏に理研から笹井博士が『本登録』と書いていた論文の概要と28日火曜日の記者会見(事前レク)の案内が届いたのは27日月曜日の午前中。

神戸ポートアイランドの理研CDBにおける記者会見が翌28日火曜日。

ネイチャーと理研が指定した報道解禁設定日時は1月30日木曜日午前三時(この場合、当然日本時間と思われる)。

ただ、英国のメディアがこの解禁日時破りをしたので、ネイチャーはやむなく日本時間1月29日水曜日9日午後8時20分頃に報道規制を解いて、ネット報道。日本のメディアもそれに追随してネットで記事を配信したという経緯になっています。

それで印刷物としての紙媒体の毎日新聞は、解禁指定日時に合わせ、STAP第一報記事を29日に組み、翌30日木曜日の朝刊に掲載します。


つまり、ノフラー氏が実際に報道解禁破りをしたメディアに追随して、ネイチャーが日本時間1月29日水曜日9日午後8時20分頃【カリフォルニア時間1月29日夜中のなんと午前3時20分頃!】ネット公開した二報の長文に亘るSTAP論文を公開直後すぐに見つけて全文読んで、徹夜してブログにアップ、スレッド立てをしたのが日本時間の2014年1月30日木曜日午前5時21分【カリフォルニア時間1月29日午後0時21分】。

最長でも作業時間は9時間以内。

これは物理的に無理があります。

仮にノフラー氏が報道解禁破りをした英国メディアのSTAP論文をすぐに気が付いて読んだとしても、数時間増えるだけですから、いずれにせよ、徹夜明けの昼間まで作業をしていたわけです。

なんなのですか?この異常な執念は?


ブログの分析記事や図表の完成度からして、ノフラー氏は、記者用の概要を何らかのルートで入手したか、28日の理研CDBの記者会見(事前レク)資料を何らかのルートで入手した可能性が大きいということになります。


というか、毎日の須田氏に限っても、日本時間の27日午前中に入手した『論文の概要』を他の複数の研究者に『報道解禁まで外部に漏らさないことを約束したうえで』目を通させ、意見を聴いているのです(前掲著より)。

『あなただけに話すけれど、これは内緒ですよ』と伝えた『内緒の話』というのは『漏れる』に決まっているのです。まさか、この研究者の中にノフラー氏は入っていませんよね?

こういうことは、日本のメディアでは許されることなのですか?


ということは、理研内部もしくは、毎日新聞の須田氏のようなメディアや、メディアが内密であることを条件に先に漏出させた研究者経由でSTAP論文が事前にノフラー氏に漏れていたという可能性も大いに有り得ます。


ただ、そのタイミングで漏れたとしても、不可能ではないのでしょうが、物凄く大変な作業です。

予め、ある程度の概要が分かる資料を入手し、予定稿を書き、ネイチャー誌の掲載版を入手してから行った作業は、掲載画像の挿入と、若干の手直しだけだったのではないかと考えるのが一番無理がありません。

というか、ノフラー氏は、どうして、そこまでして、こんなに急いで徹夜までしてブログをアップする理由なんてあるのでしょうか?

私はこのことに大きな不信感や、疑義を持ちます。


しかしながら、この時点におけるブログの記事自体は、論文の批判や疑義についてではなく、STAP論文の概要の紹介や、感想、考えられる課題・疑問について書かれたものです。


この投稿がSTAP騒動の火種になったのは、このポール·ノフラー氏のコメント欄にネイチャー誌STAP論文についての一番早い具体的な“疑義コメント”が、

February 4th, 2014 11:35pm UTC

つまり、日本時間2月4日午後2時35分

に投稿されて以降なのです。


この、問題のコメントの重大な疑義については、後ほど分析いたします。


それはそうと、

この、STAP叩きの人たちにとって大英雄であり、論文不正から科学を守った(???)ポール·ノフラー氏の素晴らしい功績を、何故STAP叩きの人たちは、大絶賛して、ことあるごとに、名前を喧伝しないのでしょうか?


何故なら、そもそもSTAP叩きの人たちは、小保方博士の学位取得のための博士論文でさえ、コピペだ無断引用だと難癖付けている人たちですよ!


ポール·ノフラー氏のスレッドやブログからSTAP論文の疑義、つまりSTAP騒動が始まったということを秘匿して疑義だ疑義だというのは、ポール·ノフラー氏の著作権を侵害しているのではありませんか!!!

自分たちは、ポール·ノフラー氏とそれにコメントした人の著作権を無断盗用しておきながら、そして、その人たちの手柄を横取りしておきながら、どうして、他人のしかも学位を授けるのが適当か判断する材料に過ぎない博士論文の引用がどうこう叩けるのですか?


例の日経サイエンス2015年3月号のP51の時系列の表にはこうあります。ポール·ノフラー氏の名前がありません。↓


イメージ 5



しかも、『1月28日 理研、STAP論文について記者発表』とありますが、実際に日本人がこの情報に触れ得ることができるようになったのは、英国のメディアがこの解禁日時破りをしたので、ネイチャーはやむなく日本時間1月29日水曜日9日午後8時20分頃に前倒し発表し、日本のメディアはその後にやっとネット報道をしたということが書かれてありません。


どうも、ポール·ノフラー氏の異常に早い時期のブログエントリーと、それにリンクを貼った“PubPeer”というスレッドサイトの、"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency"の疑義について、読者に気が付かれては不味いようなのです。


このように、怪しげなネット情報を鵜呑みにした、日経サイエンス編集部の古田彩氏(ふるた・あや)氏も日経サイエンスに執筆した日本科学未来館所属の科学ライター詫摩雅子氏(たくま・まさこ)氏も毎日新聞社の須田桃子氏も、NHKの藤原淳登(ふじわら・あつと)記者もソースも示さず、情報の盗用をしているじゃないですか!?


そこで、繰り返しますがネイチャー論文ざっと読んで、二報に亘る長文のSTAP論文に興味を持って、全文を読んだうえで論文の趣旨を理解して、分析、吟味して意見を書いて図表を付して掲載するわけですから、上記のような短時間にしようとすれば大変です。というより不可能です。このことに関して大きな疑義がもたれるところです。

この執念は、本当に一体どこから来るのでしょう?

結構長文で詳細なブログの内容は、原文に当たっていただくとして、PubPeerのスレッドの第一コメントにはこう書かれています。↓

 ※    ※    ※

"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency"

Haruko Obokata, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato, Charles A. Vacanti, Nature (2014)

https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D

Peer 1: ( January 29th, 2014 8:21pm UTC )

From Paul Knoepfler's blog:

http://www.ipscell.com/2014/01/review-of-obokata-stress-reprogramming-nature-papers/

"...something akin to hitting the cells over the head with a sledgehammer of a pH 5.7 (physiological pH is more typically thought of as around 7.4), they report the blood cells of 1-week old mice turned on expression of an Oct-GFP reporter as they floated around in clusters in the media."

"...the team provided pretty good evidence that the STAP cells arose from the differentiated blood cells themselves rather than potentially from rare pre-existing primitive stem cells in the cell populations."

"...After a relatively quick read, no particular red flags jump out at me from the STAP cell paper. It just seems too good and too simple of a method to be true, but the data would suggest so far at least that this team is onto something really important."

But key open questions remain before anyone can really say just how important this is.

1. Will it be reproducible by other labs?

2. Will it work in human cells?

3. Will it work in adult cells?

4. What are the molecular mechanisms?

5. Do these cells possess significant rates of mutations or epi-mutations, the latter being abnormalities in the epigenome?

6. Are these cells tumorigenic (besides forming teratoma)?

In particular, if the answer to one or more of the first 3 questions is no, then the impact could be significantly muted.

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ここに書かれているのは、Paul Knoepfler(ポール·ノフラー)氏のブログに掲載された、小保方博士のSTAP論文の紹介記事の部分引用ですが、STAPについて疑問だとする六項目と、最後に特記事項が記されています。私の意訳だとこういうことが書いてあるようです。


1.第三者の実験室でも再現できるか?

2.それはヒトの細胞でも機能するか?

3.それは成体の細胞でも機能するか?

4. 分子メカニズムはどうなっているのか?

5. これらの細胞が突然変異もしくは、エピミューテーション(世代を超えて受け継がれるエピジェネティック変異)の重大な割合で、エピゲノム(DNAメチル化等による生後の染色体機能変化)において後者は異常を持つか?

6. これらの細胞は、(テラトーマを形成する以外に)腫瘍形成性はあるか?


↑ それで、1から3までは、誰でも考える常識的なことで、4については、小保方博士は、この論文はあくまで現象論的なアプローチの論文なので、そのような分子メカニズムのようなアプローチはこれからだということを不服申し立て記者会見において述べておられていたのでこれからの研究課題ということは、小保方博士も共有している認識です。


5の『エピゲノム(DNAメチル化等による生後の染色体機能変化)において後者は異常を持つか?』というのは、ES細胞とTS細胞は混ざるという、とんでもないことを言いだした、理研の遠藤研究員の専門領域なのでした。

そして、遠藤研究員はSTAP騒動当初、kahoというハンドルネームのSTAP批判匿名ブログを書き、論文発表すぐにSTAPに関する分析をして、STAP叩きの人たちの英雄的地位を占めることになります。

これも私には不審に思えます。

つまり、もっと以前に、ノフラー氏はSTAP論文を手に入れていたのではないかという疑惑です。

6.は、三胚葉のテラトーマが形成されることによって、多能性が証明されるとして、それ以外に癌化の要素があるのではないかという安全性への疑問のように思えます。これについても、ノフラー氏に対する疑義が出てきたので場を変えて論じます。


最後に、ノフラー氏が特記している『とりわけ、最初の1〜3の3つの疑問のうちの1つ以上の答えがノーであれば、この論文の科学に及ぼす影響は大幅に減ずることになるだろう』ということに関しては、

私は全く違うと思います。


というのは、1によって、STAPの存在が証明されるのは当然として、2、3の疑問を満たさない場合は、例えば、医療や製薬のような、実用的な、平たく言えば金儲けの材料になるかどうかという立場の人にとっては重要でしょうが、とにかく、植物のカルスでは確認されている細胞の初期化によって得られる多能性が【植物の場合はカルスがそれ自体で個体を作ることができるので、万能細胞なのですが】これまでの定説ではありえないとされていた、酸や物理的刺激によって、動物の細胞においてもなしうるということは、科学的知見としては、とても重要なことなのです。

ということで、このコメントを読む限りでは、ノフラー氏は科学よりも、実用性やお金儲けに熱心な人なのだなと私は判断しました。


それで、ネイチャーの報道解禁云々よりも、『もっと以前に、ノフラー氏はSTAP論文を手に入れていたのではないかという疑惑』を私は持っているわけですが、小保方博士に対するリークのみが、理研内部の人間にしかわからない秘匿情報でもって一方的にダダ漏れになっている以上、やはり疑われるのは、理研内部の人間です。


それで、最初、日本のメディアの扱いから判断するに、Paul Knoepfler(ポール·ノフラー)氏は一般ブロガーだと思っていたので、まあ、科学好きのおじさんが、STAPについて興味を持って掲示板を立ち上げたのだと思ったのですが、

一応念のためにPaul Knoepfler(ポール·ノフラー)氏のことをGoogle検索すると、

なんと『日本語版Wikipedia』に載っていました。


それがまた、凄く胡散臭いのです!


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『日本語版Wikipedia』より引用↓【眼とろん星人が、適宜注をつけました】

 ※    ※    ※

ポール・ノフラー

ポール・ノフラー(Paul S. Knoepfler、1967年4月10日 - )は、アメリカ合衆国の生物学者・作家・ブロガー。

カリフォルニア大学医学部デービス校細胞生物学・人体解剖学科、ゲノムセンター、総合がんセンターの準教授である。

【眼とろん星人注:『準教授』は『准教授』の間違い。】


2013年にノーベル賞受賞者の山中伸弥とジョン·ガードン、ロバート·ランザなどとともに幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の一人に選ばれた。

【眼とろん星人注:『幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の一人に選ばれた』という、選出者は一体誰か?ソースが無い情報を堂々と書ける神経が異様だし、それに対する疑義や〔※要出典〕の表記が無いのは、このページを読む人が無い、過疎ページであることが分かる。】

【眼とろん星人注:それにしても、『幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の一人に選ばれた』ほどの凄い人がどうして1967年生まれで『準(ママ)教授』?】

【眼とろん星人注:幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」とやらにiPS細胞でノーベル賞を受賞した、山中伸弥博士とジョン·ガードン博士が入るのは当然として、笹井芳樹博士やシュペーマン博士の名が見当たらないのは、明らかに意図があってのことです。ロバート·ランザという人が、いかなる人物か?これを調べて、またまた疑義が出てきたのですが、先を続けます。】


研究内容

人工多能性幹細胞を含む幹細胞治療の安全性を高めることに焦点を当てている。

【眼とろん星人注:これが、ロバート·ランザ氏の好評価と、STAPバッシングに繋がります。】


癌、特に脳腫瘍の新・治療法の開発。[1]

【眼とろん星人注:つまり臨床や実用の人なので、基礎科学への無理解が甚だしいのは分かるような気がします。】

 彼の研究室は、ヒストンH3.3変種を含む幹細胞・癌細胞クロマチンを生み出すMyc癌遺伝子を研究している。[2]

 フレッド・ハッチンソンがん研究センターでボブ·アイゼンマンの研究室で幹細胞及び神経系の癌におけるクロマチンのMyc regulationに関するポスドク研究をした。

 ポスドクの研究中に、ジェーン・コフィン・チャイルズ・メモリアル基金から医学研究のための助成金を得た。そして国立がん研究所(NCI)からハワード·テミン賞をもらった。

 再生医療のためのカリフォルニア工科大学(CIRM)(幹細胞の研究所)が設立された直後、助教として2006年にカリフォルニア大学デービス校に赴任した。[3]

 CIRMから2008年に200万ドルの新学部賞をもらった。[4]

【眼とろん星人注:これは出典をあたってみたら、賞金というより、研究費の補助金です。ドル円相場を120円として、200万ドル=2億4千万円が臨床医学の研究費として多いか少ないかということは別にして、特筆すべき業績が無いような感じを受けます。少なくとも科学者としてのキャリアは、発生生物学において、世界の最先端の仕事をなさっていた笹井博士とは全く格が違うことだけはお分かりいただけるでしょう。↓】

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55661198.html

【眼とろん星人注:それで、ノフラー氏は、ヒトES細胞の研究の制限を外せという立場の方のようでした。理由は、例えば、iPS細胞は細胞を癌化する可能性があるので安全ではないが、ヒトES細胞は安全だということのようです。】

 がん・ブログ

 42才で、2009年後半に前立腺癌と診断された。手術後寛解。

 幹細胞についてのブログを始め、前立腺癌についても経験談をブログを書いている。科学的なソーシャルメディアの支持者であり、Twitterでのフォロワー数が多い。

 彼のブログhttp://www.ipscell.com
 は幹細胞のニュース(日本のHisashi Moriguchiをふくむ)をたくさんあつかっている。

【眼とろん星人注:ここで、森口尚史氏の名前が出てきたのには笑ってしまいます。森口尚史博士は、例の『2012年(平成24年)10月、読売新聞により「ハーバード大学客員講師」の肩書きで「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術を実施した」と大々的に報じられたが、多方面から数々の疑義が提起され、その2日後に同新聞は「同氏の説明は虚偽」とし、それに基づいた一連の記事は誤報であったことを認めた。東京大学などがいまだ調査中である。一方、森口は世界初のiPS心筋移植となる1例は事実であると主張した。自宅周辺の店員によると、「日本では発表できない研究をニューヨークで発表する」と豪語したり、自らをノーベル賞の候補と称したり、「東大の教授になった」、「ハーバード大学で研究している」、「研究仲間が気に入らない」などと話していた。ただし、これらの記事は一部のマスコミによって作り出された根も葉もない誹謗中傷記事であると森口自身は電子書籍の自著「iPS細胞騒動」で述べた。』という真偽のほどが分からない怪しげな情報で有名な人です。それにしても、『自宅周辺の店員によると』という風評をそのまま掲載するメディアって一体何なのでしょう?】

【眼とろん星人注:このポール・ノフラーという人及び、このWikipediaの項目を書いた人は日本の科学を叩くことが余程お好きなようです。『彼のブログhttp://www.ipscell.com

は幹細胞のニュース(日本のHisashi Moriguchiをふくむ)をたくさんあつかっている。』というのが本当なら、本来無問題なSTAPと比較にならない、悪質な黄禹錫(ファンウソク)博士の名前がここに無いのがいかなる理由によるものか、理解に苦しみます。ヒトES細胞の研究推進派である、ノフラー博士からすれば、ヒトES細胞クローンの黄禹錫(ファンウソク)博士の事件の存在は不味いのでしょうかね?それ以外にも理由はありそうですが。】


 2013年に著書「幹細胞:インサイダー·ガイド」を発表。科学者と非科学者の両方を対象としている。[5]

【眼とろん星人注:それで、この記事の真に伝えたいことが書かれています。すなわち、STAP叩きです。↓】

 STAP細胞へのコメント
1. STAP(とされている)細胞の自己蛍光現象についての誤った解釈
2. 人目をひく要素がそろい過ぎ:論文テーマ、大物の共著者、投稿誌、すべてにおいて「派手さ」が際立つ
3. 名前だけ連ねて何もしない共著者
4. Nature誌では画像・文書の「盗用防止スクリーニング」が行われていないという欠陥があった。欧州分子生物学機構の雑誌The EMBO Journalならば、このような論文は採択されなかった[6]。

【眼とろん星人注:いずれも的外れで、一方的な印象操作です。STAPをバッシングする人が同じような因縁をつけていたところをみると、多くがノフラー氏の受け売りだったことが分かります。この詳細についてはまた論じ直す必要がありそうです。】


参照[編集]
1. ^ “Controversy doesn't derail stem cell progress”. USA Today
http://usatoday30.usatoday.com/tech/science/columnist/vergano/2009-05-17-stem-cell_N.htm
2. ^ "Endogenous mammalian histone H3.3 exhibits chromatin-related functions during development". Epigenetics and Chromatin.doi:10.1186/1756-8935-6-7.
http://www.epigeneticsandchromatin.com/content/6/1/7


4. ^ “UC Davis researcher gets $2M for stem cell research”.Sacramento Business Journal
http://www.bizjournals.com/sacramento/stories/2008/08/11/daily41.html

5. ^ “Stem cell person of year chosen”. San Diego Union Tribune
http://www.bizjournals.com/sacramento/stories/2008/08/11/daily41.html

6. ^ “STAP細胞、理研やNature誌にも問題ありと海外識者指摘 理研の調査委員長は不正疑惑で辞任”. (2014年4月25日) 2014年4月25日閲覧。(日本語)
http://newsphere.jp/national/20140425-6/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=20140425-6

外部リンク[編集]
• UC Davis Genome Center
http://www.genomecenter.ucdavis.edu/

• UC Davis Department of Cell Biology and Human Anatomy
http://www.ucdmc.ucdavis.edu/cellbio/

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

 ということで、ノフラー氏の疑義については、調べていくとどんどん膨らんできました。次回も続きます。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55696114.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その95) 【ファイルSI 99】2015.08.031 

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【ファイルSI 99】2015.08.031 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その95)

◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドのコメント欄。(その2)

ポール·ノフラー氏のおかしなWikipedia記事を作成したおかしなサイト、“NewSphere”。

 前回は、↓

『◆ ポール·ノフラー氏って一体何者?彼の存在を隠蔽する日本のメディア。』

について書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55693785.html

 『【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)』から読まれる方はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

それで、前回はWikipediaにおけるポール・ノフラー氏のことを、

『2013年にノーベル賞受賞者の山中伸弥とジョン·ガードン、ロバート·ランザなどとともに幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の一人に選ばれた』という誰によって選ばれたか分からない異様な紹介について疑義を持ちました。


それで、大したことが無さそうなキャリアで、2億4千万円におよぶ臨床医学の研究費を助成されているにもかかわらず、1967年4月10日生まれの40歳代後半で『准教授』だとしたら、日進月歩のこの分野の研究者にとって、そんなブログをやっていて、STAPの論文の論評ブログを徹夜してまでエントリーして、スレッドを立てるほどの暇があるのでしょうか?


この挙動不審な、ポール・ノフラー氏は、自分の研究を犠牲にしてまで、STAP叩きに執念を燃やしているようなのですね。



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↑ それで、4.にある出典[6]を見てみましょう。↓

6. ^ “STAP細胞、理研やNature誌にも問題ありと海外識者指摘 理研の調査委員長は不正疑惑で辞任”. (2014年4月25日) 2014年4月25日閲覧。(日本語)
http://newsphere.jp/national/20140425-6/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=20140425-6

↑ 引用元の記事を見て驚きました。↓

【例によって、眼とろん星人による注を適宜付けます】


 ※    ※    ※(引用開始)

STAP細胞、理研やNature誌にも問題ありと海外識者指摘 理研の調査委員長は不正疑惑で辞任

更新日:2014年4月25日NewSphere


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理化学研究所のSTAP細胞研究への疑義が高まり、直接関与した研究者が登場しての会見や、それをめぐる分析や解説、憶測や意見表明がさまざまにとりざたされている。


【識者の見解 Nature誌にも問題】

 カリフォルニア大学医学部のポール・ノフラー准教授は、世界で「最も影響力のある50人」の幹細胞研究者だ。

【眼とろん星人注:はいはい出てきました!さっそく、『ポール・ノフラー准教授は、世界で「最も影響力のある50人」の幹細胞研究者だ』っていう謎の枕詞が!だから、誰が選んだの?

つまり、Wikipediaのポール・ノフラー氏の異様な項目は、NewSphereが書いたのですね。第三者なら、こんな引用は絶対にしません。】


 (引用再開)

 的確な評論で定評ある自身の科学ブログ・サイトで、「今回のSTAP細胞さわぎから学ぶ10の教訓」という記事を公開した。

【眼とろん星人注:『的確な評論で定評ある自身の科学ブログ・サイトで、』って、その定評はどこからくるのでしょう?自画自賛しているだけでは?もう、STAP叩きの人たちのレベルは、こんなのばかりです。このような無根拠で大げさな持ち上げ方は、半島系のメディアに良く見受けられるのですが、この記事は、どういった人が書いたのでしょう?こういう人たちに理解を求めることは、絶対に不可能です。】


 (引用再開)

 同氏が指摘する主な問題点は下記の通りだ。
(1) STAP(とされている)細胞の自己蛍光現象についての誤った解釈
(2) 人目をひく要素がそろい過ぎ:論文テーマ、大物の共著者、投稿誌、すべてにおいて「派手さ」が際立つ
(3) 名前だけ連ねて何もしない共著者
(4) Nature誌では画像・文書の「盗用防止スクリーニング」が行われていないという欠陥があった。欧州分子生物学機構の雑誌The EMBO Journalならば、このような論文は採択されなかった

【眼とろん星人注:これがWikipediaの記述[6]の引用元です。つまり、出典引用を装った、Wikipediaのノフラー氏の項目は、NewSphereが書いた自作自演なのでした。NewSphereの記事のレベルの低さは、第三者を説得できる引用元には絶対になり得ません。】


(引用再開)

 同氏は、STAP細胞が実在するかについてはコメントを避けながら、「まやかし」は排除しなければ、と主張している。専門家ならではの分析だが、Nature誌の対応も問題としている点が鋭い。

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【識者の批判 過去のスキャンダルを想起】

 東京大学のロバート・ゲラー教授(地震学者)も、ノフラー氏のサイトに寄稿。

 ゲラー氏は、今回の騒動は、かつての「常温核融合」スキャンダル(1989年)を思い出させる、と述べる。著名な学者による発表、画期的で実用性が高くマスメディアが注目、再現実験がことごとく失敗、などが共通点だろう。

【眼とろん星人注:それにしても、幹細胞研究者のノフラー氏のサイトに、日本のテレビによく出てくる、畑違いのゲラー教授(地震学者)がわざわざ寄稿というのも妙です。

ノフラー氏は何故か日本在住の研究者に知己が多く、日本の科学に対して尋常じゃない知識をお持ちなのでした。 ここで、注意すべきは、「常温核融合」のスキャンダルって、ヘンドリック・シェーン博士のことですよね?どうして名前を隠すのか分かりません。それから、この文章では、ロバート・ゲラー教授は『常温核融合」スキャンダル(1989年)を思い出させる、と述べる』とあるだけで、小保方博士に対するデッチアゲの研究不正疑義については触れていないように読めるのですが、この書き方では、読む人は、あたかもロバート・ゲラー教授が小保方博士の研究不正を非難しているかのような印象を持ちます。明らかに愚劣な印象操作です。ヘンドリック・シェーン博士については、NHKの疑義を書いていますのでご参照ください。↓ 毎日新聞の須田氏は、ロバート・ゲラー教授のこの発言の部分をパクっていますね。】

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55676586.html

 (引用再開)

 なお同氏は、日本でさかんな「地震予知」研究を批判。2011年4月には、同テーマでNature誌にも寄稿している。不確実性が高く、リスク評価に適していないにもかかわらず、学会の予算獲得のために使われていると辛辣だ。

【眼とろん星人注:結局のところ、ゲラー博士を利用して、STAPをダシに日本の科学を叩いているのですね。】


 (引用再開)

 同氏の主張からは、論文を慎重に検証せず、センセーショナルな広報を行った理研に対する批判も垣間見える。

 さらに24日、STAP論文について理研の調査委員長を務めた石井俊輔氏に対し、過去の論文における画像データの使い回しや捏造の疑いが報じられている。同氏はコメントを発表し、「論文に問題はない」と主張。しかし、理研の調査委員長は辞任すると発表した。

【海外紙の報道 小保方氏の主張に驚き】

日本を舞台にした、科学上のこのような事件は珍しく、海外各紙も注目している。国内が騒然としているこの状況は、2005年末に発覚した韓国の黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授の「ヒト胚性幹細胞捏造」(ES細胞論文の捏造)事件と、二重写しとも見えるらしい。


 ニューヨーク・タイムズ紙は、STAP細胞論文の主著者である小保方晴子氏を、以前は“ノーベル賞に匹敵する”ともてはやされたが、いまや論文を撤回すべきと批判されている、との変遷を紹介。小保方氏のみに問題があるかのように批判されていることにもふれている。

 ロサンゼルス・タイムス紙のカレン・カプラン氏(科学・医学部門)は、小保方氏が、記者会見で謝罪はしたものの、「STAP幹細胞は実在しており、200回以上も作成に成功した」と断言したことに、驚きを隠さない。

【眼とろん星人注:上記の二つの記事のどこから『海外各紙も注目している。国内が騒然としているこの状況は、2005年末に発覚した韓国の黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授の「ヒト胚性幹細胞捏造」(ES細胞論文の捏造)事件と、二重写しとも見えるらしい。』という感想が持てるのでしょうか?

よくこんな嘘を平然と書けるものです。

韓国の黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大学教授のやったことは、不正研究の研究費と関係ない国や民間の多額(日本円にして約2億8千万円)の援助金を身内の口座に分け入金横領し、自動車購入や、政治家への献金に流用。事件発覚後はねつ造協力者に口封じの賄賂。卵子の売買斡旋禁止の法律が出来ても、提供する産婦人科に利益供与。自分にはES細胞の胚操作を行う技術も知識も無いES細胞の門外漢なので、部下の研究者に勤務先病院から卵子の窃盗とニセの実験捏造を強要するという悪質なサギ横領事件です。

NewSphereの記者は、余程、全く研究不正など行っていない日本の小保方博士を、悪質極まりない研究不正以前の犯罪者=韓国の黄禹錫教授のレベルまで引きずりおろしたい、異様な悪意の執念をもっているようなのです。】


 (引用再開)

【数々の疑惑、さらに再現実験の成功事例なし】

 同紙はSTAP細胞論文について、掲載画像や文章が他の文献からの盗用ではという疑惑にふれた。さらに問題なのは、再現実験がないことだ、という。共著者で指導著者の若山照彦教授(山梨大学)でさえ、他の機関により実証されるまで論文を撤回するよう求めた、と報じる。なおNature誌は、精査はしたが論文は取り消していない。

【眼とろん星人注:文章の盗用云々というインネンを付けられたのは早稲田の博士論文です。事実誤認の記事を平気でよく引用できたものです。それから疑義はあくまで疑義なのであって、論文を撤回する必要はありません。それで、ここでも若山教授が出てくるのです。このSTAP騒動において、言うことがコロコロ変わったにも関わらず、その若山博士は正義の味方として利用されまくっています。】


 (引用再開)

香港中文大学の李嘉豪(リー・ケニース)教授(生物医学部)は、科学者向け情報交換サイト『リサーチ・ゲート』で、小保方氏らによる論文へのレビューを発表。

これは再現実験を行おうとしたことを示す。

一時は一部メディアで「再現実験の一部に成功した」とも報じられたが、本人はレビューにおいてこれを否定。データを検討・分析した結果、STAP細胞は存在しないと考え、再現実験を中止すると表明した。


【眼とろん星人注:この香港中文大学の李嘉豪(リー・ケニース)教授(生物医学部)の『一時は一部メディアで「再現実験の一部に成功した」とも報じられた』という再現実験成功の報はどういうわけか日本では、隠ぺいされています。しかもこの記述も間違っています。↓

http://wired.jp/2014/04/03/stap-cell-theory-salvaged-2/
 李嘉豪(リー・ケニース)教授の更新前の文章はこちら。↓
http://www.genetherapy.me/skin-stem-cells/fabricated-stem-cell-paper-may-have-just-been-proven-valid.php

 李嘉豪(リー・ケニース)教授の更新されたレビューはこちら。
http://www.wired.co.uk/news/archive/2014-04/01/stap-cell-theory-salvaged

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↑NewSphereは、『が、本人はレビューにおいてこれを否定。データを検討・分析した結果、STAP細胞は存在しないと考え、再現実験を中止すると表明した。』としていますが。

実際には、確かに、李嘉豪教授のレビューの題名は、『’Fabricated’ stem cell paper may have just been proven valid (”粉飾された”幹細胞論文の正当性が証明された可能性)』から、『’Fabricated’ stem cell paper technique may yet be proven valid(”粉飾された”幹細胞論文:手法の正当性の証明はこれから)」に変更されている。』と訂正されましたが、

〔↑ この翻訳も怪しくて、眼とろん星人の感じでは、『カッコつきで、いわゆる“捏造だと疑義が呈されている”幹細胞論文の技術は、まだ証明されるべき価値を有している』というニュアンスに読めます。〕


少なくとも、『本人はレビューにおいてこれを否定。データを検討・分析した結果、STAP細胞は存在しないと考え、再現実験を中止すると表明した。』というNewSphereの記述は、悪質なデタラメもいいところです。


実際の文章は以下のとおりです。

『データを検討・分析した結果、STAP細胞は存在しないと考え、再現実験を中止すると表明した。』「ヴァカンティ氏のプロトコルでは、細胞を酸で処理する前に、細径のガラスピペットに物理的に30分間通してから、非接着性の培養皿で細胞を培養する作業に、かなりの重点が置かれている」と、李氏はWIRED UKに語った。「われわれはこれらの実験を行ったが、多能性幹細胞のマーカー(Oct4、Sox2、Nanog)の発現は誘導されなかった」

しかしその後、事態は変わった。「驚いたことに、酸に浸す処理を省き、細胞の物理的な研和のみを行う、というわれわれのネガティヴ・コントロール(その実験系で必ず陰性になるものとして設定された比較対象)において、これら3種類の幹細胞マーカーの発現が誘導された」「この結果が出た日はちょうどエイプリルフールだったので、最初は学生の冗談だと思った。しかしチェックしたところ、これらの結果は適切であることがわかった。

したがって(今回の実験結果は)、これらの細胞が幹細胞であるという非常に稀な可能性、もしくは、これらが、死につつあるストレスを受けた細胞において、統制されていない遺伝子発現が行われた結果の副産物である可能性があることを示している。

今後、より多くの実験が必要であることは明白だ」「わたしはSTAP細胞が存在していると主張しているわけではない。わたしがResearchGateに掲載した実験結果は、非常に初期のものだからだ。

わたしはヴァカンティ氏のプロトコルを追試した。それは、小保方氏のプロトコルとは大きく異なるものだ」李氏は、自分がメディアでSTAP細胞の擁護者として扱われたことについて、自分はそのような主張を行っていないと強調した。李氏は、自らが実験を続けるよりむしろ、別の研究所が追試を行うことを期待している。「わたしが提供した情報は、酸に浸す処理というよりは物理的な研和処理が幹細胞を誘発するかどうかについて、ほかの研究所が追試するときに助けになると確信している」』

↑ つまり、李嘉豪(リー・ケニース)教授(生物医学部)は、『非常に初期のもの』ではあるが、『これらの細胞が幹細胞であるという非常に稀な可能性、もしくは、これらが、死につつあるストレスを受けた細胞において、統制されていない遺伝子発現が行われた結果の副産物である可能性があることを示している』ので、『わたしが提供した情報は、酸に浸す処理というよりは物理的な研和処理が幹細胞を誘発するかどうかについて、ほかの研究所が追試するときに助けになると確信している』とおっしゃっているのです。↓

"I am not claiming Stap cells exist because the result that I posted on ResearchGate is very early. I have followed Vacanti's protocol, which was very different to the one used by Obokata."

Lee, however, will most likely not be the one to carry out these future studies. He says he would be reluctant to do so, considering how he has become something of "an advocate" for Stap cells in the media, which he insists he is not. "I am sure this information will help other laboratories to try and see whether mechanical trituration rather than acid bath will work in inducing stem cells."】


 (引用再開)

 今回の小保方氏論文の共著者でもあるハーバード大学のチャールズ・バカンティ教授のみ、撤回に反対している。同教授は、ニューヨーク・タイムズ紙(1月29日付)のアンドリュー・ポーラック氏に対して、すでに成熟したサルでSTAP細胞を使った治療実験に成功した、と語ったこともある。独自の作製方法を公表するなど強気の姿勢だ。

【眼とろん星人注:この記事の更新された、2014年4月25日時点では、小保方博士も二報の論文の撤回に反対していますけれど。そういった状況もご存じないようです。】


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

それで、この、いい加減極まりない、無責任な悪意の風評を『外国では』とまるで、誰かさんのように『外国の虎の威』を借りて垂れ流す、NewSphereなるサイトが、いかなるサイトか、調べてみて驚くべきことが分かったので後日記事にします。

それにしても、このいい加減なサイトと五十歩百歩の情報を鵜呑みにして、『外国では』などと、得意げに吹聴し、正義の味方面してSTAPを叩く東大名誉教授がいるということこそ、日本の科学史上の汚点として残る大スキャンダルのように思えるのですけどね。

人を批判するのなら自分の判断と責任ですべきで、日本国民の税金でもって禄を食む旧帝国大学の科学者が、どこの馬の骨だかわからない外国の知人とやらの発言を引き合いにして、全世界に配信されるであろう記者会見の場で、世間から不当な魔女狩りのようなバッシングを受けている、弱い立場にいる自国の若い女性科学者を叩くなんて、集団的なイジメの先頭に加わるなんて、人間として、男として最低だと思いますよ。

あなた方がお好きらしいグローバルスタンダードなるものを尺度にするなら、何の臆面も無く、そのようなアンフェアなことができるのは、卑怯で、軽蔑すべき人物だと判断されるはずですよ。


 【参考】
 1944年8月18日 ロバート・キャパ撮影。パリ解放時のシャルトル大聖堂の付近の光景。↓

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↑ 丸刈りにされて群衆に取り巻かれて見世物にされ、罵声を浴びせかけられている、乳飲み子を抱えた女性は名前をシモーヌ・トゥーゾーといい、この後、10年間の国外追放刑になったという。
 フランスで国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)に協力したフランス人女性は、髪を剃られ町を追放された。
その数2万人といわれる。そしてナチス占領下で生まれた約20万に及ぶと称される「この子たちの多くは父親には認知されず、母親には捨てられ、行政には忘れられ、大衆には誹謗され、両親の歴史の重荷を”十字架”のように背負って生きてきた」ということである。
【※ 上の写真は、唯一『集団暴力という卑怯』という点を除いては、本記事とは一切関係ありません。】

 次回に続きます。

 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その96) 【ファイルSI 100】2015.09.06

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【ファイルSI 100】2015.09.06 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その96)

◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドのコメント欄。(その3)

アメリカのSTAP叩きの急先鋒ポール·ノフラー氏のおかしな記事を垂れ流すサイト、“NewSphere”は露骨な反日の韓国プロパガンダメディア!。

前回は、↓

『◆ ポール·ノフラー氏のおかしなWikipedia記事を作成したおかしなサイト、“NewSphere”。』という記事を書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55696114.html

今回の連載『◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドの書き込み。(その1)』から読まれる方はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55693785.html

 『【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)』から読まれる方はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

前回はWikipediaにおけるポール・ノフラー氏のことを、『2013年にノーベル賞受賞者の山中伸弥とジョン·ガードン、ロバート·ランザなどとともに幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の一人に選ばれた』という誰によって選ばれたか分からない異様な紹介を含む、異様な項目立て、書き込みをしたのが、“NewSphere”というおかしなサイトだということを、その記事のいい加減さを具体的に明示しながら、説明いたしました。

 『STAP細胞、理研やNature誌にも問題ありと海外識者指摘 理研の調査委員長は不正疑惑で辞任』 更新日:2014年4月2という記事です。↓
http://newsphere.jp/national/20140425-6/

それで、“NewSphere”のサイト内検索で “ポール·ノフラー”で検索をかけると、気分の悪くなるような、STAP叩きの記事ばかりが複数ヒットします!

http://newsphere.jp/?s=%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%BC&x=22&y=10

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しかも、例の嘘で固めた理研改革委員会を筆頭に各メディアや科学者も含めた有識者、サイエンスライターから、ネットにおける書き込みに至るまで、明らかに箸にも棒にも掛からないレベルの、この記事からの受け売りで『外国では』とSTAP叩きをやっている言論が多く見受けられるのですから、たまったものではありません。

皆さんの中にも、ネットでSTAPや小保方博士のことを誹謗中傷する書き込みにこのような意見を見かけた方がおありだと思います。


このように、異様に、ポール·ノフラー氏のブログ記事を引用してSTAPバッシングを行うこのサイトは、いかなる記事を書いているか覗いてみると、もう、全く大韓民国政府のプロパガンダ(政治宣伝工作)記事ばかりなのです。↓


 ※    ※    ※

米教科書の慰安婦記述、外務省の修正要請が裏目? 米歴史学者19人が抗議声明

2015年2月10日
http://newsphere.jp/politics/20150210-3/

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 米教育出版社「マグロウヒル・エデュケーション」が発行する教科書の慰安婦に関する記述をめぐって、日本政府は外務省を通じ、同社に対して修正を求めている。同書は慰安婦について、「日本軍が最大20万人にも及ぶ14歳から20歳までの女性を強制的に募集、徴用した」「天皇からの賜物として提供した」などと記している(読売新聞)。こうした点に修正を求めたとみられる。
 これについて、アメリカの歴史学者グループが、歴史の検閲だとして、日本政府を非難し抗議する共同声明を発表する。韓国メディアが伝えた。

◆中心人物ダデン教授は、安倍政権は領土拡張主義と批判
 聯合ニュース(英語版)によると、声明を発表するのは、アメリカ歴史協会(AHA)に所属するアメリカの大学の歴史学者19人だ。朝鮮日報などによると、主導したのはコネチカット大学のアレクシス・ダデン教授である。ダデン教授は、1月16日付のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)のオピニオン欄で、安倍政権は「領土拡張主義的」で、尖閣諸島などの領有権を訴えていると主張し話題となっていた。
 聯合ニュースなどによると、声明は、AHAが来月発行する機関誌に掲載される予定だ。聯合ニュースには、声明がそれに先立って送られてきており、内容を詳しく報じている。10日現在、ワシントン・ポストやヒューストン・クロニクルなどの米紙もこれを報じている。

◆「日本の性奴隷制は確立された歴史」
 聯合ニュースによると、声明では、「われわれは歴史学者として、第2次世界大戦中に大日本帝国陸軍に軍属して、性的搾取の残酷な制度の下で苦痛を受けた、婉曲的に『慰安婦』と呼ばれる人たちについての、日本国内外の歴史教科書の記述を抑圧しようとする日本政府の最近の試みに対し、失望を表明する」とされている。
 また、安倍政権が「慰安婦に関する確立された歴史に対して声高に疑問を呈し、学校教科書における言及を排除しようと追及している」ことも非難しているという。
 声明は、学術研究と被害者の証言により、「慰安婦制度の本質的特徴が、政府後援の性奴隷制に相当することについては、議論の余地なく示されている」と断定している。
 このように、声明を発表する歴史学者グループは、慰安婦が強制された性奴隷だったということを「確立された歴史」と捉えている。その根拠としている「学術研究」とは、「中央大学の吉見義明教授が日本政府の公文書について行った綿密な研究」だという。そのため、声明には「日本の歴史学者らを支持して」との表題が付けられている。
 なお「被害者数」が何万人だったか、何十万人だったか、また、軍が慰安婦の調達で果たした役割の正確なところについては、論争があるとしている。

◆ダデン教授の独自の「学問の自由」観
 中央日報は、ダデン教授にメールでインタビューを行い、その抜粋を編集して掲載した。ダデン教授は、声明を出すことになった動機について、マグロウヒルの高く評価されている教科書への日本政府の干渉が、学問の自由に対する脅威として懸念されるためだとしている。
 しかし、その後で述べられている、「学問の自由」に対する同教授の考えは、一風変わったものだ。同教授は「すでに証明されており、広く受け入れられている歴史について、それが正しくないと思わせようとする企ては、学問の自由に対する脅威」だとしている。「すでに証明されている歴史を消し去ろうと試みることは――また特に、公表した研究成果のことで、歴史家を直接の標的とすることは――学問の自由への脅威である」と語っている。
 なお、朝鮮日報では、声明がAHAの年次総会で満場一致により採択された、と報じられているが、中央日報のインタビューでは、年次総会で(賛同者が)非公式な形で集まることにした、と語られている。またAHAが公表している、年次総会の議決内容にそのような事実は記載されていないことから、誤報が考えられる。

◆アメリカは学問の自由を強く支持と発表
 こういった状況の中、米国務省が8日、アメリカは学問の自由を強く支持すると発表したと、韓国の英字新聞コリア・ヘラルド紙(聯合ニュース配信記事)が報じた。
 それによると、国務省のある代表者が、「歴史問題については、全ての関係者に癒しと和解を促進する仕方でアプローチすることの重要性を、われわれは強調していく」と語ったという。また、「原則問題として、われわれは学問の自由を、民主社会の基礎として、確固として支持している」と語ったという。どのような代表者がどのような場で語ったのかについては、記事は明らかにしていない。
 報じられている発言を見るかぎり、国務省は日本の名指しを避けているようだが、記事は当然、日本が教科書の修正を要請した問題と絡めて報じている。日本の行動は、残虐行為のうわべを取り繕おうとする試みだと見られている、と記事は語っている。さらに、その行動のために、日本の学問の自由についても疑問が生じる、という批判の声がある、と語っている。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑よくぞまあこれだけ、一方的な韓国の提灯持ち政治宣伝ビラのような記事を掲載できたものです。また、こんな記事もあります。↓


 ※    ※    ※

韓国に遅れを取る日本の歴史認識戦略、NYT指摘 米教科書の慰安婦記述などめぐり

更新日:2015年2月3日
http://newsphere.jp/politics/20150203-3/

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 1月29日の衆議院予算委員会で安倍晋三首相は、米国の公立高校向けの世界史教科書の慰安婦記述について「がくぜんとした」と述べ、日本の名誉にかかわる問題について、積極的に情報発信して対応していく方針を示した。
 
 教科書のタイトルは、『伝統と対立:過去への世界的な視線(Traditions and Encounters: A Global Perspective on the Past)』だ。教科書には、第二次世界大戦中に、日本軍が約20万人の14~20歳の女性を連行し、慰安婦として徴用したといった記述がある。また、日本海と東海という名称が併記されている。
 安倍首相の発言や日本政府の対応について、米韓メディアが報じている。

◆米出版社「疑いようのない真実だ」
 日本政府は1月、外務省を通じて公式に、教科書の記述を訂正するよう米出版社のマグロウヒルに求めた。しかし同社はこれを断り、次のような声明を出した。「学者らは、『従軍慰安婦』の事実に基づいて執筆している」、「執筆者による文章、検証、説明は、疑う余地のない正しいものだと考える」(ニューヨーク・タイムズ紙(NYT))
 
 ブルームバーグは、従軍慰安婦の人数について各者の意見が食い違っていると指摘する。国連が1998年に発表した調査結果では、20万人以上の女性が性的労働を強いられたとしており、これはマグロウヒルの教科書と同じ数字だ。一方、歴史学者の秦郁彦氏は、強制はなかったとし、2万人だったと主張している。

◆政府の対応は日本のイメージを損なうのでは
 NYTは、「日本が海外でのイメージを向上させるため、予算を大幅に増やそうとしている時」、と首相の発言のタイミングに注目している。記事は、「安倍首相のような日本の保守派は、日本を唯一の侵略者とする歴史的表現を頑として受け入れず、戦いはアジアを西欧の支配から解放しようとするものだったと言っている」、と伝えている。
 
 首相に回答を促したのは、自民党の稲田朋美議員だ。同議員は、国の名誉を守るのは政府の責務だと主張した。
 
 ブルームバーグによると、カリフォルニア州立大学フラートン校のナンシー・スノー教授が日本政府の問題への対応が誤っていると述べている。今のような対応では、「守勢に立つ日本に不利となる見方を強めることになる。今は将来どうなるかという方向に視線を向けるべきだ」、「世界に向け『隣人を歓迎する』という雰囲気を伝えなければいけないだろう。地域の周辺国と協力し、平和を進める国だとより広く認識してもらい、歴史認識をめぐって争うという嫌なイメージを纏うべきではない」(ブルームバーグ)と意見した。
 
 韓国紙ハンギョレは、安倍首相の歴史認識をいま一度精査する必要がある、と記事を始めている。そして、安倍政権の態度は、米政府も懸念を示しているとして、米議会調局(CRS)が1月20日に発表した報告書の内容を取り上げた。報告書では、従軍慰安婦問題や靖国神社参拝、海域での領有権に関する対立、全てが継続的に地域の緊張を高めることに繋がっている、と指摘している。

◆韓国との支持獲得をめぐる争い
 NYTは、ここ数年間、日本と韓国は、アメリカに対してそれぞれの歴史認識を受け入れさせようと競争を加熱しているとする。韓国系アメリカ人の団体は、日本と対立している歴史と領土の問題について韓国側の見方を浸透させようと、政治的影響力を使い、教科書を修正させ、モニュメントを建設、と指摘。
 
 安倍首相のもと、日本も遅れを取るまいと慌てているが、韓国に対抗するため外交官を特派するなどしているが、あまりうまくいっていない、とNYTはみている。2014年、バージニア州は、教科書の「日本海」という表記に「東海」という韓国の呼び名も併記することを決定したが、それに反対する日本の訴えを却下している。
(Newsphere編集部)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

当ブログでは、『従軍慰安婦』という言葉自体が捏造で、『慰安婦』なるものが単なる自発的な高級娼婦だということは、アメリカ公文書館の内容証明付公文書により、証明されたことを記事にしました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55478203.html

そういった、捏造記事を、NewSphereは会社組織でもってビジネスとして拡散しているのでした。


『NewSphere』とはこういう会社のようです。↓

http://newsphere.jp/aboutnewsphere/

 ※    ※    ※(一部引用)
 ネットに比べて信頼性が高いといわれる新聞やTVも、役割として公権力の監視という立場もあり、どうしても「市民」の立場から報じている断片的なものが多く、一定の偏りが出てきてしまいます。

 我々も一定の見解を持ちながら全てのニュースをウォッチしていくことは難しく、気づかないうちに未来に対して重要な決断が下されている、ということも多々あります。
 こういった状況の中で、NewSphereは、読者の考える材料になり、繰り返し読め、そして読み応えのある良質なコンテンツを作ってまいりたいと考えております。

サービスコンセプトは、『洗練された大人へ国際視点を』提供することです。

海外は日本をどう見ているか?日本で問題になっていることを海外はどう処理しているか?はたまた、海外の意見に対して日本の論者はどう反論しているか?こういった情報提供を行っていくなかで、読者が諸問題を考えるための論点を自ら設定できるように、サービスを提供していきたいと考えています。


 ちなみに、編集部は若いメンバーも多く、今後の日本のあり方についても深く考えていこうとしています。
 年金問題なども解決のメドが立っていないなか、各個人が努力していく国家を目指すのか?(小さな政府)もしくは、お互い助け合っていく国家を目指すのか?(大きな政府)の選択は重要だと考えています。

近年、安倍政権によって国防体制は整えられつつありますが、アジア地域の平和戦略をどう考えるのか?

そして、そういった国家を実現していくための教育は?憲法は?このままでよいのか?

 といった答えを日々探りつつ読者のみなさんと考えていきたいです。

 今後ともよろしくお願いします。

 NewSphere編集長 柴田 幸男

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ それで、“NewSphere”の“『洗練された大人へ国際視点を』提供”というコンセプトなるものが端的に示されているのが、ポール·ノフラー氏のブログ記事等を引用しての誹謗中傷ともいえるSTAPバッシングなのでした。

“はたまた”、大嘘だらけの韓国の歴史認識の垂れ流し。


それで、このNewSphereなるネット情報サイトは、こんな情報ばかりで果たして会社組織として経営が成り立つのか疑問に感じたので、運営会社の会社情報を見てみると、↓


 ※    ※    ※

会社概要

http://www.zappallas.com/corporate/

会社名 株式会社ザッパラス

住所 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 東建インターナショナルビル
資本金 14億7,634万円(2015年4月末時点)
決算日 4月30日
従業員 連結244名(2015年4月末時点)
取締役・監査役
代表取締役会長兼社長 玉置 真理 取締役 小楠 裕彦
取締役 柴田 幸男 取締役 小林 真人
取締役 妹尾 眞治 取締役(社外) 美澤 臣一
取締役 森 春幸 常勤監査役(社外) 佐々木 宣
監査役(社外) 井上 昌治(弁護士) 監査役 谷間 真(公認会計士)

関連会社

会社名 Zappallas,Inc.(U.S.)

住所 7412 SW Beaverton Hillsdale Highway, Suite 102, Portland, Oregon, 97225

資本金 4,500,000 USD
代表者 CEO 小楠 裕彦

事業内容 米国におけるコンテンツ配信等

会社名 株式会社PINK
住所 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 東建インターナショナルビル
資本金 3,900万円
代表者 代表取締役 萩原 勇太
事業内容 旅行事業

 ※    ※    ※(引用終わり)

↑ 関連会社Zappallas,Inc.(U.S.)の『事業内容 米国におけるコンテンツ配信等』というのは、ひょっとして、こういう反日情報をアメリカにも広めているという事でしょうか?

Zappallas,Inc.(U.S.)のあるオレゴン州のビーバートンというのは韓国人が多く住む町らしいのですが。↓

http://www.youmaga.com/portland/restaurant/0412.php

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↑ 『食にこだわるポートランドにおいて、 韓国料理はまだそれほど浸透していないジャンルのひとつ。というわけで、おいしい韓国料理が食べたい時はポートランドのダウンタウンやおしゃれでトレンディーなネイバーフッドから離れ、

韓国人が多く住むビーバートンへ行ってみれば韓国人が経営する本格的な韓国料理のレストランに出合う確率はかなり増す。』ってねえ・・・。

日本人なら、世界中で反日工作をやっている民族が多く住んでいるような地域は、無用な摩擦を避けるために、オフィスの立地候補地からまず最初に外しますよ。ということは、上記のような韓国の提灯持ちの酷い悪意の誹謗中傷反日記事を書くという事実と併せて考えるに、この会社がどのような立場のそれか容易に推測できます。


会社四季報を見ると、東証一部上場会社【ザッパラス (3770)】で、『【特色】携帯電話向けコンテンツ配信。占いが主力で20~34歳の女性層に強み。モバイル中心の通販育成』、『【反発】16年4月期は占いコンテンツ有料会員数が下げ止まる。恋愛シミュレーションゲームなど新サービスで上乗せ。赤字eコマース子会社の売却効く。米国子会社も小幅黒字化。広告やのれん償却の負担こなし営業益反発。為替差益、減損見込まず。』ということです。

それにしても、『ヤフーファイナンス』で株価を見ると、↓


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↑IT企業なのに、アベノミクスの恩恵をさほど受けていない珍しいチャートです。こういう状態で、さほど広告収入が入るとも思わない、反日サイトに人と経費を使う余裕があるのか?という疑問が出てくるのですが、どういうわけか、この会社の財務体質は自己資本比率84.8%と良好らしいので、訳が分かりません。

このような反日プロパガンダサイトだからこそ、それに対する『国策スポンサー』がつくのではないか?と勘繰りたくもなります。



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↑筆頭株主で代表取締役会長兼社長の玉置真理氏で検索してみると、こんな記事が出てきました。↓


 ※    ※    ※

株式会社ダイヤルキューネットワーク 終わり

【新・内海新聞 32号 2010年6月30日 by jintecより】
http://www.utsumi-news.com/archives/401

株式会社ダイヤルキューネットワークは、1991年4月に破産しました。

たった1年6ヶ月の短い期間でしたが、

その後のインターネット時代に向けて大きな足跡を残しました。

【↑ 眼とろん星人注:その具体例を示してほしいものです。負の足跡なら残したと思いますが ↓】

またその後のダイヤルキューツーは、やはりダーティーなイメージが定着してしまい、その後の発展はありませんでした。

ダイヤルキューネットワークのメンバーたちは、その後どうなったのでしょうか?

まず、代表取締役社長であった玉置真理氏は、当時、東京大学法学部の現役大学生でしたが、その後、株式会社ファミリービスという会社を再び起業しました。そのファミリービスは順調に発展し、株式会社ザッパラスとして株式上場を果たし、現在東証一部企業として活躍しています。

 専務であった真田哲弥氏は、数年間いろいろな仕事を経験し、これからは携帯電話の時代がやってくると予測し、株式会社アクセスに入社し、そのノウハウを蓄積し、友人たちと株式会社サイバードを起業し、この会社も上場を果たします。真田氏は、現在、株式会社klabの代表取締役として携帯電話のソフトウェア開発を中心に、モバイル業界を牽引しています。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ ということで玉置真理氏は、学生時代から起業し、1年6ヶ月で破産を経験するなど大変な苦労をされた辣腕ベンチャー企業経営者の方のようです。


ここで、皆さんに、一点気を付けていただきたいことがあります。

“NewSphere” が海外発信記事としてが頻繁に引用している、

例えば、ウォール・ストリート・ジャーナル=第三者的に中立な海外メディアという公式は必ずしも当てはまりません。

特に反日記事に関しては!


ウォール・ストリート・ジャーナルはニューズ・コーポレーションの子会社であるダウ・ジョーンズ社が発行する国際的な影響力を持つ日刊経済新聞で、日本に東京支局があります。

【ダウ・ジョーンズ・ジャパン所在地 日本オフィス住所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア イーストタワー19F】

記者はこういう人たちです。↓

【日本版編集長が語るWSJの読み方 第4回 個性派ジャーナリストで読むWSJ(1)より】
http://jp.wsj.com/sp/introduction/04/

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↑小野由美子氏【ウォール・ストリート・ジャーナル日本版編集長】、経済のスペシャリスト―デイビッド・ウェッセル氏、スクープ記事を得意とする日本人記者―ケイン・岩谷ゆかり氏、ITはこの人に訊け!―ウォルター・モスバーグ氏、日本の自動車業界では知らない人はいない―白水徳彦(しろうずのりひこ)氏といった人たちが記事を書いています。


結構反日的な記事を書いていて、日本で反日日本人記者や反日外国人記者が反日記事を書いたものをウォール・ストリート・ジャーナルの情報として世界配信しても、『海外メディアのウォール・ストリート・ジャーナルによると』などという引用をされますが、

これは、多くの場合ただ単にアメリカの『ウォール・ストリート・ジャーナル』という看板を使っているだけで、第三国による中立な情報としては全く役に立ちません。


ニューヨークタイムズ(NYT)やロイターも同様で、反日日本人もしくは反日外国人記者が反日記事を東京で書いて、世界配信して、それをまた逆輸入した形で、反日日本人や韓国メディア、在日ネット工作員が、『海外メディアでも』などとやらかしているわけです。


反日色の強いニューヨークタイムズ(NYT)の東京支局なんかは、なんと反日メディアの頭目、朝日新聞本社内にあります!↓

http://www.mapion.co.jp/phonebook/M10016/13102/0335450940-001/

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朝日新聞本社内には他に韓国の東亜日報も入っていて、これで中立な報道が保てるわけがありません!ほかにも、海外メディアの日本支局はこんな目を覆うばかりの惨憺たる状況です。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/success0965/18017082.html

さらに、

STAP潰しの新聞メディアにおける急先鋒毎日新聞本社には、朝鮮日報が!

STAP潰しのテレビメディアにおける急先鋒渋谷NHK放送センター内には、有名な中国中央電視台(CCTV)だけではなく、韓国放送公社も入居!


露骨な反日日本人や反日外国人が日本で書いたものを、日本のメディアとして発信すると、疑われるので、

一度、海外のメディアの名前でもってロンダリング(洗浄)した上で、海外からの発信記事を装った包装紙でパッケージングして、あたかも『客観的な海外での反響』であるかのように成りすますわけです。


まあ、税金逃れの『マネーロンダリング』の『情報版』です。

私はこれを、『インフォメーションロンダリング』と勝手に呼んで、てっきり私の発明した言葉だと思っていたのですが、


ネット検索すると、なんと、アーバンディクショナリー(Urban Dictionary)という1999年に創設されたスラング専門のオンライン辞書にこの語が載っていました。↓

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=information+laundering

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Information laundering

Telling a lie to another party via your lawyer, and their's, so that now the other party believes it. Whereas they wouldn't have believed it directly from you.
I got my lawyer to do some information laundering so that idiot would believe me.

↑(眼とろん星人による意訳)インフォメーションロンダリング:信じさせたい相手側党派が直接自分の言うことを信じてくれなかった場合に、弁護士を使って第三者的な立場の党派経由で嘘を流すこと。用例としては、『私はインフォメーションロンダリングによって、馬鹿が私を信じるように弁護士を雇った』


↑ まあ、誰でも同じようなことを考えるわけですね。

つまり、STAP叩きの人たちの言っているグローバルスタンダードなんて、この程度の物なのです。

インフォメーションロンダリングで騙されるのは、アーバンディクショナリー(Urban Dictionary)でいうところのidiot(イディオット:馬鹿、まぬけ)なので、STAP捏造なんていう嘘っぱちを信じている人は、理研改革委員会を筆頭にそういう人たちなのでした。

 

韓国が今回のSTAP騒動の引き金を直接引いたかは、不明ですが、少なくとも国を挙げてポール・ノフラー氏を始めとした無責任なネット情報に便乗して、組織的にSTAP及び小保方博士を叩いているのは明白です。

一方で、韓国初の科学系のノーベル賞受賞期待の星だった、黄禹錫(ファンウソク)博士の、もともと倫理的に問題のあるヒトES細胞クローン研究の、しかも不正以前の単なる犯罪行為よりも悪しざまにSTAPや小保方博士のことを誹謗中傷しているからです。

STAP叩きの人たちは、結局のところ、『小保方博士は悪いから悪い』という同義反復以上のことを言っていないのでした。


それで、韓国ほど異常にノーベル賞にこだわっている国はありません。


なにせ、金大中氏の大統領在任中からロビー活動(早い話が賄賂攻勢)という金で買ったノーベル平和賞受賞を花火を打ち上げて、国を挙げて盛大に祝うお国柄です。

1978年 - メナヘム・ベギン (イスラエル)、アンワル・サダト (エジプト)や、1994年 - ヤセル・アラファト(パレスチナ)、シモン・ペレス (イスラエル)、イツハク・ラビン(イスラエル)の例でもわかるように、ノーベル平和賞が敵対している国もしくは組織の和平を進展させた功績で与えられたのだったら、

金大中元大統領は、朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌で金正日国防委員長との南北首脳会談が実現させ、6.15南北共同宣言を締結した。南北首脳会談などが評価されて、ノーベル平和賞を受賞なさったわけですから、

当然のことながら、偉大なる首領様であった金正日氏との同時受賞でなければおかしいのです。


会談実現のために(というか、ノーベル平和賞欲しさに)金大中大統領から現代グループを通じて4 - 5億ドルを金正日に渡していたとされる対北送金疑惑があるのですから、単独のノーベル平和賞なら、現代グループが受賞されなければおかしいのでは?と皮肉の一つも言いたくなります。


この国の人たちは、自国に有利なように、関係者に金をばらまいて買収するだけならともかく【これだけでも十分に異常なのですが】、例えば、東京五輪の誘致妨害や、軍艦島の世界遺産登録妨害等、国を挙げて、国策として嘘八百を並べ立てて愚劣で幼稚な妨害をして日本の足を引っ張るような国の人たちなのです。


それで、2014年韓国のアジア競技大会期間中の9月25日、どういうわけか、日本製のキヤノン EOS-1D X(約800万ウォン相当、日本円で70万円程度)を、韓国メディア!聯合ニュースの記者が離席中に、わざわざレンズを取り外し、カメラ本体だけを盗んだ【!?←レンズを外したままバッグに入れたら、ボディマーウントカバーをつけないと、カメラボディー内部が埃だらけになるし!プロの記者がカメラを放置したまま離席するなんて絶対にありえないし!普通ここでおかしいと思いますよ】容疑で有罪判決を受けた競泳の冨田尚弥選手は、

あれだけ日本のメディアに叩かれたにもかかわらず、冤罪の可能性が大きいと分かった途端、メディアは沈黙しだしました。

どういうわけか、富田選手を碌に庇わず、一貫して韓国警察当局の味方をしていたJOCの態度が、今回の理研の小保方博士に対する対応とそっくりなんですけれど。

富田選手を日本のネット上で叩いている人たちのコメントも、小保方博士を叩いている誹謗中傷コメントとそっくりだし。


こういった大韓民国による世界中に拡散した海外在住韓国人、帰化した韓国系移民、在日韓国人によるネット工作、ロビー活動、メディアを組織化した宣伝工作の分析は、きりがないので後日の機会に譲ります。


それで、次回はいよいよ、最初の『STAP論文捏造』という捏造、つまりでっち上げられた論文不正のきっかけとなった、ポール・ノフラー博士の立てたスレッドの書き込みについて論説いたします。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その97) 【ファイルSI 101】2015.09.10 

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【ファイルSI 101】2015.09.10 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その97)

◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドのコメント欄。(その4)

レーン3の切り貼りの指摘は、なんと!ネイチャー電子版公開から、僅か4日と12時間後!!

前回は、↓

『◆ アメリカのSTAP叩きの急先鋒ポール·ノフラー氏のおかしな記事を垂れ流すサイト、“NewSphere”は露骨な反日の韓国プロパガンダメディア!』という記事を書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55705466.html

今回の連載『◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドの書き込み。(その1)』から読まれる方はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55693785.html

 『【ファイルSI 06】2014.04.17 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その1)』から読まれる方はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54899933.html

ということで、前回はアメリカにおけるSTAP叩きの急先鋒、かつ、今回のSTAP騒動の発端となったスレッドを立ち上げたにもかかわらず、何故かSTAP叩きの日本のマスメディアが取り上げたがらない、ポール・ノフラー氏のことを、異様に持ち上げている“NewSphere”というおかしなサイトが、露骨な韓国の提灯記事を書く反日サイトだということを説明いたしました。


ポール・ノフラー氏については、さらなる疑義が沢山あるのですが、これも後日に譲ります。

転じて言えば、それはとりもなおさず、だからこそ、STAP叩きが目的の日本のマスメディアは、今回のSTAP騒動を仕掛けた、あまりにも胡散臭いポール・ノフラー氏のことに触れたくないのでしょう。


今回は、物の順序として、ネット上で、ポール・ノフラー氏がPubPeerという『英語版科学系2ちゃんねる』のようなスレ板に、STAP論文のスレッドを立てるとともに、その書き込みにおいて、ポール・ノフラー氏がSTAP論文の概略とそれについての感想を書いたブログのリンクが貼られ、


そのスレッド内に、最初の『STAP論文に対する“具体的な疑義”』が書き込まれたことについて考察いたします。


これについては、各メディアは完全にシカトを決め込んでいますから。皆さんが一読するに値するものと私は自負しております。


まず、ポール・ノフラー氏がPubPeerに最初のスレッドを立てた経緯についての疑義は、本連載第一回の↓

◆ そもそもの発端は、怪しげなアメリカのブロガー=ポール·ノフラー氏の立てたスレッドの書き込み。(その1)で詳述したのでご参考ください。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55693785.html

イメージ 1



↑ ポール·ノフラー(Paul Knoepfler)氏=再掲

繰り返しになりますが、日本のJTS時間より9時間遅れの時差があるUTC(協定世界時)の2014年1月29日午後8時21分に、

ポール·ノフラー(Paul Knoepfler)氏が

PubPeerにSTAPネイチャー論文に関する最初のスレッドを立て、自らをブログのリンクを貼ったコメントを投稿しました。↓

"Stimulus-triggered fate conversion of somatic cells into pluripotency"

Haruko Obokata, Teruhiko Wakayama, Yoshiki Sasai, Koji Kojima, Martin P. Vacanti, Hitoshi Niwa, Masayuki Yamato, Charles A. Vacanti, Nature (2014)

PubPeerのこのスレッドのURLはこちら↓

https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D

イメージ 2



そして、最初に自らのブログのリンクを貼ってその内容の要約のコメント投稿をしたPeer 1もポール·ノフラー氏だと思われます(時間的に他人が行うのは不可能です)。↓

Peer 1: ( January 29th, 2014 8:21pm UTC )

From Paul Knoepfler's blog:

http://www.ipscell.com/2014/01/review-of-obokata-stress-reprogramming-nature-papers/

"...something akin to hitting the cells over the head with a sledgehammer of a pH 5.7 (physiological pH is more typically thought of as around 7.4), they report the blood cells of 1-week old mice turned on expression of an Oct-GFP reporter as they floated around in clusters in the media."
(後略)

↑ つまりネイチャーSTAP論文に関するスレッドが立ったのです。

それに至る経緯は前掲(その1)に詳述しましたが、


要するに、ネイチャーが2014年1月29日午前11時20分頃(UTC) 【ノフラー氏の住む、カリフォルニア時間1月29日真夜中の午前3時20分頃】解禁破りをした英メディアに追従する形で二報の長文に亘るSTAP論文をネット公開。

ノフラー氏は、公開直後すぐにその論文を見つけて興味を持ち、全文読んで、徹夜して理解して分析し、図表を引用しブログ記事を作成しアップ、それにリンクを貼ったスレッド立てをしたのがJanuary 29th, 2014 8:21pm UTC【ノフラー氏の住む、カリフォルニア時間1月29日午後0時21分】。

最長でもこれだけの作業に要した時間は9時間以内。予め情報を入手して予定稿の準備をして、発表を待ち構えていなければ、こんなことは不可能です。


これだけでも有り得ないことなのに、さらに有り得ないことが起きたのです!↓


イメージ 3



↑,叛屬せ派軾屬靴織灰瓮鵐硲韻びっくりです。↓


附番 Unregistered Submission: ( February 4th, 2014 11:35pm UTC )

Figure 1i lane 3...

At higher magnification the background of that lane 3 is darker than the rest of the gel.

Also vertical straight change background on each side.

(Figure 1i lane 3...拡大してみると、レーン3の背景には、ゲルの他の部分よりも暗い。また、両側のバックグラウンドとは垂直の直線状に違いが表れている。)


↑ このUnregistered Submission氏(未登録の提出=つまり匿名書き込みですね)のコメントが書かれたのはなんと、

【February 4th, 2014 11:35pm UTC (協定世界時)】


ノフラー氏のスレ立てが、January 29th, 2014 8:21pm UTCで、

この、『レーン3の疑義』とやらに関する書き込みが、


ノフラー氏のこのSTAPスレッドが立ってから4日と3時間

ネイチャー誌ネット版の意図せぬ解禁からでさえ、4日と12時間

という短時間のうちになされたのです!


実物を確認してみましょう。

ネイチャー誌ネット版の当該画像がこれです。

アーティクル論文より、Figure 1のi (スクリーンショット未加工)

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12968_F1.html

イメージ 4



↑上記の画像の小保方博士が書かれたと思われる注記(凡例)はこれです。↓
i, Genomic PCR analysis of (D)J recombination at the Tcrb gene. GL is the size of the non-rearranged germline type, whereas the smaller ladders correspond to the alternative rearrangements of J exons. Negative controls, lanes 1, 2; positive controls, lane 3; FACS-sorted Oct4-GFP+ cells (two independent preparations on day 7), lanes 4, 5.

↑ TCR再構成というのは、速い話が免疫系の再構成なのでした。説明すると複雑で長くなるのですが、要するにB細胞と共に狭義の免疫の主役であるT細胞には、免疫グロブリンによく似た抗原受容器が存在して、これをTCR(T細胞受容体)と呼びます。


STAP細胞は既に分化した細胞の時間を巻き戻して一旦初期化するわけですが、再びTCR生成の初期ステージにおける遺伝子再構成であるJ遺伝子再構成【J recombination】が見られます。

この写真はJ遺伝子再構成についてPCR法でゲノム分析を行ったものです【PCR法は警察捜査における犯人特定でも用いられる、一般的なDNA解析法です】。


TCR再構成が行われていない遺伝子は、長いままなので、電気泳動ではゆっくりとしか動かず線が画面上からGLのところまでしか伸びないのですね。


レーン1(ES細胞)とレーン2 (Fibroblasts=繊維芽細胞)は、ネガティブコントロールとありますから、最初から、TCR再構成がなされないと分かっている条件で行われた対照実験なので、当然、GLまで電気泳動が伸びませんでした(つまり遺伝子が長いままなのですね)。

一方レーン3のLymphocytes(リンパ球=T細胞はリンパ球の約70%を占める)や、4、5【FACSソートのOct4-GFP+細胞(2つは別々に独立して培養7日目のもの)】は、下の方までハシゴ状の光輝線が見られるので、遺伝子が短くなったため、速く動いて電気泳動距離が下の方まで伸びているわけです。


キメラマウスはすでにSTAP細胞から若山博士が作成しているわけですから、当然免疫系は出来ているはずなので、TCR再構成は当然あるに決まっているので、念のために確認しようというのが『ポジティブコントロール』です。

それで、レーン3のリンパ球が短いままなので、TCR生成の初期ステージにおける遺伝子再構成であるJ遺伝子再構成は見られたという、STAPの多能性の『傍証』として掲げられた画像なのです。


でも、STAPキメラマウスは若山博士によって“できちゃって”いるわけですから、捏造以前に、『三胚葉のテラトーマ画像』同様、この画像ががなくても、STAP論文は成り立つわけです。


ポジティブコントロールとして、TCR再構成が見られなかった場合、科学的な研究として、じゃあ、それはなぜかというステップに進むだけなのですが、例えば、NHKスペシャルや毎日新聞の須田桃子氏などは、『TCR再構成がないじゃないか』と鬼の首を獲ったかのように、言いつのるわけですね。どうせネット情報の受け売りでしょうけど。


それで、上の写真を見て、

「レーン3だけ暗くて、両側のバックグランドと違っているって分かりますか?

そういわれてじっと見ても私にはわかりません。


なのに、おびただしい数の2報のSTAP論文の図表の中から、【February 4th, 2014 11:35pm UTC (世界標準時】のUnregistered Submission氏は、論文発表からわずか4日と半日で、それを発見できたのです!

それこそ、この人なら、空飛ぶ円盤とか、ネッシーとかツチノコとかツチノコパンダとか、容易に発見できるでしょうから、その才能をそちらの方に向けた方が儲かると思うのですが、どうも無私無欲の人のようなのです。

“At higher magnification”とありますが、ネイチャー誌電子版のフィギュア画像はそのままでは拡大表示できないので、私も一旦スクリーンショットでコピペしたものをレタッチソフトで拡大してみます。↓


イメージ 5



↑ そうすると、成るほど、そういう“先入観を持って”よく見ると、レーン3の矢印の部分が両側よりかすかに暗いというのが“かろうじて”分かります。


ところが、Unregistered Submission氏は、まず、ネットで多くの図表をみて、その中から拡大も何もされていない状態のこの図表だけ、見てレーン3が暗いと気が付いたのですよ!

まず、普通に見て気が付いておかしいと思ったから、わざわざ、レタッチで拡大したわけです。


繰り返しますが、それに気が付いたのが、

なんと、わずか

ノフラー氏のスレッドが立ってから4日と3時間!

ネイチャー誌ネット版解禁からでさえ、4日と12時間!!

という短時間内なのです!


次に、赤い附番△如

つまり,らわずか、6時間25分後にレーン3の挿入が際立つような、加工画像が添付されたコメントが匿名のPeer 2氏により投稿されます。

このレスポンスの速さも異常ですね。


◆Peer 2: ( February 5th, 2014 6:00pm UTC )

Here is a false-colour image of Fig. 1i:

http://imgur.com/1nBfKTr

上記URLのリンク先画像(スクリーンショット)。↓


イメージ 6



加工画像部分のみの(スクリーンショット)。↓


イメージ 7



コメントが、

It does seem as if somebody did not like the original "positive control" (according to the legend). 【誰かさんは、(凡例によれば)オリジナルの『ポジティブコントロール』が好きではなかったかのように見受けられます。】

(以上引用終わり)

つまり『(according to the legend) =図表の凡例によれば』the original "positive control"が好きじゃない つまりオリジナルの画像に意図的な改ざんを行ったんじゃないの?というようなことを皮肉交じりに言っているらしいのですね。この嫌味な当てこすりから、この投稿者のお人柄が偲ばれます。


それで、物好きにも、私も試しにネイチャー誌の元画像のスクリーンショットから、レタッチソフトで、同じ画像を作ってみました。↓


イメージ 8



Peer 2: ( February 5th, 2014 6:00pm UTC )氏が作ったものと、私が作ったものを並べてみます。


イメージ 9



↑ まあ、このように私にもできないことはないのですが、何度も明度や、コントラストやシャドウ部の明るさ調整を繰り返し行わなければなりません。


それにしても、黒い写真の補正だけで分かるのに、何故色相を変えてオレンジ色にしたのかが不明です。

それから、,妊譟璽鵤海暗いと指摘したUnregistered Submission氏は、当然、レタッチソフトで検証したうえでコメントしたはずです。少なくともスクリーンショットの拡大処理は確実にやっているわけです。

私でも、そこまでするのなら、コントラスト等のレタッチ調整で確認しますよ。

つまり、,妊譟璽鵤海暗いと指摘したUnregistered Submission氏と、わざとらしく、△撚湛画像を示したPeer 2氏は、同一人物もしくは、同じ仲間内の可能性が大きいと私は思っています。


その後0聞漾STAP論文の疑義だ疑義だと放火炎上したのが、STAP騒動の発端なのですね。


それから、このページに再訪して気が付いたのですが、↓

https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D

いつの間にやら、リンク先に飛ばなくても、スレッド内にこのオレンジ色の加工画像が表示され、


イメージ 10



また、リンク先も、もともとの“imgur”

http://imgur.com/1nBfKTr

から、

単なる画像だけの

i.imgur.com/1nBfKTr.jpg

へ、改ざんされているのです! ↓


イメージ 11



この手のスレッドで、後から改ざんが可能だなんて、初耳です。


私は、このPubPeerという論文アラさがし、タレこみサイトの管理運営方法の無責任さに不信感を持ちました。

これは、最初のリンク先の“imgur”経由で投稿者の身元がばれるのを惧れての措置ではないのですか?

ということは、PubPeerの管理者と、STAP叩きコメントを書いた人物は、同一人物もしくは身内だということも十分に考えられるのです。


というのも、PubPeerについては、無責任なコメントを垂れ流した書き込み主の情報を開示しろと言う訴訟が提起されたからです。

例えば小保方博士が同じ訴訟を提起しようと思ったら、PubPeerだけでなくimgur経由からも身元の確認・開示を要求することができることになりますからね。↓

 
 ※    ※   ※

JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構HPより

http://www.jst.go.jp/gaiyou.html

 科学技術情報プラットフォーム

研究者、査読サイトPubPeerへのコメント投稿者を告訴(記事紹介)

http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=7662

2014年11月18日 | 情報流通,北米・中南米

査読サイトへの匿名コメントをめぐり、訴訟に至った事件に関する、ネイチャー誌11月14日付け記事"Peer-review website vows to fight scientist's subpoena"を紹介する。


ミシガン州デトロイトにあるウェイン州立大学の癌の研究者Frazlul Sarkar氏は10月9日、公開論文の査読サイトPubPeer.comに投稿された彼の論文への中傷的コメントのために、オックスフォードのミシシッピ大学から終身地位を保証された職の内定を取り消されたとして、コメント投稿者を告訴した。

またPubPeerに対し、コメント投稿者の氏名やIPアドレス等のサイト側が知り得る情報を明らかにするよう、証人としての召還を求めている。


 アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union, ACLU)のAlex Abdo氏は、次のようにコメントしている。

「PubPeerは、投稿者の匿名性の権利は保護されていると主張している。投稿コメントは合法的な科学的質問であり、裁判ではなく、話し合いにより解決すべき問題である。またPubPeerは多くの州で適用されているシールド法(記者が情報源を秘密にすることを認めた法律、参考)により告訴から守られている。争点は、コメントが中傷に当たるとする強い証拠を提示できるかである」


 この事件により、研究者が査読サイトへのコメント投稿を躊躇することも懸念されている。サイト側は次のようにコメントしている。

「もし裁判に発展すれば、名誉毀損法と科学のプロセスとの曖昧な境界線を明確にすることになるだろう。公開データの不正が疑わしい場合に、このような特性に注目したことは中傷にあたるのか?」


[ニュースソース]
Peer-review website vows to fight scientist's subpoena - Nature 2014/11/14
http://www.nature.com/news/peer-review-website-vows-to-fight-scientist-s-subpoena-1.16356

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[関連記事]
Researcher files lawsuit over anonymous PubPeer comments - Science 2014/10/26
http://news.sciencemag.org/scientific-community/2014/10/researcher-files-lawsuit-over-anonymous-pubpeer-comments?rss=1

イメージ 13



 ※    ※   ※(以上引用終わり)

PubPeerのコメント投稿者を告訴し、PubPeerに対し、コメント投稿者の氏名やIPアドレス等のサイト側が知り得る情報を明らかにするよう、証人としての召還を求めているFrazlul Sarkar博士


イメージ 14



また、山中博士の論文疑義のデッチアゲの時にはこんな記事が書かれています。↓

 ※    ※   ※

 2014.4.28 23:20 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/140428/lif1404280001-n2.html

山中伸弥教授会見 論文検証サイトの功罪

 インターネットのサイトで科学論文への疑義が指摘されるケースが増えている。理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)によるSTAP(スタップ)細胞論文に続き、今度は山中伸弥京都大教授の論文に飛び火した形だ。

STAP論文の疑惑を最初に指摘したのは、海外の論文検証サイト「PubPeer(パブピア)」。科学者が匿名で意見を投稿でき、世界中の論文について検証や議論が活発に行われている。

一方、山中氏の論文に疑義を指摘したのは、日本語による匿名の不正疑惑告発ブログ。論文の画像を中心に著名な大学の疑惑を取り上げ、降圧剤「ディオバン」の臨床研究データ改竄(かいざん)事件も追及してきた。ネットでは有名なサイトだ。


こうしたサイトは不正摘発に貢献してきた面がある一方で、指摘内容の妥当性や根拠が不十分だったり、匿名での運用に伴う問題点などが指摘されている。


ネットに詳しい神戸大の森井昌克教授(情報通信工学)は「重箱の隅をつつくような間違い探しは意味がない。山中氏以外の他の著名な研究者も、ありもしない疑義をかけられるかもしれない。本質以外で騒がれることは科学界にとってマイナスだ」と指摘する。

広島大の難波紘二名誉教授(血液病理学)は「ネットでの疑惑検証には功罪がある。情報の信用度を確かめる手段がなく、破壊的な方向に議論が進む恐れがある。山中氏が早期に会見したのは妥当だ」と話す。


 ※    ※   ※(以上引用終わり)

↑ 広島大の難波紘二名誉教授によると、『山中氏が早期に会見したのは妥当だ』ということですが、現実問題として、こんな因縁をタレこみサイトに書き込まれるたびに、記者会見で釈明しなければならないということ自体が、研究の大きな妨げになるということに気が付かれないのでしょうか?それだけでも、研究者は委縮してしまいます。

それにしても、ここにもポール・ノフラー氏の名前が出てこないんですよね。


今回のSTAPについては、以上論述いたしましたように、もう最初から、論文が発表される前に準備万端整っていて、発表と同時に『ヨ~イ、ドン!』でSTAP潰しが始まったとしか思えないからです。

逆に、速すぎると疑われないように、時間差で情報をわざと小出ししているようにしか見えないのです。しかも客観的な利害関係の無い者の意見を装って。

メディアへの無責任なリークといい、どう考えても理研内部の人間が関与しているとしか考えられません。


ところで、理研のトップの野依博士はすでにノーベル賞受賞者。理研CDBセンター長の竹市博士、副センター長の故笹井博士は、ノーベル賞候補者。若山博士は胚操作技術では世界のトップで世界初のクローンマウス作成で世界的に著名。丹羽博士も幹細胞の世界的権威、バカンティ博士も発生生物学の世界的権威で、小保方博士のSTAP研究はノーベル賞級の仕事です。


日本の世界でも超一流の発生生物学を潰すには、一番効率の良いターゲットなのです。


まだまだ疑義は続きます。これは何度も言いますが、私のような個人ブロガーがやることじゃなくて、プロのライターのすべき仕事ですよ。本当にうんざりです。


 次に続きます。

実力派ミュージシャンとしてのザ・ドリフターズ 【ファイルMU15】2015.09.15 

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【ファイルMU15】2015.09.15 実力派ミュージシャンとしてのザ・ドリフターズ

1966年ビートルズ日本武道館来日公演より。

久しぶりの音楽の部屋です。STAP潰しを行った人たちの疑義については、次から次から出てきて本当に収拾がつかない程沢山ありすぎてまとめるのが大変なので、少し箸休めということで、違う記事もぼちぼちと挟みたいとは思っています。


 前回は『左利きは天才肌』だということについての記事をポール・マッカートニーさんの例も含めてアップしました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55103371.html

今回も、ビートルズがらみの記事として、不当に閑却されているミュージシャンとしてのザ・ドリフターズについて書きたいと思います。


イメージ 1



ザ・ドリフターズは、もともとは、ビートルズの武道館公演の前座をもつとめた、人気と実力を兼ね備えたプロミュージシャンでした。

 

アメリカにはザ・ドリフターズ(The Drifters)という1950年代から1960年代にかけて隆盛を極めた有名な黒人コーラス・グループがあります。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第81位という世界的な人気グループです。


でも、我が国でザ・ドリフターズといえば、言わずと知れたこのコメディーグループのことを指します。


特に彼らの代表的なテレビ番組の『8時だョ!全員集合』の人気はすさまじく、番組全体の平均視聴率は27.3%で、最高視聴率は1973年4月7日放送の50.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区にての数値)という今では信じられない数字をたたき出しています。最盛期には40% - 50%の視聴率を稼ぎ、「お化け番組」「怪物番組」と呼ばれたのも当然でしょう。

しかも大掛かりなセットを組んだ、公開放送のこの番組が生放送だったというから驚きです。


もともとはプロミュージシャンだったから、本番の生ライブに強かったという事もあるのでしょう。

コメディアンとして一世を風靡したことがミュージシャンとしての彼らにとって、本当に幸せだったのか、私にはよくわかりません。


それで、そのテクニックのある人気コミックバンドとして、ザ・ドリフターズは、ビートルズの武道館公演の前座を勤めました。

この日本公演は1966年6月30日から3日間、昼・夜公演の計5回行われましたが、ドリフターズの出演は。6月30日と7月1日のみです。

 

当時の映像がありましたのでご紹介します。


【お宝映像】ドリフターズのBEATLES日本公演前座映像




 うまく観られないときはこちら。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1PX5nMjEi_U

加藤茶さんは、さすがにリンゴ・スターさんのドラムセットは使えないので、別の場所でドラムを叩いています。


当時のザ・ドリフターズは荒井注さんのコメントにもあるように「音楽喫茶全盛期には『ライブハウス、ジャズ喫茶の帝王』の異名を持っていた」とされるほどの人気と実力を誇っていたので、前座に抜擢されていたわけですね。


いかりや長介さん(ベース)34歳 、加藤茶さん(ドラムス)23歳(字幕では22歳と誤表記)、 高木ブーさん(リードギター)33歳(字幕では27歳と誤表記)、 仲本工事さん(リズムギター、ボーカル)24歳(字幕では23歳と誤表記) 、荒井注 (ベース・キーボード)37歳(字幕では33歳と誤表記)。

それにしても、みなさん若いねえ。特に加藤茶さんなんて、ハンサムさんだし、ドラムが上手いし。

荒井注さんが抜けて、志村けんさんが加入したのは、ずっと後のことです。


あれだけ動き回ってこの演奏は凄いと思います。


いかりや長介さんが、晩年ウッドベースを弾いている場面をテレビで拝見したことがありますが、さすがに味わいの深い素敵な演奏でした。みなさん、根っからのミュージシャンなのですね。


ザ・ドリフターズが、演奏しているのは、「ロング・トール・サリー(Long Tall Sally)」、あるいは、「のっぽのサリー」。

この曲はもともとは、リトル・リチャードの曲なのですが、スタンダードナンバーとして多くのミュージシャンにも演奏され、ビートルズもカヴァーしていて、1964年にオリジナルEP「ロング・トール・サリー」のA面1曲目に収録されリリースされています。


イメージ 2



現在は、CDの『パスト・マスターズ Vol.1』で聴くことができます。


イメージ 3



同曲のビートルズの演奏の模様を記録した動画がありました。


1964年1月17日のビートルズの最初のワールドツアーの一環として行われたオーストラリアはメルボルンのフェスティバルホールライブの模様です。

The Beatles Long Tall Sally (Live In Melbourne)




 うまく観られないときはこちら。↓
https://www.youtube.com/watch?v=eiXtk296YmE

ポール・マッカートニーさんのシャウトと、リンゴ・スターさんのドラムワークが中心に映っています。


この動画でもそうですが、この頃のビートルズは、1965年まで、コンサートではこの曲がラストナンバーに使われることが多かったようです。

ドリフの皆さんは、ビートルズに敬意を表して、Long Tall Sallyを演奏されたのだと思いますが、本家がよくコンサートのラストナンバーとして使っていた曲を前座で演奏するというのも、ある意味度胸があるというか・・・。冷や汗ものだねえ。


ポールマッカートニーさんのMCで「ジョン!」とコールされたジョン・レノンさんが、英国国歌の「神よ女王陛下を守り給え(God Save the Queen)」の旋律をギターでポツポツと地味に弾いています。

オーストラリアはエリザベス2世女王陛下を元首とする英連邦王国の立憲君主国として、連邦議院内閣制をしいていますからね。

実は、オーストラリアの国歌は、1984年に現在の『Advance Australia Fair』が国歌として制定されるまで、イギリス国歌『God Save the Queen (King)』が用いられていたので、この当時はこの曲がオーストラリア国歌でもあったのです。


観客は熱狂して悲鳴を上げていますが、自分の声でビートルズの演奏は聞こえないはずです。何のためのコンサートかよくわからないねえ。


演奏中の最後の方で、まるで知り合いのように駆け寄ってきてジョン・レノンさんに握手を求めた男性は、そのあと警備員に身柄を確保されていますが、あれは一体何だったのでしょうか。今思えば、後年ジョン・レノンさんが射殺された1980年12月8日のマーク・チャップマン事件を連想してしまいます。


実は、マーク・チャップマンは、それ以前にも、1978年に、ホラー小説の名手、作家のスティーヴン・キングさんにしつこくサインをせがんでいて、それがマーク・チャップマンだと分かった時の恐怖が『ミザリー』(Misery)という作品を書くきっかけになったというのは有名な話で、まあ、チャップマンは、ジョン・レノンさんじゃなくても、相手が有名なら誰でも良かったようだったのです。


なお、ビートルズの最初のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の収録曲に『ミズリー(Misery)』という曲があります。

スティーヴン・キングさんの『ミザリー』は、この曲に因んだ作品名だと思われます。


ドリフターズの演奏は、どうもビートルズ・バージョンではなくオリジナルのリトル・リチャードのほうに近いように感じます。

しかも、曲の前の方をかなりはしょった短縮版です。


イメージ 4



こちらの動画がありましたので、ご紹介します。

Little Richard - Long Tall Sally



 上手く観られないときはこちら。↓
https://www.youtube.com/watch?v=V1FNveyqgRQ

ちなみに、『ロング・トール・サリー』(のっぽのサリー)にちなんだニックネームを持っていた人がいらっしゃいます。

それが、現在俳優でご活躍されている岸部 一徳(きしべ いっとく)さん。


若いころは、沢田研二さんで有名なスーパーGS(グループサウンズ)バンド、『ザ・タイガース』のリーダー兼ベーシストの名手=岸部修三(きしべ・おさみ)さんとしてご活躍されていたのですが、181cmと長身だったため、ロング・トール・サリー』(のっぽのサリー)に引っ掛けて『サリー』というニックネームだったのですね。

ちなみに、岸部 一徳さんは、同じく『ザ・タイガース』に所属していた岸部四郎さん(ニックネームはシロー)のお兄さんでもあります。


ザ・タイガース当時のアイドルだった岸部修三(きしべ・おさみ)さんことサリー。現岸部 一徳(きしべ いっとく)さん。(laughy.jpより)


イメージ 5



最近の岸部一徳さん。


イメージ 6



それで、ドリフターズ以外に前座のステージに立った人たちの演奏も映した動画もあります。


The Beatles 日本公演 前座(最長版)




 上手く観られないときはこちら。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Xrt8Ego2kvQ

日本側メンバー。【動画スクリーンショットより】


イメージ 7



E.H.エリックさんの司会に、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ブルージーンズ。ビートルズのメンバー名のコールとリードボーカルとして尾藤イサオさんと内田裕也さんが客席を煽っているんですが、

いまではすっかりロック界の大御所である若い頃の内田裕也さんが、歌詞を覚えていなくて大声で間違いまくっているのが“らしく”ていいねえ。


いかに内田裕也さんでも、さすがに『天下のビートルズって言っても、どうして俺が前座なんだ?』ってツッパっていたわけではないはずで、単に忙しくて覚える暇が無かったか、さぼって覚えなかっただけだと思うねえ。

横の尾藤イサオさんが、内田さんの方を向いて、露骨にイラついているねえ。


それにしても、内田裕也さんは、「皆さん一緒にやってください」って丁寧な言葉で手拍子をお客さんに求めるなんて、なんという礼儀正しいロックンローラーだったんだろう。

こういうのが当時は“不良の音楽”だったんだねえ。


ところで、この動画なのですが、先述のようにビートルズの来日公演は全部で5回のステージです。


1966年6月30日
PM6:30より第1回目の公演

【Set List】
Rock And Roll Music
She's A Woman
If I Needed Someone
Day Tripper
Baby's In Black
I Feel Fine
Yesterday
I Wanna Be Your Man
Nowhere Man
Paperback Writer
I'm Down
※以降、すべての公演の演奏リストは同じ。

7月1日
PM2:00より第2回目の公演
PM6:30より第3回目の公演
(この日のPM2:00からの公演の模様が日本テレビで放映される。視聴率60パーセントという高い数字を記録。)

7月2日
PM2:00より第4回目の公演
PM6:30より第5回目の公演

 以上です。

ところで、7月1日の第二回公演は日本テレビで放映されたわけですが、実はこの時の録画テープは、マネージャーのブライアン・エプスタインが本国に持ち帰ったので日本には残っていません。

動画の字幕には1966年7月と表記されていますが、これは間違いです。


本来は初日の30日の公演をビデオ録画してそれを翌日テレビで放映する予定だったのですが、ポールのマイク・セッティングが不備で、歌っているうちに首を振り出してしまうトラブルがあったのと、客席のファンの反応が十分に写っていないことでブライアンの意向でNGになったのでした。

ひょっとしたら、内田裕也さんのトチリも原因だったのかもしれません。さすがに2回目からはちゃんとやったでしょうから。

つまり、そちらの30日のNGビデオが、日本の放送局に残っていたため、70年代後半に日本で再放送された日本公演はこちらの方なのですね。

ということで、30日には前座で出ていたドリフターズの映像も残っているわけです。

さすがに、ビートルズの演奏が映った来日公演動画はネット上に見つけることができませんでした。


なお、日本での滞在中、警備の警察官の拳銃からヒントを得て、未定だった新作アルバムのタイトルを『リボルバー』と決めて本国に電報で知らせたそうです。


第一回目の公演を見た作家の北杜夫さんは、「ビートルズの姿が現れるや、悲鳴に似た絶叫が館内を満たした。それは鼓膜をつんざくばかりの鋭い騒音で、私はいかなる精神病院の中でもこのような声を聞いたことがない」という感想を持たれたようですが、

当のビートルズ側では、他国の公演に比べて、観客が静かで「お通夜のようだ」と感じていたそうです。


ということで、日本の音楽シーンに決定的な影響を与えた歴史的コンサートの前座に、ザ・ドリフターズが参加していたというのはすごいことなのでした。


今となっては、ミュージシャンとしての彼らの映像がたくさん残っていればと、残念でなりません。

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