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平成の売国TPPがとんでもないことに!日米事前協議合意(その26) 【ファイルE31】2013.06.04 

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【ファイルE31】2013.06.04 平成の売国TPPがとんでもないことに!日米事前協議合意(その26)

アメリカ市民団体『パブリック・シチズン』のロリ・ウォラックさんの反TPPに関するリークと主張のポイント(その3)。

 これまで、25回に亘って、日米事前協議合意に関する記事を書いてきました。その1~4は資料集なので、その5から読まれる方はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54126347.html

2012年6月4日に米独立系放送局の『デモクラシー・ナウ』の番組上で取り上げられたアメリカ市民団体『パブリック・シチズン』のロリ・ウォラックさんの反TPPに関するリークと主張についてはこちらをお読み下さい↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54222611.html

今回は、ロリ・ワラックさんから日本のTPP参加に対するメッセージ(下)です。

メッセージの動画と、その字幕をおこした文章については、(上)をご覧下さい。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54242007.html

 ということで、(上)からの続きです。↓

 ロリ・ワラックさんは最後に言いました。

すでに協定に参加している国では、強力な反対運動がいくつも起こっています。しかしそれらの国は、すでに規定された条項が押し付けられているわけではありません。

日本の人びとにとって、TPP参加への参加は二重の危険であり、二重の侮辱なのです。


 つまり、既に協定に参加している国は『交渉した上』で、協定について反対運動を行っているのですが、

‘椶呂海譴覇楾駝韻砲箸辰討眩柑臆湛颪旅駝韻砲箸辰討睇垤な協定を締結することになる。

△靴も、日本は、他の参加国と違い、交渉の努力が及ばずそうなったのではなくて、交渉に加われないまま既に規定された条項を押し付けられる。

という二重の屈辱を味あわされるのです。

ロリ・ワラックさんは、日本人に対するメッセージとして語っていますが、実はとても日本の参加を怒っているのです。

日本の参加によって、アメリカ国民にも更に大きな被害が出てくる恐れがあるからです。

 韓国で、それについて注目すべき事例があるのです。

 三橋貴明氏 『TPP交渉参加 本当に大丈夫か?』より
http://webdacapo.magazineworld.jp/top/feature/107358/

※    ※    ※

 米国の投資ファンドであるローンスターは、'03年に韓国外換銀行を買収し、経営建て直しを行った上で売却しようとしましたが、当時韓国政府から執拗な「いやがらせ」を受けました。高い税金を払わされるどころか、不正株価操作の疑いでCEOが逮捕される事態にまでなりました。2012年、ローンスターは韓国政府の一連の措置は不当なものであるとして、ISDによる提訴を行うに至りました。

 この際ローンスターは、ベルギーの子会社経由で投資をしていたため、ベルギーの子会社が韓国-EU間のFTAに基づいて韓国政府を訴えるという、かなり迂回したルートが用いられました。

こうした例があるため、米国の投資家が迂回したルートで米国政府を訴えるということも将来的には考えられると私は思います。


※    ※    ※

上記の例では、結果的にアメリカの投資ファンドであるローンスターが乗っ取った『韓国の企業』が有利になるように、ベルギーを迂回して、『韓国政府』を訴えたのですよ!

TPPは国家間の取り決めだという体裁を取っていますが、例えば、アメリカの投資家が日本の企業を乗っ取って、日本の企業として、アメリカ国民に不利になるように、ISD条項でアメリカ国家や州に訴訟することもできるのです。つまり、日本のような大きな経済力を持つ国がTPPに参加することは、アメリカ国民にとっても脅威なのです。

これって、ひょっとして、TPPに参加をしていない支那の投資家が華人・華僑の親戚が牛耳っているシンガポールの子会社経由で投資して、日本政府を訴えることはできませんか?

 もう、何でもありの無茶苦茶な世界なんですよ。TPP=グローバル経済の世界は!

実は、アメリカ議会のことや、アメリカの市民団体について、これまでいろいろ聞いていたのですが、それを取り上げる人は、『アメリカにもTPPに疑問を持つ勢力があるから、その人達と連帯すれば、日本の有利に交渉を進められるからTPPに参加しても交渉の余地は充分ある』という文脈で語っていたのです。

胡散臭いったりゃありゃしない!


 アメリカ市民団体『パブリック・シチズン』のロリ・ウォラックさんは優秀な女性だと思います。

 しかしながら、こういう市民運動の存在をもって、『やはりアメリカの民主主義は大したものだ』っていう人がいるので頭が痛くなります。

 考えてもみて下さい。サッカーの弱小チームのゴールキーパーって、実戦でボコボコにシュートを打たれるもんだから、結構優秀だったりするのです。

 ただ単にそういうことでしょ?

 それから、欧米人というのは、平均レベルは大したことがないのに、突出した秀才が出てきたりするのです。だから、能力からすれば、ロリ・ウォラックさんは、充分に豊かな1%の側にいることが出来る人だと思うのです。

だいたい、ウォール街の言いなりに搾取されまくっていて、戦争をしまくって、世界に迷惑をかけている責任は、ロリ・ウォラックさんも含めたアメリカ国民にもあるのです。本当にかんべんしてよ!

アメリカで人種差別が法的に撤廃されたのは東京オリンピックの年の1964年7月2日に公民権法(Civil Rights Act)制定で、まだ50年も経っていないのですよ。なにがアメリカの民主主義ですか?

アメリカの民主主義が機能していて、オバマ大統領がTPPの内容をちゃんと把握していたら、明らかに選挙公約違反のTPPなんて、密室で推進できるわけがないのです。

 私はオバマ大統領の出自に関する記事の中でこう書いていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/47113200.html

オバマ大統領の人気って庶民派青年宰相田中角栄氏の登場時に似てますね。私は(オバマ大統領の)暗殺よりも、手のひらを返したような没落の方を懸念してるんですけどね。きっとその時(メディア)は自分が持ち上げたことをケロッと忘れて悪し様に批判するんでしょうね。そもそも、オバマ大統領って、広島長崎に原爆落したトルーマン大統領と同じ民主党でしょ?ろくなもんじゃありませんよ。

↑私の予感は早晩的中しそうです。オバマ大統領は、アメリカ国民や日本国民を始めとした世界中の人々を奈落の底に突き落とした、疫病神として、歴史にその悪名を残すでしょうから。

 フランクリン・ルーズベルト大統領が、1940年(昭和15年)に禁じ手の3選を果たしたときは、ルーズベルトは選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」ということを公約にして当選しました。

 だから、フランクリン・ルーズベルト大統領は、アメリカの方から日本に戦争を仕掛けるわけにはいかないので、苦心惨憺、日本に何かと難癖をつけ、日本の譲歩をことごとくはねつけ、豊田貞次郎外相からの『首脳会談による調整提案』から逃げ回って、決定的なハル・ノートで日本を日米開戦に仕向けたのです。

なのに、オバマ大統領は簡単に公約違反。世界の大統領といわれるアメリカの大統領がウォール街のグローバル資本家の操り人形なのです。

 次回に続きます。

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