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カフェーパウリスタ銀座本店で美味しい“ブラジルコーヒー(パウリスタオールド)”と“ザッハトルテ”をいただいたよ(上) 【ファイルS37】2013.07.09 

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【ファイルS37】2013.07.09 カフェーパウリスタ銀座本店で美味しい“ブラジルコーヒー(パウリスタオールド)”と“ザッハトルテ”をいただいたよ(上)

これが本当の“銀ブラ”だねえ。

 時事問題にかまけて、記事がたまっています。

 今回は『カフェーパウリスタ銀座本店』の記事です。

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なんと創業100年の老舗中の老舗喫茶店。現在の銀座店は、昭和45(1970)年に銀座8丁目の中央通に再開されたものです。創業当時はもっと大きなお店だったそうです。


とっても有名なお店で、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻が三日三晩来店して伝統の『パウリスタオールド』を味わったという逸話も残っています。


店名『カフェーパウリスタ』というのは、パウリスタ【Paurista:ブラジルの公用語であるポルトガル語で、『サンパウロっ子』(もしくは『サンパウロの』)】、のコーヒーという意味です。


カフェーパウリスタは、日本におけるサントスコーヒー豆の一手販売から始まった会社ですからね。


 私の気分としては、『江戸っ子』に愛される『サンパウロっ子のコーヒー』と解釈した方がいいと思うねえ。

 

サンパウロ州のサントスといえば、何と言ってもサッカーの神様ペレさんや、キング・カズこと三浦知良さんも所属していたブラジル有数の名門サッカークラブのサントスFCの本拠地として有名ですよね。


 

だから三浦知良さんは、パウリスタに囲まれてサッカーをやっていたんだねえ。凄いねえ。


 ちなみに、ペレ(本名:エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメント)さんは、ミナスジェライス州トレス・コラソンエス出身だから、生粋のパウリスタではないみたいだけれど。

それで、注文したのは、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻が好んで飲んだというパウリスタオールド。420円也。


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 コーヒーカップやスプーンは昔のものを再現し、銀座文化華やかなりし日の往時を偲ぶことができます。

 上澄みのような上品でまろやかな苦味が舌に絡みついて、豊かな香りが鼻から抜けていきます。この感覚をジョン・レノンさんオノ・ヨーコさんも愛したのですね。

 カフェーパウリスタ・ブランドのコーヒーは、責任者が直接コーヒー生産国の各農園を訪れ、農園主の人柄、経営理念と生豆の品質を確認し、お互いの信頼関係のもとで直輸入し、無農薬栽培コーヒー生豆はじめ常に最高品質の原料豆を確保しているそうです。

ザッハトルテも注文したよ。472円也。


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苦味があって細かくグラインドされた厚めのチョコレートコーティングの中のしっとり生地が口の中で溶けていきます。

ふわふわの生クリームとチョコレートがマッチして美味しいねえ。下の方にほんのり洋酒のような酸味があります。

甘みを抑えていますが、これがブラックのパウリスタオールドと良く合います。
 
 店内はとてもゆったりしていて、調度もとってもいい感じです。

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 パウリスタの娘さんが、コーヒーの実を摘んでいるねえ。

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それで、“銀ブラ”してきたなどとよく言います。

銀座をぶらぶら散歩してきたという意味で使われますが、本来の意味は違うんだって。

つまり、本来“銀ブラ”というのは、文化人がカフェーパウリスタ銀座店でブラジルコーヒーを飲むという意味なのです。


『銀』座の『ブラ』ジルコーヒーで“銀ブラ”。


その後、東京でモガ・モボと呼ばれる人が闊歩しはじめた大正時代から『仕事や買い物といった用件は特になく、なんとなく銀座の街をブラブラと歩くこと』という意味に変容していったようです。


 だから、カフェーパウリスタでは、こういう証明書をもらえるよ。

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銀ブラ証明書だねえ。


 これを持っていると、何か良いことあるのかな?

 百年に亘り、日本コーヒー界発展の歴史を映してきたカフェーパウリスタのトレード・マーク

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 星の中に女王の横顔、それを囲んで珈琲樹の緑葉と真紅な実、サンパウロ市の市章を模したデザインなのだそうです。


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