【ファイルE52】2013. 07.06 子宮頸がんワクチン接種が大問題に(その19)
日本で初めてHPV(子宮頸がん)予防ワクチンのサーバリックスを承認した平成21(2009)年9月29日の薬事・食品衛生審議会で強引に承認を誘導する発言をした吉田茂昭委員は、どういう人か?(その1)。
日本で初めてHPV(子宮頸がん)予防ワクチンのサーバリックスを承認した平成21(2009)年9月29日 薬事・食品衛生審議会のドタバタ劇について、9回にわたって、私の注と感想を付した、議事録抄を記事にしました。
日本で初めてHPV(子宮頸がん)予防ワクチンのサーバリックスを承認した平成21(2009)年9月29日 薬事・食品衛生審議会のドタバタ劇(その1)から読まれる方はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54304735.html↑この議事の中で、医薬品第二部会長で、なおかつ、サーバリックスを最終的に承認した薬事・食品衛生審議会の委員でもいらっしゃる、吉田茂昭委員が、事務方である厚生労働省と、幹部が厚生労働省の出向職員で占められている、『独立行政法人 医薬品医療機器総合機構』に協力して、議論を強引に『承認』にもっていったということが分かりました。
『子宮頸がんワクチン接種が大問題に』について、最初から読まれる方はこちら。↓http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54276415.html
それで、そもそも、吉田茂昭委員という人物はどのような方なのか調べてみました。
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青森県病院事業管理者(青森県立中央病院長)
昭和46年3月 北海道大学医学部卒業
平成16年4月 国立がんセンター東病院長
平成19年4月 現職、国立がんセンター東病院名誉院長
吉田 茂昭(よしだ しげあき)
昭和20年10月17日生まれ昭和46年3月 北海道大学医学部卒業
平成16年4月 国立がんセンター東病院長
平成19年4月 現職、国立がんセンター東病院名誉院長
所属学会 日本消化器内視鏡学会監事、日本食道学会評議員、日本緩和医療学会評議員
日本胃癌学界名誉会長、日本サイコオンコロジー学会顧問 など
日本胃癌学界名誉会長、日本サイコオンコロジー学会顧問 など
専門 GI oncology(消化器癌の内視鏡診断、内視鏡治療、化学療法、腫瘍生物学) など
役職
薬事・食品衛生審議会委員
(医薬品第二部会長)
医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会議検討員
医療計画の見直し等に関する検討会委員青森県医療審議会医療計画部会委員 など
※ ※ ※
役職に、『食品衛生審議会委員』(医薬品第二部会長)とあるのでこの人に間違いありません。ただ、この経歴が最新のものかどうかは不明です。これを見ただけで、吉田茂昭先生は、蒼々たる経歴の偉い先生だということが分かります。
それで、吉田茂昭先生は医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会議検討員
ということなので、子宮頸がんワクチンであるグラクソ・スミスクラインの『サーバリックス』を早期承認のためにご尽力なさったのは、分かるのですが、
この先生のご専門は、『GI oncology(消化器癌の内視鏡診断、内視鏡治療、化学療法、腫瘍生物学)など』ということで、内視鏡のスペシャリストで、化学療法・腫瘍生物学のご専門ではあっても、産婦人科や疫学、とりわけHPVについては、専門外のようです。
事実、例の議事録の中でも、(その7)で、↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54311626.html〇松井委員 できれば、もっと早い方がいいのかもしれませんが。私は実はHPVワクチンについての専門家のお話を聞いたことがあるのですが、そういう方をお呼びして、そして予防効果、単なるこの薬の有効性というよりは、 むしろ社会的な予防効果について、そ れから、どのようにしたらシステムとしてこの社会に定着することができるかといったような展望を話していただければ、委員の皆さんも納得していただけるのではないかと思いますので、そのような機会を、できれば早く設定していただけないでしょうか。
(以上引用終わり)↑と松田委員が発言されているように、吉田茂昭先生も含め当該委員会の委員の中にHPVの専門家がいないから、まず専門家の意見を聞こうということだったのです。
一体全体『医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会議検討員』というのは、安全を度外視してでも、とにかく『医療ニーズの高い医療機器等』を『早期導入』しろということを目的とした委員なのでしょうか?
例えば、こういう記事が見つかりました。
※ ※ ※
http://www.asahi.com/special/09015/TKY200912260226.html
英国製の新型ワクチン、一部にごり 厚労省部会で審査へ
2009年12月26日16時36分 朝日新聞http://www.asahi.com/special/09015/TKY200912260226.html
新型の豚インフルエンザのワクチン輸入に向けた審査データの中に、グラクソ・スミスクライン社(英国、GSK)の製品で、原因不明の凝集物(にごり)が生じる海外事例や、国内の動物実験で予想以上の副作用死が出た例があることが、関係者の話でわかった。
国内での臨床試験や海外での使用実績と合わせて、総合的な安全性をどう評価するかが焦点になる。
審査の対象は、カナダで使われているGSK社の「アレパンリックス」
と、スイスで接種中のノバルティス社(スイス)の「セルトゥラ」。このうち、GSKワクチンについては11月に、カナダで一部の製品群に副作用(副反応)報告が多かったことが報告されていたが、同省はほかにも、製品の一部に、ワクチンの中に本来はみられないはずのにごりがある事例が報告されていることを把握した。
また、国立感染症研究所(東京都)で実施した同製品の安全性検査で、濃度を濃くしてマウスなどの小動物で数例試したところ、死亡例が相次いだ。GSKが実施した動物実験では、報告されていないという。
ただ、国内ですでに実施中の人への臨床試験では突出した副反応は報告されていない。海外では小児から成人まで推定1千万人以上に使っているが、カナダの特定の製品群以外での副反応問題は報告されていないという。
同省では部会の審査後に審査データを公表し、意見公募をする。部会の結論や一般の意見をふまえ、同審議会の薬事分科会で改めて議論し、1月中にも、特例承認するかどうかを最終的に決める。
※ ※ ※
本ブログでも御紹介しましたが、
グラクソ・スミスクラインは、抗うつ剤「パキシル」が利用者の子どもに先天性異常をもたらしたとして800件以上の訴訟を起こされ、10億ドル(約870億円)以上を支払い和解。その後もこの問題で係争中の訴訟は100件を超え、他にも米虚偽請求取締法に基づく訴訟の和解で、刑事上の罰金1億5千万ドル、民事和解金6億ドル、計7億5千万ドル(610億円)を支払っているという札付きのインチキ会社です。
『GSKワクチンについては11月に、カナダで一部の製品群に副作用(副反応)報告が多かったことが報告されていたが、同省はほかにも、製品の一部に、ワクチンの中に本来はみられないはずのにごりがある事例が報告されていることを把握した』って、
副反応が多い上に、本来あってはならないワクチンの濁り!こんな粗悪なワクチンを造るグラクソ・スミスクラインなんて、全く信用できないじゃありませんか!
また、グラクソ・スミスクラインが実施した動物実験では、死亡例が報告されていないのに、『国立感染症研究所(東京都)で実施した同製品の安全性検査で、濃度を濃くしてマウスなどの小動物で数例試したところ、死亡例が相次いだ』のですよ!
↑つまりグラクソ・スミスクラインのデータは嘘っぱちのインチキなのです。米虚偽請求取締法に基づく訴訟の和解で、刑事上の罰金1億5千万ドル、民事和解金6億ドル、計7億5千万ドル(610億円)を支払っているという前科があるし!
(その2)へ続く。↓http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54316221.html