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小保方晴子さんのSTAP細胞について(その46 ) 【ファイルSI 51】2014.01.24 

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【ファイルSI 51】2014.01.24 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その46)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その4)


ネイチャー論文のSTAP細胞と、検証実験で樹立されたSTAP“様”細胞は形態的にみて同じものだった。

その違いは、キメラマウス作成等によってSTAP“様”細胞がSTAP細胞であるという証明され、STAP幹細胞の樹立という、小保方博士の担当外のことだけ。


 (その3)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388816.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html


もう、これで、小保方博士は研究不正を行っていないと証明されたのに、2014年12月26日付けで第三者によって構成された『STAP細胞論文に関する調査結果』では後出しジャンケンでさらなるイチャモンつけて小保方博士のみが研究不正を行ったことになっているのです。↓

 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※)
http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

 P30より

『その証拠となるべきSTAP 幹細胞、FI 幹細胞、キメラ、テラトーマは、すべてES 細胞の混入に由来する、あるいはそれで説明できることが科学的な証拠で明らかになった。STAP 論文は、ほほすべて否定されたと考えて良い』


↑あのですね、検証実験ではES細胞の混入のないマウスで多能性マーカーは光ったんですよ!


この調査委員会の根拠規程は、ネット上に公開してあります。↓

○科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)

http://www.riken.jp/~/media/riken/about/reports/guidelines/research-rule-20150107.pdf

↑ 『研究不正』に関する部分を文字起こしをしますと、↓

 
 ※    ※    ※

 第2条 この規程において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

 (略)

2 この規程において「特定不正行為」とは、故意又は研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによる、投稿論文等発表された研究成果の中に示されたデータや調査結果等の捏造、改ざん及び盗用をいう。

(1) 捏造 存在しないデータ、研究結果等を作成すること。
(2) 改ざん 研究資料・試料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工すること。
(3) 盗用 他の者のアイディア、分析・解析方法、データ、研究結果、論文又は用語を当該者の了解又は適切な表示なく使用すること。

 ※    ※    ※

ところで、この規程の前に理化学研究所は「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」を作成していました。↓


【理化学研究所「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」平成18年1月23日公表】

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/02/dl/s0201-5h.pdf

↑ 『研究不正』に関する部分を文字起こしをしますと、↓


 ※    ※    ※

 2.研究不正

 「研究不正」とは、科学研究上の不正行為であり、研究の提案、実行、見直し及び研究結果を報告する場合における、次に掲げる行為をいう。

ただし、悪意のない間違い及び意見の相違は研究不正に含まないものとする。(米国連邦科学技術政策局:研究不正に関する連邦政府規律2000.12.6連邦官報pp.76260-76264の定義に準じる。)


(1)捏造(fabrication):データや実験結果を作り上げ、それらを記録または報告すること。
(2)改ざん(falsification):研究資料・機材・過程に小細工を加えたり、データや研究結果を変えたり省略することにより、研究を正しく行わないこと。
(3)盗用(plagiarism):他人の考え、作業内容、結果や文章を適切な了承なしに流用すること。

 ※    ※    ※

↑この方針には、『悪意のない間違い及び意見の相違は研究不正に含まないものとする』という、米国基準が適用されているのです。

当たり前です。『悪意のない間違い及び意見の相違』は本人による確認及び更なる研究や第三者の研究論文、論争によってのみ、淘汰されていくからです。


この「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」は、常識的に考えて、きわめて説得力があります。


この考え方によると、多能性マーカーが光った以上、『悪意のない間違い及び意見の相違』は有りえても、小保方博士に『悪意』の存在する余地なんて介在しません!


ところが、理化学研究所は、不正に関する定義の枠を勝手に拡大しているのです。2つの文面を比較してみましょう。


【理化学研究所「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」平成18年1月23日公表】

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/02/dl/s0201-5h.pdf
 【ネット公開してあるもののスクリーンショットに加工】

 
イメージ 1


 

○科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)

http://www.riken.jp/~/media/riken/about/reports/guidelines/research-rule-20150107.pdf
 【ネット公開してあるもののスクリーンショットに加工】

 
イメージ 2



私が黄色く網掛け下部分を比較してください。

【理化学研究所「科学研究上の不正行為への基本的対応方針」平成18年1月23日公表】

では、『ただし、悪意のない間違い及び意見の相違は研究不正に含まないものとする。(米国連邦科学技術政策局:研究不正に関する連邦政府規律2000.12.6連邦官報pp.76260-76264の定義に準じる。)』

 とあるのに、

○科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)

では、『この規程において「特定不正行為」とは、故意又は研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによる、投稿論文等発表された研究成果の中に示されたデータや調査結果等の捏造、改ざん及び盗用をいう』


↑ というように、『故意(悪意)』の存在だけではなく。

『研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによる』という、

もう調査委員会の勝手な判断で、『基本的な注意義務を著しく怠った』とインネンをつけたら、どうにでも研究不正者をでっち上げることができるのです。

 

こんなバカな話がありますか?!

事実、この調査委員会において、『基本的な注意義務を著しく怠った』というインネンが小保方博士だけにおっかぶされて、小保方博士だけが不正研究者呼ばわりされているのです。


なにがグローバルスタンダードですか?勝手にアメリカの基準以上に不正研究者の枠を『理研村の掟』で付け加えて!

『ただし、悪意のない間違い及び意見の相違は研究不正に含まないものとする。(米国連邦科学技術政策局:研究不正に関する連邦政府規律2000.12.6連邦官報pp.76260-76264の定義に準じる。)』という縛りが何故かかっているのか、理研は理解できないんですか?

これは、科学のことは、科学のコミュニティーの中で決着をつけ、闊達で自由な学問を保証しようという、学問の自治のためにできた縛りなんですよ。


ES細胞が混入したと決めつけ、STAP 論文は、ほほすべて否定されたと考えて良いと決めつけ、小保方博士が研究不正を行ったと決めつけた、調査委員会の調査結果も、単なる『一報の科学論文』じゃないですか。

ネイチャーのSTAP研究に関する論文より、『調査委員会の調査結果』という『一つの見解』を示すに過ぎない『科学論文』の方が優先して、『一方的に人を裁く』ことが出来るという根拠は一体何ですか?


こんな、非科学的で、公序良俗に反したことがありますか?


そして、この規程が平成24年9月13日付けって、まるで、山中博士のiPS細胞に匹敵する、小保方博士のSTAP論文ような、先端的で、日本の科学が誇れるような論文が出現したら、それを引っ掻け、葬り去るために作った規程としか思えないんですけどね。


繰り返しますが、小保方博士には不正研究なんてする理由はありません。それで、室谷弁護士の説明で証明されたように、小保方博士が悪意を持って研究不正を行ったという証明などというのは、端(はな)から絶対に不可能です。


それで、出てきた決定打が、今回の検証実験によって、小保方博士自身によっても、丹羽副チームリーダーによっても確認された、多能性マーカーが発現したSTAP様細胞の樹立です。


丹羽副チームリーダーは、こう証言なさっています。↓


 ※    ※    ※

 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(3/3)
https://www.youtube.com/watch?v=w0o3G09d8oo

【18:30】
【(社名は聞き取れず)  クボタ氏(女性)】

あと、もう一点丹羽先生に伺いたいんですけれども、蛍光顕微鏡で以前小保方さんが2・3回作られたときに、実際あのご覧になっていると思うんですけれども、

今回の検証実験で小保方さん、ないしはご自身で、あの、頻度は低いけれども、GFPの使える細胞が出てきた、陽性細胞が出てきたときに、見たものと、

前回のその小保方さんがおやりになったものを比べて、形態的学的なその違いがあるとか、似ているところがもしあればお話を・・・。


【丹羽副チームリーダー】


形態的には、前、えー観察していたものなんだと認識はしています。


 ※    ※    ※(引用終わり)

丹羽副チームリーダーが見てもネイチャー論文と同じ形態の『STAP“様”細胞の樹立』は検証実験で確認できた。

また、小保方博士自身の実験においても、極めて制約のある条件下での懸命の実験でしたが、ネイチャー論文と比較すれば、ごく少量であり “一定の注釈はつき”ではありますが多能性マーカーが発現した『STAP“様”細胞』は出来たのです。

おそらく小保方博士も丹羽副チームリーダーと同様の認識なのでしょう。


小保方博士が研究不正など行っていないと不服申し立てで述べた論証を補強する決定的な証拠です。


【2014年12月19日 独立行政法人理化学研究所 STAP現象の検証結果(スライド資料P23)より『丹羽仁史副チームリーダーの検証実験チームによって、2014.06.04アデノシン3リン酸(ATP)処理を用いたときに樹立された免疫染色法による肝臓細胞由来STAP“様”細胞塊における多能性マーカー(Oct3/4タンパク質)発現の検出』↓】(再掲)

http://www3.riken.jp/stap/j/e3document9.pdf

 
イメージ 3



上の画像は見にくいので、ライティング、彩度をレタッチ加工します【検証委員会基準なら、これも改ざん画像になるようです。第一、レタッチする前に、カメラが自動露光・色調調整しているんですよ!そうなると、改ざんじゃない画像なんてこの世に存在しなくなります】。↓


 
イメージ 4



一方、ネイチャー論文に掲載されたSTAP細胞の画像【2014年12月19日 独立行政法人理化学研究所 STAP現象の検証結果(スライド資料P16)より↓】。

http://www3.riken.jp/stap/j/e3document9.pdf

 
イメージ 5



そもそも、一事不再理っていう言葉がありますよね。一度理研の調査委員会は小保方博士のみが研究不正を行ったという、異常な決定を行った上に、不当な圧力で非科学的な“論文取り下げ勧告”を行いました。

出典:2014年5月8日付け 独立行政法人理化学研究所HPより↓
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140508_1/

その上にまた、第三者とやらによる調査委員会をヘンテコな規程でもってでっち上げて、次から次へと組織的に後出しジャンケンでイチャモンをつけ加える。

一方小保方博士は一人です。

代理人としてついていらっしゃる三木弁護士や室谷弁護士を含めた4名の弁護士の先生方は、あくまで、小保方博士の身分や名誉・社会的信用のような法的権利に関する代理人なのであって、科学者としては孤立無援なのですよ。


冗談じゃありません。こんなアンフェアと言うも愚かなインチキが許されても良いのですか?!


これじゃあ、まるで小保方博士は、山本一太科学技術担当相(当時)を筆頭とした国家権力とそれに追従した理研、第三者委員会、マスメディア、ネット、それと科学のコミュニティー内で論文も出さずに、世間の素人に向かって、誹謗中傷を拡散させるおかしな科学者達が一方的に叩き続けるという『圧倒的な悪意の空調の風圧』でもって押し戻されて、ネットを超えられず、『研究不正側のコート』に落っこちたバトミントンのシャトルじゃありませんか!


こんな明々白々で、一方的な論調で埋め尽くされてネットやメスメディアに曝されるという魔女裁判以上に酷くて不当で醜悪な人権侵害が

何故『美しい国へ』と誰かさんが書いていた我が日本国で許されるのですか?


 それで、

産経新聞は、2014.8.27 07:58付けで一旦検証実験チームが多能性マーカーの発現を示す緑色蛍光を報じながら、その日のうちにそれを打ち消す虚報を流しましたが、↓


【STAP細胞】 検証実験、難航 幹細胞もキメラマウスもできず 細胞発光は一部確認

2014.8.27 07:58 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140827/scn14082707580001-n1.htm

にもかかわらず!同日付の記事で、


再現できず 細胞の有無は今後判断 3月まで検証継続

2014.8.27 18:15 産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/science/news/140827/scn14082718150004-n1.htm

これまで22回実験したが、万能性の目印となる遺伝子が働いたときにみられる緑の光が観察できなかった。

 

↑と、その日のうちに、嘘の報道でもって真の報道を打ち消しました。


産経はこれについては、前科があるのです。


産経によると、小保方博士は、2014年3月5日に、すでにSTAP細胞の検証実験に成功しているのですよ!↓(再掲)


 ※    ※    ※

STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功 論文発表後初めて

2014.3.6 08:59 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140306/scn14030609000001-n1.htm

 
イメージ 6






 ※    ※    ※

↑ この記事を報じた産経はどうしてこのことについても、だんまりを決め込んでいるのでしょう?

小保方博士の再現実験は、騒動の渦中に、すでに科学的方法に則って、2014年3月5日をもって、既に成功しているのですよ!


『理研によると、小保方博士は理研発生・再生科学総合研究センターで先月、再現実験を開始。論文通りの手法でマウスの体細胞を弱酸性溶液で刺激し、あらゆる細胞に分化できるSTAP細胞を作製することに成功した』とありますから、


小保方博士は、キメラマウスの作成経験が無く、それは、若山博士がなさったので、ここで小保方博士が『再現実験に成功した』というのは、多能性マーカーの発現、つまり『STAP“様”細胞の樹立』まででしょう。


ところがです!


その”すぐ数日後”の、2014年3月10日に、突然


小保方博士によって作成され、多能性マーカーの発現が確認された『STAP“様”細胞』が

キメラマウス作成等の実験成功によって、『STAP細胞』であると証明した

あの、若山博士が!


STAP論文の撤回を呼びかけだしたのです!


またまた、問題はSTAP“様”細胞がSTAP細胞であることを証拠立てる、キメラマウス作成の壁に突き当たるのでした。


くどいようですが、何度でもネイチャー誌におけるSTAP論文の“大まかな”役割分担の表を再掲します。


 
イメージ 7



今回の検証実験では、小保方博士の分担までは、曲がりなりにも証明され、


それがSTAP細胞と認められなかったのは、キメラマウス作成等によるリプログラミング現象の証明ができなかったためで、

あと、小保方博士が関わっていないSTAP幹細胞の樹立なんです。


これって、どう考えてもおかしいでしょ?!


これについては、次回以降、論考いたします。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その47) 【ファイルSI 52】2014.01.26 

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【ファイルSI 52】2014.01.26 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その47)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その5)


またまたやらかした理研!今度はOBの刑事告発。

 (その4)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388859.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

またまた、理研の内紛です。よくもまあ、次から次へ。

科学者というのは、変な人が多いのです。


さっそく、テレ朝のサイトから引用しましょう。

 ※    ※    ※

「ES細胞盗み出した」?理研OBが小保方氏を刑事告発

 テレ朝news (01/26 17:50)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000043216.html

 
イメージ 1


 
 理化学研究所OBが小保方晴子元研究員を刑事告発しました。

 刑事告発したのは、理研OBの石川智久さんです。告発状によりますと、小保方氏が名声や安定した収入を得るため、STAP論文共著者の若山照彦教授の研究室からES細胞を無断で盗み出したなどとしています。
 
 理化学研究所OB・石川智久さん:「真面目にコツコツと研究をしている研究者の怒りを含めて、代表して刑事告発をするに至った」
 
 一方、小保方氏の代理人は、刑事告発されたことに関してコメントしていません。

 警察は、告発状を受理するかどうか慎重に検討するとしています。受理された場合、一連の論文不正問題に捜査機関が介入する異例の事態となります。
 
 ※    ※    ※(以上引用終わり)

小保方博士でググると、ヘンテコな『YAHOO知恵袋』記事が上位ヒットするので、世の中おかしな人がいるものだなあ!と気味が悪かったのですが、


これは、明らかに質問者も回答者も同一人物か、同じ仲間うちの自作自演です。↓


 ※    ※    ※


 スタップ細胞を創りだした。小保方博士は逮捕される可能性が有りますか。

 poradaeさん2014/8/114:36:58
 スタップ細胞を創りだした。小保方博士は逮捕される可能性が有りますか。
 閲覧数:613 回答数:5 お礼:100枚 違反報告


 ベストアンサーに選ばれた回答

 kxrotaさん 2014/8/804:11:46
 本当に作り出してないなどの証拠は皆無であることは笹井氏の死によって明らかですから、
 スタップができます。しかしNHKの乱暴でかなり遅れますが9月半ばにはもう解決します。

 ※    ※    ※(引用終わり)

↑こんなくだらない記事が、ネット検索では、私の克明なレポートより上位ヒットするので、検索エンジン上位に上げるための『SEO対策』を取っているのでしょう。

それに、質問の意味も、回答の意味も、何が言いたいのかさっぱり分かりません。

これは、『スタップ細胞を創りだした。小保方博士は逮捕される可能性が有りますか』をいう見出しを検索上位にHITさせる印象操作が目的なのです。

『9月半ばにはもう解決します』という舌っ足らずの日本人にはあり得ない書き方は、この手の荒らし書き込みに特徴的にみられる傾向です。

まあ、組織的な工作ですね。


こんな変なことを言う人たちのお仲間が天下の理化学研究所にコンタミしているのだから、あきれ果てます。

ひょっとして、この知恵袋を書き込んだのは、理研OBの石川智久さん?


YAHOO知恵袋の記事はこんなのばかりです。


YAHOO知恵袋というのは、

以前、『爆笑レッドカーペット』というフジテレビ系のお笑い番組で、

YAHOO知恵袋で誹謗中傷されたマシンガンズというコンビが

『馬鹿が質問して馬鹿が答えるYAHOO知恵袋』と、

核心をついたネタで大受けをしていましたが、それについても『YAHOO知恵袋』で自作自演の誹謗中傷がありました。↓


 ※    ※    ※


今日のレッドカーペット見ましたか? マシンガンズのおふたりが私達をボロクソに...

 michiru1994さん2010/1/201:16:42

 今日のレッドカーペット見ましたか?

マシンガンズのおふたりが私達をボロクソに言うてましたね。


馬鹿が質問して馬鹿が答える


この発言を聞いて悲しくなりました。

 人間誰しも疑問を持っていない人なんかいないのに
 言いすぎだと思いませんか?

 自分らの悪口を知恵袋にかかれていることは
 確かに嫌だとは思いますが
 テレビに出ている限り
 それが耐えないことはないと思います。
 嫌ならテレビに出ないで
 一般人として暮らしてれば良い話じゃないですか?

 今日の発言をテレビで謝罪してほしいです!!!

 マシンガンズ大好きだったのに
 何か悲しいです。

 謝罪しろよ(´・ω・`)

 補足
 同様でしたか
 すみません;;
 でも回答してくださる方
 ぜひよろしくお願いいたします。

 閲覧数:4,497 回答数:100 違反報告

 ベストアンサーに選ばれた回答

 fheantqeopbnさん 2010/1/707:51:57
 ネットネタに逃げた時点でもう敗北宣言しているようなものです。
 消えるのは時間の問題でしょう。
 ドラえもんとかのアニメネタに逃げる芸人さんもそうですが、
 自分たち独自の物を作れず、他者の作った物を借りてくる時点で、
 発想の貧しさを感じますし、自分の世界を作れる芸人さんを超える事は一生出来ないでしょう。
 もう中学生とかの方がよほど芸人としてネタに真面目に向き合っていると思います。
 ネタを作ってなんぼの芸人さんが、ネタを「作る」のではなく、
 ネットでネタを「探す」のでは、プロとは呼べないと思います。
 ごく稀に他者の世界を自分の世界に染め上げられる芸人さんもいますが、
 その域まで行かないと、結局は単なるパロディ、他者の悪口、
 芸能人のブログいじりにとどまって終わる気がします。
 ネタなら笑えるけど、単なる人の悪口って聞いてて良い気持ちしないんですよね。

 ※    ※    ※(引用終わり)

↑この質問&回答は、『マシンガンズのおふたりが私達をボロクソに言うてましたね』と、わざわざ『私達』と書いて、『YAHOO知恵袋』の検索では引っかかりにくく細工してあります。

明らかにプロの手口です。

それ以降、マシンガンズをテレビで見かけなくなりました。


電通あたりの圧力で干されたんでしょうね。


この理研OBの石川智久さんという方は、

元理化学研究所 オミックス基盤研究領域 上級研究員で『生体蛍光イメージング』を応用することによって、悪性脳腫瘍の外科的切除おこなう術式を研究しておられた、どちらかというと、臨床の先生です。


石川智久先生の研究については、下記のサイトを参照しました。↓

http://ganshien.umin.jp/public/research/spotlight/ishikawa/index.html

この石川智久先生、とても偉い先生らしいのですが、


なんだか私の中では、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った網膜の細胞を、目の難病「加齢黄斑おうはん変性」の患者に移植する臨床研究で世界初の手術を行うという快挙を遂げたというよりも、

手術拒否という患者を人質に小保方博士を内部告発したという、奇行で有名になった理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代・プロジェクトリーダーと同じ香りが漂っているように思えるんですけれど。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55225408.html

『小保方氏が名声や安定した収入を得るため、STAP論文共著者の若山照彦教授の研究室からES細胞を無断で盗み出したなどとしています。』

『理化学研究所OB・石川智久さん:「真面目にコツコツと研究をしている研究者の怒りを含めて、代表して刑事告発をするに至った」』

↑って一体何?


私は、「ES細胞を誰かが故意に混入させた疑いがある、でも誰がそれを行ったか不明」と、2014年12月26日付けで第三者によって構成された調査委員会による『STAP細胞論文に関する調査結果』において指摘されていたので、

だったら、理研は威力業務妨害で警察に被害届を出してもいいのでは?と思いました。


この場合、ES細胞コンタミの無い、別のマウスを使った検証実験で多能性マーカーの発現があった以上、研究不正が否定された小保方博士が犯人の可能性は絶無です。

一番疑わしいのは、例のNHK人権侵害暴力番組『NHKスペシャル』で、山梨大学に運ばれたはずの若山研のES細胞のマウスが、小保方研に残っていてびっくりしたと、片言の日本語で電話越しに証言した謎の留学生です。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55135503.html

石川智久先生は、どういう確信的な理由があって、小保方博士を決め撃ちで刑事告発できるというのでしょう?

これ、石川智久先生も、このニュースを垂れ流すメディアも小保方博士に対する名誉棄損ですよ。


そもそも、石川智久先生が所属なさっていらした、独立行政法人 理化学研究所 オミックス基盤研究領域というのは、

神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目7番22号で、例の『生麦事件』があった、生麦の近くで、理研の若山研のあった神戸とは遠く離れています。↓

 独立行政法人 理化学研究所 オミックス基盤研究領域HPより。
http://www.osc.riken.jp/

どうして、若山照彦教授の研究室からES細胞を無断で盗み出した人物がいると決めつけ、しかもその犯人を、研究不正を行う理由が検証実験で否定された小保方博士によって行われたと決めつけられるのでしょう?


『一方、小保方氏の代理人は、刑事告発されたことに関してコメントしていません。』

↑って、また例のごとく三木弁護士のところにマスコミが殺到したんでしょうね。

当たり前でしょ!こんな馬鹿馬鹿しい話に、なんで一々コメントする必要があるんですか?


マスメディアというのは、そんなことも分からない、本当におかしな人たちの集まりです。


『警察は、告発状を受理するかどうか慎重に検討するとしています。』

↑って、兵庫県警ですか?こんなもの、本来なら門前払いですよ。



 -------------------

 2015.01.27 追記

↓ 刑法にこういう条文があります。


(虚偽告訴等)

第172条


人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、3月以上10年以下の懲役に処する。


↑ 石川智久先生は、これをご存知の上で告発なさったのでしょうか?

こんなもので刑事告発できるのなら、それこそ好き勝手に人を貶めることが出来ますよ!



イレギュラーな報道で邪魔が入りましたが、この騒動の核心部分については、次回に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その48) 【ファイルSI 53】2014.01.30

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【ファイルSI 53】2014.01.30 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その48)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その6)

検証実験のキメラマウス作成協力を拒絶した若山博士の不思議!(上)

 (その5)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55392830.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

それで、前回は、『刑法第172条 虚偽告訴等』の疑いが極めて濃厚な刑事告発という馬鹿馬鹿しい邪魔が入り、

【刑事告発は誰でもできますよ(刑事訴訟法第239条)。なんなら、私が、理研OBの石川智久氏を『虚偽告訴等』で刑事告発しましょうか?こんなものをいちいち報道するマスコミの小保方博士に対する悪意が私には理解できないのですが】

前々回は、検証実験において、緑色発光があったSTAP“様”細胞は作成できたけれども、リプログラミング検証を確認するキメラマウス作成等は成功せず、結局STAP細胞やSTAP幹細胞の再現はできなかったというところまで書きました。


以前、産経新聞の記事で再現実験において、多能性マーカーの発現を示す緑色発光の確認ができたと報じられたという記事を書いたときに、私はこう記述しています。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55312080.html

 ※    ※    ※(以下再掲)

『ただ万能細胞の目印となる遺伝子が働いたとみられる緑の発光現象が一部で確認され、検証チームは万能性の有無を慎重に調べている』


↑ これって、多能性マーカーの発現ですよね!

↑ つまり、これをもって、STAP現象の存在の可能性はかなり大きいというか、存在するとみなしてよいですよね!


それで、私の記事ではすっかりお馴染みの、STAP研究の役割分担は下表になります【理研の報道用資料に加工】↓


 
イメージ 1


 

上の図の赤い線の左側が小保方晴子博士、チャールズ・バカンティ博士のノーベル賞級大発見STAP現象の確認で、多能性マーカーの発現【図中赤線左側黄色網掛け部分】です。


産経の記事通り『緑の発光現象が一部で確認され』たのなら、これが多能性マーカーの発現で小保方博士の実験は証明されたことになります!


小保方博士の分担はこれでクリアですよ!


晴れて小保方さんの不正は無く(繰り返しますが、もともとありません)、STAP現象は存在するということです。


あとは、執筆者以外の研究者の追試の成功例を待つだけです。


産経は『幹細胞もキメラマウスもできず』となんの臆面も無く、書いていますが、


↑ これって????産経は、気は確かですか????


図の赤線右側の、この緑色に光った細胞がSTAP細胞であるかどうかを確認する行程として、キメラマウスを作るキメラマウス形成能の確認するのは、若山博士の分担で、


高い増殖能を獲得し、臨床応用できるようにするために行うのがSTAP幹細胞作成で、 この分担が、検証実験を行っている丹羽博士なんですよ!


それで、実験を統括する相沢慎一特別顧問の下で、マウスの細胞に酸や物理的刺激を与えて、多能性マーカーの発現を確認し、細胞の初期化がみられるというSTAP現象の検証を、畑違いで不慣れな丹羽博士が行っているわけです。


それで、『緑の発光現象が一部で確認され』たのなら、四の五の言わずにキメラマウス作成の世界的権威でいらっしゃる山梨大学に転勤なさった若山博士にキメラマウスを作成していただいて、


確認できたなら、その細胞でもって幹細胞作成の世界的権威でいらっしゃる、それこそご専門の丹羽博士が幹細胞を作成すれば実験は完了ですよ。


 ※    ※    ※(再掲終わり)

↑私はこの記事で、ネイチャー論文のSTAP幹細胞の樹立は丹羽博士が行ったと勘違いしていますが、事実は、STAP幹細胞の樹立も若山博士が行い、丹羽博士は一番最後にSTAP論文の作成に加わったようです。


私が何故このように勘違いしたのかというと、STAP論文のネイチャー誌掲載についての報道用資料において、STAP幹細胞の樹立にあたっては、『副腎刺激ホルモンを含む多能性細胞用の培養液理研発生・再生科学総合研究センターの丹羽仁史プロジェクトリーダーが開発した高効率なマウスES/iPS細胞の維持培養のための培地』を使ったと、書いてあったからです。↓

http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140130_1/#note12
【↑ ところが、この、STAP論文のネイチャー誌掲載についての報道用資料は、既に理化学研修所のHPから削除されているんですよ!私のように、わざわざこの資料をPDFファイル保存した物好きな人間じゃなければ見られないのです。私はこの科学研究機関にあるまじきインチキについても書くべきことがあるのですが、長くなるので後回しにします】
 
 ※    ※    ※

(報道用資料『2014年1月29日独立行政法人理化学研究所体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発生』より引用)


 STAP細胞はこのように細胞外からの刺激だけで初期化された未分化細胞で、幅広い細胞への分化能を有しています。一方で、ES細胞やiPS細胞などの多能性幹細胞とは異なり、試験管の中では、細胞分裂をして増殖することがほとんど起きない細胞で、大量に調製することが難しい面があります。

 小保方研究ユニットリーダーらは、理研が開発した副腎皮質刺激ホルモンを含む多能性細胞用の特殊な培養液[15]を用いることでSTAP細胞の増殖を促し、STAP細胞からES細胞と同様の高い増殖性(自己複製能[16])を有する細胞株を得る方法も確立しました(図7)。

 この細胞株は、増殖能以外の点でもES細胞に近い性質を有しており、キメラマウスの形成能などの多能性を示す一方、胎盤組織への分化能は失っていることが分かりました。

【上記の部分の理研HPプレスリリースをPDF保存したもののスクリーンショット】


 
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↑ この(15)の注がこれです↓


15. 副腎刺激ホルモンを含む多能性細胞用の培養液

理研発生・再生科学総合研究センターの丹羽仁史プロジェクトリーダーが開発した高効率なマウスES/iPS細胞の維持培養のための培地。既に市販されている。広く使われているES/iPS細胞の維持培養培地に比べて、維持培養の効率に優れ、低密度に細胞を蒔いた場合にも多くの細胞コロニーが増えてくることが報告されている。

【上記の部分の理研HPプレスリリースをPDF保存したもののスクリーンショット】


 
イメージ 3


 

第三者による調査機関の報告において、STAP幹細胞はES細胞が混入したものだとか云々というのは、あくまで、『STAP幹細胞』のことです。

STAP細胞は、そのままではすぐに死滅しますから残っておらず、現在は、増殖し続けるSTAP幹細胞しか残っていないからです。


2014年12月26日理研発表「研究論文に関する調査委員会」より調査報告書のスライドP4 (Article論文)より。

http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

 
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↑ 分かりやすいように私が赤枠で囲っていますが、『STAP細胞塊はほどんど増殖しない!従って現在残っていない』のです。

STAP細胞だけでは、ほとんどが増殖しないので、次の代が出来ず、一代限りで死滅するんですね。

小保方博士が行ったのは、ここまでです。

ところで、上図の多能性マーカーが発現するところまで出来たのは、あくまで『STAP細胞』ではなく、『STAP“様”細胞』なのです。

この『STAP“様”細胞』が、本当にリプログラミング現象が生じた本物の『STAP細胞』か証明する以下の工程が必要になるのです。


同上資料のP5 (Article論文)より

 
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↑ 赤枠で囲った『多能性の検証』、これは若山博士が行いました。

ちなみに、同上資料のP6 が、Letter論文の概要です。


 
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↑ これも若山博士の仕事です。


ですから、調査委員会が調査できたのは、『小保方博士が200回以上作成したSTAP“様”細胞のうちSTAP幹細胞まで樹立が成功したSTAP細胞』までなのであって、『多能性を持つSTAP細胞まではできたけれど、STAP幹細胞の樹立には失敗したSTAP“様”細胞』の確認は物理的に不可能なのです。

また、ネイチャー論文と比べるとごくわずかですが、ES細胞のコンタミが無いマウスの細胞をATPによる酸刺激によって、STAP“様”細胞はできたのです。

以上により、2014年12月26日理研発表「研究論文に関する調査委員会」より調査報告書のスライド4P (Article論文)の『STAP細胞』の部分を『STAP“様”細胞』に書き換えると、そのまま正しいということになるのです(できた数や、ATPによる刺激のことはこの図には書かれていませんが)。


よって、

『その証拠となるべきSTAP 幹細胞、FI 幹細胞、キメラ、テラトーマは、すべてES 細胞の混入に由来する、あるいはそれで説明できることが科学的な証拠で明らかになった。STAP 論文は、ほほすべて否定されたと考えて良い』


という調査委員会の結論は、科学的、論理的に間違っているのです。

調査委員会としては、『ほほすべて否定された』という文言の『ほぼ』が、上記の可能性を担保しているつもりなのでしょうが、そんなものは、言葉のトリックで、インチキ以外の何物でもありません!


それで、多能性マーカーが発現した『STAP“様”細胞』と、キメラマウス作成等によって、リプログラミング現象の確認を行った人の役割分担が重要なので、それについて説明した文章を引用します。


まず、小保方博士のご本人の証言から。↓

『2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての、質疑応答ノーカット全文文字起こし(書き起こし)』より。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

 ※    ※    ※

【49:00 ニコニコ動画 ナナオ氏】
 ニコニコ動画のナナオと申します。ニコニコ動画のナナオと、よろしくお願いします。二点お願いします。

 まずですね、そもそもの前提なんですけれども、あの、まあ今回残念ながら、今回の騒動というのはですね、小保方さんご自身しかSTAP細胞の作成に、まあ成功されていないってことも混乱の原因だと思うんですが、STAP細胞・STAP幹細胞。

 これまで何回作成できたのか。それと作成のコツはあるんでしょうか。追試がなんかうまくいっていないんですが、何回作成したのかと、作成のコツは言わずにやられようとしてますが、作成のコツについて何かあれば教えてください。

【49:43 小保方さん】

はい、まず私自身、STAP細胞は、もう200回以上作成に成功しています。


〔シャッターを切る音が大きくなる〕

で、STAP幹細胞に、あのつきましては、そこは実はコンバージョンがちょっと私は苦手としていて、若山先生が非常にあのお得意とされていて、あの現存するSTAP幹細胞は全て若山先生が樹立してくださったものなんですけれども。


あの、実は今回の論文は、もう私の中では、その現象論を記述したものであって、最適条件を、あの証明したものではないという認識でした。

そしてこれから、まさにそのSTAP現象の最適条件を示すような論文、メカニズムに迫りつつ、そして最適条件を示していけるような、あの論文をまさに準備しようとしているところだったんですけれども、このような騒動になり、あの研究が止まってしまったことに本当に心を痛めております。


 ※    ※    ※

↑小保方博士のこの発言で、少なくとも、STAP幹細胞は若山博士が樹立したということがわかります。


それで、相澤チームリーダーは、先日記事に書きましたように、『多能性マーカーの緑色蛍光が出た細胞塊というのが出来た』というということをもって、STAP細胞が出来たということなら、小保方博士が200回以上作成に成功したという言い方は成り立つだろうと証言されているのです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

それから、小保方博士の発言に『実は今回の論文は、もう私の中では、その現象論を記述したものであって、最適条件を、あの証明したものではないという認識でした』とあるように、

二報のネイチャー論文では、まだ『酸や物理的刺激でもって、細胞が初期化されるというSTAPという現象がありますよ』ということを報告するという段階のもので、その『最適条件を、あの証明したものではない』と明言されているのです。


小保方博士の二報のネイチャー論文の科学的価値はまさしくこれで、これこそがノーベル賞級の大発見なのです。


それで、昨年末打ち切られた検証実験では、このような条件を変えていって、STAP現象の存在を一から確認することは、検証実験の範疇を超えているから打ち切った旨の説明があったので、

それだったら、小保方博士にそのまま『まさにそのSTAP現象の最適条件を示すような論文、メカニズムに迫りつつ、そして最適条件を示していけるような、あの論文をまさに準備しようとしている』とおっしゃる研究を続けていただいていたら一番良かったのです。


なのにメディアは、無責任なネットの怪情報を、どういうわけか信用し切って、疑義だ疑義だと騒ぎ立て、小保方博士の研究を妨害して理研から追い出しておきながら、今更何を言っているのか、私にはさっぱり理解ができません。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その49) 【ファイルSI 54】2014.01.29 

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【ファイルSI 54】2014.01.29 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その49)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その7)

検証実験のキメラマウス作成協力を拒絶した若山博士の不思議!(下)

 (上)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55396845.html

じゃあ、『キメラマウス作成等によるリプログラミング現象の確認は誰が行ったか?』ということです。


この辺の事情は、2014年12月19日検証実験打切り記者会見冒頭において、相澤チームリーダーが具体的に説明されています。証人まで登壇させて。


生き証人である清成寛(きよなりひろし)研究員。


 
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 私は、動画でこの方を見た際に、『どうしてこんなところに評論家の立花隆氏が同席しているんだろう?』と思ったので、この人が何者か、すごく興味を持ちました。

清成研究員とは無関係だった、私が勘違いした評論家の立花隆氏


 
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それで、動画の 『(会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理化学研究所が会見』より文字起こし引用を行います。

https://www.youtube.com/watch?v=f9k6tQixpTQ

 ※    ※    ※(引用文字起こし開始)

(小保方博士本人による検証実験について)
【18:20頃】
【相澤チームリーダー】

 それで、このようなマーカー発現によっては、STAP様細胞が本当に多能性をもつかどうかを対応付けることができなかったので、結局最も重要な検証は、これが別の方法によって多能性が確認できるかどうかで、

特に、先ほど申しましたように、STAP現象の最も重要な点は、このSTAP様細胞塊から、キメラマウスが得られるということと、それから、この細胞塊から、STAPステムセルというES細胞様の幹細胞と、FI(エフアイ)ステムセルと呼ばれるトルフォプラストステムセル【注:胎盤系各細胞への分化能を有する細胞】様の細胞核は樹立できるかということが、問題点となります。


で、実験のうちですね。


STAPステムセルの樹立及びFIステムセルの樹立は、小保方さん、小保方が若山先生にSTAP細胞を渡し、その樹立、幹細胞の樹立自身は若山先生がやられていて、小保方研究員には、その幹細胞樹立の経験がありません。

【注:この時点では、まだ小保方博士の退職願受理は発表していないので、相澤チームリーダーは、組織外の人間に対する『小保方さん』と言いかけて、改めてまだ建前上は理研の部下だということで『小保方』と言いなおしています】

それで、本検証実験では、この幹細胞の樹立の検証は、丹羽実験責任者に委ねることとしました。


また、STAP様細胞からのキメラ作成も、

小保方研究員がSTAP様細胞を若山先生に渡して、若山先生がキメラを作成するということをしておりまして、


小保方研究員自身にはキメラ作成の経験も技術もありませんので、本検証実験では、ここに同席しております、


清成寛(きよなりひろし)研究員が、このキメラ作成に関わりました。


それで、あの、論文ではキメラ作成に対してですね、いくつかの技術上のトリック【注:こでは、特殊な技・テクニックの意】のあることを述べています。


 ES細胞の場合には、細胞塊をトリキシンなどでバラバラにして、単一の細胞にしてからそれを宿主胚(しゅくしゅはい)に注入してキメラマウスが得られるわけですけれど、そのように細胞をバラバラにすると、キメラは得られないで、これを適当にほぐして、宿主胚に注入することが技術的なトリックとして重要だということが述べられています。

 そこで、本検証実験では、清成研究員によって、ガラス針、細胞塊を丸ごと、あるいは、ガラス針によって、あとレーザーによって、そしてあるいは眼科用のメスによってさまざまに刻んで、宿主胚に導入するということを試みました。

 その結果、まあ、いろいろなさまざまな方法をやったことの総数を示しますけれども、細胞塊を1615宿主胚に移植しまして、で、移植した宿主胚をモルラ胚とか、4.5日胚、胚盤胞胚と両方を使っています。

 それで、そのうち840が主として9.5日までで解析しましたけれども、845約半分が発生しました。でその中で有意にキメラであるものは、有意なキメラ性が認められる胚は、全くありませんでした。

それで、この実験には先ほども言いましたように、細胞塊の移植注入にあたっての、処理の仕方の技術上のトリックという問題が残っています。


また、ですね、かつての実験は、細胞塊を採取したときすぐ隣でもって直ちに宿主胚に移植したというふうなことをしてますけども、本実験は、このキメラ作成のみならず、全て細胞塊を作成したところと、それぞれの解析をしたところが別の建物で分かれますので、そういう時間的な問題の影響、

これはキメラ作成でなくて、FACS【注:ファックス=フローサイトメーターはフローサイトメトリーと呼ばれる分析手法に用いられる分析装置。主に細胞を個々に観察する際に用いられる】や

PCR【注:ピーシーアール:ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、polymerase chain reaction, PCR)は、DNAを増幅するための原理またはそれを用いた手法】もすべて含まれますけど、そういう要素は残りますが、しかしこれだけの数を、そういう問題の上ではありますが、

1615の細胞塊数を移植して845までの胚を得て、そこには有意なキメラは存在しませんでした。


【23:20】

もう一つ、細胞の多能性を判定するものとして、テラトーマ作成があります。

【注:テラトーマ(奇形腫)ES細胞やiPS細胞を免疫不全マウスに注射すると、腫瘍を形成する。この腫瘍はテラトーマと呼ばれ、様々な種類の組織が混在している。テラトーマを観察し、様々な組織に分化していることを確認することは、細胞の分化多能性を調べる一般的な方法の一つ】

 で、テラトーマ作成については、ES細胞の経験によれば通常かなりの細胞数を要します。10の5乗とか。そしてなおかつテラトーマ作成までに1ヵ月から2ヵ月間ほどの月日を要します。

で本検証実験では、先ほど述べましたように、十分な数のGFP陽性細胞が得られてませんので、テラトーマ、それから多能性判定の仕様としてのキメラ作成に対してのテラトーマ作成の意義というものに鑑みまして、私の判断で、テラトーマ作成は、予備的な検討にとどまり、本検証としては行いませんでした。

 で、以上が小保方研究員による検証結果で、次いで、丹羽副チームリーダーによる検証結果について、丹羽の方からご報告させていただきます。

 ※    ※    ※(文字起こし引用終わり)

↑これではっきりしましたね!

私の記事でいつも出てくる、ネイチャー誌に掲載されたSTAP論文における主な実験の役割分担の図を示します。

 
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↑何度でも繰り返しますが、

小保方博士が行った実験は、真ん中の青い線の左側の黄色い枠で囲った

  愨診柔マーカー発現(oct4)』までなのですよ!


つまり、STAP幹細胞を作成する作業は、丹羽博士が発明なさった製法を利用するわけですから、丹羽博士が検証実験をなさるのは、現在望みうる最良の選択なのですが(ただし、これも若山博士が独自の工夫をなさった可能性も否定できません)、

キメラマウスの作成等による、リプログラミング現象の確認については、世界のトップクラスの研究者でいらっしゃる若山博士【研究不正はなかったと結論付けられた】がなさるのが最良の選択なのです。


なんといっても日本が誇る頭脳集団の理化学研究所ですから、

そのことは心得ていて、当然の如く検証委員会は検証実験の協力を若山博士に要請しました。


そのあたりの事情は相澤チームリーダーが詳細に説明されていますので、当該部分を文字起こし引用いたします。


 ※    ※    ※(引用文字起こし開始)

(会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(1/3)
https://www.youtube.com/watch?v=JgwiEp0_m-o

【34:44】

【日本経済新聞アンドウ氏】

 日本経済新聞のアンドウと申します。

あの小保方さんの再現実験の中で、えーと、キメラのところについて再現ていうのはご本人がやってなかったんで難しいと思うんですけれども、難しかったと思うんです。これはやり方を若山さんのところに一つ一つ聴き取りをして忠実に再現することをやったか、それともあの、書かれているものから、推定でやられたんですか。

【相澤チームリーダー】

えーと、若山先生に、特にキメラ作成の検証の協力をお願いしました。

えー、えー、しかしながら、若山先生は、大学の用務が多忙で、えー、残念ながら検証実験に協力する余裕、時間的余裕はないということでありました。


 
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あー、えー、で、ですが。


そういう意味では、若山先生だけのトリック【注:こでは、特殊な技・テクニックの意】


っていうのが、ある可能性を全く否定することができないんですけれども、え、あの、この検証を実際に担当しました清成寛(きよなり.ひろし)研究員はですね、あの、このキメラ作成の、この胚操作の技術においては、あの極めて高い技術を有していると認識しております。


です、で、その下でいろいろと工夫されて行った実験は、それなりの意味を持つものだと、認識しています。

勿論、それではできないということも、無かったとは言えません。それは勿論ありますけども、それは、あの、極めて特殊なことで、彼の、清成研究員が行った、えー実験を持ってできなかったというものについては、そういうふうに、判定、えー、するのが、まあ少なくとも一般的な科学のレベルでは、十分満たしているというふうに判断しています。考えています。


 【日本経済新聞アンドウ氏】

えーと若山先生の協力を得られなかったというのは、それはまあ、やってもらうとか、そういうこと以外に、聴き取りでいろいろとやり方を把握するということも思うようになかなかできなかったということですか。

 
【相澤チームリーダー】

えーと、あの、それなりの、あの、えーとガラス張りで、これくらいに、こう刻むのだという情報はすべて、既に聴き取りによって得られる情報は既に知っておりました。


で、(聴き漏れているトリックの情報が)もし残っているとするならば、実際にデモンストレーションをしていただいて、彼自身にインジェク(ション=injection)、あの注入をやっていただいて、どうだったということは、残されたことだと思っていますが、それは、えー、お忙しい身でかなわなかったです。


 ※    ※    ※(ここで一旦文字起こし引用を中断)

『で、その下でいろいろと工夫されて行った実験は、それなりの意味を持つものだと、認識しています』と答えた時の相澤チームリーダーの胸の内には忸怩たる思いがあったに違いありません。


要は、若山博士がキメラマウスを作れば良いわけです。


キメラマウス作成が成功すれば、若山博士は世界で初めてクローンマウスを実現した方で

STAP現象についても第三者が追試に成功すれば、バカンティ博士、小保方博士とともに若山博士も、サッカーで言うところの『ごっつあんゴール』でノーベル医学生理学賞受賞者候補に躍り出ます。

ところが、若山博士は、どういうわけか、この検証実験を拒否なさいました。

山梨大学はどうして若山博士の検証実験協力において全学を挙げてバックアップしなかったのか?


山梨大学は、『(STAP)研究論文に関する調査委員会』の委員に一名、久保田健夫(くぼたたけお)国立大学法人山梨大学大学院総合研究部環境遺伝医学講座 教授を送り込んでいるのですよ。


仮に久保田教授を送り込んだことで若山博士が多用になって検証実験に参加できなかったとしたら、本末転倒です。


山梨大学は、何故みずから加わったSTAP現象ネイチャー論文の検証実験に若山博士を首に縄をかけてでも協力に送り出さなかったのか?

これこそマスメディアが徹底究明すべき疑義じゃないですか。

だからと言って、私は若山博士を責める気は全くありません。

私はこの騒動の存在自体が間違っているという立場ですから。


それよりもなによりも、STAP研究は既にその分野の世界的第一人者の若山博士が、あまりにも若い小保方博士の熱意と才能を認めて本格的に始動したわけですから、若山博士はSTAP研究の大きな功労者なのです。

どんな事情があろうとも私は、小保方氏同様、若山博士を責めたてることについては、大反対です。


私が確認したいのは、「小保方博士の研究不正は無かったでしょう?!」ということだけで、STAP現象の有無は科学のコミュニティーのみで検証されることなのです。


それで、清成研究員の実験について、以下の質疑応答がありました。↓

 ※    ※    ※(先ほどの文字起こし引用を再開)

【日本経済新聞アンドウ氏】

今のことについて、清成先生は、やりにくい点というのはなかったですか。

 あの、ここは、もう少しちょっとこうかもしれないと、迷ったとか。

【清成研究員】

えっと私自身が、そういう細胞塊を、まあ、切り刻んで、入れるということ自体は、まあ初めてでしたので、


まあ当初、えー多少、切り方等、を含めて、えー迷うことはありましたけども、ある程度まあ、やっていくうちに、その、問題は解消されました。


 ※    ※    ※

↑若山博士に検証実験の協力を断られ、次善の策として、やはりその分野での一流の学者でいらっしゃる清成研究員がピンチヒッターをなさるのは分かるのですが、手法に関しては、初めてということで、慣れておられなかったことはこの証言からみても明らかです。

そのことは、後日ご紹介する日経サイエンス誌でES細胞混入説を主張なさっておられた編集部古田彩氏の質問に対する回答でも、頼りない印象を受けました。


ここで確認します!


STAP現象の存在の成否を決定づける最重要な実験工程である、キメラマウス作成によるリプログラミング現象の確認という実験の価値は、今回の検証実験においては、『それなりの意味を持つものだ』という程度の物なのです。

これをもってSTAP現象の有無が完全に分かったというのは、あまりにも乱暴すぎます。

相澤チームリーダーはその後、『勿論、それではできないということも、無かったとは言えません。それは勿論ありますけども、それは、あの、極めて特殊なことで、彼の、清成研究員が行った、えー実験を持ってできなかったというものについては、そういうふうに、判定、えー、するのが、まあ少なくとも一般的な科学のレベルでは、十分満たしているというふうに判断しています。考えています』

とフォローはしていますが、これは検証実験チームの責任者という立場が言わしめた発言です。


実際に実験をなさった若山博士と、初めての実験を行う不慣れな清成博士では、データの信用の度合いにおいて、格段の価値の違いがあることは否定できないのです!


そのことを一番理解しているのが、清成研究員ご本人と、相澤チームリーダーと丹羽副チームリーダーであるはずです。


検証実験における多能性マーカーの発現によって、小保方博士を犯人扱いした魔女狩りのような報道は全く正当性を失ったのです!!!

調査委員会を設置すべきなのは、報道テロによりSTAP論文執筆者を誹謗中傷で叩き続け、論文を撤回に追い込み、笹井博士という世界的知能を失わしめたマスメディアの報道についてなのです。


なのに、メディア報道では、こういった重大な事実を隠ぺいしています。隠ぺいしている事実はこれだけではありません。以後も本記事において、このことについて順序立ててご説明いたしましょう。


 次回に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その50 ) 【ファイルSI 54】2014.02.03 

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【ファイルSI 54】2014.02.03 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その50)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その7)

小保方博士が強いられた、24時間監視付の犯人扱いの実験は異常に大きな制約だった!こんなものは科学でも何でもない!相澤チームリーダーの異例の糾弾発言の真意を隠ぺいした卑劣なメディア。(上)


皆さんは、ボクシングのグローブを嵌めたまま、米粒に般若心経全文を写経できますか?

 検証実験のキメラマウス作成協力を拒絶した若山博士の不思議!(上)(その5)・(下) (その6)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55392830.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

それで、下村文部科学大臣の意向もあって小保方博士が検証実験に参加することになったのですが、私はてっきり科学の方法に則った実験がされるのだと思いました。

※    ※    ※

 【STAP細胞】

検証実験への小保方氏参加「科学的事実明らかに」 下村文科相

2014.7.1 13:06 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/140701/lif1407010007-n1.html

下村博文文部科学相は1日の閣議後の記者会見で、理化学研究所が進めるSTAP細胞の検証実験に小保方晴子氏が参加することに「科学的事実が明らかになるように期待したい」と話した。

理研がSTAP論文の新たな疑問点への予備調査を始めたことには「もっと深刻に受け止めて対処することが必要だ」と述べ、対応の遅れを批判した。


下村氏は予備調査の状況によっては、理研を特定国立研究開発法人に指定する法案の提出にも影響が出るとの見解も示した。

山本一太科学技術担当相も「(予備調査を含め)問題の検証をきちんとやるべき。法案提出の一つの目安だ」と述べた。


※    ※    ※(引用終わり)

↑ 終始一貫して、安倍内閣の『特定国立研究開発法人に指定する法案』を人質に、圧力をかける卑怯さが際立っています。特に山本一太科学技術担当相の圧力のかけ方は本当に露骨で異常でした。


STAP論文は科学の問題で、そもそも、そんなところに『政治が介入』することが間違っているのですが、そんな当たり前のことを指弾する、まっとうなメディアはありませんでした。


私は今回のSTAP騒動自体が根拠のないでっち上げだと思っていたので、最初の調査委員会設置の段階で間違いだという意見でした。

ですから、検証実験なんかではなく、STAP騒動が起きる前の状態に一日も早く戻し、粛々と小保方博士を中心としたSTAP検証に対する理論的解明と更なるステージの研究に進んでいただきたかったのです。

それを下村博文文部科学相の『理研がSTAP論文の新たな疑問点への予備調査を始めたことには「もっと深刻に受け止めて対処することが必要だ」と述べ、対応の遅れを批判した』という愚かな発言。


この記事を書いた産経によると、小保方博士は疑義の出た最中2014年3月5日に、科学的規則に則って、すでにSTAP細胞の検証実験(但し自分の分担の多能性マーカーの発現まで)に成功しているのですよ!↓


『STAP細胞 小保方さん、再現実験に成功 論文発表後初めて』

2014.3.6 08:59 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140306/scn14030609000001-n1.htm

↑ それで小保方博士の再現実験はどうせ成功するから無駄だと思いながら、それでも私は、小保方博士自身によって、検証実験で多能性マーカーの発現まで成功して、マスメディアがねつ造した疑義とやらが完全否定され、連中の鼻をあかすことができるのなら、参加もやむを得ないというスタンスで静観していました。


ところが、最初から偏見と予断を持って小保方博士を不正研究者だと決めつけ、犯人扱いする科学の尊厳を踏みにじるという以前に、重大な人権侵害実験が行われました。


この実験手法を見ただけでも、最初からこの実験が、小保方さんを決め撃ちで犯人にでっちあげようとしたのだということは明白です。

まず。STAP現象なんて、ねつ造したらすぐばれますよ。バカンティ博士、笹井博士、若山博士、小保方博士、当時の研究所長、ネイチャーのフィリップ・キャンベル編集長、3人の世界一流の学者の査読官も研究不正なんて全く思っておらず、STAP現象は、細胞が死滅するときに出てくる緑色蛍光の誤認ではないか」という説を取られた、ハーバード大学のジョージ・デイリー教授も研究不正とは思っておらず、発表当初には山中伸弥教授も祝福なさっておられたではありませんか。


繰り返しますが、小保方博士には不正研究なんてする理由はありません。それは、2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立て記者会見における代理人室谷弁護士による説明で完全に論破、否定されたのでした。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54919820.html

ところが、翌5月2日に『訪米中の山本一太科学技術担当相は1日、STAP細胞論文問題で理化学研究所の対応が遅れた場合は、理研を特定国立研究開発法人に指定する法案の今国会への提出は難しい』という卑劣極まりない恫喝によって、

5月8日をもって、調査委員会は小保方博士さんのSTAP細胞問題不服申し立てを却下するという拙速で愚劣な決定し、それを受けた理化学研究所は、この報告を受け、再調査は行わないことを決定し、不服申立て者(小保方博士)に対し、審査結果を通知するとともに、研究不正を行った者(小保方博士)に対し『当該研究に係る論文の取下げ勧告』を行いました。【アーティクル、レターの二報の論文のうちアーティクル論文のみ】

にもかかわらず、5月9日は、下村文部科学大臣は、理研の「特定国立研究開発法人」に指定する法案の今の国会への提出を見送る考えを明らかにし、理研は見事にハシゴをはずされたのです。

この間のメディアやネットでの小保方さんを始めとした共同執筆者や諸関係者に対するいわれのない誹謗中傷は熾烈を極め、政治的な圧力や恫喝を受けていたに違いない小保方博士は、最後まで抵抗していた『取り下げ勧告の出ていなかったレター論文』も含めた2報の論文の撤回に同意し、その中で、笹井博士の自死という悲劇を生んだのです。


そのような逆境の中で、出てきた決定打が、今回の検証実験によって、小保方博士自身によっても、丹羽副チームリーダーによっても確認された、多能性マーカーが発現したSTAP“様“細胞の樹立です。

何度でも再掲します下図の中央青線右側まで=∥診柔マーカー(oct4)発現までが小保方博士の実験における分担です。


 
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極めて制約のある条件下での懸命の実験でしたが、ネイチャー論文と比較すれば、少量ではありますが、また、「少量故に分化マーカーが本当に消えているかという検討は、行っていない」という“一定の注釈はつき”ではありますが、

図中,両保方博士が担当なさった実験である多能性マーカー(oct4)が発現したSTAP“様”細胞は出来たのです。

 

また今まで、STAP“様”細胞の樹立の経験がなかった、丹羽副チームリーダーによる実験でさえも、多能性マーカーが発現したSTAP“様”細胞は出来たのです。


これは、小保方博士の研究不正は存在しえないという決定的な証拠です。


丹羽副チームリーダーは、記者会見の質疑応答において、こう述べておられていました。↓

(再掲)

 ※    ※    ※

 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(3/3)
https://www.youtube.com/watch?v=w0o3G09d8oo

【18:30】
【(社名は聞き取れず)  クボタ氏(女性)】

あと、もう一点丹羽先生に伺いたいんですけれども、蛍光顕微鏡で以前小保方さんが2・3回作られたときに、実際あのご覧になっていると思うんですけれども、

今回の検証実験で小保方さん、ないしはご自身で、あの、頻度は低いけれども、GFPの使える細胞が出てきた、陽性細胞が出てきたときに、見たものと、

前回のその小保方さんがおやりになったものを比べて、形態的学的なその違いがあるとか、似ているところがもしあればお話を・・・。


【丹羽副チームリーダー】

形態的には、前、えー観察していたものなんだと認識はしています。


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ このように、ネイチャー誌に掲載したものと同様の形態のSTAP“様”細胞はこの度の検証実験においても見られたのですが、ただ、残念ながら、ネイチャー誌の論文と比べ著しく『GFP 陽性細胞の出現頻度は低』かったのです。


この原因については、いろいろと可能性が考えられるのですが、先に、『2014年12月19日 独立行政法人理化学研究所 STAP現象の検証における結論』を掲載します。↓


 ※    ※    ※

【2014年12月19日 独立行政法人理化学研究所 STAP現象の検証結果(スライド資料P31)より

帰結

○  Oct‐GFPを導入した新生児脾臓、肝臓からのGFP 陽性細胞の出現頻度は低く、再現性をもって、これらの細胞の多能性獲得、未分化性を分子マーカーの発現によって確認することは出来なかった。

○  細胞塊が有する緑色蛍光を自家蛍光と区別することも困難で、その由来を判定することは出来なかった。

○  研究論文で報告されたSTAP 幹細胞、FI 幹細胞の樹立条件下でも、形態的に類似細胞の出現は認めたが、低頻度であり、継代樹立することは出来ず、これら類似細胞出現の意義を判定することは出来なかった。

○  STAP様細胞塊より、さまざまな手法、条件でキメラ作製を検討したが、リプログラミングを有意に示すキメラ作成を認めることが出来なかった。


検証の実施期限を来年3月まで予定していたが、以上の検証結果を踏まえ、検証に関する実験を終了することとした。


 ※    ※    ※

 
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↑ 赤線で示したように、

緑色蛍光を伴う多能性マーカーが発現した『STAP“様”細胞』は樹立され、小保方博士が研究不正を行う根拠は無くなったが、

キメラマウス作成等によるリプログラミング現象の確認ができなかったので、『STAP細胞』の再現は『この検証実験では』成功には至らなかった。

さまざまな条件を最初から見直してSTAP現象の有無を確認するということは『本検証実験の範疇』を超えているので、当初予定の2015年3月末を待たずに打ち切るが、

2015年3月に、日本だけでなく世界全体の科学者世界に向かって、今回のSTAP現象の検証実験についてレポートの形で、基礎資料として提供するので、今後、STAP現象の究明を行いたいと思う研究者は、当然おられると思うので、それを利用していただきたい。

STAP“様”細胞が結局何だったのか、分からなかった以上、個々人の研究者は当然これについて研究を進めるべきであろうという相澤チームリーダーを始めとした検証チームの本当の結論はこれです!


今回の検証実験はこれ以上でもこれ以下でもないのです。


メディアはこの結論を都合の良いように、つまりこの検証実験結果をもって、STAP現象の存在が完全に否定され、小保方博士があたかも研究不正を行ったことが確定したかのように、報道したのです。

もし、今回の検証実験で、メディアや、識者と呼ばれる方々が断定しているようにSTAP現象の存在が完全に否定されたのなら、2015年3月に全世界への基礎資料の発信は不要なのです。


まず、本稿では、2014年12月26日に独立行政法人理化学研究所が発表した、『STAP細胞論文に関する調査結果について昨日12月25日に「研究論文に関する調査委員会」より提出された調査報告書』についての検討は後に回します。


先に検討すべきは、上記のように結論付けられた検証実験がどのようなものだったのかということです。

まず、丹羽博士は、STAP“様”細胞の作成はこの実験を行うまで、経験がありませでした。それでも、多能性マーカーは光ったのです。

なお、若山博士は、以前、小保方博士に横についてもらって、一度だけ、STAP“様”細胞の作成に成功したことがあると自ら語っておられました。


それで、肝心の小保方博士ご本人の実験においても、僅かながら多能性マーカーは光ったのです。


にもかかわらず、マスメディアは、

“検証実験”において、STAP現象の存在が確認できなかったことと、

小保方博士の研究不正の有無を

故意に混同させて、あたかも「『検証実験でSTAP現象は確認できなかっから、完全にSTAP現象の存在は否定された』

しかも、『小保方博士も参加したにもかかわらず確認できなかった』ので、

報道を受け取った側をして、あたかも『小保方博士は研究不正を行ったことが明らかになった』という誤解を故意に生じせしめるような印象操作の報道を行ったのです。


繰り返しますが、小保方博士の2報のSTAPネイチャー論文において行ったのは、多能性マーカーの発光=STAP“様”細胞の作成までです。


これも繰り返しになりますが、小保方博士は、STAP騒動の渦中であった、産経によると、小保方博士は、2014年3月5日に、すでにSTAP細胞の検証実験【STAP“様”細胞の作成まで】に成功しているのですよ!

なのに、下らないネットの言いがかりに政治家、メディア、が便乗した形で、STAP騒動はでっち上げられたのです。


ところが、検証実験においても、ネイチャー論文と比べれば、ごくわずかではありますが、【STAP“様”細胞の作成まで】は出来たので、小保方博士に研究不正はなかったことが、証明されたのです。


そのような認識を相澤チームリーダーが持っておられるという根拠となる発言を記者会見から再引用します。

 
 ※    ※    ※
 2014.12.19 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理化学研究所が会見
 https://www.youtube.com/watch?v=f9k6tQixpTQ

【41:00】
【TBSテレビニュースキャスターのヤノ氏】

 (前略)
 あの小保方さんは、4月の会見でSTAP細胞の作成に200回以上成功したと、小保方さんは4月の会見で言っていたと思うんですが、そのやり方では何故成功できなかったということなんでしょうか。

 あの、できなかったとすれば小保方さんは、嘘を言ったということになるんでしょうか。そのへんをお聞かせいただけますでしょうか。

【41:30】
【相澤チームリーダー】

小保方さんが、STAP現象が200回成功してますといった、あの成功しているSTAP現象というのは、どういうものであったかということが問題だと思いますけれども、

 少なくともGFPを緑色蛍光を発するような細胞塊が出てくるということであれば、本実験でも回数を数えただけで、45回程度やったうち、そのうち、ほどんどの40回以上は緑色蛍光を持った細胞塊は出ています。

で、数えたものだけで、それで、全体の実験は勿論、あの100回以上この検証実験だけでも彼女やっていますから、それをもって、緑色蛍光が出た細胞塊というのが出ましたよというということをもっていうのならば、200回以上のSTAP現象の再現はしてますという言い方は成り立つんだろうと思います。

ただ、その細胞塊が本当にリプログラミングされたものであるかどうかということは、話は別だと思っています。

(中略)

(会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(3/3)
https://www.youtube.com/watch?v=w0o3G09d8oo

【1:32】
【産経新聞 イトウ氏】

 (前略)
 えーっと、あくまであの、解釈や評価はあるにして、客観的な事実としてこれいただきたいんですけれども、今回の検証実験では、論文に沿った形で、作成できるSTAP細胞はなかったという理解でよろしいんでしょうか。

【相澤チームリーダー】

 今回の実験では、論文に・・・。その場合のSTAP細胞って、定義はどういう細胞でしょうか。キメラを作るような細胞ですか。

それは無かったです。


【産経新聞 イトウ氏】

 実は、あのキメラをつくれるようなって今限定されましたけれど、ほん、一般的に解釈されているSTAP細胞、でキメラまで・・・。

【相澤チームリーダー】

 一般的なSTAP・・・
 
【産経新聞 イトウ氏】

 ・・・っていう意味での、キメラが作れるという意味でのSTAP細胞は、えー、なかったということで・・・。


【相澤チームリーダー】

 STAP細胞の定義っていうのはかなり広くてですね、一方ではやっぱりそれからきちっとキメラマウスが得られ、それからFIステムセルとかSTAPステムセルみたいなものを作れる。

そういうふうな細胞をSTAP細胞というんだよという、そういう定義もありますし、

えー、人によっては、あるいは、小保方さんは、かもしれませんけれども、えー、入れたGFPが光る細胞体はSTAP細胞だよということもありますから、


 ※   ※   ※(以上引用再掲終わり)

つまり、『GFPが光る細胞体が出来た』以上、小保方博士の担当する実験までは、曲がりなりにも再現され、『緑色蛍光が出た細胞塊というのが出ましたよというということをもっていうのならば、200回以上のSTAP現象の再現はしてますという言い方は成り立つんだろうと思います』ということですから、小保方博士が研究不正を行ったという根拠は無くなったわけです。


それで、相澤チームリーダーは、そのことを踏まえたうえで、この『検証実験の在り方自体を批判する』という異例の発言をなさったのです。

それについて、次回、(下)でご説明いたします。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55403633.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その51) 【ファイルSI 55】2014.02.03 

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【ファイルSI 55】2014.02.03 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その51)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その8)

小保方博士が強いられた、24時間監視付の犯人扱いの実験は異常に大きな制約だった!こんなものは科学でも何でもない!相澤チームリーダーの異例の糾弾発言の真意を隠ぺいした卑劣なメディア。(下)

皆さんは、ボクシングのグローブを嵌めたまま、米粒に般若心経全文を写経できますか?


(上)からの続きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55403563.html

相澤チームリーダーは、今回の検証実験の記者会見終了後、異例の検証実験批判のコメントを行いました。

それに至る当日の記者会見における発言の経緯を書き起こします。↓


 ※    ※    ※

(会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(1/3)
https://www.youtube.com/watch?v=JgwiEp0_m-o

【26:40】
【TBS フジモリ氏】

 TBSのフジモリと申します。

まずこの小保方さんの、書面でのコメントなんですが、3カ月間予想をはるかに超えた制約の中での作業になった、細かな条件を検討できなかったことが悔しいということなんですが、

あの、理研側としても、この制約を外したうえで実験を進めていくというのは、意味はないと判断したので、こういう取り扱いをしたということでよろしいんでしょうか。


【相澤チームリーダー】

 えっとご質問の意味は。えーと。

【TBS フジモリ氏】

 小保方さんにとっては、かなり不本意な状況の中での作業を続けざるを得なかったということなんですが、そのあたりの話を聞いたうえで、なんか手法をこう考えというか、小保方さんのその意に沿った形での、検証という判断というのは全くなかったんでしょうか。
 

【相澤チームリーダー】

えっと、あの、検証実験は、そのことについては、あとで最後にコメントさせていただきたいと思っているんですけれど。


 ※    ※    ※(文字起こし引用中断)

 ↑   ↑   ↑

きわめて重要な部分なので、解説します。

相澤チームリーダーの『えっと、あの、検証実験は、そのことについては、あとで最後にコメントさせていただきたいと思っているんですけれど』という発言。

これが記者会見後に異例の『この検証実験は科学のやり方ではない!』と糾弾したコメントの伏線なのです!

この発言により、相澤チームリーダーは、最初から会見後に検証実験批判コメントを言う覚悟でこの記者会見の場に臨んだことが分かります。


 ※    ※    ※(文字起こし引用再開)

【相澤チームリーダー発言の続き】

検証実験はそういう条件の下で、行うということで、ご本人も同意されて、そのもとでのみ、検証実験をやることは、で、

所(しょ)は認めたと、いうことがあります。

えー、それで、それ以外の条件の下で、

検証実験をやるということは、検討されませんでした。


 ※    ※    ※(文字起こし引用中断)

↑ この『検証実験はそういう条件の下で、行うということで、ご本人も同意されて、そのもとでのみ、検証実験をやることは、で所は認めた』、『それ以外の条件の下で、検証実験をやるということは、検討されませんでした』という相澤チームリーダーの言葉は怒りに満ちています。


それで、今回の再現実験の制約について、相澤チームリーダーの具体的な話が始まります。↓


 ※    ※    ※(文字起こし引用再開)

【TBS フジモリ氏】

 それについては、えー、小保方研究員の方で、その制約があると、具体的にどんなものがまあ、制約があって不本意であっか、そういう話を一言もしないまま退職を決めたっていうことなんでしょうか。

【28:35)】
【坪井裕理事】

まあ、ここの予想を遥かに超えた制約ということについて、実験を行っている間について、具体的な話が、どれだけあったかということをやはり承知しておりません。

あの、まあ現在は、彼女は、えー検証終了をもって、退職願を、まあ出されたということでありますので、その本人の意向は、を踏まえてこれは受理をするということで対応しようということにしたものでございます。

 ※    ※    ※(引用中断)

↑ 坪井理事は、検証実験を統括した相澤チームリーダーと、実際に小保方博士の検証実験に立ち会い、自らも実験分析もなさった丹羽副チームリーダーを横にして、よくもまあ、いけしゃあしゃあと『承知しておりません』ですか?!

ここで、相澤チームリーダーの怒りが爆発します。↓

 ※    ※    ※(引用再開)

【TBS フジモリ氏】

 ではそのSTAPの・・・。

【相澤チームリーダー】

【相澤チームリーダーは、フジモリ氏の質問をさえぎり、語気を強めて、まくしたてるように話し出す】


え、あの、大きな制約ということですけれども、それは実際大きな制約はありました。

【想定外の発言に、坪井裕理事が、相澤チームリーダーの方を驚いて見る↓】


 
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あの、えーと物の出し入れも実際は、自分が好きなものを欲しいときに取りに行って、あるいは注文して買えるわけでありませんし、いちいち記録されますし、

それから彼女が、あの細胞塊を採った後、そのデータの解析は、彼女自身が自分で他の部屋に移って実験できるわけで無くて、

そりゃ彼女の実験は基本的にモニターのある部屋に限られるということですから、いろいろな解析は自分ではできなくて、

えー、他の人、丹羽副チームリーダーとか、えー清成研究員とか、他の方に委ねなきゃいけないので、

それはもう、当然、大きな制約で、


えー、えー、えー、あることは、間違いないと思いますが、え、そういうことと違うことを何か想定されての御質問なんで、すか・・・。


【注:あなた方マスコミは、小保方博士が“言い訳をしている”“泣き言をいっている”と決めつけたいようだが、そういうことが分かって質問しているのか?!と問い詰めるかのように気色ばんでいる。事実そういった報道・コメントが、この記者会見全後に多く存在した】

【注:この発言で、相澤博士は坪井裕理事の“通り一遍”の官僚的で無責任な答えに正面から反旗を翻したのです!】


【30:18】
【TBS フジモリ氏】

あの、具体的にその小保方研究員がどんなことに想像をはるかに超えた制約の中で、まあ、その不本意な部分を何か議論をしたりとか、話を聞いたうえで何か、まあそういう具体的な場を設けられないまま、まあ理研を去ってしまうという流れになっているので、このままで・・・。

 
【相澤チームリーダー】

えっと、今おっしゃられていることは、二つのことが、制約の問題と、あの彼女がこういう記者会見とかそういうことで、ものごとをしゃべらないということの、二つのことをは、ちょっと少し、あの話は分けられると思うんですが、

【注:小保方博士はこの記者会見に最初から呼ばれていないにもかかわらず、記者会見から逃げたかのような言辞が弄(ろう)されれていたので、ますます相澤チームリーダーの怒りは心頭に発します】


制約の方については、私から見ても明らかに大きな制約があったと思います。


 ※    ※    ※(引用中断)

↑ 24時間監視付の囚人に対してさえ許されないような人権侵害状態で、笹井博士というSTAP研究に尽力され尊敬する偉大な科学者の急逝という悲しみのどん底で、ストーカー報道テロ暴力団NHKに大切な右手を負傷させられ、実験材料を入手するのもいちいち人任せ、データの解析、分析も人任せ。これって科学者の一連の流れの作業ですよ。

それが一々中断するんです。完全に『精緻を極める』実験のリズムが狂います。

こんな状態で、よくぞ、小保方博士はネイチャー論文と比べたら少量ではありますが、自分の責任分担であった、STAP“様”細胞を樹立したものです。

本当に頭が下がります。


皆さんは、ボクシングのグローブを嵌めたまま、米粒に般若心経全文を写経できますか?


小保方博士はそれを成し遂げたのです。


あの、若くて、いかにもおっとりしたお嬢さんといった外見の内に、こんなに強い精神力と、酷い質問を投げかけた記者も含めた他人を思いやる優しい心のバランス感覚が秘められていようとは、私はただただ感心するばかりです。

それにしても、『小保方博士のNHKに負傷させられた右手は大丈夫でしたか』という見舞いの質問が無かったのはどういうこと?

NHKにトイレまで追いかけられてエスカレーターで挟み撃ちにされ、怪我を負わされた小保方博士の記事はこちら。↓

ここで、この日に配布された小保方博士の退職にあたってのコメントを全文引用させていただきます。


↓    ↓    ↓

どのような状況下であっても必ず十分な結果をと思い必死に過ごした3 か月でした。

予想をはるかに超えた制約の中での作業となり、

細かな条件を検討できなかった事などが悔やまれますが、

与えられた環境の中は魂の限界まで取り組み、

今はただ疲れ切り、

このような結果に留まってしまったことに大変困惑しております。

私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しておりお詫びの言葉もありません。

検証終了を以て退職願を提出させていただきました。最後になりますが本検証実験にあたり検証チームの皆様はじめ、ご支援・応援してくださった方々に心より御礼申し上げます。

        2014 年12 月19 日 小保方 晴子

 ↑    ↑    ↑

小保方博士は、ここまでひどいことをされたにもかかわらず、疲労困憊と絶望の中でなお、周囲に対して気を配り、謝罪し、謝辞まで述べておられるのです。


ここで皆さんにお聞きしたのですが、有りもしないのに、デッチアゲられた騒動にここまで酷いことをされた小保方博士は、何に対して、謝罪し、何に対して感謝しなければならないのですか?

私にはさっぱり分かりません。

例えば、私はネイチャー誌の二報のSTAP論文において、小保方博士にミスはあったかもしれませんが、小保方博士の未知の領域に踏み込んでいく勇気と、真摯な科学に対する姿勢から、STAP現象があればいいと思っていますから、そういった意味では小保方博士を応援しています。でも、これは科学のコミュニティーの中で評価が決まるべきものなので、研究の成果が上がることを祈るだけです。科学の分野ではなんらお手伝いできません。


それと、今回のSTAP騒動とは全く問題が違います。

私は小保方博士のおかれている酷い状況を『科学の在り方として間違っている』と、『間違っているものは間違っている』と事実を述べているだけで、これは応援でも擁護でもありません。

程度の低いメディアや、ネットの住人に、STAP騒動は間違っているというと、『小保方博士擁護派』のレッテルを貼られます。

『擁護』というのは、単に『侵害・危害から、かばい守ること』という意味です。ところが、彼らの使う『擁護』というのは、判官びいきとか、犯罪人をかばいたてするような悪意の棘が植え込まれたニュアンスが含まれていることが明白なのです。

今回のSTAP騒動で侵害・危害を加えられているのは、『科学のコミュニティーの中で論文や論争で決着をつける問題を、研究不正というデッチアゲでもって、研究者が社会からリンチのような吊し上げを受け、一人の偉大な科学者の命を失うというような異常な科学の在り方』です。

日本語の分からない連中には何を言っても無駄でしょうけれどね。


その証拠に、この検証結果の記者会見の内容についても報道テロの殺人メディアは、事実を捻じ曲げる悪意の中傷記事を書いたのです!


小保方博士の責任分野であった、多能性マーカーの発現はみとめられたのにもかかわらず、

若山博士の責任分野のキメラマウス作成等のリプログラミング現象や、STAP幹細胞の樹立ができなかった責任まで小保方博士のせいにされたのです。

検証実験をバックレた、若山博士や、その代わりに実験をした不慣れな清成研究員のことは隠ぺいして。


以下目についた報道だけを抜粋してもこんな感じです。


↓    ↓    ↓

STAPは雲散霧消、小保方氏お咎めなし?!
検証実験でSTAP細胞は再現できず
『簡単な方法であったはずのSTAP細胞が再現できず』
小長 洋子 :東洋経済 編集局記者 2014年12月19日
http://toyokeizai.net/articles/-/56392


STAP検証、形だけの幕引き
遠い真相解明の道のり
「論文はSTAP細胞という現象論を提示しただけで、最適条件を示したものではない。レシピのような細かなコツが分かれば、誰でも再現できる」
 『小保方氏はこの日の会見でこうも訴えていたが、相澤氏は「昔のようなコツが明らかにできていないようだ」と切って捨てた。』
2014年12月24日(水) 林 英樹 日経ビジネス ON LINE
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20141222/275471/?P=1


STAP問題:科学史に残る不正論文、なぜ 検証は不可欠
『STAP論文では、2件の画像の不正が認定され、その他の図表類にも重大な過誤や疑義が指摘されている。そのずさんさから、検証実験の実施に対しては、当初から「無駄」と批判する声が多かった。』
『現在、論文全体の疑義を調べている理研の調査委員会は、不正の全容解明を目指すべきだ。成果を大々的に発表した理研や、小保方氏ら主要著者の説明責任も重く、社会の疑問に誠実に答えることが求められる。【須田桃子】』
毎日新聞 2014年12月19日 12時11分(最終更新 12月20日 10時16分)
http://mainichi.jp/graph/2014/12/19/20141219k0000e040210000c/001.html


【STAP問題】
夢の細胞は夢のまま 小保方氏自ら存在を証明できず
2014.12.19 15:00 産経ニュース
http://www.sankei.com/west/news/141219/wst1412190042-n1.html


【STAP問題】
受精卵1615個、万能性確認できず 別の発光現象を誤認?
『小保方氏の検証実験は、第三者の立ち会いや監視カメラなどによる厳重な管理下で行われ、データの信頼性はSTAP論文よりも高い。その実験結果は、細胞の存在が根本的に疑わしいことを明確に示した。』
2014.12.19 21:18 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/141219/lif1412190046-n1.html

 ↑    ↑    ↑

本当に酷いものです。


このような波乱の記者会見の終了後、事件は起こります。↓


 ※    ※    ※(動画より文字起こし引用再開)

【会見者一同退席、いちど、舞台そでに一旦引っ込んだ相澤チームリーダーが、理研の職員を押しのけるように再登壇】


 
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【突然、マイクを受け取り語りだす。照明は会見が終了したため落とされたまま】


 
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【20:13】
【相澤チームリーダー】

すいません。ひとつだけ番外でですけども、コメントさせてください。

えーと、この実験がどう、あの、もともと行われたかどうかはは別としてですね、検証実・・・。

特に小保方さんの検証実験を、このようにモニターを置いたりですね、

立会人を置いてですね、あの、検証実験をするというのは、これは科学のやりかたでないと思うんです。


これは、科学のことは科学のやり方で処理しなければいけないので、えー、そういうふうな検証実験を、してしまったことに対して、検証実験の責任者としてはですね、ものすごい、あの責任を感じてます。


今度なんかあるたびにこのように、あの犯罪人扱いをしたような形で、科学の行為をですね、検証するということは、科学にあってはならないことだと思っています。

そのことに関しては、深く検証実験責任者として、お詫びを申し上げるとともにですね、責任を痛感しております。


そのことをちょっとこういう形で大変恐縮ですが、お詫びさせていただきます。(一礼)

※    ※    ※(引用終わり)

↑ 相澤チームリーダーは、社会の科学に対する誤った認識を糾弾し、理化学研究所の『所』としての絶対的な方針に従い、その意に反して、科学そのものを冒涜する許しがたい検証実験のリーダーとして、それを実施することにより、精神的身体的に計り知れない苦痛という被害を与えた小保方さんに深く謝罪なさったのです。


それから、相澤チームリーダーが、本当は小保方博士に研究不正の可能性は無くなったということを知りながら、それを直接的な言葉で小保方博士に謝罪できないのはこういうことです。↓


 ※    ※    ※

 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(3/3)
https://www.youtube.com/watch?v=w0o3G09d8oo

【(6:22)】
【毎日新聞 アオノ氏(女性)】

 毎日新聞のアオノと申します。

 えーと、あの論文ですね、不正疑惑が生じた場合に、論文にはない、論文とは異なる条件で、検証実験を行うことの意義について改めて、相澤先生、丹羽先生からお聞かせいただけないでしょうか。

【注:アオノ氏はATPによる酸処理については、ネイチャー論文には記述になかったのに、そこまで実験したことに対する疑義をのべている。毎日新聞は、検証実験開始の時から執拗にこのことにこだわっていた。】

【相澤チームリーダー】

この検証実験はもともと検証開始の時点で申しましあげましたけども、

論文の一つ一つの、論文の不正を検証するための実験をしたわけではなくて、STAP現象という現象が再現できるかということを検証しました。

 で、その中で、基本的にには、論文を、に書かれたことを中心に検証しましたけども、そこに書かれてないようなことも含め、周辺を含めて、STAP現象が再現するか、できるかどうかという実験を行ったわけです。

 ※    ※    ※

↑ つまり理研は小保方博士のみが研究不正を行ったという結論をすでに出していて、今回の検証実験は、『論文の一つ一つの、論文の不正を検証するための実験をしたわけではなくて、STAP現象という現象が再現できるかということを検証し』たものであり、この実験によって小保方博士の研究不正の根拠が完全に喪失したとしても、検証実験チームリーダーという職責を持って記者会見に臨んだ以上、相澤チームリーダーは、お立場上そういった発言はできないのです。


最後に起きたこの相澤チームリーダーの『現在おかれている自分の立場でできる最大限の反乱』の持つ重大な意味。

その発言に至る脈絡についてについて、正確に報道したマスメディアは、私の知る限り全くありませんでした。


完全に黙殺されたのです。

日本のメディアは腐りきっています!

 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その52) 【ファイルSI 56】2014.02.07 

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【ファイルSI 56】2014.02.07 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その52)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その9)

偉大な日本人科学者である日沼頼夫(ひぬま・よりお)氏の訃報が入ってきました。

 前回の続きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55403633.html

実はこの方の研究は小保方博士のSTAP論文と関係する部分が少しばかりあるので、あえて記事を割り込ませて、取り上げます。

私は、この偉大な科学者の訃報が、STAP騒動の記事より、ずっと小さいことが理解できません。


以下記事を引用します。


※    ※    ※

日沼頼夫氏が死去 京大名誉教授、ウイルス学権威

 京都新聞 2月5日(木)23時11分配信
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150205000165

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 日沼頼夫氏

ウイルス学の第一人者で京都大名誉教授の日沼頼夫(ひぬま・よりお)氏が4日午後4時14分、肝臓がんのため京都市内の病院で死去した。90歳。秋田県出身。


 日沼氏は東北大医学部を卒業。熊本大教授などを経て、1980年に京都大ウイルス研究所教授に就任した。

87年に同研究所長。謎の病気だった成人T細胞白血病(ATL)の病原ウイルスを突き止め、ウイルスの遺伝子構造を解明した。

この成果は同じレトロウイルスのエイズウイルス発見につながった。

 2009年に文化勲章を受章。京都新聞で「天眼」を執筆した。

 ■怖くて鋭い先生

 京大の大学院生時代に日沼氏の指導を受けた小柳義夫・京大ウイルス研究所長は「怖くて鋭い先生だった。端的に説明しないと『一言で言え』と怒られた。的確な厳しい指摘をしてくれる人がいなくなり寂しい」と話した。

 【 2015年02月05日 23時36分 】

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

つまり、日沼博士は、エイズウィルスの遺伝子構造解明の端緒を開き、基礎を築いた方で、私は、日沼博士は当然、ノーベル医学・生物賞を受賞されるものだとばかり思っていました。


それについては、学校法人 新渡戸文化学園の中原 英臣(なかはら ひでおみ)学長が書かれた文章が参考になるので引用します。


 ※    ※    ※

 学校法人 新渡戸文化学園
 新渡戸文化短期大学 HPより
http://www.nitobebunka.jp/main/principal/gss003.php

中原学長の執筆稿

ノーベル賞で「銀メダル」の日本

 産経新聞コラム「正論」 (平成20年10月20日)

 10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーが南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の3人の日本人に2008年のノーベル物理学賞を授与すると発表した翌日、今度はノーベル化学賞を下村脩氏に贈ると発表した。日本人がノーベル賞を受賞するのは、2002年の田中耕一氏(化学賞)と小柴昌俊氏(物理学賞)以来6年ぶりで、同じ分野の賞を3人で共同授賞するのは初めの快挙である。この結果、自然科学系のノーベル賞を受賞した日本人は13人となった。
 
 今回の快挙を含めて、最近ではノーベル賞の分野で日本人の活躍が目立っている。

 ノーベル化学賞は2000年から白川英樹氏、野依良治氏、田中耕一氏が3年連続で受賞しているから、今回の下村脩氏で四人目の授賞となる。物理学賞についても小柴昌俊氏と今回の3人を合わせると4人が授賞している。この9年間で8人の日本人科学者がノーベル賞を授賞したことになる。
 
 1901年に創設されたノーベル賞を20世紀に受賞した日本人科学者は物理学賞が湯川秀樹氏、朝永振一郎氏、江崎玲於奈氏の3人、化学賞は福井謙一氏と白川英樹氏、医学・生理学賞が利根川進氏の6人だったのに、21世紀に入ってわずか八年なのに、すでに7人の日本人科学者が授賞した。100年分を8年で超えてしまったのだから驚異的といえる。

 日本政府は科学技術基本計画で「21世紀前半に自然科学系のノーベル賞受賞者を30人以上にする」という数値目標を掲げているが、今回のことで目標の半数近くになったことになる。

これまでの自然科学系のノーベル賞受賞者について国別のランキングをみると、トップは224人の米国、次いで75人の英国、68人のドイツ、29人のフランス、16人のスウェーデン、15人のスイスが続き、13人の日本はロシア、オランダとで並んで7位につけている。

ところが、21世紀に入ってからのランキングは、30人の米国は別格であるが、7人の日本は何と英国と並んで2位を占めている。21世紀の自然科学系のノーベル賞争いで、現在、日本は銀メダルという素晴らしい成績である。

 

さらに、今年の医学・生理学賞は日本人が授賞する可能性があった。


今年のノーベル医学・生理学賞は、エイズウイルス(HIV)を発見したフランスのリュック・モンタニエ氏とフランソワーズ・バレシヌシ氏、

そして子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスを発見したドイツのハラルド・ハウゼン氏に贈られた。

前者の授賞理由は「エイズが一九八一年に報告されたあと病原体をいち早く発見し、世界的な拡大を抑制した意義が大きい」ことであり、後者は「子宮頸がんの原因となるウイルスを発見し、がん予防に貢献した」ことが評価された。


このHIVを分離する際にモンタニエ氏は、日本の日沼頼夫氏が成人T細胞白血病の病原体であるATLウイルスを発見した方法を踏襲している。


ATLウイルスとHIVは当初は同じウイルスと間違えられたほどよく似たレトロウイルスで、両者とも「T細胞」と呼ばれるリンパ球に感染する。

さらに、ATLウイルスの感染経路が母乳による母子感染ということがわかり、長崎県では10年以上前から人工栄養を利用することで成人T細胞白血病の撲滅運動が展開され、多くの乳児がATLウイルスの感染から救われてきた。


こうした事実を考慮すると、日沼氏にノーベル賞が与えられても不思議はなかった。

 
 これからもノーベル賞のラッシュが続く予感がする。

 物理学では青色発光ダイオードの中村修二氏、カーボンナノチューブの飯島澄男氏、巨大磁気抵抗効果の十倉弘紀氏、光ファイバーの中沢正隆氏、化学では鈴木・宮浦カップリングの鈴木章氏、炭素繊維の遠藤守信氏、

医学ではiPS細胞の山中伸弥氏、

 高コレステロール剤スタチンの遠藤章氏、先天免疫の審良静男氏、ニューロサイエンスの菅乃武男氏と多士済々である。すでに述べたように、

政府は30人以上という目標を掲げているが、そのためにもノーベル賞に値する日本人の研究を世界に向けて発信する国家的レベルでの支援が必要となる。


日沼氏のケースも国家が支援していたらチャンスがあったかも知れない。

 (後略)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスを発見したドイツのハラルド・ハウゼン氏については、いまの子宮頸がんワクチンの副反応の惨状を見れば、複雑な心境になります。

 私が子宮頸がんワクチンについて書いた記事はこちら。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54276415.html

しかも、ドイツのハラルド・ハウゼン氏の仕事は、エイズウイルス(HIV)を発見したフランスのリュック・モンタニエ氏とフランソワーズ・バレシヌシ氏の研究の応用で『同工異曲(どうこういきょく)』です。


そもそも、エイズウイルス(HIV)を発見したフランソワーズ・バレシヌシ氏の研究は、日本の日沼頼夫氏が成人T細胞白血病の病原体であるATLウイルスを発見した方法を踏襲していて、その研究成果の基礎になったわけですから、ドイツのハラルド・ハウゼン氏よりも、日沼頼夫(ひぬま・よりお)氏の受賞の方が妥当なはずなのです。

私には納得がいきません。


今思えば、子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスを発見したドイツのハラルド・ハウゼン氏の受賞は、子宮頸がんワクチンを販売しているグラクソ・スミスクライン株式会社や、メルク・アンド・カンパニー(MSD)などの製薬会社からの強力な運動があったからでは?という疑義も出てきます。


日沼頼夫氏について寄稿された中原 英臣(なかはら ひでおみ)博士は、ウイルスによって運ばれた遺伝子がある生物の遺伝子の中に入り込み、変化させることによって進化が起きるとする『ウイルス進化説』の提唱者として存じ上げていました。


つまり、簡単にいうと、例えば、キリンの首が長いのは、首が長くなる遺伝子を持つウイルスに感染して、キリンが一斉に首が長くなる病気にかかった結果であるということになります。


上記文中の『レトロウイルス【レトロウイルス科(retrovirus)】』とは、RNAウイルス類の中で逆転写酵素を持つ種類の総称で、ウイルス核酸は、一本鎖であるRNAの連鎖です。


DNAは二本鎖ですから、片方でコピーミスがあっても、もう一本で修復されるので、突然変異を起こす確率が低いのですが、レトロウイルスは、一本鎖であるRNAですから、どんどん突然変異が起きるのですね。


 なお、同じように『細菌』と呼ばれながら、生物であるバクテリアと違い、ウイルスというのは、遺伝子にタンパク質の殻を被っただけのものですから、生物か、物質かで論争があるようです。

RNAの遺伝子であるレトロウイルスは、体内に入り混むと感染細胞(宿主細胞)内で、逆転写によって自分の遺伝子情報を宿主の DNA に書き込み合成します。

こうやって勝手に遺伝子情報を書き換えられて合成されたDNAは、もともと宿主自身のDNAですから、免疫に攻撃されずにどんどん体内で増殖するのです。ここが厄介な所なのですね。


ちなみに、レトロウイルスの『レトロ』は、『レトロな家具』とか『レトロな建物』といった『レトロ(Retro)【retrospective(回顧)の略語。懐古趣味(かいこしゅみ)の意】』ではなく、

レトロウイルスの『レトロ(retro)』は『逆』を意味する接頭語で、『“逆”転写』するからレトロウイルスなのですね。


フランシス・クリック博士が1958年に提唱した『セントラルドグマ( central dogma)』という分子生物学上の概念があります。


『セントラルドグマ』とは、遺伝情報は「DNA→(転写)→mRNA→(翻訳)→タンパク質」の順に伝達される、というものでこの概念は細菌からヒトまで、原核生物・真核生物の両方に共通する基本原理だとされていました。

『ドグマ』というのは、ときには『柔軟性を欠く無批判な信念という侮蔑的意味』でも使われますから、この基本原理=『セントラルドグマ』を発表し命名した時には、すでに、フランシス・クリック博士は、その逆「RNA→(逆転写)→DNA」もあると予想していたのですから大天才です!


つまり、『セントラルドグマ』の『転写』の逆だから、『逆転写』の『“逆”ウイルス』=『レトロウイルス』です。


日沼頼夫博士が研究された成人T細胞白血病(ATL)の病原ウイルスも、エイズウイルスもこういった『レトロウイルス』なのです。


こういった研究の基礎を作ったのが日沼頼夫博士なのですよ!


思えば、明治34(1901)年、第1回ノーベル生理学・医学賞の候補に破傷風菌抗毒素を発見し、血清療法という画期的な手法を確立するという科学史に残る輝かしい科学的業績を達成した北里柴三郎博士の名前が挙がったにもかかわらず、

結果は抗毒素という研究内容を主導していた北里柴三郎博士でなく、共同研究者のエミール・アドルフ・フォン・ベーリング博士(ドイツ帝国)のみが受賞したという、科学史上の『大スキャンダル』とそっくりです。


 ところで、コンピューターウイルスは、ハッカーが作ったウイルスが、ネット上にばら撒かれ、他人のプログラムに入り込んで勝手に自分の情報に書き換えて、その書き換えられたブログラムが増殖拡散して悪さをするのですから、レトロウイルスと同じようなものです。

実はこのレトロウイルスの問題が、小保方博士のSTAP論文にも関係するのでした。


この『レトロウイルス』というのが、山中伸弥博士のiPS細胞作成においても使用されていたのです。

山中伸弥博士のiPS細胞は、Oct3/4(オクトスリーフォー)、Sox2(ソックスツー)、Klf4(ケーエルエフフォー)、c-Myc(シーミック)の4種類の転写因子を細胞に入れると細胞が初期化するというものですが(後に、c-Mycを抜いた3種類でも樹立できると分かった)、

その際にこれらの転写因子を細胞に入れる際に、レトロウイルスベクター【後注】として、『レトロウイルス』を用いていたのですね。


 【注:レトロウイルスベクター】

 ベクターとは、細胞外から内部へ遺伝子を導入する際の「運び屋」を指します。

 ウイルス由来のベクターは、遺伝子導入効率の高さから盛んに開発されてきました。ここでは、目的遺伝子をウイルスに組み込み、細胞に感染させることにより遺伝子を導入します。

 レトロウイルスベクターは、このウイルスベクターの1種類として確立されたもので、宿主の細胞に感染したあと、宿主のDNAのなかに入り込み、自らのウイルスを増殖させる性質を利用するものです。

 レトロウイルスなどのウイルスベクターは不安定であるため実験のたびに作成する必要があります。またウイルス作成時には、実験者へも感染する可能性があるため、厳密に管理された実験室で作成する必要があります。

それで、このレトロウイルスというのが、上述のようにRNAの1本鎖で、不安定なために、腫瘍形成を起こし、“がん”になる可能性があるので、それが、当初、iPS細胞の解決すべき課題だったわけです。


ところが、2報のSTAPネイチャー論文発表の際に、理研広報が、『STAP 細胞は、iPS細胞より安全だ』とやったものだから、ひと悶着あったわけですね。


しかしながら事実は、平成20年10月10に、ウイルスを用いずに人工多能性幹細胞(iPS細胞)樹立に成功するなど研究が進み、iPS細胞の安全性が高まってきていたのです。


【※ 以上の叙述は、平成20年10月10日京都大学・科学技術振興機構(JST)・医薬基盤研究所(NIBIO)『ウイルスを用いずに人工多能性幹細胞(iPS細胞)樹立に成功』から、引用・参照しました。↓】
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20081010/

ついでにいうと、小保方博士がSTAP研究で樹立された多能性マーカーの緑色発光の発現が見られるSTAP“様”細胞は、オワンクラゲで緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見した2008年ノーベル化学賞受賞者である下村脩氏博士他の研究が無ければ存在しないのですね。


こうやって科学というのは、科学のコミュニティーの中で科学のルールに従って、段階を経て少しずつ発展していくのです。


なお、中原英臣博士の『ウイルス進化論』については、現在の進化論の主流であるネオ・ダーウィニズムの方から猛烈な批判があって、以下の論争をみることが出来ます。↓

http://meme.biology.tohoku.ac.jp/NEB/5-50.pdf

『ウイルス進化論』論争の画像(部分)


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↑ これが科学の方法です。これ以外に方法なんてありません。


人を無責任なネットの怪情報で不正研究者呼ばわりし、吊し上げ、本来STAP論文と等価の『論文』に過ぎないはずの『委員会の調査結果』とやらで一方的に裁き、断罪するのは、科学の方法ではありません。

私は、これだけ多くの日本の研究者の方々が世界の最先端の研究をなさっているのに、メディアや一般の人や、一部研究者が、おかしいことだらけのSTAP騒動に、何故、踊らされているのか理解できません。


繰り返しますが、どうして著しくゆがんだ形で、STAP騒動がスキャンダラスに大きくフレームアップされているのにも関わらず、

日沼頼夫博士の訃報が、その偉大な研究業績と共に大きく報じられないか?

その科学的な価値による優先順位の意識を著しく欠いた、不均衡な報道の不当性が全く納得できません。


次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その53) 【ファイルSI 57】2014.02.08 

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【ファイルSI 57】2014.02.08 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その53)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その10)

石川智久氏の刑事告発は、『東スポネタ』レベル!。

 (その9)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55408862.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

 今更なんですけど、理研OBの石川智久氏の刑事告発の詳報を見つけたので引用しています。

石川智久博士は科学者としては一流のかたらしいのですが、法律に関しては全くの無知です。でなけりゃ、よくもこんな蛮勇がふるえたものです。

この刑事告発は、裏でそそのかした人間がいるはずです。

『刑事告発という法制度がありますよ』と、生半可な浅知恵を吹き込んだ人間が。

石川智久博士は、その人間から知恵をつけられるまで、『刑事告発』の意味もしらなかったというのは、この記事を読めば明らかなんです。

それで、東スポの記事より。↓


 ※    ※    ※

窃盗で小保方氏を告発した石川博士「名誉毀損?受けて立つ」

2015年01月28日 07時00分 東京スポーツ
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/360560/

 
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 告発状を報道陣に示す石川氏

「リケジョの星」があれから1年、捜査対象となる危機に立たされた。

STAP細胞論文の不正問題に関連して、理化学研究所の元研究者で理学博士の石川智久氏(60)が26日、同論文の主著者で元理研研究員の小保方晴子氏(31)が研究室から胚性幹細胞(ES細胞)を盗んだとして、窃盗容疑での告発状を兵庫県警に提出した。

県警は受理するか否かを慎重に検討する。


 STAP細胞に関する記者発表が行われたのは昨年1月28日。科学界のヒロインをめぐる状況は暗転した。

石川氏は、小保方氏がSTAP細胞論文の共著者の一人である若山照彦氏(現山梨大教授)が理研在籍時代に構えていた研究室からES細胞を盗み、STAP細胞と偽称したと主張。同氏はこの日、兵庫県警水上署(神戸市)に小保方氏に対する刑事告発状と関連資料を提出した。


 小保方氏は理研の研究ユニットリーダーとして昨年、STAP細胞論文を発表。2013年初めごろまで、若山研究室の一員として研究を行っていた。

石川氏は理研退職後の昨年4月から、関係者の証言を集めるなどして小保方氏の疑義を独自に調査した。


若山研究室で行方不明になっていたES細胞入りチューブが、小保方研究室にあった箱の中で発見されたことが窃盗の証拠とされる。


箱の所有権は理研にある。理研側はSTAP細胞問題の幕引きを図っている様子も見られ、事件化を望んでいないかもしれない。窃盗罪での立件を疑問視する指摘もあるが、石川氏は言う。

「小保方氏は当時、ハーバード大学のバカンティ教授の博士研究員として主な籍を置き、理研へは客員として出向している立場だった。A社から出向している人物がB社の物を盗んだとなれば、B社の知的財産を盗んだということになります。小保方氏もこれと同じ」


 ではなぜ、小保方氏はこのような行為に及んだというのか。石川氏はその“動機”にも踏み込んだ。

 「自らの名声と、理研での地位と安定した収入を得るためでしょう。アメリカに留学して滞在するには(交換留学生らに発行される)J1ビザが必要だが、3年か4年で切れる。そうなると(専門職に就く人らに向けた)H1ビザかグリーンカード(永住権)が必要になるが、彼女の場合アメリカでの実績がないから厳しい。
 
 ハーバードで研究員のポジションを延長することが難しくなったので、理研で残ろうとしたのでしょう。そしてSTAP細胞研究を亡くなった笹井(芳樹=論文共著者、旧理研発生・再生科学総合研究センター副センター長)さんらにアプライ(志願)し、これは面白い研究だということで、破格の待遇でユニットリーダーとなったのです」

 “窃盗”の被害者と言える若山氏に対しては「今回の件で5分ほど話しましたが、いま、かわいそうなくらい本当に弱っておられます。若山先生はだまされた立場。同じ研究者として救いたいという気持ちです」。

 現段階で石川氏の告発状は兵庫県警に受理されていない。

 「(受理されるまで)これから半年、1年かかるか分からない。告発状を警察が用意したフォーマットに書き直したり、分かりにくい部分について警察から説明の要請があると思うので、真摯に応えていく。私のこの告発の究極のゴールは立件まで持っていくこと。先々は詐欺罪、横領罪まで進むべき。国民の税金が無駄に使われた実験なので、厳しく追及していかなくてはならない」

小保方氏が名誉毀損で石川氏を訴え、反撃に出る可能性もある。


石川氏は「受けて立ちます。ES細胞をSTAP細胞と偽称していない証拠を出せと言いたい。彼女が再現実験に失敗していることがこれ以上ない根拠です」。


 小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士は「石川氏から一切の連絡はないし、告発状も見ていないので何も話すことはできない」とコメントした。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

東スポの取材にまともに答えているところで、石川氏は終わっていると思うのですが・・・。

警察には記者クラブがあるので、刑事告発があれば、メディアは察知できるのでしょうが、今回の場合は、予めメディアにご本人から連絡なさっているように見受けられます。


石川氏は理研退職後の昨年4月から、関係者の証言を集めるなどして小保方氏の疑義を独自に調査した。

↑ って、退職後に部署は違えど世話になった元の職場のアラさがしなんてしますかね?普通。

↑ しかも、つつがなく退職されたということは、退職金もでているはずで、バブル期も経験していらっしゃるはずですよね。


そういった、今、ポスドク問題等、厳しい研究環境が大きな社会問題になっている小保方博士他、あまたの若い優秀な研究者より、格段に恵まれた雇用条件で職に就かれたであろう方が、

ハーバードから転籍したにもかかわらず、退職金が出ない不安定な契約雇用の小保方博士に対して、『自らの名声と、理研での地位と安定した収入を得るためでしょう』って、どの口が言えるんでしょうね?

ということで、石川氏は、『窃盗事件があった場所』ということで、理研の若山研があったポートアイランドの管轄である、兵庫県警水上署(神戸市)に刑事告発なさったのでした。


『大阪版東スポ』である大スポではなく、東スポ取材ですから、お住まいはやはり旧職場の神奈川近辺のままですか?よくぞはるばる神戸くんだりまでご苦労様です。


『石川氏は「受けて立ちます。ES細胞をSTAP細胞と偽称していない証拠を出せと言いたい。彼女が再現実験に失敗していることがこれ以上ない根拠です」。』

↑ って、挙証責任は、石川氏の側にあるのですよ。普通は、それなりの有力な証拠でもない限り、警察は告発状を受理しません。


それに、小保方博士は、先の検証実験において、ES細胞の混入が無い条件下で、自らだけでなく、丹羽副チームリーダーによっても、少なくとも自分の責任分野であるSTAP“様”細胞までは曲がりなりにも樹立が成功しているので、そんな窃盗などという犯罪も含めたインチキを行う理由が完全に消滅しているのです。


検証実験で完全に失敗したのは、なぜか石川氏が『“窃盗”の被害者と言える』と、やたらと同情なさっている、検証実験参加協力要請をバックレた、若山博士の責任分野である、キメラマウス作成等による初期化の証明と、STAP幹細胞の樹立です。


記事内の『小保方氏が名誉毀損で石川氏を訴え、反撃に出る可能性もある。』

↑ ってねえ。


↑ あの、小保方氏側が反訴するなら、もちろん名誉棄損を根拠とした提訴もありますが、まず『3月以上10年以下の懲役』という実刑付きの刑法第172条『虚偽告訴等(この場合は虚偽告発)』による反訴ですよ。


告訴・告発は、そこに犯人の処罰を求める意思があることが重要で、処罰を求める意思があるということが、単に被害の事実の申告であるに過ぎない被害届と違う点です。


普通の人は、被害届・告訴(こくそ)と告発(こくはつ)の区別もつかない人が多いので、まあ、その辺を解説しましょう。


事実、ネット上にも直接の被害者でもない石川氏が小保方博士を『刑事告訴した』と書いている人が見受けられますから。


Wikipedia(ウィキペディア)で調べて分かるレベルなので、主にWikipediaから引用しましょう。ただし、これはあくまで私の法解釈なので、絶対的なものでないことを前提にお読みください。


まず、『告訴(こくそ)』と『告発(こくはつ)』の違いから。


『告訴(こくそ)』することができる者

告訴することができる者(告訴権者)は、以下の通りである。

被害者(刑訴法230条)

被害者の法定代理人(刑訴法231条1項)

 被害者が死亡したときは、その配偶者、直系の親族又は兄弟姉妹(刑訴法231条2項)
 被害者の法定代理人が被疑者、被疑者の配偶者、被疑者の四親等内の血族若しくは三親等内の姻族であるときは、被害者の親族(刑訴法232条)
 死者の名誉を毀損した罪については、死者の親族又は子孫(刑訴法233条1項)。名誉を毀損した罪について被害者が告訴をしないで死亡したときも同様(同条2項)
 告訴権者がない場合には、利害関係人の申立てにより検察官が指定する者(刑訴法234条)
 

それで、石川氏が行った ↓


『告発(こくはつ)』することができる者

誰でも、犯罪があると思うときは、告発をすることができる(刑訴法239条1項)。



 公務員は職務上、犯罪を認知したときは告発義務を負う(同条2項)。

↑ つまり、公務員は職務上知りえた犯罪に関して告発義務があるのですが、

↑ それ以外で親告罪(しんこくざい)でなければ、第三者であれば、だれでも刑事告発は出来るのです。普通はしませんけどね。


つまり、警察が動かざるをえなくなるような、ある程度の確度のある材料を一定量提示できる人間か、もしくは、そうでなくても刑務所行きもあり得る虚偽告訴等や刑事・民事の名誉棄損による反訴を念頭に入れない無鉄砲な人間で、かつ、いろいろな手続きの労をいとわない時間と経済力に余裕さえあれば、誰でも彼でも、刑事告発なんて好き勝手にできるわけです。


それを、たかが、『誰でもできる刑事告発』があったぐらいで、大げさに、まるで小保方博士が悪事をしでかしたかのような、またその大きな理由・証拠の存在するかのような印象を与える報道や、ネット上の書き込みが氾濫したのです。


まあ、いまの報道の感じでは、メディアがうるさいので、とりあえず聞き置いていますが、兵庫県警は、石川氏に対して、告発の取り下げを勧めるでしょうね。受理はしないと思います。


もしこの告発状が受理されたら、司法警察員は事件の書類及び証拠物を検察官に送付しなければならず(刑訴法242条)、起訴又は不起訴の場合の検察官の通知義務(刑訴法261条)、請求があった場合の不起訴理由の告知(刑訴法261条)を行わなければなりません。

報道で知り得る限り、証拠もへったくれもない、杜撰極まりない石川氏の脳内ファンタジーに、警察がこんなに手間のかかる手続を、石川氏のおっしゃる『税金を使ってまで』付き合う義理も道理もないからです。


それで、この刑事告発については、小保方博士側の対抗措置としては、まず、


刑法第172条【虚偽告訴等】

人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、3月以上10年以下の懲役に処する。

↑ で、石川氏を訴えることになります。いわゆる反訴というやつですね。

こうやって、マスコミを巻き込んでいますから、かなり悪質です。


それと、

刑法第230条【名誉毀損罪】

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。


もちろん、民法上の不法行為としても、名誉毀損ということで損害賠償請求訴訟が提起できます。

(財産以外の損害の賠償)

民法第710条

他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない。


告発状が万が一、間違って受理されても、日本の検察は手堅いことで有名で、よほど有罪だという確信がなければ、起訴しません。


例えば、アメリカはその点が違います。

 

『田中角栄の呪い“角栄を殺すと日本が死ぬ” 小室直樹著 光文社』P88より引用

 ※    ※    ※

アメリカなら、やたらとハグレ検事がいて、これが法律公害になっている。

かつて、オレゴンのある実業家が、酔狂な検事にひっかかって、ケネディ大統領暗殺の容疑で起訴されたことがあった。

 “いくらなんだって、おれがオズワルドをけしかけるわけがないだろう”といくら言っても、検事が起訴した以上、裁判を開かないわけにはいかない。判決は、もちろん無罪に決まっているのだが、アメリカでは弁護費用は高い。

 アメリカには、“ヤブ医者と無能弁護士は命取りになる”という諺(ことわざ)がある。

なにしろ、大統領暗殺の容疑だ。気の弱いこの実業家氏、すっかり怯(おび)えてしまって、法外な金で大弁護士をやとったので、裁判には勝ったものの破産してしまった。

災難とはこのことだ。


日本には、このような検察残酷物語はない。

起訴されて有罪になる率は日本が世界でいちばん高い。

 それに、送検されて不起訴というのならまだしも、検事みずから逮捕して不起訴というのでは、これはまるでサマにもカッコウにもならない。

 確率的に言って、警察を通さずして検事がみずから逮捕したら、これはほとんど確実に有罪と覚悟したほうがよい。

※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ この文章は、造船疑獄において、佐藤栄作氏(当時自民党幹事長、のちの内閣総理大臣)が造船業者からの贈収賄事件で逮捕寸前に関わらず、それが吉田内閣の犬養(いぬかい)法相の指揮権発動でからくも免れた事例と、ロッキード事件で逮捕起訴された田中角栄氏の事例を比較した考察において、書かれた文章です。

 私が、若山博士のピンチヒッターとして、キメラマウス作成等の検証実験を押し付けられた清成研究員を、田中角栄氏の一連の報道で名を挙げた評論家の立花隆氏と勘違いしたのも、なにかの因縁なんでしょうね。

不起訴になったら、石川氏は、検察審査会に『その処分の当否の審査の申立て』をすることができます。↓


不起訴処分があった場合

告訴・告発に対して不起訴処分があった場合、その検察官の属する検察庁の所在地を管轄する検察審査会にその処分の当否の審査の申立てをすることができる。なお、従来は、議決に法的拘束力がなかったが、2009年度からは「6か月以内に起訴相当の議決が2度行われた」場合、以下に述べる「準起訴手続」に準じた手続がとられる。(以下略)

まず、ここまでいくことはないでしょう。


本当に小保方博士を犯罪者扱いにする人に、法律も理屈も何も通らないのです。

日本は法治国家ですよ。


私は、なるべくなら、こういう種類の人たちには、お近づきになりたくありません。

世の中、変わった人が多いようで、類は友を呼ぶのですね。


ちなみに、ネット検索では、本来だれでもできる刑事告発で、小保方博士に対する酷い印象を与えるような悪意の見出しが検索上位にきて、私の記事はずっと後回しで見つかりません。

 2015.02.07現在『小保方 刑事告発』でググって確かめました。

 スクリーンショットで印刷保存しているのですが、この画像を掲載すること自体が、名誉棄損になるので、興味のある方は、御自身で確認してください。

試しに、2015.02.07現在『虚偽告訴等 小保方』で検索したら、なんと、私の記事が1番目にHITします。ネット利用者は、虚偽告訴等による反訴すら知らない人だらけなのですね。そういう法律も科学も無知な人ほど小保方博士が研究不正を行ったと決めつけるのですから、酷いものです。


 
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小保方博士側からは、東スポの記事の前日、1月27日でこういう見解が述べられました。


 ※    ※    ※

小保方氏「とってない」…窃盗告発に

 2015年1月27日 デイリーNEWS
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/27/0007692505.shtml
 
 
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 「当然、とってない」と述べたという小保方晴子氏

STAP論文問題に絡み、理化学研究所のOB男性が、理研を退職した小保方晴子氏が研究室からES細胞(胚性幹細胞)を盗んだとして窃盗容疑での告発状を兵庫県警に提出した件で、小保方氏の代理人の三木秀夫弁護士が27日、大阪市内で取材対応した。

同弁護士は告発内容が全く分からないとしたうえで「被害者が言ってくるならまだしも、無関係の第3者がどういう感覚でやっているのか」と疑問を呈した。小保方氏について「当然、とってない、ということは言っている」と述べた。

 告発者は、理研を2014年3月に退職した石川智久氏(60)で、26日に兵庫県警に告発状を提出。小保方氏が、論文共著者の若山照彦氏の理研研究室に所属していた11年4月以降、研究室で作製、保管されていたES細胞を盗んだ、としている。

 三木弁護士は、この日「メディアの情報しか把握できておらず、(兵庫県警も)正式受理もしてないと聞いている。告発者から問い合わせがあったわけでもない」と現状を説明した。

 理研の調査委は、STAP細胞はES細胞が混入したものと「ほぼ断定できる」との見解を示している。

 一方で昨年に小保方氏の研究室の冷蔵庫から「ES」と書かれた試料が発見されたが、三木弁護士は「昨年12月の調査委の報告書でも、若山研の誰もが知らないと言っていると記載されている」と指摘。

 そのうえで「ならば被害者は誰なのか。普通は被害者が言ってくるものだし、理研に被害者意識はないと認識している」と疑問を呈し「警察から要請があれば正式に対応するが、(窃盗があったとする時期が)数年の間に、と特定もできていない。

告発者は誰から何を聞いて、どういう法的論理を書いているのか、さっぱり分からない」とした。


 小保方氏については「(退職後は)とにかく落ち着いて精神安定をはからせている」と現状説明。今回の告発の件で連絡をとったことは明かした。

今後の対抗措置に関しては「小保方叩きに乗じた動きとみている。根拠もなく盗んだとか言っているなら虚偽告発だし、(対抗措置は)選択肢のひとつだが、今はごちゃごちゃさせたくない」と述べ、当面静観する構えをみせた。


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

『理研の調査委は、STAP細胞はES細胞が混入したものと「ほぼ断定できる」との見解を示している』

↑という『理研の調査委』って、12月25日に調査の結論を出して、翌日に理研がそれを受けて発表したのは、『理研と関係のない第三者による調査委員会』だし、


その調査結果の報告文書はネットで誰でも見ることが出来ますが、調査委員会はSTAP細胞は死滅して全く残っておらず、残っているSTAP幹細胞や資料やデータや聴き取り調査から『理研の調査委は、STAP細胞はES細胞が混入したものと「ほぼ断定できる」との見解を示している』ようではありますが、ES細胞の混入が誰かの故意だと断定したり、ましてや小保方博士が盗んだと断定できるなんて、どこにそんなもの書いてあるの?↓

 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※、2015年1月8日修正※、2015年1月23日修正※)
http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

 調査報告書(スライド)
http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

この時点で、石川氏の論拠は非常に杜撰なものです。


例えば、調査報告書(全文)のP13より

『(2)ES 細胞の混入を行った者を特定できるか これだけ何回もES 細胞が混入したことは、培養器具の不注意な操作による混入の可能性も考えられるが、研究者の常識としては、誰かが故意に混入した疑いを拭うことができない』

という程度ですし、


調査報告書(全文)のP15より

『客観的状況に照らし混入の機会があったと見られる全ての関係者を洗い出し聞き取り調査を行ったが、小保方氏を含め、いずれの関係者も故意又は過失による混入を全面的に否定しており、残存試料・実験記録・関係者間のメール送信記録・その他の客観的資料の分析検討によっても混入行為者の特定につながる証拠は得られず、ES 細胞混入の目撃者も存在せず、混入の行為者を同定するに足りる証拠がないことから、委員会は、誰が混入したかは特定できないと判断した。』

とあり、

『(3)故意か過失か 行為における故意又は過失の認定は、当該行為がなされた客観的状況と当該行為者にかかる主観的要素を総合的に判断しなされるべきものであるが、ES 細胞混入の行為者が特定できない状況なので、混入行為が故意によるものか過失によるものかにつき決定的な判断をすることは困難であり、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、不正と断定するに足りる証拠はないと考えられる』

となっています。

↑ ヒアリングや、資料の調査分析を組織的に行える権限を持っていた調査委員会ですら、この程度の判断しか下せないのです。


石川氏の独自の調査って、ひょっとして、これのこと?↓

『捏造の科学者 STAP細胞事件』須田 桃子 (著)文芸春秋刊

http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163901916

↑ これは、毎日新聞科学環境部の須田記者による、突っ込みどころ満載の酷い本なのですが、少なくとも、石川氏は、この本を資料として提出するはずです。この本は内容どころか、表紙の時点で名誉棄損です。

須田記者は、毎日新聞記者として取材した情報や、毎日新聞の他の記者による情報を元にこの本をまとめています。毎日新聞社って、出版部門を持っているはずですが、文芸春秋社から本を出すって・・・?


「ならば被害者は誰なのか。普通は被害者が言ってくるものだし、理研に被害者意識はないと認識している」と代理人の三木弁護士が述べておられるように、

仮に被害者が東スポの取材に石川氏が「若山先生はだまされた立場。同じ研究者として救いたいという気持ちある」という若山研の若山博士、もしくは、理化学研究所が、ES細胞を盗まれたということで、警察に捜査をしてもらいたい場合、いずれにせよ普通は被害者が加害者を訴える刑事告訴または、被害届を出すことになります。


これは私の憶測に過ぎないのですが、今回のSTAP騒動の胡散臭さを考えるに、仮に何者かの故意によるES細胞の混入があったとすれば、理化学研究所関係者は、あらかた犯人のめぼしはついているのでは?と疑ってしまいます。もちろん小保方博士以外の、今回のSTAP騒動をでっち上げた組織の関係者です。

そうなると、小保方博士を不正研究者呼ばわりした関係上、理研はその責任を追及され、かなり不味い事態になりますので、理研は法的には動かないはずです。


ところで、窃盗は『親告罪』ではありません。

だから、関係のない第三者が誰でも『刑事告発』できるわけですね。


もし、石川氏をそそのかした人間がいたとすれば、彼らは小保方博士を誹謗中傷する風説の流布を世間に対して行うことが目的ですから、すでにネットに誹謗中傷書き込みが溢れている時点で目的は達成しているわけですね。

当然、石川氏の登ったハシゴは外されます。


三木弁護士のおっしゃる『今後の対抗措置に関しては「小保方叩きに乗じた動きとみている。根拠もなく盗んだとか言っているなら虚偽告発だし、(対抗措置は)選択肢のひとつだが、今はごちゃごちゃさせたくない」と述べ、当面静観する構えをみせた。』というのは、いまの小保方博士の心身の状態を考えると当然の措置ですし、

連中は今の状態では小保方氏側に対抗措置がとれないであろうことが分かった上で、こういうことをやっているわけです。


本当に卑怯千万で、馬鹿馬鹿しくて、お話になりません。

その、すぐに馬鹿馬鹿しいと気づくような与太話を信じて、尻馬に乗る人が多いのですから、本当に軽薄な日本社会に嫌気がさします。

ということで、ES細胞の混入の話が出てきたところで、

次に続きます。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その54) 【ファイルSI 58】2014.02.13 

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【ファイルSI 58】2014.02.13 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その54)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その11)

ES細胞のコンタミが無い状態で、『STAP“様”細胞』はできた!(上)

 (その10)からの続きです↓。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55410390.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

2014年12月19日、相澤チームリーダーによるSTAP現象の検証実験結果報告では、小保方博士の責任分野である多能性マーカーの緑色発光がみられるSTAP“様”細胞の樹立までは曲がりなりにも出来ました。

これをもってなら、『頻度が低いためにその多能性のマーカーが出ているもので、分化マーカーが本当に消えているかという検討は、行っていない』という一定の注釈つきではありますが、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388816.html

小保方博士が200回成功したという言い方はなりたつんだろう↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

という見解を相澤チームリーダーは示されました。これで小保方博士の研究不正のデッチアゲは息の根を止められました。


できなかったのは、

若山博士の責任分野のSTAP“様”細胞によるキメラマウスの作成等による初期化の証明によって、STAP“様”細胞がSTAP細胞であることの証明と、

増殖能を持つ、STAP幹細胞および、胎盤を形成し光らせるFI幹細胞の樹立です。↓



 STAP現象の検証結果(スライド資料)
http://www3.riken.jp/stap/j/e3document9.pdf

ところが、!

2014年12月25日に、第三者による調査委員会の調査結果が取りまとめられ、翌、2014年12月26日に、その結果を受けた理研によって、その発表と記者会見が行われました。


しかしながら!

今回のSTAP騒動が、ES細胞の混入ですべて説明ができるかのような、検証実験と矛盾する結論が出され、

メディアはそれでSTAP細胞の存在が完全否定されたという証明がなされたとデタラメな報道をしました。


 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※、2015年1月8日修正※、2015年1月23日修正※)
http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf
 調査報告書(スライド)
http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

それで、2014年12月19日、検証実験記者会見において、小保方博士の責任分野である多能性マーカーの緑色発光がみられるSTAP“様”細胞の樹立までは曲がりなりにも出来たということが確認できるという見解をSTAP検証チームは示したのですが、

この実験では『ES細胞のコンタミは無かった』ということが分かる部分を記者会見の動画書き起こしの引用によって、皆さんにお示ししましょう。


日経サイエンスの古田彩氏という編集部の女性がおられます。


例えば、日経サイエンス9月号でSTAP論文において、ES細胞の混入(コンタミ)の可能性についてレポートを書かれています。


 
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最初若山博士は、若山研の外から、持ち込まれたESマウスが何者かによって、混入させられたのではないかということを言いだしました。


それを、ぶっちゃけていえば、『小保方博士がポケットかハンドバッグだかにESマウスを忍ばせて持ち込み、実験に使うというインチキをおこなった』かのようなニュアンスでメディア(特に毎日とNHK)は報道しました。

ところが、そのマウスが若山研のものだと分かった途端、マスメディアは新たな疑義だとかなんとかいうように胡麻化して、犯人呼ばわりした小保方博士に謝罪するどころか、小保方博士に対するバッシングはさらにひどくなりました。


そのへんの状況について、書かれているところを引用します。

 ※    ※    ※(引用開始:但し、眼とろん星人の注を【注:】として適宜挿入します)

日経サイエンス9月号 2014年9月1日発行

P13 NEWS SCAN 国内ウォッチ

研究倫理

STAP幹細胞はどこから?(編集部・古田彩/科学ライター詫摩雅子)

【注:STAP細胞は増殖・継代せず、残っていないので、現存するSTAP“幹”細胞の出所を探るという記事です】

若山研のES細胞の可能性。遺伝子配列の詳細解析へ


7月2日、小保方晴子理化学研究所発生・再生総合科学研究センター(CDB)らが、Nature誌に発表したSTAP細胞に関する2本

 【注:Article論文とLetter論文のこと。小保方博士を始め、理研の方々は『2本』ではなく、『2報』という言い方をしている】

の論文を撤回した。

 【注:理研は一報分の『Article論文の取り下げ勧告』を行ったが、これは語句の誤り。正しくはこの記述通り『論文の撤回』。理研は公式文書で処分内容の語句を間違ってどうするの?】

撤回理由として、調査委員会が認定した不正2点ではなく、

 【注:『“取り下げ”勧告』があったのは、Article論文のみ。なのに2報とも撤回させられた】
 【注:上述は誤り。事実は、理研が作成したSTAP論文について議論されたPDF報告書にリンクを貼ったうえで、著者によってなされた追加訂正が撤回理由として列挙されています】

STAP細胞の存在そのものにかかわる疑義を挙げたが、その記述が疑念を招いた。共著者の1人である若山照彦山梨大学教授が先の会見と、明らかに異なっていたからだ。

 【若山博士は、共著者と相談せず、思慮なく先走る悪い癖があります】

会見で若山氏は、STAP細胞から作ったSTAP幹細胞を第三者機関

【注:メンバーは不明。しかもレポートは若山博士がパソコンで編集している、その第三者機関がなにものか、そもそもそんなものが存在するか不明な代物】

に依頼して調べた結果、うち8株が「若山研には存在しないはずの細胞」だったと明言した。


15番染色体にマウスを緑色に光らせるGFP遺伝子が挿入されていたが、そうした細胞を若山研で扱ったことはないとの理由だ。


だが、Nature誌の撤回理由には、このGFP遺伝子の挿入位置が「若山研で維持されているマウス・細胞と一致した」との記述があり、会見の説明と矛盾する。


本稿を執筆した7月13日までに正式な発表はないが、取材で明らかになったことは以下の通りだ。


GFP遺伝子が15番に入っていたというのは、若山氏と第三者機関の解析ミスである。

ミスに気付いたのは、公開データベースにあったSTAP細胞の遺伝子データを解析し、新生仔マウスにはあり得ない染色体異常を突き止めた理研の遠藤高帆上級研究員だ。

【注:例のNHKスペシャルに“勇気ある内部告発者”になりすまして出てきた人です。『理研の遠藤高帆上級研究員』ではなく、小保方博士が所属していた理研CDBではない、理研の機材を勝手に使って、3カ月以上にわたって職場放棄した、『理研、統合生命医科学研究センター(IMS)統合計測・モデリング研究部門 統合ゲノミクス研究グループ所属の遠藤高帆上級研究員』です。どうやら、メディアでは、このことを隠そうとする『報道協定』が存在するようなのです。↓】
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55135349.html

問題のSTAP幹細胞の正体を突き止めるため、詳細な遺伝子解析が進められている。


 (中略)

遠藤氏は理研の改革委員会の最終日に若山氏とともに呼ばれ、初めて若山氏と顔を合わせたが、その際に若山氏にプライマーの提供を打診している。

【注:プライマー(Primer)=DNAポリメラーゼが DNA を合成する際の核酸の断片】
【注:DNA ポリメラーゼ (DNA polymerase) は1本鎖の核酸を鋳型として、それに相補的な塩基配列を持つ DNA 鎖を合成する酵素の総称。一部のウイルスを除くすべての生物に幅広く存在する】

配列の公開が真剣に検討され始めたこともあって、若山氏は第三者機関に改めて許可を取り、【注:6月】22日、遠藤氏にプライマー配列を送った。


だが、3日後、事態は急転する。


遠藤氏は、プライマーが15番染色体のどこに入っているかを調べる過程で決定的なミスがあったことに気づき、【注:6月】25日の午前中、若山研に連絡を入れた。「GFPのプライマーは、アクロシンのプロモーターです」。


アクロシンというのは、精子が卵子に入る時に働くたんぱく質だ。プロモーターとは、必要な時に遺伝子をオンにする配列で、通常は遺伝子のすぐ上流に入っている。アクロシンとそのプロモーターは、15番染色体にある。


GFPを染色体に入れるとき、挿入位置は選べずランダムに入る。GFPのプライマーがアクロシンのプロモーターと一致したというのはGFPが偶然、15番にあるアクロシンのプロモーターのすぐ下に入った。GFPにアクロシンのプロモーターが付いており、2つセットでどこかの染色体にはいっている――――のどちらかだ。遠藤氏の追加の解析により、その日のうちに△任△襪海箸ほぼ確定した。

会見で「15番染色体にGFPが入っていたと述べたことが間違いとわかり、若山研は大混乱に陥った。若山研には該当するマウスもいた。



↑【注:例の報道テロ番組『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』14.07.27では、そういった6月に起きたドタバタ劇、つまり、若山研の外から小保方博士がESマウスを持ち込んだかのようにNHKが報じ、後からそれが若山研のマウスだったと発覚した経緯を隠ぺい。若山博士も遠藤上級研究員も、あたかも良心的で無謬の正義の味方であるかのように描かれている】


 (中略)

混乱の理由


解析ミスが判明したとき、7月2日付のNature誌で論文が撤回されることは既に決まっており、撤回理由も送付されていた。


若山氏はただちに編集部に連絡したが、雑誌版には間に合わず、ウェブ版だけ「15番染色体にGFPが入っている」との文言を削除した。だがこの撤回理由には別の間違いもあり、両者が重なったために、事態のさらなる混乱を招いた。


本誌8月号で報じた通り、5月下旬にレター論文の撤回が決まったとき、若山氏らは撤回理由の草稿を作成している。

これによると、STAP幹細胞8株のGFPの位置が本来と異なっていたと説明し、

「さらに我々の解析によると、129系統のマウスから作ったとされる2株は、129系統とB6系統の雑種の細胞だった」「そのGFPの挿入位置は、若山研で維持していたマウスとES細胞のGDPの位置(18番染色体)に一致する」としている。

129系統から作られた「STAP幹細胞」が、実は若山研のES細胞だった可能性を示唆する記述で、会見でも説明された。

だが、5月の時点では、理研は若山氏に論文撤回まで遺伝子解析の結果を公表しないように求めており、竹市雅俊CDBセンター長、笹井芳樹福センター長がこの項目の掲載に反対。

【注:結果的に竹市雅俊CDBセンター長、笹井芳樹福センター長の判断が正しかった。最後の最後まで確認しないから、ドタバタ劇は起きた】

そのため項目全体が削除された。

しかし、若山氏が論文撤回を待たずに解析結果の公表に踏み切ったため、今回の撤回理由では復活した。

【注:またもや若山博士の勇み足】

ただ、若山氏によると、Nature側の提案で、後半の129系統の2株についての記述は削除されることになったという。


その際に1文目のみが削除され、2文目の「挿入位置は若山研のマウス、ES細胞と一致」が残ってしまった。

結果、雑誌版の説明は意味が通らなくなり、ウェブ版では「若山研の細胞・マウスと一致」したのは解析ミスをした8株の方だけだと取れる記述になった。だがこれは本来、129系統から作られた2株に関する記述だった。若山氏は「修正を焦って十分に確認しなかった私の責任」と話している。


(後略)

【注:以下混乱の理由の叙述が、延々と続く。懇切丁寧な図まで作成して、若山博士が間違えたのも無理はないと必死に庇いたてている!】

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

『解析ミスが判明したとき、7月2日付のNature誌で論文が撤回されることは既に決まっており、撤回理由も送付されていた。若山氏はただちに編集部に連絡したが、雑誌版には間に合わず、ウェブ版だけ「15番染色体にGFPが入っている」との文言を削除した。だがこの撤回理由には別の間違いもあり、両者が重なったために、事態のさらなる混乱を招いた。』って、


あっさりと書いていますが、小保方博士が画像の間違いに気づいてNature誌に連絡して、それが間に合わなかったという話でも、マスメディアは小保方博士が杜撰だとか言って叩きまくりましたよね。


若い小保方博士のミスはあれだけ叩いておいて、シニアの若山博士の混乱については、日経サイエンスという、日本の代表的な非専門家向け科学誌が紙幅を費やして弁護する。

これって、おかしくないですか?


例えば、 『2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立て記者会見』の際に、小保方博士側の言い分を室谷代理人がパワーポイントと資料とでもって、懇切丁寧に説明なさいましたよね。

私はそれに関する分かりやすいイラストを使った説明を見たことが無いのですけれど、これは一体どういうことなのですか?

 

129系統のマウスは、例のNHKスペシャルでも若山博士が問題にしていたマウスです。 ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55135349.html

ここで念を押しますが、若山博士は、世界で初めてクローンマウスを確立した、世界的に著名な一流の科学者ですよ。


その人がこれだけ混乱するんです。間違うんです!

生物(せいぶつ)は生物(なまもの)なのです。それだけ難しいんです。

このように、若山博士も、依頼なさった第三者機関とやらによる調査結果も、間違いがあって、言うことが二転三転しているのです。


それで、彼らの言うことが二転三転度する度に、『実はこうだったのに隠していた』といつも叩かれるのは、何故か小保方博士!

まるで『犯人の小保方博士が正直にインチキした真実を白状しないから悪いのだ』と言わんばかりに。


この発言の二転三転は、

理化学研究所の『科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)』に規定されているところの、『この規程において「特定不正行為」とは、故意又は研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによる、投稿論文等発表された研究成果の中に示されたデータや調査結果等の捏造、改ざん及び盗用をいう』、

↑ に抵触するのではないのですか?貴方がたの基準では!


それどころか、小保方博士以外の、発言を二転三転させた人たちは杜撰だとも未熟だとも言って叩いていませんよね。


私は、これも「特定不正行為」だとも杜撰だとも未熟だとも思いませんけどね。人間は間違うんです。

アインシュタイン博士ですらハイゼンベルクの不確定原理を否定するという間違いはあったのです。

冗談じゃありません。



この事実は、調査委員会などという、看板だけ立派でも中身は小保方博士や若山博士とどっこいどっこいか、レベルの落ちる人たちの下した、ある時点の結論をでもって、他人を裁くことの、本質的な『危うさ』を物語っているのです。



岡目八目と言って、あとからケチをつける方がずっと楽なんですよ。


だから、2報のSTAPネイチャー誌論文が発表されたときの狂騒的なお祭り騒ぎが、私には信じられなかったのです。


小保方博士は「怖かった」とおっしゃっていましたが、私も「この雰囲気でもし間違いが見つかったら、引っ込みがつかないじゃないか!」と恐怖したんですよ。

貴方がたメディアが持ち上げれば持ち上げるほど、はしゃげばはしゃぐほど、私の気は滅入っていったのです。

というのも、『ニュートリノは光より速い』という現代物理学の常識を根底からひっくり返す論文が、間違いだったという記憶がまだ生々しく残っていましたからね。

この時はしゃぎまくった、毎日新聞科学環境部の女性が文春から小保方博士叩きの本を出版しているのだから、頭が痛くなります。

それがあんな信じられない超スピードでちゃぶ台返しされたのですから、それを疑問に思わず、不信を持たなかった人には科学を語る資格はありません。

日経サイエンスは、何が『研究倫理』ですか?!


問われるべきは貴方がたの『報道倫理』でしょ?!


ですから、研究不正の調査などというのは、余程決定的な証拠が見つからない限り行ってはならないのです。


こんなことをすれば、科学は止まってしまいます。


小保方博士はまだまだ未熟な研究者だというのなら、そうかもしれません。おそらくそうなのでしょう。


そもそも、STAP現象の可能性は、バカンティ博士や大和博士によって提唱されていたのです。

しかしながら、『怖いもの知らず』の『未熟』じゃなければ、こんな常識外れの実験を本気になって根気強く行いません!


成熟した研究者が、ここまでやることはないのです。


STAP細胞の共同研究者である東京女子医科大の大和(やまと)雅之教授(再生医療)は二報のSTAPネイチャー論文発表の際にこう語っておられます。↓

2014.2.10 14:16 産経ニュース

【新型の万能細胞「STAP」】

『東京女子医大・大和雅之教授「10年以内に臨床研究」、慶応大・岡野栄之教授「慎重な検証が必要だ」』より
http://www.sankei.com/life/news/140210/lif1402100021-n2.html

 ※    ※    ※

--共同研究を振り返って感じることは

(大和博士)

「刺激で万能細胞が作れるというアイデアは、ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授と私が2010年にそれぞれ独立に思いついたことだが、

小保方さんのように一生懸命やる人がチームに加わらなかったら、今回の発見は数年単位で遅れていたと思う」

 (後略)

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ 科学の世界、とくに物理学などは、科学の歴史を大きく塗り替えるような偉大な研究の着想が浮かぶのは、大抵20歳台なのです。まだ常識という垢にまみれておらず、怖いもの知らずの未熟だからです。


未熟な論文だから、間違いが多いからといって、一々潰していたら、科学はストップします。


未熟で良いじゃないですか。未熟のどこが悪いのですか?


第一、STAP現象は否定されたと拙速に断罪しますが、検証実験で多能性マーカーの緑色発光が見られるSTAP“様”細胞ができたということだけでも、これは世界で誰も成し遂げたことが無い快挙なのです。


少なくとも、『STAP“様”細胞がSTAP細胞ではなくても、多能性マーカーが光っても細胞はこういうふうに多能性が確認できないことがある』という知見は増えるわけですから。

そのメカニズムを究明していくうちになにか別の原理が発見される場合もあるのです。


島津製作所の社員でノーベル化学賞を受賞された田中 耕一氏は、別々の実験で使うつもりだったグリセリンとコバルトの微粉末をまぜてしまうという失敗をしてしまい、普通なら使いものにならない試料は捨ててしまうところが、田中氏は「捨てるのはもったいない」と考え、分析してみることにした結果、溶液中の高分子がそのままイオンの状態になるという今までずっと求め続けていた結果がはじめて得られたのです。


一方、小保方博士と丹羽副チームリーダーが検証実験で樹立したATPの刺激によって多能性マーカーは光るけれど、ES細胞でもTS細胞でもない正体不明のSTAP細胞みたいな『STAP“様”細胞』。

こんな不思議なものをどうして捨てなければならないのですか?『グリセリンとコバルト』が混ざったというレベルのものではないのですよ。


それどころか、メディアは、『STAP“様”細胞』は出来ていて、小保方博士が作成に200回成功したとおっしゃったのは、嘘じゃない』と分かったのに、あたかもSTAP現象は検証実験によってすべて否定され、失敗だったかのような虚偽の報道をします。


どうして失敗実験を「もったいない」と捨てずに分析した田中氏を褒めちぎって、『STAP“様”細胞』までは出来たのに、それを捨てようとするのですか?

しかも、ただ単に捨てるだけじゃないんですよ。


『STAP“様”細胞』までできた検証実験のデータを、3月に世界中に公表するんです。

私にはとんでもない愚行としか思えないのですがね。

これで、仮にSTAP現象が証明されれば、今回のSTAP騒動によって研究が遅れたせいで、もしかしたら救われていたであろう招来の患者さんに対してどう責任を取るのでしょう?


それで、検証実験記者会見における“そのES細胞コンタミ説の専門家=古田氏”による質問です。(中)に続きます。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418590.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その55) 【ファイルSI 59】2014.02.13 

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【ファイルSI 59】2014.02.13 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その55)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その12)

ES細胞のコンタミが無い状態で、『STAP“様”細胞』はできた!(中)

(上)からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418453.html

(上)でご紹介した、日経サイエンス記事を観てもわかるように、


あくまで、調査委員会の結論とはいえ、人間で構成された間違う可能性が少なからず存在する委員会が作成した1報の研究論文に過ぎないわけですから、


調査委員会の結果と小保方ユニットリーダーの2報のSTAPネイチャー論文とは等価に扱うべきで、


それを調査委員会の結果とやらが一方的に2報のSTAPネイチャー論文や、小保方博士を裁くというのは、科学の方法として、間違っているのです。

私には、調査委員会の結論に大いなる疑義があるのですけれど、調査委員会の結果というのは、当然世界のその分野の学者が納得しうるような普遍的な妥当性持ったものなのでしょうね?

歴史に対して責任がとれるものなんでしょうね?


そもそも、ES細胞の混入は、このSTAP騒動のごく初期段階から言われていたことなのです。


仮に、若山研において、故意にES細胞を混入させた人物がいたなら、これは組織的な犯行で、最初のネットによる、『疑義』とやらも、こういったES細胞混入説も、リークしたのは、この連中がやったに決まっているのです。


『2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立て記者会見』における質疑応答で、小保方博士はこう答えておられます。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

 ※    ※    ※(文字起こし再掲)

【52:30 テレビ朝日 カミカワ氏】
 テレビ朝日のカミカワと申します。あの、今、若山さんの話が出たのでちょっとそれ、お聞きしたいんですけども。

若山さんからSTAP細胞を作成するように依頼されたマウスによって、STAP細胞作られて、若山さんに手渡されたと。

だから若山さんがDNAを調べたところ、違う系統のマウスのものだったと。これは何故こういうことが起きてしまったんでしょうか?


【52:51 小保方さん】

私ちょっと、そのお話の、あの問い合わせのメールみたいなものを、あの、たくさんの方から頂いているんですけれども、あの、多分、でも私、報道でしか見ていないのでそれ自身が論文とは関係ない実験のもので、それは若山先生から伺った情報なんでしょうか。


【53:10 カミカワ氏】

129系統のマウスを渡したら、B1、Fえー、あっ、B-6とF-1という系統のマウスのものだったと。


【53:20 小保方さん】

その実験のことに関しまして、私自身、直接まだ若山先生とお話してないので、詳細はわかりかねます。


 ※    ※    ※(以上文字起こし再掲終了)

↑最初から一貫して、小保方博士は、自分の研究範囲はあくまで多能性マーカーの緑色発光が認められたSTAP“様”細胞を作るところまでで、あと、それを若山博士に渡して以降のことは、若山博士の実験なので、聞かれても分からないという、至極当然の発言をされているのです。


この頃、既に、メディアは全く自分のあずかり知らない、ESコンタミマウスの話が急に出てきて、寝耳に水だった、小保方博士が、どこからかES細胞マウスを持ち込んでインチキをしたと決めつけていたのです!


それで、


前回紹介した日経サイエンスの記事にあるように、STAP現象に関して古田氏は、ES細胞のコンタミ説を採っておられました。


今回の検証実験で、多能性マーカーの緑色発光があったSTAP“様”細胞が出来たのですが、検証実験の資料にも、やはり129系統のマウスを使った実験であるという記述があったので、古田氏はぬか喜びをしました。

 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※、2015年1月8日修正※、2015年1月23日修正※)
http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

 P2より

(2)小保方研究員による検証結果


GFP 陽性細胞を含む細胞塊(STAP 様細胞塊)の出現数の検証
 (前略)

この差はマウスの遺伝的背景が影響している可能性も想定されたが、C57BL/6 マウス新生児脾臓(C57BL/6脾臓)と、C57BL/6 と129 マウスの交配で得られたF1 新生児脾臓(F1 脾臓)で、その出現数に有意な差は認められなかった。


 
イメージ 1


 
P4より

(3)丹羽副チームリーダーによる検証結果(から続きのP5)

 ([)
STAP 様細胞塊の同定方法の検討
 (前略)

この誘導効率は、異なる遺伝背景のマウス(C57BL/6 純系とC57BL/6 と129 の交配で得られたF1)の比較ではC57BL/6 純系の方が高かった。


 
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 ↑  ↑  ↑  ↑  ↑

129系統のマウスを使って、多能性マーカーの緑色発光があったのなら、きっと例のES細胞の混入マウスを使ったに違いないと、古田氏は、自分こそがSTAP研究のとどめを刺せると、意気揚々と質問なさったのです。


日経サイエンスの人なので、かなり具体的で突っ込んだ質問です。具体的な内容は素人にはすぐには理解できません。


ですが、当然、相澤チームリーダーも、丹羽副チームリーダーも、日経サイエンスは読んでおられるはずですから、古田氏の質問も想定できていて、意図が良く分かって答えやすそうでした。


古田氏による質疑応答を引用します。


 ※    ※    ※(文字起こし引用)

 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(2/3)
https://www.youtube.com/watch?v=izK971xBFF8


【16;34】
【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

 日経サイエンス、フルタです。いくつか具体的な点について確認をお願いしたいんですが、一つはまず、えっとレポーター無印遺伝子ですね。

えーとF1(エフワン)を使ったマウスで、CAG-GFP(キャグ・ジーエフピー)を入れているものがありますが、これは18番のホモの、えー、いわゆる若山先生の作ったマウスの細胞を取り入れたものですか、それとも別のものですか。


【清成研究員】

えっと、若山研にあったものではなくて、えっとCDBに凍結保存されてた、卵から起こしたマウスだったと思います。

  
【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

えーっと、それは、その若山先生が、提供したとおっしゃっている細胞、つまり18番染色体にホモでCAG-GFPが入っている細胞から作ったF1マウスで確認をされた・・・。


【注:ここで、清成研究員の回答があまりに頼りないので、不味いと思った相澤チームリーダー(当然、フルタ氏の質問の意図が分かっている)が、慌てて清成研究員の回答に割って入る。それにしても、「えっとCDBに凍結保存されてた、卵から起こしたマウスだったと思います」って・・・。「CDBに凍結保存されてた、卵から起こしたマウス」じゃ困るんですよ!この場合。】

 

【相澤チームリーダー】

違う、全然違うマウスです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

違うマウス?えーと、どういうマウスですか。

 
【相澤チームリーダー】

今のご質問は、CAGのGFPのマウスですね。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

はい。


【相澤チームリーダー】

それは、CAGのGFPのマウスは世の中にいろいろありまして、

えー、あのCAGのプロモーターのもとでGFPを連結してトランスでつくったトランスジェニックマウスっていうのは、いろんなところで作られておりまして、

で、あの今回の検証実験で、使ったのは、あの若山さんのところが作ったのと別の、別に作られた、あの、そういうネズミが、研究所に凍結保存されていましたから、それを融解(ゆうかい)してつかいました。

 
【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

それは、アクロシンのCAGがタンデムで入った・・・。


【相澤チームリーダー】

そういうのとは違います。ただのCAGのGFPです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

ただのCAG。アクロが入っているものでもない。


【相澤チームリーダー】

はい。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

つまり、えーと、そうしますと、これまでの理研の発表なり、論文なりでは、一度も言及されたことのないマウスの・・・。


【相澤チームリーダー】

いや、他の研究では使われています。

この研究では使われていません。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

この、えっ?(絶句)

【注:多能性マーカーが光った実験なのに、それにES細胞のコンタミが無かったことが分かって、明らかに動揺している】

今回の・・・。



【相澤チームリーダー】

若山・・・。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

・・・も、その後で理研で発表されたFLSについて、こういう細胞でしたっていう発表を一度なさっていますけれど、あの細胞でもない。


だけど、小保方さんの冷凍庫にあった・・・。

【注:やはり、古田氏は小保方博士が故意にES細胞を混入させたと思っていたらしいのです!】


【相澤チームリーダー】

小保方さんとも関係ありません。

動物室に保存されたマウスです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

あっ、違う?!

【注:当てが外れ、ここで更に混乱しだす】

新たに、今、凍結保存しているのを戻したっていうのは、


【丹羽副チームリーダー】

あの、整理します。

あそこで使っているのは、あくまでマウス系統の名前であって、細胞ではありません。

あの系統のマウスからは、臓器を採取して、その臓器から誘導したSTAP様(よう)幹細胞を、えっと移植したという位置づけです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

あっ、すみません、分かりました。もともとだから実験のマウスであって、今回の実験とは、ちょっと関係ないものを新たに系統を合わせて準備されたっていう。


【丹羽副チームリーダー】

そうです。要は胚盤胞ないしは、八細胞期胚(はちさいぼうきはい)に、注入した時に、それが、キメラ寄与したかどうかを判定するためには、細胞が光っていないといけません。

だから、その目的であれば、CAG-GFPは、どこで作られたものであってもいかなる分化細胞でも、蛍光を発することを担保するものですから、それを使ったというわけです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

問題と同じで恐縮です。その場合129は、X1(エックスワン)ですか。

つまり グリア129なのかSSCなのか教えていただけますか。


【清成研究員】

ちょっと今、私の方の記憶が定かではないので、ちょっとお答えできません。

【注:本当にかんべんしてよ!清成先生。実験の大前提じゃないですか!】


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

 はい。あとで教えていただくことは可能ですか。

【清成研究員】

 それは可能だと思います。

 ※    ※    ※(一旦、文字起こし引用中断)
 

ここまでの質疑応答で、今回の検証実験で使われたマウスは、ES細胞混入がないものだということがはっきりしました。

それでも、小保方博士の責任分野である多能性マーカーの緑色発光が見られるSTAP“様”細胞ができたわけです。


繰り返しますが、このことだけでも、これは世界で誰も成し遂げたことが無い快挙なのです。


多能性マーカーの緑色発光は、故笹井博士御自身がライブ・セル・イメージング(顕微鏡ムービー)で何度も確認されていて(これは、メディアが下世話な憶測をした小保方博士とのメールのやり取りでも確認できます)、

細胞の死滅による自家発光ではないということは、ライブ・セル・イメージングにとどまらす、FACSでも確認なさっていて、完全否定されているのです。


それを、訳も分からない素人が、いまだに自家発光だなんだって、もう、嘘はつきとおせば、本当になるのですね?!


それから、以前の記事で、理研側からの検証実験参加要請を『多用』を理由に、不可解で、無責任な拒絶をした若山博士のピンチヒッターとして、こういった実験の経験のない初心者である清成研究員について記事にしました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55396869.html

古田記者との、このやり取りを見て、清成研究員に本当に若山博士の代役がつとまったのか、私は非常に不安を感じました。


このことひとつを挙げても、やはり、小保方博士の研究は、でっち上げられたSTAP騒動で中断させずに、そのまま続けていただいた方が良かったと思います。

というか、それが唯一科学的に正しい方法です。


さらに続く質問で、今回の検証実験におけるES細胞の混入がなかったことが決定的にまりました。

それと、ES細胞のコンタミでは説明がつかない問題がもう一つ明らかになりました。

(下)に続きます。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418671.html

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その56) 【ファイルSI 60】2014.02.14 

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【ファイルSI 60】2014.02.14 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その56)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その13)

ES細胞のコンタミが無い状態で、『STAP“様”細胞』はできた!(下)


(中)からの続きです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418590.html

(上)からよまれる方はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418453.html

(中)で、今回の検証実験で使われたマウスは、ES細胞混入がないものだということがはっきりしました。


さらに続く質問で、この検証実験におけるES細胞の混入がなかったことが決定的になりました。

それと、ES細胞のコンタミでは説明がつかない問題がもう一つ明らかになりました。


古田記者の質問を再開します。

※    ※    ※(文字起こし再開)

【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

 はい、分かりました。すみません、細かくなりまして。あともう一つ確認したいことがあるのですが、

えーっと先ほど割愛しますとおっしゃいましたFI(エフアイ)幹細胞樹立の実験についてちょっと教えていただきたいんですけれども、これは、あの、その細胞塊、何らかの細胞塊ができて、Oct4(オクトフォー)が発現してると確認ができないか、何らかの細胞塊ですよね。

だから、あの論文の中でもそういうものを小保方さんから若山さんに渡ったであろうと想定されるものだと思うんですけれども、これを、えっとFIステムセル、FI幹細胞を実験、作るときの条件の培養した時の細胞の形態ですね。

えーとこれは、どのようなものだったのか。特に丹羽先生はあの、TSやESの形態については大変お詳しいと思うのですが、それと比較していかがでしたか。


【丹羽副チームリーダー】

はい、えー、どう表現したらいいんでしょう。だから、ESでもTSでもない細胞が増えてきました。

で、ただ、結局最後まで増殖させることができなかったので、それをFI幹細胞ということも、できない。だから、何が増えたのか、正直よくわかりません。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

えーと、F1(エフワン)のですね、フィギュア2に、小保方さんがOct4(オクトフォー)発現した、えーと細胞から、FI(エフアイ)幹細胞が、小保方さんかどうかわからないんですけど、FI幹細胞が樹立している過程の、写真を載せていらっしゃるのをご存知だと思うんです。えーと・・。


【丹羽副チームリーダー】

あれは樹立の過程ではなくって、培養条件を変えた時に、樹立されたFI幹細胞が、どうふるまうかのデータだったと思います。

【注:日本が誇る科学誌。日経サイエンスの方でさえ、この程度の認識なんですよ。あとは推して知るべしなのです。それでよく、他人様のことを不正だ不正だ疑義だ疑義だと決めつけられますね!この面の皮の厚さには、ほとほと感心します。日経サイエンスは、一冊税込1440円ですよ。値段だけは一流ですね】


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

えーと、フィギュア2の時期なんですけど、あれに出ていたあの細胞の形態とコンシステンシー【注: Consistency=一貫性、整合性、無矛盾性】とは似てますんですか?


【丹羽副チームリーダー】

ですからFI幹細胞の樹立までいってませんので、コンシステンシーを問う前の段階で終わっています。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

だから、あれとは別の何ら関係がないような、画像が得られたという時点ですか。


【丹羽副チームリーダー】

そうです。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

分かりました。もう一つ、あのES細胞もしくはEB、多様体のですね、この条件で培養した時、どのように細胞が変化するかということに関して、何か専門的な知見をお伺いできませんでしょうか。


【丹羽副チームリーダー】

えーと、『この』というのは、どの条件ですか。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

えっとFIステム細胞、FI幹細胞の培養条件で、培養した場合に、どういう形態の変化がみられるかということですが。


【丹羽副チームリーダー】

で、えっと、我々の手で、まあ実はそういう実験も気になって、やったんですけれども、少なくとも、我々が持っているES細胞に関しましては、特に形態変化を示すことなく、4、5回の継代(けいだい)後には全滅しています。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

全部なんですか?


【丹羽副チームリーダー】

全滅します。

はい、まあ分化誘導していなくなったのか、死んだのか良く分かりませんが、ボロボロになって消えていきました。

ただ、あの、過去に2報、報告がありまして、あのFGFを含む培養液でES細胞が培養できると。いう報告も確かに存在します。

【注:フルタ氏はこの2報の報告のことを知っていて、ES細胞でもFGFを含む培養液で培養できるじゃないかと反論したかったのだと考えられます】

でも、ただその時には、あくまでES細胞としての性質を残したまま培養できるという報告で、えーそれ以上のことは論文に記載はありませんでした。

【注:いくらES細胞でもFGFを含む培養液で培養できたとしても、ES細胞としての性質を残したまま培養できるのなら意味がありません。胎盤形成して光らせることが出来る、FI幹細胞のようなものができなければ。フルタ氏の目論見はまたしても、空振りに終わりました。】

【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

胚葉体について、培養に、この条件ですると、かなり珍しいと思いますけど、そういうことに対してやったことは・・・。

【注:今度は胚葉体のコンタミの可能性を聴きはじめました】


【丹羽副チームリーダー】

やったことはありません。


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

 ないんですか。

【丹羽副チームリーダー】

 はい。

【注:丹羽副チームリーダーは、やっても意味ないからやらなかっただけだと思います】


【日経サイエンス フルタ氏(女性)】

 どうもありがとうございました。

※    ※    ※(以上文字起こし引用終わり)

最初、私はここの部分の意味が言葉だけでは分かりづらかったのですが、要するにこういうことです。

ES細胞でもiPS細胞でもできないが、STAP細胞なら出来るという性質があります。

それは、STAP細胞を、FIステム細胞、FI幹細胞の培養条件で培養した時にできるFI幹細胞が胎盤を形成するということです。


ES細胞混入で、ネイチャー誌における2報のSTAP論文の全ての矛盾が解決できると古田氏は思っていたので、


ひょっとして、ES細胞の混入があったとしても、FIステム細胞、FI幹細胞の培養条件で、培養した場合に、そのES細胞が継代、増殖変化することもあるのではないかという確認をしたのです。というか、理研の129系統のマウスだから、ESのコンタミマウスだという予断をもって臨んだ質問ですから、一応聞いてみたのですね。


2014年12月25日に取りまとめられ、理研によって12月26日にその結果が発表された、外部で構成した調査委員会による、STAPネイチャー論文の2報目のレター論文の概要のスライド資料を見てみると、


赤枠で示した下の流れ、のことを言っているのです。↓


 
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 【私はこの図にも、腑に落ちないところがあるのですが、それは後回しにします】

ネイチャーSTAP論文2報のうち、後の方のLetter論文では、STAP細胞をTS細胞培養用の培地(FGF4を含む)で培養したら、どんどん増殖する能力を持つ、FI幹細胞(TS細胞様)【つまり胎盤を作成する作用を持つ細胞】が樹立され、それを胎盤胞移植により、TS細胞と同様の胎盤の栄養膜になって、『胎盤が光る現象』が生じたと報告されたのです。


こういった現象はES細胞やiPS細胞では発生しないので、それらより初期化が進んでいるということを意味し、“STAP細胞は凄い!”という衝撃が世界を駆け巡ったわけなのですね。


小保方博士に作ってもらったSTAP細胞塊を用いて、この実験をなさったのは、若山博士です。


ES細胞は当然、ES細胞培養用の培地なら、継代増殖するES幹細胞になり、胎児を作ることが出来るのですが、


ES細胞はFI幹細胞の培養条件であるTS細胞培養用の培養をしても、胎盤になることはないのですね。


もし、STAP論文の矛盾がES細胞の混入(コンタミ)ですべて説明できるのであれば、この実験で、ES細胞は増殖し、胎盤は光らないといけないわけですから。

古田氏が疑問に思ったことと同じことを丹羽副チームリーダーが検証実験中に思いつかれて、それで、今回用いたTS細胞培養用の培地で、ES細胞を用いて培養したら、どうなるか実際に実験なさったのですね。

しかしながら、それで形態変化をしてFI幹細胞が出来たとすると、それはそれで世界に類例のない新発見で、大発見です。

結果は、ES細胞は増殖せずに、案の定、継代せずに消滅してしまったのです。


じゃあ、増殖して、胎盤を緑色に光らせた物質は一体何だったのか?これも、STAP細胞が存在しなければ説明がつかないことなのです。


これは、現時点で、いまだ未解決の問題なのですよ。


これについて、『残存しているSTAP幹細胞には、ES細胞が9割、胎盤になる能力のある細胞であるTS細胞が1割混ざった特徴を持っていたものがあった』という『内部告発者』の方がいらっしゃるようですが、

それが本当だとして、

そんなものどうやって作るのですか?


そんなマウスが出来たとして、FIステム細胞、FI幹細胞の培養条件で培養した時にFI幹細胞が胎盤を形成して、胎盤を光らせることができるのですか?

ES細胞が9割も占めているのですから、FIステム細胞、FI幹細胞の培養条件で培養した時に、やはり丹羽先生がなさった実験のように、特に形態変化を示すことなく、4、5回の継代(けいだい)後には全滅するんじゃないのですか。


そんなことの可能性については、故笹井博士は、とうの昔に気が付いておられて、

生前の、記者会見において、人為的な操作によって、そんなものの作成は不可能だとおっしゃっていましたよ。


STAP幹細胞を作るよりそっちを作る方が難しいんじゃないのですか?

それが原因だと言い張るのなら、実際に『ES細胞が9割、胎盤になる能力のある細胞であるTS細胞が1割混ざった細胞』とやらを人為的につくり、そして、FI幹細胞の培養条件で培養し、増殖能を持ったFI幹細胞にして、胎盤を光らせてから言ってくださいよ。

それができるまで、そして、第三者が追試に成功するまで、それは“矮小な仮説”に過ぎません。


それこそ最初から『STAP現象は存在しない』という前提から出発した仮説の“美味しいとこ取り”じゃないですか。

「STAP論文には整合性が無い」と言いますが、そういう人に限って、若山博士を担ぎ上げて、ころころ言うことが変わるんですけどね。

貴方がたの整合性=コンシステンシーとやらは一体どうなっているのですか?


ひょっとして、『FI幹細胞の樹立までいってませんので、コンシステンシーを問う前の段階で終わっています』ということですか?


今回のES細胞の可能性のないマウス由来を導いた検証実験でできたSTAP“様”細胞は、万能マーカーは光らせたのですが、結局キメラマウスの作成を作ることが出来ず、リプログラミング現象の証明が出来なかったのですが、


 ,犬磴◆△海STAP“様”細胞というのは、一体何なのか?

◆ES細胞(あるいは、それにTS細胞がかけあわさっていたとしても)のコンタミでは、胎盤を緑色に光らせることは出来ない以上、胎盤を緑色に光らせた未知の細胞はいったい何だったのか?


この問題は、依然として残ったままなのです。


つまり、生前、笹井博士が『STAP現象を前提にしないと容易に説明できないデータがある』とおっしゃっていた問題は、全く手つかずのままなのです。


だから、調査委員会なんて邪魔立てをせずに、小保方ユニットリーダーのSTAP研究は粛々と進めるべきだったのです。

コツがどうとか、メディアは言いますが、小保方博士のSTAP細胞作成における最適解の究明や、理論的解明に至る次の研究ステップを潰したのは、一体どこの誰ですか?貴方がたじゃないですか?

 

ところが、小保方ユニットリーダーの研究はでっち上げられた研究不正で潰されてしまいました。


それこそ”STAP論文の疑義”より、”STAP論文を不正論文だと決めつけた”ことの方に“疑義”があるのです。


STAP現象については、今から、また一から検討する価値が十二分にあるわけです。

相澤チームリーダーも『当然他の個々人の研究者によって研究されるべきだ』とおっしゃっているのです。

ところが、これを一から再検討することは、検証委員会の範疇を超えている。すなわち、それは一つの大プロジェクトになってしまいますので、そんな予算も人員体制も整っていない以上、ここで検証実験は当初予定の3月を待たず打ち切られたわけなのです。


メディアが吹聴している、『STAP細胞が存在しないことが、もうこの時点で決定的になったから、3月を待たずに検証実験を打ち切った』というのは大嘘なのです。


ということで、要するに、第三者による調査委員会が理研を通して12月26日に公表した『ES細胞の混入(コンタミ=コンタミネーション)と断定した結論は、極めて怪しいものなのです。


検証実験の報告結果の記者会見をざっと聴いて、私は、てっきり、そういった疑問をも含めて調査委員会が結論を出すものとばかり思っていました。坪井理事の説明を聞いたら、そうとしか考えられませんから。


また、この検証実験の結果を踏まえようとすれば、当然、調査委員会の結論に至るまで、かなりの時間を要するのだろうと思いました。

それで、私は、こういった疑問をまとめた記事を書くために、のんびりと検証結果の記者会見や資料についていろいろと検討していたのです。

ところが、検証実験の結果発表から1週間もたたないうちに、調査委員会の調査結果報告がなされたのです。


それは、案の定、検証実験の結果は一顧だにされいていないものでした。

第一、期間が規程で限られているのなら、『不正の根底にはES細胞の意図的な混入という犯罪が存在する可能性が大きい』ということを言っているにもかかわらず、その原因が究明できないまま、見切り発車で、『小保方博士のみ研究不正者』と決めつけられる、その神経が信じられません。


調査委員会は、小保方博士という、極めて有能な研究者の人権を一体何だと思っているのでしょう?

日ごろから人権人権と声高に叫んでいる、メディアの人たちは、なぜこんな重大な人権侵害に対し、沈黙するどころか、もろ手を挙げて賛同するのでしょう?


仮に、調査委員会が本気でそう思っているのであれば、問題は委員会の裁量を遥かに超えているわけですから、『本委員会の裁量を遥かに超える問題が出来(しゅったい)したので結論に至らず』と結論付けて、流会すればいいだけの話じゃありませんか。

そして、それが本当ならあとは警察の仕事でしょ?調査資料を理研に渡して、『被疑者不詳の威力業務妨害だか偽計業務妨害だかの告訴』を理研に勧告すればいいだけの話じゃないですか。


無責任にも程があります。


マスコミはまるで鬼の首を取ったように、やはりES細胞の混入だった、これでSTAP細胞の存在は全く否定された。と大はしゃぎしているのです。そんなに日本の科学を、研究不正をデッチアゲてまで貶めて、何が嬉しいのでしょう?

NHKは暴力沙汰まで起こして『賞狙いがみえみえの』下らない報道テロ番組を制作するし、毎日新聞は科学環境部の女性が中途半端な時期に文春から本を出すし。


ところが、愚かな安倍内閣の圧力により、理研CDBは解体するとか改革委員会が言い出して、偉大な世界の知能であった笹井博士はもうこの世にはおられません。


さらに言うと、先の内閣改造で、STAP研究潰しの政治的圧力を露骨にかけた『虐殺民族浄化正当化北京オリンピックを支援する議員の会』に所属していた(しかも幹事)山本一太前内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)、内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)、

の後任である、

山口俊一内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)、内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)がやはり『虐殺民族浄化正当化北京オリンピックを支援する議員の会』に所属しておられましたから、

もう安倍内閣のSTAP研究潰しは、アベノミクスの一環という政府方針として確固とした意思を持ってなされているのだということを、ここで確認すべきなのです。


顕微鏡をのぞく安倍首相とその背後左から、山中博士、野依博士、故笹井博士。


 
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 ↑ 『NHKスペシャル 調査報告 STAP細胞 不正の深層』14.07.27と思われる動画(未確認)より。なにが『エリート科学者 問われる責任』ですか?『エリート科学者にルサンチマンを持つメディア 問われる責任』の間違いでしょ?↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55135503.html

民主党政権の日本の科学技術潰しは、政権交代後の、安倍自民党政権にしっかりと継承されているのでした。

「どうして一番じゃなきゃいけないんですか?お金がかかるんなら、『特定国立研究開発法人の指定』を人質に、研究不正をでっちあげて潰してしまえばいいんじゃないですか?」って。

何度でも繰り返します。


小保方博士のSTAP研究はこんな馬鹿げた騒動で潰さずに、科学の方法で批判すべきは論文で批判し、科学のコミュニティーを活性化すべきだったのです。そうすれば、それによって得られた成果は大きかったはずです。


一方今回の科学とは無関係な場所で起きたSTAP騒動は、何も得ることは無く、失ったものはあまりにも大きいものでした。

覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)は、英語でも“It is no use crying over spilt milk.”【こぼれてしまったミルクを嘆いても無駄だ。】ということで、大学入試問題にもなるほど有名で、世界的に通用することわざです。


それで、今回のこの貴重な検証実験の詳細についての資料をレポートとして今年の三月に世界に向けて発信するというのですから、本当に狂気の沙汰としか思えません。


そりゃあ、そのレポートは全世界のこの分野の研究者の注目の的ですよ。

とりわけ、「日本の科学で不正研究があった、いい気味だ!」と溜飲を下げ、日本の科学技術をパクリ、ノーベル賞が喉から手が出るほど欲しい国がありますからね。

3月になれば、鴨が葱を背負って、ご丁寧に熨斗までつけてやってくるのです。

春はもうすぐそこまでです。ああおめでたい。


小保方晴子さんのSTAP細胞について(その57) 【ファイルSI 61】2014.02.15 

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【ファイルSI 61】2014.02.15 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その57)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その14)

実験ノートは何のためにつけるのか?マスコミが隠ぺいする事実。

 前回からの続きです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418671.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

まず、2014年12月19日の検証実験の記者会見の書き起こしから、お読みください。↓

 ※    ※    ※

 (会見)STAP細胞検証実験打ち切り 理研が会見 質疑応答(1/3)
https://www.youtube.com/watch?v=JgwiEp0_m-o

【9:46】
【ニコニコ動画 ナナオ氏】
(前略)

相澤さんからですね、3月に詳細な結果を報告するということでしたけれども、えーとその際ですね、小保方氏の実験ノート。今回のですね実験ノートや実験映像も含め、実験記録が詳細に公開、実験データが公開されるという意味でよろしいでしょうか。


【相澤チームリーダー】

あの、3月に予定しているものは、あの当然、科学者世界、日本でなく世界全体の科学者世界に向かってSTAP現象の検証は科学的なレポートとして、こうこうこういうこういうことでありましたと、で、もし他の方がそれを続けるのなら、それを元にその基礎資料となるような、そういうものとして、科学的なレポートを提出したい、するということです。


【ニコニコ動画 ナナオ氏】

で、実験ノートは以前、問題になりましたけれど、彼女が今回した実験ノート・・・。


【相澤チームリーダー】

実験ノートの字がきれいだとか汚いとか、書き方がどうだこうだっていうのは、あの、科学的な、そういう時に他の人にとってさほど重要な情報ではないので、そういうふうなことは、えー、ノートはこういうものでしたというふうなのを写真を撮って、そのレポートに載せるふうなことは無いと思います。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ ニコニコ動画のナナオ氏は、他のメディアと違い、小保方博士の立場を尊重する質問をしてきた人です。

ところが、「ノート」について触れた途端に、相澤チームリーダーの雷が落ちました。

何故「ノート」のことが相澤チームリーダーの逆鱗に触れたのか?


それは、マスコミが『実験ノートをちゃんと付けない=研究不正』という大嘘を吐き続けているからなのです。


iPS細胞の研究により2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥博士が昨年、平成26年04月04日国会衆議院内閣委員会で参考人として、ノートについて発言なさっている映像を観た記憶がある方がいらっしゃると思います。

あれをご覧になった方は、「山中博士がSTAP騒動について発言されていたんだな。ノートというのをつけないと、研究不正と決めつけられるのだな」と思われたのではないでしょうか?


それが、メディアの悪意の編集によるインチキだったのです。


この日の国会議事録がネットに公開されているので、そこで『山中 伸弥』で検索してご確認ください。↓

http://kokkai.ndl.go.jp/

[001/001] 186 - 衆 - 内閣委員会 - 10号 平成26年04月04日

平成二十六年四月四日(金曜日)  午前九時開議

参考人 (京都大学iPS細胞研究所所長・教授)山中 伸弥君


○ 柴山委員長 これより会議を開きます。

内閣提出、健康・医療戦略推進法案及び独立行政法人日本医療研究開発機構法案の両案を一括して議題といたします。


↑ という内容の参考人です。


山中博士は、日本の研究者が、どれだけ厳しい研究環境におかれているかということを切々と訴えられていたのです。その中で、研究不正に関する質問がありました。↓

 ※    ※    ※

〔049〕
○ 近藤(洋)委員
(前略)

研究不正への対応、

 なかなか大変難しいことだろう、これで対応できるということではないとは思うわけであります。しかも、基礎の研究の不正の部分から、さらには、最近、きのうも委員会でちょっと質問させていただいたんですが、

ノバルティスファーマですか、事件というんでしょうか、大学の臨床、大学病院、大学の研究機関を巻き込んだ、臨床研究における不正等々、さまざまな段階で起きている、こういうことだと思うんです。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ まず、マスコミの一つ目のウソです。悪意の編集でもって、観る人をして、まるでこれが一連のSTAP騒動についての質問だと思わしめるような印象操作が行われました。

違うのです。

『ノバルティスファーマ』の研究不正疑惑についての質問だったのです。

そりゃそうでしょ。

『ノバルティス ディオバン(商品名:バルサルタン)臨床研究データ捏造疑惑』は、薬の許認可に関わるデータですから、それが薬害に直結するからです。

STAPネイチャー論文はあくまで基礎医学の学術論文なので、仮に研究不正があったとしても(そんなものありませんが)、人の命には関係ありません。


私は、今回のSTAP騒動は、

『ノバルティス ディオバン(バルサルタン)臨床研究データ捏造疑惑』や、子宮頸がんワクチンの副反応問題を目立たなくするために、でっちあげられたというのも一つの大きな要因だと思っています。


製薬会社は、マスコミの大切なスポンサーですからね。


一方、理化学研究所といえば、

『理研の「ふえるわかめちゃん」シリーズ等』が頭に浮かびますが、↓

http://www.rikenvitamin.jp/products/fueruwakame/

「ふえるわかめちゃん」シリーズ等の調味料メーカーとして知られる理研ビタミン株式会社(りけんビタミン)は、戦前の財団法人理化学研究所が母体でビタミンAの製造部門を引き継ぐ形で発足したのですが、今は別の会社になっていて、会社四季報を見ると、株式も持っていないようです。

戦前は『理研コンツェルン』と呼ばれる企業グループ(十五大財閥の一つ)を形成していたのですが、大東亜戦争中は陸軍の要請を受け、仁科芳雄博士が中心となって原子爆弾開発の極秘研究(ニ号研究)行っていたことなど、日本の科学の最先端的な存在だったため、敗戦後、日本科学技術の弱体化を図ったGHQに徹底的に解体されたのです。


それで、これに対する山中博士の答えを全文引用しましょう。↓

 ※    ※    ※

〔050〕
○ 山中参考人 研究不正を予防する一つの重要な方法は、日ごろの研究記録をきちっと残すことだと思います。そのためには、単純なことでありますが、ノートの記録が非常に大切です。

私たちは、十年くらい前から、ノートのつけ方ということを、学生さんを含めて全員に、少なくとも年に一回は指導しています。

もともとはそれは、研究不正ということではなくて、アメリカの先発明主義に対抗するために、先に出願しても、アメリカの人が、いや、私たちの方が先に発明していましたと言われたら負けてしまいますので、それに対抗する唯一の方法がノートであるということで、そのノートのつけ方。

 例えば、ルーズリーフはだめだとか、鉛筆はだめだとか、消した場合に、変更はホワイトで消してはだめで、ペケをして、何が書いてあったかわかるようにしなさいとか、もちろん日付は年まで含めてちゃんと書きなさい、

 そして、一番大切なのは、定期的にそれを第三者がチェックしてサイン、第三者のサインをもらいなさいと。これをずっと続けてきました。

昨年、一昨年、忘れましたが、アメリカが先願主義に変わりましたので、特許上の意味からはそこまでノートをつける必要はなくなったんですが、それが同時に、研究不正を防ぐ物すごくいい方法だということに気がつきまして、その後もそれはずっと続けています。

 ですから、今後、研究不正をこの新しい機構のもとで防ぐ一つの方法は、この機構からもらったお金で研究をする場合は、そういったノートのチェックを徹底させる。私たちもチェックしています。誰々は出していませんという報告が定期的に来ます。

 僕たちは、出さない人は不正をしているとみなしますと言明しています。

 それぐらいしないと、やはり、きちっと書けない人はどうしてもいますし、また、書いていても、ちょっとしかないとか、やたら汚いとかいう人は指導しています。

 見られるということで、しっかり書くようになっています。非常に大きな効果がありますので。

ただ、それをチェックする方は大変なんですね。莫大な、うちだけで三百人近い者が研究室におりますので、

それをチェックする人をちゃんと雇用する必要がありますから、

だから、やはりこの機構の中ではそういうチェックをする支援員の方の雇用まで含めて、きちっとした対応、

やはり予防というのが一番いいことだと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。

 (上記『ネット版国会議事録』オリジナル画面のスクリーンショット画像。重要部分は眼とろん星人が黄色く網掛けした ↓)

 
イメージ 1



 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ どうですか?

まず、山中博士は、ノートについて、『研究不正ということではなくて、アメリカの先発明主義に対抗するために、先に出願しても、アメリカの人が、いや、私たちの方が先に発明していましたと言われたら負けてしまいますので、それに対抗する唯一の方法がノートであるということで、そのノートのつけ方』について、学生に指導なさっていたのです。


つまり、特許は、最近まで出願時点じゃなくて、

いつ発明したかで、特許の権利者=発明者が決まっていたので、『いつの時点で発明しましたよ』ということを証拠立てるためにノートはつけるものだったのです。


降圧剤バルサルタン【商品名ディオバン(ノバルティスファーマ)】や、子宮頸がんワクチンのサーバリックス(グラクソ・スミスクライン社)・ガーダシル(メルク・アンド・カンパニー)なんかは、薬やワクチンの特許が重要で、かつ、許認可が下りて、製薬会社が儲けてなんぼの世界ですからね。


それが、最近、『アメリカが先願主義に変わりましたので、特許上の意味からはそこまでノートをつける必要はなくなったん』ですね。

いつの時点で発明したかではなくて、いつの時点で特許を出願したかで特許の権利者が決まるようになったので、ノートはあまり重要じゃなくなったのです。

つまり、今アメリカでは、弁理士さんに特許の書類を作ってもらって、特許庁に届け出た順なんですね。でも英訳しないと駄目だから、日本人は不利ですね。

 (そういえば、あのアインシュタイン博士は、チューリッヒ連邦工科大学を卒業したものの、大学の物理学部長と不仲で、大学助手になれなかったので、職にあぶれて、やっとこさスイス特許庁に審査官として就職できて、それが仕事で特許申請書類の中のさまざまな発明理論や数式を知ることは出来るわ、適当にサボって、好きな物理学の問題に取り組めるわで、最高の環境だったんですね)

ところが、山中博士は、『それが同時に、研究不正を防ぐ物すごくいい方法だということに気がつきまして、その後もそれはずっと続けています』ということなんです。


それを、マスコミが

○○真理教の信者の『修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ。修行するぞ』のように、

『ノートをつけるぞ。ノートをつけるぞ。ノートをつけるぞ。ノートをつけるぞ』と『ノート真理教』をでっち上げたというわけです。


それに悪乗りした調査委員会が、自分たちが小保方博士を不正研究者呼ばわりしやすいように、『ノートがないから』ということをしつこく言いつのっているのです。


論文はあくまで、論文で何が書いてあるかが問題なのです。

だから、相澤チームリーダーが

『 実験ノートの字がきれいだとか汚いとか、書き方がどうだこうだっていうのは、あの、科学的な、そういう時に他の人にとってさほど重要な情報ではないので、そういうふうなことは、えー、ノートはこういうものでしたというふうなのを写真を撮って、そのレポートに載せるふうなことは無いと思います』

と怒ったのです。


ですが、山中博士は、学生に指導するときに、

『ただ、それをチェックする方は大変』で、『それをチェックする人をちゃんと雇用する必要がありますから』、『やはりこの機構の中ではそういうチェックをする支援員の方の雇用まで含めて、きちっとした対応、やはり予防というのが一番いいことだ』から、

私のような、ノーベル賞受賞者がマラソンしたりして研究費を稼がなきゃならないような日本の研究環境は、世界の笑いものですよ。

とおっしゃっているのです。


本当に冗談じゃありません!


それから、山中博士は、最初の資料説明で、こうもおっしゃっています。↓

 ※    ※    ※

〔008〕
(前略)

イノベーションというのは、やはり自由な発想、柔軟な発想が必要でありまして、イノベーションを導くためには、私が与えられたように、若手、三十代、場合によっては二十代の若手に独立のチャンスを与える。

そして、そういった若手に、欧米に匹敵するような研究環境、建物を含めた研究環境、また研究費。

私が奈良にいたときは、自分自身の研究費というのは科研費の二百万円くらいがあっただけでございますが、奈良先端の方から支援をしていただいて、一千万円以上の研究費が当初から使えたわけであります。また、それだけでは人というのは雇えないんですが、大学から数名の技術員や学生をつけてもらった。

それによって、小さいけれども、自分自身の独立した研究室を持てたというのが、こういったイノベーションにつながりました。


しかし、この独立というのは非常に注意しなければならない点があります。

独立させてほったらかしにするというのは非常に危険であります。

私もそうでありましたが、

三十代の研究者というのは、実験の方法については一生懸命それまでやってきて上手になっていると思うんですが、それ以外のさまざまな点についてはまだまだ未熟な人間であります。


したがいまして、私も奈良でしていただきましたが、独立後も、シニアな研究者から、研究室の運営をどうするか、学生とか技術員、さまざまなトラブルもどうしても生じますので、どういった運営をするか、そして、生命倫理や研究倫理や利益相反等に対してきちっとした、独立後も継続した若手研究者の教育を行う、そういうシステムが必要であります。

これを大学単位でやるのか国単位でやるのかということは、効率から考えると、国単位でやっていく方がいいんじゃないかという気もしております。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ いかがですか?

小保方博士は、山中博士のおっしゃる

若い『研究者というのは、実験の方法については一生懸命それまでやってきて上手になっていると思うんですが、それ以外のさまざまな点についてはまだまだ未熟な人間であります』

という発言そのままじゃないですか。

だから、指導者を十分雇えるような予算を付けて育ててやってほしいとおっしゃっているのです。


小保方博士といえば、こんな状態だったのですよ。↓

 ※    ※    ※

 【『2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての記者会見』より】
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

【55:52 ヤノ氏】
 それとじゃあ、もう1つお願いします。あの、小保方さん、あの、今回の実験を長い期間真剣に取り組んできたと、一生懸命取り組んでこられたと思うんですけれども、何故このような状況に、あのなってしまったのか、ご自身でどのように分析されているかと、それから、あの、もし今生じている疑義は、えっと今回の不服申立てをきっかけに、晴らすことが出来るとお考えでしょうか。

【56:21 小保方さん】
 まず、あの、まず最初に、本当にこのようなことになってしまったことに、あの繰り返しにはなりますが、お詫びをさせて下さい。申し訳ありません。

ただ、そうですね、私は学生の頃から、いろんな研究室を渡り歩いてきて、研究の仕方がかなり自己流で、ここまで走ってきてしまった、という点は、私の本当に、不勉強であり、非常に私の未熟さで、本当に情けなく思っております。

 ただ、そうですね、今回の疑義に関しましては、その、第三者的な観点からの証明ということを、今、あの、弁護士の先生方に協力して頂いておりますので、晴らすことが出来ると信じております。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ それを何ですか!

マスコミは、山中博士からの小保方博士のような若くて優秀な研究者に対する温かく、きびしいエールを、

180°ひん曲げて!

小保方博士を潰すための手段に使ったのです。

マスコミは、スポンサーである大企業様の味方の『構造改革真理教』の布教者でもありますからね。


小保方博士は、『2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての記者会見』において、このように責めたて続けられました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

↑ 実は、ノートに関する質疑の部分を抜き出したら、膨大な量になったので、引用は止めにしました。

あらためて読み直して、質問の多くがノートに関するものだったので、びっくりしました。

これらの部分は、なんども繰り返し放送されました。

もちろん、質問者の名前はカットされて!


というか、無知だから、ノートの質問しかできなかったのでしょうね。


うそつきはマスコミのはじまりです。

卑怯は、マスコミのはじまりです。

 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その58) 【ファイルSI 62】2014.02.19 

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【ファイルSI 62】2014.02.19 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その58)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その15)

STAP細胞は断固としてあります! 故笹井博士が命がけでSTAP細胞が存在しないと説明できない現象があると訴えておられた理由は全く反証されていません!

 前回からの続きです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55421432.html

↑ 前回は平成26年(2014)12月19日の記者会見における、検証委員会相澤チームリーダーによる発言と、同4月4日山中博士による国会衆議院国会委員会の参考人発言により、『ノートの存在でもって、科学論文の確度がきまるのではない』という論証を致しました。


(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

まず、毎回のように念を押しますが、2報のネイチャー論文における小保方博士の責任の範囲は、多能性マーカーの発光がみられたSTAP“様”細胞作製までで

(図中の青い線が、大まかな小保方博士と若山博士の研究範囲を示しています)

 
イメージ 1



それについては、ES細胞のコンタミ可能性が完全に排除された検証実験の環境下においても、小保方博士自身の手によって、また、この実験を行ったことが無かった丹羽副チームリーダーによっても成功がなしとげられました。


従って、これによって、小保方博士の研究不正を行う理由は、検証実験において、すべて消滅しました。

それで、STAP細胞が存在する可能性について具体的に論考いたします。


ネイチャー論文におけるような10の7乗個という大量な細胞はできませんでしたが、これは当時の小保方博士のNHK取材班の暴力によって負わされた右手の負傷、偉大な恩師である笹井博士の死という精神的なショック、相澤チームリーダーが異例の発言を行わざるをえないような酷い制約のある検証実験環境、そして、何者かによって、悪意の故意による研究妨害を目的としたES細胞コンタミがあった場合、その分大量の多能性を持った細胞が水増ししてできるのは当たり前ですから、当然の結果として、辻褄が合います。


いまだにSTAP細胞やSTAP幹細胞、IF幹細胞について、その傍証である図表について、検証委員会が難癖を付てきて、後出しジャンケンで小保方博士の研究不正を2点でっちあげましたが、あんなものは傍証ですからどうでもよいのです。

間違いなら、単なる間違いなので、その部分を取り消せばいいだけなのです。


要は、現時点において言えることは、

  ES細胞のコンタミの可能性が完全に排除された検証実験”において、多能性マーカーの緑色蛍光がみられる、STAP“様”細胞までは樹立できた(小保方博士における責任分野はクリアしたので、小保方博士が研究不正を行う根拠は消滅した)。


◆.優ぅ船磧赦席犬砲いては、若山博士が成功した実験であるが、STAP“様”細胞が実際に多能性を持つSTAP細胞であるという一番重要な証明であるキメラマウスの作成については、

理研が、当事者であり(研究不正は認められなかった)、その分野における世界的第一人者である若山博士に検証実験の参加要請を行ったが、それが拒絶されたので、不慣れな清成研究員が行い、実験は成功しなかった。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55396869.html
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418590.html

 STAP幹細胞、FI幹細胞の樹立は、ネイチャー論文においては、若山博士が成功した実験であるが、丹羽博士が行った。樹立できたSTAP“様”細胞が少なかったこともあり、この検証実験は成功しなかった。

ただし、TS幹細胞を培養する培地で作成したFI幹細胞を胎盤胞に注入するキメラマウスの実験によって、胎仔、胎盤、卵黄幕内胚葉に細胞貢献したという、それぞれが緑色蛍光を発したネイチャー誌レター論文画像が厳然として存在する。


つまり、,実証され、が存在するということは、論理的に△存在するという可能性は消滅していないのです。


これは、,砲弔い討癲↓△砲弔い討癲↓についても、理化学研究所が検証実験において、成功したとしても、完全に第三者の追試が成功しなければSTAP細胞の証明なされないため、今の時点でSTAP細胞については、故笹井博士の言葉を借りると、依然として『STAP現象は現在最も有力な仮説と考える』という段階でとどまったままだということになるのですね。


ですから、調査委員会も検証実験も不要で、ましてや笹井博士を死に至らしめた連中は極めて悪質かつ、その責任は重大であると言えるでしょう。

小保方博士には、あんなに騒がれず、そっと、さらなるSTAP細胞の研究をなさっていただいたら、今頃は、どんな素晴らしい成果が上がっていたかと思うと、私は、悔しくて、残念でなりません。


先ず,砲弔い童‐擇靴討澆泙靴腓Α


それで、これが細胞の死滅に際して見られる緑色発光は自家蛍光でないことは、故笹井博士がすでに4月16日の記者会見において、論証なさっています。


2014年4月16日における笹井博士の記者会見資料を見れば、一目瞭然です。↓


 ※    ※    ※

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

A) ライブ・セル・イメージング(顕微鏡ムービー)

10以上の視野を同時に観察できる自動的に撮影し、

人為的なデータ操作は実質上不可能

GFPは死細胞の自家蛍光とは別(FACSでも確認)


Oct4‐GFP を発現しない分散したリンパ球からOct4‐GFPを発現するSTAP細胞特有の細胞塊が形成


B) 特徴ある細胞の性質

リンパ球やES細胞よりSTAP細胞はさらに小型サイズの特殊な細胞

遺伝子発現パターンやの詳細解析でも、STAP細胞は、ES細胞や他の幹細胞とも一致せず

ES細胞は、増殖能は高く、分散培養可能; 一方、STAP細胞は増殖能が低く、分散培養不可


ネット上のオリジナル画像からスクリーンショットにより上記について書かれた部分の画像を示します。↓


 
イメージ 2



 ※    ※    ※

ということで、この分野の世界最高峰の学者でいらっしゃった、笹井博士が、細胞の自家発光である可能性を実験中に疑わなかったはずがなく、そういった配慮の下、行われた実験、観察が、自家発光であるわけがないのです。


A) ライブ・セル・イメージング(顕微鏡ムービー)や、FACSによって、笹井博士の目でも自家発光ではない、STAP“様”細胞の樹立は確認され、


B) の特徴あるSTAP細胞の性質については、検証実験で同じ形態の物が出来たという証言を、記者会見において、丹羽チームリーダーがなさっています(おそらくは、小保方博士も検証実験において確認なさったはずです)。ですからこれもクリアです↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388859.html

故笹井博士は、当然、まずES細胞のコンタミについて、素人に言われるまでも無く、まっ先にその可能性について検討されていたのです。これは、iPS細胞の山中博士と同様です。

世界トップラスで、超一流の学者であられた、故笹井博士が気付かなかった、細胞の自家発光やES細胞のコンタミに、自分が気付いたと、大はしゃぎしている素人を観ていると、本当に無知ほど強いものはないなあ!とほとほと感心してしまいます。

こういう連中が、歴史を通じて、どれだけ多くの尊く偉大な頭脳を、そして精神を死に追いやったのかを考えると、本当に背筋が凍りつきます。


しかしながら、ES細胞のコンタミがあったとしても、そして、ES細胞にTS細胞が掛け合わさることは不可能であるから、それによって胎盤を形成し、光らせることは不可能だと、故笹井博士はおっしゃっていたのです。↓


C) 胚盤胞の細胞注入実験(キメラマウス実験)の結果

ES細胞、TS細胞の混ざり物では

細胞接着が上手く行かず1つの細胞塊にならない


ES細胞と異なり、分散した細胞ではキメラを作らない

↓ 胚盤胞注入

胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献

( 細胞 細胞の混入では起こり得ない)↓


 
イメージ 3



「一個人の人為的な操作」が困難である確度の高いデータのみを見ても

 Oct4‐GFPを発現しない脾臓の血球系細胞からOct4‐GFPを発現する「他の細胞では知られていない」形質を持った小型細胞の塊が生じること

∽徊Δ悗涼軻気譴榛挧Δ旅弩イ蓮ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい ↓


 
イメージ 4






´△鯏貪に考えるのに、STAP現象は現在最も有力な仮説と考える





今後の理研でのSTAP現象の確実な立証には、´△慮従櫃鯱続的かつ統一的に、客観性の担保された状況下で第3者の研究者が実証することが非常に重要





↑   ↑   ↑(以上、故笹井博士が命がけで訴えた、STAP細胞の存在理由です)


上記による、笹井博士が、STAP現象の存在が無ければ説明がつかない理由というのは、今時点をもってしてなお、まったく毀損されていないのです。


調査委員会は残存するSTAP幹細胞や、データ、図表の解析によって、すべてのことがES細胞のコンタミによって説明がつくというとんでもない結論を導きましたが、

例え調査委員会が結論付けたように、何者かによって、研究妨害を目的とした故意によるES細胞混入(コンタミ)があったと仮定しても、


故笹井博士の説明では、ES細胞の混入が無い細胞の実験も厳然として存在していて、STAP細胞が樹立できたということは、実際にあったのだろうということになります。


テラトーマとかですね。あんなの関係ありません。検証実験記者会見における相澤チームリーダーのご発言で判断すれば、小保方博士による200回以上STAP“様”細胞はできたであろうことは、検証実験で証明されたのですが、

検証実験記者会見相澤チームリーダー発言より↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

200回以上STAP“様”細胞はできたとしても、何者かによる故意のES細胞のコンタミによる実験妨害が無ければ、STAP細胞はテラトーマ分析に必要な10の5乗個なんてオーダーで、できておらず、テラトーマ分析自体、存在しなかったはずですから、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55396869.html

テラトーマ分析は、できれば有力な傍証にはなりえますが、一番重要なのはキメラマウスの作成なのです。


ですから、要は、検証実験を受けて、STAP細胞が有るか、無いかという絶対的な分水嶺は、


 STAP“様”細胞が存在するということは検証実験で分かったが、そのSTAP“様”細胞が『STAP細胞』だという決定的な証明であるキメラマウスは出来るのか?

◆.譽拭赦席犬梁枷廚鮓蕕擦FI幹細胞の発生メカニズムはなにか?この説明はどうやったら可能なのか?


↑ これらの問題が、絶対的にあるから、これはSTAP細胞が存在しないと説明するのは完全に不可能だからと、笹井博士は2報とも論文撤回は大反対だったのです。


笹井博士は『STAP現象は現在最も有力な仮説と考える』って、表現なさいましたが、これって、科学者の世界では『ある』って言う意味なんですよ。

奥様の青山千春博士とメタンハイドレート資源化の研究開発実用化に尽力されている独立総合研究所所長の青山繁晴さんが同じことをおっしゃっておられました。


でも、故笹井博士は、小保方博士より先に、論文撤回を認めたんじゃないの?と皆さんは言われるかもしれませんが、

例の毎日新聞科学環境部の須田桃子氏が小保方博士の誹謗中傷目的で書いたはずの『捏造の科学者 STAP細胞事件』のP94に、笹井氏からのメールだということで、怪我の功名で書き残してありますから、引用しますね。↓


 ※    ※    ※(カッコ内の※注は原文のママ)

でも、私自身は、そんななかで小保方さんや研究所の若手にこれからも受けるべき分を超えたマイナスが続くなら、純粋にpolitical(※政治的)な理由でのretraction(※撤回)もやむを得ないというセンターとしての思いもあります。


 ※    ※    ※(引用終わり)

この本は、著者の引用の仕方が舌っ足らずで、切り貼りの間に自分の勝手な解釈を書き込んでいるもんですからどこからが須田氏の意見なのか分かりにくく、結局小保方博士を捏造不正研究者と決めつけたいという強力な意思だけが異様な迫力でもって悪意の文章に満ちているんですけど、結局取材源が何を言っているのか伝わってこないんですよ。

笹井博士のメールとやらが、その断片から、とても誠実なものだということは、分かるんですが、送った相手が自分の都合の良いように文章を切り貼りする不誠実な人ですから、笹井博士はもう、これは交通事故みたいな災難としか言いようがありません。

この人の本は、テラトーマのことばかり鬼の首を取ったかのように出てきます。検証実験でも、STAP細胞がテラトーマの作成に必要な10の5乗といったオーダーで出来なかったから、多能性を持つSTAP細胞が出来たかは、キメラマウス作成で確認しようとしたのですよ。

それを、テラトーマの分析が出来なければ、もう他にSTAP細胞の多能性が証明できないかのように書いてあるのです。


この笹井博士のメールの断片で分かるのは、

つまり、笹井博士としては、科学的には絶対に2報のネイチャー論文の撤回は反対だけれど、副センター長の立場上、『純粋にpolitical(※政治的)な理由でのretraction(※撤回)もやむを得ない』とおっしゃっておられたのです。


笹井博士は、科学者として、STAP細胞はあると確信したまま旅立たれたのです。

科学的には笹井博士は勝利を確信しておられたのです。


しかしながら、武運つたなく、学会内のどろどろした政治に敗れたのです。

そもそもES細胞が意図的に研究妨害を目的に混入されたとして、その犯人は小保方博士、若山博士、笹井博士、始め共同執筆者全員以外に決まっているのですが、小保方博士が不正を行ったとされているのは、とどのつまりは、キメラマウスが若山先生の手によって出来たと共同執筆者の全員が思ったからですよ!


それと、何者かによって行われたES細胞の悪意による研究妨害を目的とした意図的なコンタミに引きずられた形で、いろんなミスが起きたのです。


ところがですね。膨大な英文の論文をとりまとめて書いたり、画像やグラフや図表を作って入れたりする膨大な雑務は、どうやら殆どが小保方博士に押し付けられていたらしいのです。


若山博士の研究分担でも、最終的に小保方博士がそれらの雑務をさせられたので、その雑務でミスったことが、全部小保方博士の責任になっているのです!


12月26日に理研によって発表された外部委員による調査報告書にちゃんと書いてありますから現物を見てください!これを書いた人は、自分で自分を恥ずかしいと思わなかったのでしょうか?↓

 調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※)
http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

※   ※   ※

 P30より

第三は、論文の図表の取り違え、図の作成過程での不適切な操作、実験機器の操作や実験法の初歩的な間違いなど、過失が非常に多いという問題である。これも、図の作成や実験を行った小保方氏の責任と考えられる。

【ネット上のオリジナルのスクリーンショット画像↓】


 
イメージ 5



 ※   ※   ※(以上引用終わり)

↑冗談じゃありません、これでミスが出ないほうが、おかしいのです。

これって、明らかなパワハラですよ!

労働基準監督署の所管の問題で、科学の問題ではありません。


さらに言えば、これらのミスがあったとしても、今のところSTAP細胞の存在という結論の根幹は、微塵も揺いていないので、不正だとか、論文撤回などと言う馬鹿げたものの介在する寸分の余地もないのです!

 

それにしても、『人格・識見において数段優れている人間』を『人格・識見において数段劣っている人間』が裁くとはね。

まったくもって、中世の魔女裁判ですね。

こういうのを『愚衆民主主義』というのです。

科学の問題は科学の問題です。


民主主義は政治の問題です。

その区別がつかない人だらけなのですね。

それだったら、一般相対性理論が正しいかどうか、国民投票で決めてくださいよ。

本当に馬鹿に付ける薬はありません。


 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その59) 【ファイルSI 63】2014.02.21 

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【ファイルSI 63】2014.02.21 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その59)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その16)

渡辺調査委員会(石井委員長は自らの論文不正疑義によって退任)でも、外部による桂調査委員会でも、光る胎盤画像を不正判定できなかった理由。

 前回からの続きです。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55427199.html

↑ 前回は、STAP細胞は断固としてある。故笹井博士が命がけでSTAP細胞が存在しないと説明できない現象があると訴えておられた根拠は全く反証されていないということを論証いたしました。

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

まず、毎回のように念を押しますが、2報のネイチャー論文における小保方博士の責任の範囲は、多能性マーカーの発光がみられたSTAP“様”細胞作製までです。

(図中の青い線が、大まかな小保方博士と若山博士の研究範囲を示しています)


 
イメージ 1



調査報告書では、ES細胞のコンタミ云々というできそこないの推理小説みたいな文章がだらだらと書き連ねてありますが、こんなもの読まなくても結構!

(私は刑事告発とか刑事告訴とか馬鹿なこと言う人がいるので、一応読みましたけど)

というより、ESマウスのコンタミ犯人がいたとしたら、こういった、STAP研究妨害、及び原因究明の攪乱が目的ですから、目くらましのコンタミ混入にばかり注目すると、まんまと犯人の術中にはまることになります。

というか、私には、犯人と、理研は同じ穴の狢であるようにも思えるのですけどね。でなけりゃ理研はとっくにESコンタミ犯人を被疑者不詳で刑事告訴してますよ。

 

前回も書きましたが、重要なので繰り返します。

第一、ES細胞のコンタミがあったとしても、先の検証実験においてES細胞のコンタミの無いマウスでSTAP“様”細胞の樹立は成功しているのですよ。

 

私は、笹井博士が生前、何者かによる研究妨害を目的としたESマウスのコンタミの可能性に、気づいていらしたというような気がしてなりません。


そう考えないと、今回の一連の騒動は説明がつかないからです。

そして、それに釘を刺すような形で、ES細胞のコンタミがあったとしても、そして、ES細胞にTS細胞が掛け合わさることは不可能であるから、それによって胎盤を形成し、光らせることは不可能だと、故笹井博士はおっしゃっていたのです。


そういった意味では、笹井博士の本当の遺書は、この資料だったのではないかと私は思います。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

C) 胚盤胞の細胞注入実験(キメラマウス実験)の結果

ES細胞、TS細胞の混ざり物では

細胞接着が上手く行かず1つの細胞塊にならない

ES細胞と異なり、分散した細胞ではキメラを作らない

↓ 胚盤胞注入

胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献

( 細胞 細胞の混入では起こり得ない)↓


 
イメージ 2



胚盤胞への注入された細胞の貢献は、ES細胞やTS細胞では説明できない特別な多能性の表現型を示し、また内部細胞塊や桑実胚の細胞とも考えにくい。

↑   ↑   ↑

(以上、故笹井博士が命がけで訴えた、STAP細胞の存在理由の一つです)


ES細胞によるコンタミで全部説明がつくのなら、結論を出さず流会して、とっとと調査委員会は、「『理研は兵庫県警に対して、刑事告訴をせよ』と勧告しなさいよ」って話ですから、考えても無駄です。


しかも、ES細胞コンタミについては、不正判定はされなかったのですから。どうでもいいのです。

ES細胞のコンタミで全部STAP細胞は無かったと説明が付くなら、それに引きずられて生じた枝葉末節のミスをあげつらって、小保方博士を不正研究者呼ばわりするのは、それはほとんど犯罪行為に等しいのです。


それで、FI幹細胞が、胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献し、その結果多能性マーカーの緑色蛍光が認められたという画像がある以上、

例え、何者かの悪意によるES細胞のコンタミがあったとしても、


コンタミの無い細胞によってSTAP細胞の樹立、FI幹細胞の実在の大きな可能性は残っているのです。


実は、渡辺調査委員会(石井委員長は自らの論文不正疑義によって退任)においても、外部による桂調査委員会においても、小保方博士も若山博士も含めて、共同執筆者全員、不正認定されなかったのです。


少なくともこれは残ったままの問題なのです。


ところが、調査委員会の下した結論はこうです。


調査報告書(全文)(2014年12月26日修正※、2015年1月8日修正※、2015年1月23日修正※)

http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

 STAP細胞はES細胞が混入したものとほぼ断定しても良い。


↑ じゃあ、検証実験でできたSTAP“様”細胞は一体何?

それで、何者かがES細胞の意図的な混入による研究妨害をした。

ということならば、研究不正以前の大犯罪です。


これは調査委員会の範疇ではなくて警察が介入すべき刑事事件です。

ところが、理研も調査委員会もこれをつつきたくないのは明白なんですよ。


だから、とうてい研究不正などに当たるわけがない小保方博士のミスをフレームアップして、小保方博士だけをトカゲの尻尾切りをして、誤魔化そうとしているのです。


それで、光る胎盤については、一応重要なので、『不正の疑義がある』という印象操作のためにダミーとして因縁をつけています。


因縁は付けるけれど、不正判定はしません。不正判定すると、それについて、詳細に吟味され、訴訟提起の俎上に上る可能性も出てくるので、それは藪蛇なのです。


光る胎盤についての疑義、まるでこれらがインチキだったかのような印象操作は


◆)槓検~32ページにもわたる文中のP21に目立たないように書かれています。一般人はこんなもんちゃんと読みませんよ。

ただ、STAP現象は無かった!という嘘をばらまきたい、その記事を書いて自分のキャリアをステップアップさせたい、あわよくば、それでもって本を出版して印税の小銭稼ぎをしたいという記者や、自称サイエンスライターとやらは読みます。


桂調査委員会のSTAP細胞由来のキメラ胎児の調査は2点です。

まず1点目から。


4)Letter Extended Data Fig.1a について


【注:ネイチャー誌掲載の、この画像のことです】↓

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_SF1.html

 
イメージ 3



a, Chimaeric mouse with STAP cells derived from CD45+ cells of B6GFP × 129/Sv mice (B6GFP, C57BL/6 line with cag-gfp transgene). Arrows indicate a placenta and a yolk sac.


・2N キメラの写真ではなく、Article Extended Data Fig.7d と同じ 4N キメラ胎児胚の写真の疑いがある点(論文撤回理由 2)(これについては、2014 年 5 月 10 日に著者から報告、5 月 21 日に報道されている)


ネイチャー誌の原文はこうです。↓

http://www.nature.com/nature/journal/v511/n7507/full/nature13598.html

(2) Extended Data Fig. 7d in the Article and Extended Data Fig. 1a in the Letter are different images of the same embryo and not, as indicated in the legends, a diploid chimaera embryo and tetraploid chimaera embryo.

↑ 確かにそう書いてあるようです。


【注:↑ これってまだ若山研の外から持ち込まれたとマウスだと若山博士が勇み足で主張していた頃の報告でしょ?5月の報告報道って、日経サイエンス9月号の古田彩氏の記事によると、『5月の時点では、理研は若山氏に論文撤回まで遺伝子解析の結果を公表しないように求めており、竹市雅俊CDBセンター長、笹井芳樹福センター長がこの項目の掲載に反対』ってありますよ。それがそのまま残ったんじゃないのですか?】

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418453.html

【注:↑ もしこれが本当だとしても、レター論文全体の撤回などせずに、この写真を撤回すればいいだけの話です。】



・ この写真で胚の一部を胎盤と誤同定している可能性がある点

(調査結果)

4N キメラ胚であることは、マウス胚撮影に用いた PC に残存する写真(2011 年 11 月 28日撮影)と若山氏の実験ノートから確認できた。論文の図の説明には 2 つの矢印があって、胎盤と卵黄嚢とされているが、

専門家の意見によれば 2 つとも卵黄嚢である可能性が高い。


【注:↑!!!!『専門家の意見によれば 2 つとも卵黄嚢である可能性が高い。』!!!!って何?その専門家って誰?

具体的な名前が書けない程、貧相な専門家ですか?

ひょっとして、九州大学の中山 敬一博士じゃないでしょうね?


世界的な超一流の科学者で、その訃報に接してネイチャーが追悼文を出すほどの『2011年には自然な発生過程を試験管内で再現し、ES細胞から立体的な目の組織を作り、世界を驚かせた』というノーベル賞級の研究他幾多の業績を残した、笹井芳樹博士というその分野の世界でもトップクラスの超一流の専門家ですか?↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55260741.html

『毎日新聞 2014年09月12日 22時16分(最終更新 09月12日 22時49分)によると』

http://mainichi.jp/select/news/20140913k0000m040136000c.html

その笹井博士との共同研究を元にして、『iPS細胞(人工多能性幹細胞)の登場から8年、iPS細胞から作った細胞が12日、世界で初めて患者に移植された。高橋政代・プロジェクトリーダーは大阪府豊中市出身。昨年末、英科学誌ネイチャーが発表した「2014年に注目すべき5人」の1人に選ばれている』という成果が生まれたんでしょ?

ノーベル賞級の研究他幾多の業績を残した、超一流の専門家の笹井芳樹博士は、『 2 つとも卵黄嚢である可能性』なんて認めていませんでしたよ。若山教授が焦って発表しようとして、実際に発表してしまったこの分析の発表を、笹井博士は、竹市センター長とともに反対したんでしょ?


笹井博士の『2011年には自然な発生過程を試験管内で再現し、ES細胞から立体的な目の組織を作り、世界を驚かせた』ことがノーベル賞級の研究の研究であることは、例えば、小保方博士の誹謗中傷本である毎日新聞科学環境部の須田桃子氏の著述『捏造の科学者 STAP細胞事件』P10に書かれているSTAP論文発表の内容を事前にメールで尋ねた笹井博士の返信でも、でも垣間見ることが出来ます。↓

『笹井の眼杯くらいのインパクトである話ですら、箝口令はしかなかったわけで、トップクラスのネタをいつも提供するCDBでも特に特に「スペシャル」だということがわかりますよね。それ以上は、絶対に申し上げる訳にはいきません』

↑笹井博士の『眼杯』の研究発表に際して、CDBが箝口令をしかなかったのは、ただ単にそれがSTAP細胞より、『眼杯』の研究ほうが一般受けしないからなのであって、『眼杯』の研究は学術的にはノーベル賞が授与されて何ら不思議が無い立派な業績です。それを笹井博士が謙遜しているだけです。

それをいうなら、下村博士がオワンクラゲGFPを発見した際に、記者会見なんて行われたんですかね?私は今回このSTAPという現象について調べれば調べるほど下村博士の『GFP発見』という業績の偉大さが実感できたのですが、普通の人はそんなこと思っていませんよね?


STAP現象が実在すれば、間違いなく超ノーベル賞級の研究で、『2011年には自然な発生過程を試験管内で再現し、ES細胞から立体的な目の組織を作り、世界を驚かせた』という研究は、それに匹敵する研究なのです。


『専門家の意見によれば 2 つとも卵黄嚢である可能性が高い』って科学なんですか?

こんなもんで、STAP研究が全てインチキだって決めつけることが出来るんですか?

気は確かですか?


だったら、

『東京大学法学部政治学科・東京大学法学部公法学科卒の衆議院議員で文部大臣(第116代)、労働大臣(第59代)、法務大臣(第79・80代)、総務大臣(第10代)、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、民主党副代表等を歴任した裁判官訴追委員会委員長という日本でもトップクラスの本職の政治家=政治の専門家(のはず?)である鳩山邦夫氏の意見によれば、鳩山邦夫氏の友達の友達はアルカイダだった可能性が高い』っていう論理は成り立ちますよね?


それで、

検証委員会によるこの画像の

(評価)↓

2N キメラか 4N キメラかは、論文の重要な論点とは考えられず、過失による可能性が高いと判断した。STAP 細胞の胎盤への寄与は、Letter の論点として重要であり、研究の価値を高めるために強引に胎盤と断定した可能性があるが、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。


↑【注:『調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない』って、研究不正とは認めたら、調査結果が精査されて、ウソがばれて、その信用が大きく揺らぐからじゃないの?】


2点目です。P21

5)Letter Fig.1a、1b について

・ Letter Fig.1a と同 Fig.1b が酷似しており、1a は ES 細胞のキメラではなく STAP 細胞由来のキメラと思われる点(論文撤回理由 1)


レター論文の撤回理由の当該部分を確認しますと、↓

http://www.nature.com/nature/journal/v511/n7507/full/nature13599.html

(1) Figure 1a and b in the Letter both show embryos generated from STAP cells, not a comparison of ES- and STAP-derived chimaeric embryos, as indicated in the legend.


↑ 確かにそう書いてあるようです。

↑ でも、両方ともES細胞だからSTAP細胞がないのにあるというように改ざんしたのなら、だから不味いというのなら、話は分かりますよ。


でも、どちらともSTAP細胞ならば、STAP細胞が存在するのは事実で、それに由来するFI幹細胞ができて、それが胎盤形勢に寄与するという、ES細胞やiPS細胞より進んだ初期化がみられるという世紀の大発見は存在したということでしょ?

 

ES細胞からは、胎盤が作れないことは、科学的に知られている常識ですから、Letter Fig.1aを取り下げればいいだけの話じゃないですか!


これって、若山博士が書いた文章ですよ。若山博士にはかなりの脅迫があると私は思っています。そうでなけりゃ、『世界の若山』が、こんな馬鹿な理由で論文撤回なんてしません。

こう書けと脅迫した人物もしくは組織がいるはずです。


調査委員会はこう説明します。↓

Letter Fig.1a は、論文では胎盤の GFP 蛍光像の長時間露光像と説明されているが、コントラスト補正をしても左右のシグナルに差異が見られず、長時間露光像ではない可能性がある点(論文撤回理由 3)

原文はこうです。

http://www.nature.com/nature/journal/v511/n7507/full/nature13599.html

(3) There is an erroneous description in Fig. 1a in the Letter. The right panel of Fig. 1a is not a ‘long exposure’ image at the camera level but a digitally enhanced one.

(調査結果)

Letter Fig.1a が同 Fig.1b と同様に STAP 細胞由来のキメラである点は、蛍光顕微鏡21付属のハードディスクに残存する写真(2012 年 7 月 17 日撮影)と若山氏のメモにより確認した。長時間露光の写真はハードディスクに存在しなかったので、論文のこの記述は誤りと考えられる。一方で、デジタル的に増感させた痕跡も確認できなかった。


↑ これが、一番有名な胎児と胎盤の画像についての調査委員会の認識です。


では、これについて検証しましょう。

5)Letter Fig.1a、1b について

こういうのはNature論文の原典に当たらなければなりません。一切の改変なしにオリジナルをスクリーンショットでコピペしたこの画像です。

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
イメージ 4



↑a中央の画像をデジタル増感して無理やり胎盤を光らせたらこうなった。↓


 
イメージ 5



【↑ ES細胞とネイチャー誌に発表掲載されたa中央画像(b中央画像と同じSTAP細胞だと若山博士が不可解なネイチャー誌レター論文撤回理由として挙げ、さらに調査委員会から難癖付けられたもの)を、眼とろん星人がデジタル増感させたもの:無理やり胎盤に露光を画像bとあわせたので、胎児が白飛びして細部が潰れていて、背景も明るくなり、画像全体がノイズで荒れている】


b中央の写真(STAP細胞の写真=未加工)


 
イメージ 6



『Letter Fig.1a と同 Fig.1b が酷似しており』って、

胎盤の光り方も、胎盤の形も全然似てませんけど!これのどこが酷似してるんですか?

aとb、これのどこが同じSTAP由来のキメラ胎児なのですか?


画像aをデジタル増感して無理やり画像bと同程度に胎盤を光らせたら露光オーバーで胎児が真っ白く潰れるんですよ!

もし、調査委員会がいうように、画像aが十分な長時間露光を行っていなかったとしたら、

画像b同様胎盤が光のるのに十分なほどの長時間露光を行えば、私がデジタル増感した写真同様(無理なデジタル増感とは違って長時間露光なら画像のノイズは生じませんが)、胎児は、露光オーバーで真っ白く潰れ、背景も明るくならなければおかしいのです。

私は暗い水族館でノーストロボ写真を撮る際に、この問題、すなわち、露光時間や増感の問題、特に露光オーバーによる白飛びの問題と常時直面せざるを得ないので、この写真を見た瞬間に、おかしいと感じました。


画像aが、このように真っ白く潰れていない以上、

画像aが、画像bと同程度の長時間露光を行った証拠です。これにより写真aは、胎盤が光らないES細胞だということが分かります。

デジタル無理な増感処理で、画像aの胎盤が光ったのは、胎盤自体の多能性マーカーの緑色蛍光ではなく、胎児の蛍光の反射光だと考えられるのでした。


それ以前に、そもそも、

aとbが同じSTAP由来のキメラ胎児だとして、aもbもSTAP細胞なんだから、STAP細胞によって胎盤が光るという結果は画像bによって、存在するのだから、STAP現象は存在は証明されているじゃありませんか。

STAP 細胞由来のFI幹細胞(FIステムセル)によって得られたキメラマウスの胎児と胎盤が光ったという実験結果は揺るがないわけですよね。

これは、ES細胞や、iPS細胞では見られない、より初期化が進んだ未知の物質の画像なのであって、ましてや、ES細胞、TS細胞の混ざり物では細胞接着が上手く行かず1つの細胞塊にならないわけですから、この画像は、STAP細胞が存在する厳然たる証拠の一つなのです。


Letter Fig.1bのネイチャー誌画像。


 
イメージ 7



↑【これはES細胞の混入では得られない結果ですよね。だから故笹井博士は、このことをもって、自らの命をかけて、STAP現象が存在しないと説明できないとおっしゃっておられたのです】


aの、『ES細胞なら胎盤が光らない』

ということは、今の科学の知見では常識ですから、いまさらこんな画像は載せる必要はなかったのです。

bの画像。これだけ掲載していれば、最初から問題が無かった。この問題は依然として残ったままなのです。


若山博士が何故、この画像を上記事情により、ネイチャー誌レター論文の撤回理由にあげたのか私には全く理解が出来ません。


もし、今回の桂調査委員会がその公平性を担保するために、第三者の有識者によって構成されたのなら、むしろ、若山博士の撤回理由は筋が通らないから、理化学研修所がなんらかの圧力を若山博士にかけたのではないかという、強い疑念を表明しなければならないのです。

そうしなければ、桂調査委員会の存在価値が喪失するのです。


ところが、そうしなかったのは、若山博士自ら間違いだったと撤回している事実による予断があったというよりも、

そもそもこの調査委員会なるものが、理研の決定にお墨付きを与える単なるアリバイ証明機関であるからなのでしょう。

それゆえ、これを不正判定すれば、笹井博士のSTAP存在理由が目立ってしまうので、当然の落としどころとして『研究不正とは認められない』という結論が予定調和的に導き出されたわけなのでした。


そして、故笹井博士は、画像a、bがともにSTAP由来のキメラ胎児だという理由で若山博士が、理研から『“取り下げ”勧告』がなされていないレター論文をも『撤回』しようとなさったのは、絶対に間違いだと反対しておられたのです。


笹井博士は、科学者の良心を持って、この理由によるレター論文撤回は絶対に反対でしたが、↓


『でも、私自身は、そんななかで小保方さんや研究所の若手にこれからも受けるべき分を超えたマイナスが続くなら、純粋にpolitical(※政治的)な理由でのretraction(※撤回)もやむを得ないというセンターとしての思いもあります』

【毎日新聞科学環境部 須田桃子著『捏造の科学者 STAP細胞事件』P94より】

↑ という政治的な理由で撤回に賛成なさったのです。


しかしながら、その結果、小保方博士がユニットリーダとしての責任を自覚されており、自分自身の研究成果であり、『“取り下げ”勧告』を受けたアーティクル論文だけではなく、若山博士の研究成果であり、『“取り下げ”勧告』を受けていないレターをも含めた二報の論文の“撤回”について、科学のために、正しく、勇敢に拒み続けていたにもかかわらず、

その勇気ある小保方博士のハシゴを外した格好になったわけですから、笹井博士の科学的良心は引き裂かれるような思いだったに違いないのです。

いったい誰がこんな残酷なことをしたのでしょう?


調査委員会の結論がこうです。↓

(評価)

誤りであることは確実である。STAP 細胞の胎盤への寄与は Letter の論点として重要であり、研究の価値を高めるために強引に胎盤と断定した可能性があるが、悪意であったと認定することはできず、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。


↑ 調査委員会は、苦し紛れに、ごにょごにょとわざと分かりにくく書いていますが、つまり、分かりやすい日本語に直せば、こう言っているのです。↓


STAP細胞の胎盤寄与は画像bが決定的な証拠である。

調査委員会としても、さすがに、そこにはイチャモンがつけられない。

それで、理研もしくはそれよりもっと上から若山博士に圧力がかかり、ES細胞だとされている画像aも同じSTAP細胞の画像だという偽りの理由でもってネイチャー誌レター論文の撤回に追い込まれた。

それに相乗りして、調査委員会もこれを疑義ありとして調査した。

STAP細胞の胎盤の寄与は画像bが決定的な証拠だというが、それと比較対照する、画像bがaと同一のSTAP細胞なのに、ES細胞だと重大な誤認があった以上、画像bの証拠も疑わしいもんだ!だからSTAP細胞は、STAP細胞由来のFI幹細胞によるキメラマウスの樹立の証拠的価値を失った。


だけど、これを不正と判定すると、STAP細胞の胎盤寄与は画像bが決定的な証拠であるであるということが目だって藪蛇だから、『研究不正とは認められない』ことにしてやるからありがたく思え。


↑ 本当に、理屈のつけ方がアクロバティックなのですが、その論理の組み立てが幼稚すぎて、呆れ返ってしまいます。


いいですか?この画像は、『STAP細胞がES細胞やiPS細胞には不可能な、胎盤形成に寄与することが出来る、より進んだ初期化をもたらす、未知の細胞であるメルクマールなのです!

これを、『STAP 細胞の胎盤への寄与は Letter の論点として重要であり、研究の価値を高めるために強引に胎盤と断定した可能性があるが』って、正気の沙汰とは思えません。

画像aが長時間露光していないが故のSTAP細胞なら、STAP細胞は画像a、bによって、存在が証明されるわけだし、

画像aがSTAP細胞であるにもかかわらず、長時間露光を怠ったため、ES細胞と誤認したのだと断罪するのだったら、悪意による不正ねつ造か、もしくは、『科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)第2条2項の この規程において「研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことによる、投稿論文等発表された研究成果の中に示されたデータや調査結果等の捏造、改ざん」』という「特定不正行為」にあたるではないですか?! ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55388859.html

どうして、もしそのデータが存在しなくても、STAP現象の存在の有無にはなんら影響を与えるものではない、STAP論文の結論を覆すに足りない、小保方博士の『疑義』とやらが、渡辺調査委員会とあわせて4つも不正判定されておきながら、このSTAP細胞由来のFI幹細胞が寄与したキメラマウスの胎盤蛍光という、レター論文の結論の根幹部分に関わる『疑義』によって、若山博士は不正と判定されないのですか?


わたしは小保方博士の4つも、若山博士のこれも、一切不正とは思わないのですが、あなた方の基準でなら、当然『不正行為』になるでしょ?じゃあ、小保方博士の4つの『不正』とやらは一体何なのですか?


本当にあなた方は、調査委員会委員に相応しい人格・識見を有する有識者なのですか?


これって、有識者以前に、そもそも、いっちょまえの大人のすることですか?


笹井博士が自死を選ばれたことについて、軽々に判断を下すことは間違いだと思いますが、笹井博士は共同研究者同士どうしに生じた不協和やもっと上の政治とのしがらみや利権屋の圧力の板挟みになっていたであろうことは間違いないでしょう。


それから、孤立無援の小保方博士にかかった不当な世間のバッシングに対し抗議することにより、彼女を庇おうという意味合いもあったでしょう。


ただ、笹井博士はこのような形で、無責任や報道や日頃科学に無関心でもあるにもかかわらず、科学に対する悪意を持つ組織的運動体によってゆがめられつつある、『科学の在り方が大きく毀損されている現在科学が直面している理不尽な状態に対し、怒りを持った異議申し立てをした』ということが大きな要因として挙げられると私は確信を持っています。


小保方博士が、あの若さで自らの科学的信念と良心に忠実に、あれだけ叩かれながら、主義主張を変えず、筋を通されたのは、まことに立派でした。


小保方博士。

貴女が記者会見でおっしゃっていた発言は絶対に正しい!こんな正しいことを、あれだけの劣悪な吊し上げの場で堂々と答えることができた小保方博士は本当に偉いかただと思います!↓

 ※    ※    ※

2014年4月9日の小保方晴子さんのSTAP細胞問題不服申し立ての記者会見質疑応答の動画より(文字起こし)
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54957420.html

(【01:07:21 TBS クサカベ氏】の論文撤回についての質問に答えて)

【小保方さん】

論文の撤回というのは、国際的には、その結論が完全な間違いであったというふうに国際的に発表することになると思います。

で、やはり一度、このばつ・・・、この結局撤回するということは、このオーサーが、この現象は完全に間違いですと世界に発表することになりますので、

やはり私は、この結論が正しい以上、そのことを世界に発表するというのは、正しい行為ではないのでないかと考えております。

 ※    ※    ※

↑ これは科学者の在り方と科学者の信念や良心にのみ従って判断すべきだということを端的に表現した百点満点の回答です。これだけ科学に対する正しい認識と覚悟を持たれている小保方博士を、これを理解できないような科学を論ずるに値しないような人間が、ノートだ、ミスだ、研究不正だと、まるで犯罪者扱いしているのですから、本当に狂気の沙汰です。

この若さで、このような科学の核心を理解した発言を毅然として発することができる小保方博士は、一流の科学者であることは間違いありません。


ES細胞のコンタミがあったというのならあったのでしょう。

たぶんあったと思います。


でもそれと同時にSTAP現象はあったと思います。

STAP現象がみつかってキメラマウスまでできて、


その研究を妨害し研究成果を闇に葬り去るために

何者かがES細胞マウスのコンタミを行った。


厳密に科学的に表現すると笹井博士がおっしゃっていた『STAP現象は現在最も有力な仮説と考える』という状況はなんら揺らいでいないのです。


本当にこれで、皆さんは、STAP細胞という、人類にとっての大きな宝の存在する可能性を放棄しますか?

政治に敗れてなお、科学者としての笹井博士が命がけで守ろうとしたSTAP細胞を、


小保方博士という稀有な才能を持った科学者を見捨てるとおっしゃるのですか?

発見できれば、日本人初の『女性ノーベル賞受賞者』が誕生するのですよ!

何が『女性の社会進出』ですか!

小保方博士に対して本当に酷い誹謗中傷をしている人に限って、女性だったりするんですよ。


ES細胞コンタミ犯人捜査は警察の仕事です。

STAP細胞の証明は、科学の仕事です。


私は『女性の敵』にも『日本の敵』にも『人類の敵』にも『科学の敵』にもなりたくありません。

世界の故笹井博士、世界の若山博士、世界のバカンティ博士、世界の丹羽博士、世界の大和博士、世界の相澤博士、それから、すでにノーベル賞を受賞されている世界の野依博士、笹井博士の業績に賛辞と敬意を持って、心からの弔辞を述べられたネイチャー誌のフィリップ・キャンベル編集長、3人の世界一流の学者の査読官、


そして最後に、あの細腕で、勇敢で健気に戦い続けておられる世界の小保方博士を私は誰よりも尊敬し信頼しています。


小保方博士に、そして戦いに倒れた故笹井博士に次の言葉を捧げます。


 時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には
 また理性が虚偽から
 その仮面を剥ぎとった暁に
 その時こそ正義の女神は
 その秤を平衡に保ちながら
 過去の賞罰の多くに
 そのところを変えることを
 要求するであろう

 When Time shall have softened passion and prejudice,
 when Reason shall have stripped the mask from misrepresentation,
 then Justice, holding evenly her scales, will require
 much of past censure and praise to change places.

      Radha binod Pal 1886~1967

 
 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その60) 【ファイルSI 64】2014.02.23 

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【ファイルSI 64】2014.02.23 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その60)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その17)

世界一のカメラ技術国、そして世界一の水準を持つカメラ撮影大国の日本で、カメラ音痴の科学者、政治家、マスメディアが、ノーベル賞級の天才科学者を死に追いやり、STAPという世界の誰もが待ち望んでいる『夢の多能性細胞』研究を叩き潰した!

STAP由来のTS細胞用培地で作成したFI幹細胞が、キメラマウスの胎盤形成に寄与したという画像が存在する以上、STAP細胞はあります!

 

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55429777.html

↑ 前回は、渡辺調査委員会(石井委員長は自らの論文不正疑義によって退任)でも、外部による桂調査委員会でも、光る胎盤画像を不正判定できなかった理由について考察論証いたしました。

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

前回は、全体を概説したため、記事が長くなり、論点が、ぼやけてしまいました。

今回は、STAPネイチャー誌のLetter 論文、Fig.1a、1b についてのみ、フォーカスを当てて論じ直します。

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
イメージ 1



↑ 実は、これがSTAP現象が厳然として存在するということを示した決定的な証拠画像で、故笹井博士が、2014年4月16日の記者会見において、STAP細胞が存在しなければ説明がつかない大きな理由の一つとして、御自身の生命をかけて、挙証されていました。↓

http://www3.riken.jp/stap/j/s3document1.pdf

 
イメージ 2



↑ これが、ノーベル賞クラスの業績を残された偉大な科学者笹井博士の命がけで残された遺書なのです!

我々は、笹井博士という世界の宝であった偉大な知性を死に追いやった以上、この事実を厳粛に受け止める義務と責任があります。


ところが、この画像は作成した若山博士自身によって、不可解な理由でもって、否定され、渡辺調査委員会から、“取り下げ勧告”が行われなかったLetter 論文自体の撤回という事態に発展しました。



その理由というのがこうです。

http://www.nature.com/nature/journal/v511/n7507/full/nature13599.html

(1) Figure 1a and b in the Letter both show embryos generated from STAP cells, not a comparison of ES- and STAP-derived chimaeric embryos, as indicated in the legend.

・ Letter Fig.1a と同 Fig.1b が酷似しており、1a は ES 細胞のキメラではなく STAP 細胞由来のキメラと思われる点(論文撤回理由 1)


http://www.nature.com/nature/journal/v511/n7507/full/nature13599.html

(3) There is an erroneous description in Fig. 1a in the Letter. The right panel of Fig. 1a is not a ‘long exposure’ image at the camera level but a digitally enhanced one.

・Letter Fig.1a は、論文では胎盤の GFP 蛍光像の長時間露光像と説明されているが、コントラスト補正をしても左右のシグナルに差異が見られず、長時間露光像ではない可能性がある点(論文撤回理由 3)


それでは、本当に上掲画像のaはES細胞ではなく、露光が不十分なSTAP細胞だったのでしょうか?


これは、普通のカメラやレンズの構造について、基本的な知識があれば、簡単に考察することが出来ます。

 

前回の記事では、画像abの、比較対象が容易に出来る胎児が写っている中央の画像の露光を基準にした考察でもって、画像aがES細胞であると論証いたしました。

なぜなら、右端のaの長時間露光(‘long exposure’ )と注記(legend)されている画像は、トリミングで胎児という比較対象がカットされているからです。


今回は、視点を変えて、トリミングによって、比較対象の胎児が写っていない、aの右端の画像について考察いたします。

それで、右端の長時間露光(‘long exposure’ )画像aが、実際に右端のbの画像と同様の露光時間で撮影したら、果たして、どういう画像が得られたか?

若山博士も桂調査委員会も、ごにょごにょと難しいことをいって、誤魔化しているのですが、

それは、以下の方法で、簡単に導くことが出来るのです!


 
イメージ 3



 ,泙此画像bの右端の胎盤の光り具合と合わせる形で、画像bの中央画像をデジタル増感します。


◆ー,豊,砲茲辰篤世蕕譴織妊献織訌矯僂濂菫bを胎児の光具合に合わせて中央画像aをデジタル増感します。


 に△茲辰篤世蕕譴織妊献織訌恐菫梁枷徂分だけが残るようにトリミングして、画像aの長時間露光写真として差し替えます。


↑ 上記の作業によって得られた、画像aを右端の長時間露光(‘long exposure’ )と注記(legend)されている画像と差し替えると、このような画像が出来ます。【一連の作業にあたって、コントラスト補正も加えています】↓


 
イメージ 4



私の解析は目視によるアバウトなものですが、この画像の正確な解析を行おうと思ったら、カメラ音痴の科学者ではなく、このキメラマウス撮影機材を製造したメーカーの技術者に調査分析させれば、高い精度を持った解析結果が得られるはずです。


それで、画像aについて、長時間露光を行う代わりに、同等のデジタル増感させた画像a右端胎盤を見ると、明らかに画像b右端胎盤のGFP蛍光とは異なります。


 .妊献織訌兇砲茲訥校嶇光画像aの胎盤光量が圧倒的に低いこと。それは、胎盤内部のGFPの光ではなく、長時間露光により高輝度になった胎児の蛍光の反射光を拾った光であるということを意味します。


◆´,蓮▲妊献織訌兇砲茲訥校嶇光画像aの胎盤の緑色光の青みが勝った色相が、胎児のそれに酷似していることによっても明白である。(画像bの胎盤は黄色みが勝っている)


´△砲茲辰董画像aが、GFP蛍光が発せられない胎盤を持つES細胞由来のものであることは、明らかです。


厳密を期するなら、その光の波長分析をしかるべき画像解析の専門機関に依頼すれば、画像aの胎盤の光が胎盤内部のGFPの蛍光発色によるものか、胎児の蛍光発色の反射光であるかは、簡単に判明します。


以上により、画像aは胎盤に対する形勢寄与能をもたない、ES細胞由来のキメラマウスだということが判明しました。


私の考察は、日本中にゴロゴロいる、ちょっとカメラに詳しい人なら誰でも理解できることです。


仮に、画像aがSTAP細胞由来のものだとしても、画像bはSTAP現象が存在する厳然とした証拠であることには変わりがないということの論証は前回行いましたので、ご参照ください。↓

 http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55429777.html

ですから、若山博士が、画像aも画像bと同じ、STAP細胞由来だとして、レター論文そのものを撤回したという行為は、全く合理性を欠き、奇怪千万なのです。


これをもって、私は『世界の若山』博士にそういった不合理な行動に至らしめる何らかの強い脅迫がなされているのだと考えます。


日本のカメラ製造技術は世界一です。どちらかというと、日本のプロカメラマンでは報道系はニコン、スポーツ系はキャノンが多いようですが、世界的に見て、大抵のプロカメラマンは、日本製の一眼レフを使っています。他にもソニー(旧コニカミノルタ系)、リコーイメージング(ペンタックス、リコー)、オリンパス等々、多士済々に亘るメーカーがしのぎを削っています。


ドイツのカメラなどは、レンズの描写力の独特の味わいとかいったちょっと機能とは違った面で、高価で大人のカメラという感じがして、それを好む愛好家がいますが、言ってはなんですが、いまだに真空管アンプを好むオーディオマニアみたいな感じがします。

ところが、Wikipediaのレンズメーカーの項目を見たら、

『ドイツ カール・ツァイス-現在新品で手に入る写真用交換レンズのほとんどコシナかソニーが製造している。』


つまり、カール・ツァイスのレンズは日本のメーカーにOEMで作ってもらっていて、ブランドのみで商売しているようなのです。『本物(?)』を持とうと思ったら、カール・ツァイスのほとんどじゃない方の、レアな自社製品か、時代物を探すしかないようです。


『ライカ-パナソニックにライセンス供与を行う。』といった具合に、機能面をみたら、日本製がぶっちぎりなんですね。この場合のライセンスというのは、某国のように基幹部品は輸入して組み立てを行うというようアッセンブル工程の下請けというようななことではなく、基幹部品の製造技術もパナソニックは有しているのです。

故ダイアナ妃を死に至らしめた、欧米のパパラッチは、キャノンの超望遠レンズを使っている人が多いようです。

すばる望遠鏡や人工衛星用レンズ等もキャノンの製品のようです。


一方、カメラマンの方でも負けてはいません。例えば、珍しい鳥が飛来したら、高価な超望遠レンズを含んだ、総額何百万円という重い撮影機材を持ったアマチュアカメラマンが4WDを乗りつけて殺到します。

新しい新幹線の開業式になったら、多くの『撮り鉄』とよばれるカメラマンが、殺到します。

こちらは、さして高価ではないカメラや携帯で撮影しようとしている子供もたくさん混じっていて微笑ましい反面、危ないので心配でもあります。

動物園に行ったら、本格的な一眼レフを構えた若い女性がハシビロコウの動く瞬間を辛抱強く待ち構えていたりします。

ことほど左様に、日本のカメラは制作側も、撮影するプロもアマチュアも含め世界一のレベルを誇っています。


ところが、その世界一のカメラ大国日本で、カメラ音痴の科学者、政治家、マスメディアが、笹井博士というノーベル賞級の天才科学者を死に追いやり、STAPという世界の誰もが待ち望んでいる『夢の多能性細胞』の研究を叩き潰すという悲劇が起こったのです。


世界一の技術を誇る日本のカメラメーカーの皆さん、プロ、アマチュアを問わず、世界一のレベルを持つ日本のカメラマンの皆さん。どうかこの記事を読んで、自らの名誉にかけて、怒りの声をあげてください。これは日本の恥です!


 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その61) 【ファイルSI 65】2014.02.25 

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【ファイルSI 65】2014.02.25 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その61)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その18)

間違いだらけの桂調査委員会。

STAP由来のTS細胞用培地で作成したFI幹細胞が、キメラマウスの胎盤形成に寄与したという画像が存在する以上、STAP細胞はあります。

 

前回からの続きです。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55433968.html

↑ 前回は、世界一のカメラ技術国、そして世界一の水準を持つカメラ撮影大国の日本で、カメラ音痴の科学者、政治家、マスメディアが、ノーベル賞級の天才科学者を死に追いやり、STAPという世界の誰もが待ち望んでいる『夢の多能性細胞』研究を叩き潰した!という驚くべき事実についてご報告いたしました。

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

ということで、桂調査委員会は、Letter 論文、Fig.1a、1b が、ES細胞とSTAP細胞由来であるという、素人でもちょっと検証すれば分かるようなことに気が付かない、ろくでもない委員会だということが分かりました。

Letter 論文、Fig.1a、1bが両方ともSTAP細胞だと決めつけられた画像

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/fig_tab/nature12969_F1.html

 
イメージ 1



↑ 眼とろん星人が、少しレタッチで解析したら、Fig.1aが胎盤蛍光がみられないES細胞由来のキメラマウス(胎盤は胎児の反射光で光っているみえるだけ)で、1bが胎盤蛍光がみられるSTAP細胞由来のキメラマウスとわかる。↓


 
イメージ 2



これだけでも致命的なのに、

この『いい加減極まりない』桂調査委員会の調査報告書は、少し見ただけで多くの事実認定に誤りがあることがわかります。


まず、STAP騒動の経緯から(平成26年12月25日研究論文に関する調査報告書全文より:発表は翌26日)。

http://www3.riken.jp/stap/j/c13document5.pdf

1.調査に至る経緯

STAP 細胞に関する研究論文の疑義については、理化学研究所(以下「理研」という)が設置した「研究論文の疑義に関する調査委員会」 (以下「前調査委員会」という)により、Obokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)、およびObokata et al., Nature 505: 676-680(2014)に係る6 つの疑義について調査が行われた。そのうちの2 点について、前調査委員会は2014 年3 月31 日、研究不正を認定し、小保方晴子研究ユニットリーダーからの不服申立ての審査を経て、理研は、同年5 月8 日、小保方氏に対して当該2 報の論文の取り下げ勧告を行った。

 ↑    ↑    ↑

上記について、間違いがあった部分を着彩と【 】により訂正いたしますと。


×誤

 『Obokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)、およびObokata et al., Nature 505: 676-680(2014)に係る6 つの疑義について調査が行われた。そのうちの2 点について、前調査委員会は2014 年3 月31 日、

研究不正を認定し、

 ↓    ↓    ↓

○正

 『Obokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)、およびObokata et al., Nature 505: 676-680(2014)に係る6 つの疑義について調査が行われた。そのうち2点について前調査委員会は2014 年3 月31 日、

【小保方研究員による研究不正があったと認定し】、


×誤

小保方晴子研究ユニットリーダー

からの

不服申立ての審査を経て、

理研は、同年5 月8 日、

小保方氏に対して

当該2報の論文の取り下げ勧告を行った。

 ↓    ↓    ↓

○正

【執筆者のうち、ただ一人不正認定を受けた小保方晴子研究ユニットリーダー】

からの

【再調査を求める不服申立ての審査を経て、】

理研は、同年5 月8 日、

【再調査の必要なしとの結論を出すとともに】、

【執筆者全員に対して】

【当該2報の論文のうち、Obokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)の1報の取り下げ勧告を行った。】


↑もうここで、これだけ間違いがあるのです。(下が不服申し立て却下文書の部分)


 
イメージ 3



その続きです↓


×誤

上記の

2 論文については、前調査委員会が調査をした6 つの疑義の他にも、発生・再生科学総合研究センター(発表時。現:多細胞システム形成研究センター。以下「CDB」という)による精査により、掲載された図版に複数の疑義が指摘された。著者らがNature 誌に対して

取り下げ

の申し出をしたため、当該論文は同年7 月2 日付でNature 誌より

取り下げられた。

 ↓    ↓    ↓

○正

【取り下げ勧告を受けたObokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)のみならず、勧告を受けたなったObokata et al., Nature 505: 676-680(2014)の】

2 論文については、前調査委員会が調査をした6 つの疑義の他にも、発生・再生科学総合研究センター(発表時。現:多細胞システム形成研究センター。以下「CDB」という)による精査により、掲載された図版に複数の疑義が指摘された。著者らがNature 誌に対して

【撤回】

の申し出をしたため、当該論文は同年7 月2 日付でNature 誌より

【撤回された】。


↑ ここで、理研は処分の語句について間違っています。


『取り下げ』と『撤回』は意味が異なるのです。

世界最大手の科学・技術・医学関連情報の製品およびサービスを専門とする企業、エルゼビアのサイトには、こういった語句の定義が掲載されています。

http://www.elsevier.com/jp/editors/policies/article-withdrawal

引用しますと。【但し、読みやすいように眼とろん星人が編集】

 ※    ※    ※

Article withdrawal


学術コミュニケーションの原則として、学術ジャーナルの編集者は、投稿された論文のうち、どの論文を出版するかを決定する唯一かつ独立した責任を持ちます。

 これを決定するにあたり、編集者はジャーナルの編集委員会の方針に従うとともに、名誉棄損、著作権侵害、盗作に関する規定に従います。

この原則は、学問の成果を永久的に歴史として記録に残すための学術アーカイブの重要性を反映しています。出版された論文は、可能な限り永久に、変わることなく、正確に維持される必要があります。

しかし、非常にまれに、出版された論文が後で撤回されたり、削除されたりする場合があります。そのような措置は安易に行われるものではなく、以下のような例外的な状況でのみ発生します。


【注:まず論文の『取り下げ(Withdrawal)から』】

Withdrawal(論文の取り下げ): 出版待ちの論文(Articles in Press)にのみ適用され、間違いや誤って2度投稿された論文に適用されます。それほど数は多くありませんが、二重投稿、不正なオーサーシップ、剽窃、データの不正使用など倫理規範に反する論文の場合もあります。

Article Withdrawal(論文の取り下げ)

出版待ちの論文(出版するために受理されたが、まだ正式には出版されておらず、巻、号、ページなどの情報が揃っていないもの)で、間違いが見つかったり、すでに出版されている論文と重複している、ジャーナルの出版倫理ガイドラインに反していると編集者が判断した、などの場合、ScienceDirectから「取り下げ」られることがあります。取り下げとは、論文のコンテンツ(HTMLおよびPDF)が削除され、論文がエルゼビアの「Articles in Press の取り下げ」に関する方針に従って取り下げられたことを示すHTMLページおよびPDFに差し替えられ、最新の方針を記したページへのリンクが付けられます。


【注:次に、論文の撤回(Retraction)】

Article Retraction(論文の撤回): 二重投稿、不正なオーサーシップ、剽窃、データの不正使用など、倫理規範に反する論文に適用されます。出版論文の誤りを修正するために撤回される場合もあります。

Article Retraction(論文の撤回)

学術コミュニティの助言により、著者本人または編集者が論文を撤回することは、学術界でしばしば起こります。論文撤回の基準は、多数の図書館や学会によって確立されており、エルゼビアによる論文の撤回にもそのベストプラクティスが採用されています。

「Retraction(撤回):[論文タイトル]」と題し、著者と編集者(またはそのいずれか)が署名した注釈を、次に出版する号のページ付き部分に掲載し、目次)にも記載する。

電子版の場合は、もともとの論文へのリンクを表示する。

オンライン論文の場合、撤回の注釈を表示する画面を冒頭に表示する。リンク先はこの部分になっており、読者は注釈を読んでから論文を読むことができる。

出版された元の論文は、PDFの各ページに「撤回」の透かしが入る以外は変更せずにそのまま表示する。

HTML版の文書は削除する。


↑ということで、小保方博士始め共同執筆者ご一同様は、アーティクル論文の『取り下げ(Withdrawal)』勧告を受けたのですから、

「ネイチャー誌に『取り下げ(Withdrawal)』を申し出たんですけど、すでに出版された論文は、『撤回(Retraction)』はできるけど、『取り下げ(Withdrawal)』はできないと断られました。すみません、悪しからず」とヴェニスの商人のシャイロックみたいなことを言って、頭を掻けば済む話だったのです。


ちなみに、共同執筆者全員の申し出による2報のネイチャー論文の撤回(Retraction)は、若山博士や、笹井博士らの発言趣旨から『データの不正使用など、倫理規範に反する論文』であるから行ったのではなく、『出版論文の誤りを修正するために撤回される場合』にあたるはずです。


これについては、別の問題が発生しているので、後日論じます。


上記のような論文の取り扱いについては、世界共通のルールのようで、


念のためにネイチャー論文を見ると、ちゃんと、

「Retraction(撤回):[論文タイトル]」と表記され、

論文そのものはサイトから削除されておらず、撤回前の状態で、そのまま読むことが出来、

撤回理由が書かれたページにリンクが貼られています。


現在のSTAPネイチャー誌アーティクル論文Obokata et al., Nature 505: 641-647 (2014)

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12968.html

 
イメージ 4




現在のSTAPネイチャー誌レター論文Obokata et al., Nature 505: 676-680(2014)

http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12969.html

 
イメージ 5




↑ 当たり前です。

『この原則は、学問の成果を永久的に歴史として記録に残すための学術アーカイブの重要性を反映しています。出版された論文は、可能な限り永久に、変わることなく、正確に維持される必要があります』とあるように、余程のことが無い限り、残すのが論文の鉄則なのです。

撤回した後で、「あれは、実は 何者かの研究妨害と、時の政権の不当な圧力で論文撤回を余儀なくされました」ということは十分にあり得るからです。

誤りのあった論文でも、誤りを分析をしたら新たな発見があったなんてざらにありますからね。


ですから、撤回されてもサイトから削除されず論文は掲載され続け、『撤回された(Retraction)』旨が表記され、そこをクリックすると、修正ページにリンクが貼られているので、それを読むことが出来るようになっているのです。

学問の常識以前の問題です。



それから、極めつけは、桂調査委員会のスライド資料!

http://www3.riken.jp/stap/j/h9document6.pdf

間違った画像の流用です!

以前、掲載した時に気が付きました。だから、【私はこの図にも、腑に落ちないところがあるのですが、それは後回しにします】と書きました。

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55418671.html

 
イメージ 6




Nature論文の概要のはずなのに、使われているのがCell誌2005年Dec2;123(5):917-29.の丹羽博士の論文の画像からの流用!!!

STAP細胞由来のES様細胞じゃなく、そのまんまES細胞由来のマウスの画像を!

STAP細胞由来のTS様細胞じゃなく、そのまんまTS細胞由来のマウスの画像を!

特に下のTS細胞の画像の横には、『胎児(光らない)、胎盤が光る』と、思いっきりTS細胞由来のマウスの特徴が!


↑ 例えば、本当は、こんな画像が掲載されていなけらばならないのです。↓

故笹井博士の記者会見資料の当該部分を掲載しますと!

胎仔、胎盤、卵黄膜内胚葉に細胞貢献

(ES細胞、TS細胞の混入では起こりえない)


 
イメージ 7



↑ これって、もう悪質ですね。

もう、悪意によるねつ造改ざんですよね!

マスコミの皆さん!特に朝日新聞のカジさん、あなた、2014年12月19日の検証実験記者会見でしつようにネチネチネチネチネチネチと「小保方博士の辞表を受け取らず、懲戒解雇処分だろ」って質問というか、上から目線で偉そうに意見というか糾弾していましたよね。

当然、桂勲(かつらいさお)委員長は、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 理事及び、国立遺伝学研究所 所長の職を懲戒解雇されないと、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構及び、国立遺伝学研究所という組織が、普通の一般社会の企業とか大学等の常識とかけ離れているというふうに、あの、主権者は思われているんですけれど、その点についてどう思っているんですか。


それから、

理研は同年9月3日、本調査の実施が必要と判断し、委員長 桂勲をはじめ委員7 名全員が外部専門家からなる「研究論文に関する調査委員会」(以下「調査委員会」という)を設置した。

ということですが、


○科学研究上の不正行為の防止等に関する規程(平成24年9月13日規程第61号)をみますと、

http://www.riken.jp/~/media/riken/about/reports/guidelines/research-rule-20150107.pdf

(調査結果の報告)

第23条 調査委員会は、特段の事情がない限り本調査の開始後概ね150日以内に、次の各号に掲げる事項の認定を行うとともに、当該調査の結果をまとめ研究所に報告する。

(1) 特定不正行為が行われた否か
(2) 特定不正行為が行われたと認定したときは、その内容、特定不正行為に関与した
者とその度合、特定不正行為と認定された研究活動に係る論文等の各著者の当該論文等
及び当該研究活動における役割
(3) 特定不正行為が行われなかったと認定したときは、告発が告発者の悪意に基づく
ものであったか否か。

2 前項第3号の認定を行うに当たっては、告発者に弁明の機会を与えなければならない。

 
イメージ 8



↑これをみると、150日以内に調査結果を出すことになってるんですよ。


9月3日から150日以内約5か月以内っていったら、1月いっぱい調査することが出来るのに、12月19日に、ES細胞のコンタミがない状態でSTAP“様”細胞が樹立され、小保方博士が研究不正を行う理由が無くなったのに、それをもみ消すかのように12月25日に結果を取りまとめ、翌12月26日には理化学研究所を通して発表したのですよ。


検証委員会の結果と齟齬を生じたESマウスのコンタミで今回の研究は説明できるだなんて、よくもはずかしくもなく、検証実験は無かったことにしたいということがミエミエの調査結果報告ができますね。


まだまだあります。


(調査委員会)

第21条 研究所は、本調査の実施のため、研究所外の当該研究分野の研究者等外部有識者を含む調査委員会を設置する。

2 調査委員は半数以上が外部有識者で構成することとし、告発者及び被告発者と直接の利害関係を有しない者のうちから、研究所が指名又は委嘱する。

って、

調査委員会の委員に、久保田健夫(くぼたたけお)国立大学法人山梨大学大学院総合研究部環境遺伝医学講座 教授というかたがいらっしゃるのですが、(調査委員会報告書より)


 
イメージ 9



若山博士って、今、山梨大学に所属なさっていたのではないですか?(調査委員会報告書より)


 
イメージ 10



それで、最初にご紹介した、例のSTAP由来のFI幹細胞による、マウスの光る胎盤という若山博士が作成した画像が不正認定されなかったのですから、どうして皆さん、これを問題にしないのですか?


私は、ES細胞由来の胎盤が光らない画像(十分な露光が出来なかっただけのミス)と、STAP細胞由来の光るマウスの胎盤の画像も真正の画像だと判断しますので、若山博士も、小保方博士の4件の不正認定された事案についても、不正があったなんて全く思わないのですが、

このレター論文の結論に関わる画像がおかしいのだったら、若山博士は不正認定されなければ絶対におかしいし、小保方博士の追加2件の不正認定はデタラメもいいところなのです。


こんなデタラメな調査委員会で、小保方博士は研究不正を2件も積み増しされたのでした。


つまりですね、この桂調査委員会というのは、最初から、『ES細胞のコンタミでSTAP研究全ての説明が付き、STAP細胞なんて存在しない。』

という、NHKや、毎日新聞や、日経サイエンスの誰かさんのような、STAP細胞そのものを闇に葬りたくてしょうがない人たちに、お墨付きを与えるための茶番なのでした。


それで、「ES細胞のコンタミは闇に包まれたまま幕を引いた」というような、まるで小保方博士が犯人に決まっているような印象操作を行って、それに呼応したように、石川某というおかしな人が、小保方博士が窃盗犯だという馬鹿馬鹿しい刑事告発を行ったのです。


これが人権侵害じゃなくてなんなのですか?


どうしてマスメディアはこんないい加減な調査委員会を糾弾しない?

小保方博士を、そしてSTAP研究を潰すためだったら、どんな卑怯なことをやっても許されるのですね?!


本当に腐っています。


 次に続きます。

京都水族館のオオサンショウウオさんだよ。 【ファイルC289】2015.01.03 

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【ファイルC289】2015.01.03 京都水族館のオオサンショウウオさんだよ。

凄く可愛いけど、なんか、最近お困りの様子だねえ。

前回は、京都水族館のイルカさんのお話をしました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55360358.html

今回は、京都水族館イチオシのオオサンショウウオさんをご紹介します。

さっそくごあいさつ。


 
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こんにちは。


オオサンショウウオさんは、動物界 脊索動物門 脊椎動物亜門 両生綱 有尾目 サンショウウオ上科 オオサンショウウオ科 オオサンショウウオ属 に属します。

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ワシントン条約附属書Iに記載があり、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)です。

英名はJapanese giant salamander。ジャパニーズジャイアントサラマンダーというカッコいいお名前がついている日本の固有種です。

3000万年前から、今と変わらない化石が出ているので、”生きた化石”とも呼ばれている古代種です。古代魚とか、古代種とかカッコいいねえ。


ナショナルジオグラフィックに、国の特別天然記念物でありながら、その生態がほとんどわかっていなかったオオサンショウウオの研究を行う、

兵庫県のオオサンショウウオ生息地、市川上流にある兵庫県朝来市生野町にあった廃校を利用した『日本ハンザキ研究所』を設立して野生のオオサンショウウオさんを調査されている栃本武良(とちもと たけよし)さんという先生の楽しい記事が載っていたので、主にその記事を参考にして話を進めますね。↓

http://nationalgeographic.jp/nng/article/20111115/290562/

日本ハンザキ研究所のホームページ↓

http://www.hanzaki.net/

『日本ハンザキ研究所』の『ハンザキ』とはオオサンショウウオの古い標準和名で、その名の由来は、「からだを半分に裂いても生きていそうな動物だから」「からだが半分に裂けているような大きな口の動物だから」、「ハジカミ(山椒のこと)> ハミザキ > ハンザキ」のように変化したとする説や、体表の模様が花柄のようにも見えることから「花咲き」から転訛した、といった諸説があるそうですが、どれもいまひとつ決定打に欠けるようです。


そういわれてみれば、からだをギッタギタに切り刻まれても、もとの形に分割蘇生するプラナリアさんに頭の形が似てなくもありません。


 
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もちろん、オオサンショウウオさんはそんなことをすれば、死んでしまいます。特別天然記念物ですから、捕まえたり、危害を加えないでね。


一方、「山椒魚(サンショウウオ)」という名前の由来ですが、これは山椒のような香りを発することによるのだそうです。平安時代以前からの雅(みやび)な古称にも「はじかみいを」というのがあって、これも、「山椒(はじかみ)魚(いを)」という意味なのだそうです。


オオサンショウウオさんは、戦後間もない1952年に特別天然記念物になったのですが、それ以前は、山間部では貴重なタンパク源として普通に食されていました。特に産後の肥立ちを良くするということで、出産直後の女性にふるまわれたり、その卵は栄養価が高く結核に効くとされたために川で獲ってきて売る人もいたそうです。


美食家で有名な、かの北大路魯山人先生の著作『魯山人味道』によると、さばいた際にやはり、名の由来通り、強い山椒の香りが家中に立ち込めたそうです。

最初、身は堅いのですが、数時間煮続けると柔らかくなり、香りも抜けて非常に美味であったということです。


うへえ、ぼくのことを食べちゃダメだよお!


 
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オオサンショウウオさんのお住まいは、日本の岐阜県以西の本州と四国、九州の一部で、分布の中心は中国山地の渓流だということです。

もちろん、この『中国山地』というのは、『日本の中国山地』です!

京都にもお住まいなので、京都水族館イチオシなのですね。この水族館は建設反対運動とかあったりして、まあ、京都の自然や生態系、環境問題も考えてますよってこともあるのでしょうが、私は単純にオオサンショウウオさんが好きだから。


兵庫県朝来市生野町の『日本ハンザキ研究所』や、オオサンショウウオの飼育下繁殖に日本で唯一継続的に成功している『日本の中国の広島市の安佐動物公園(園内だけでなく、野生での保護・調査も行っている)』などの研究でいろいろと徐々に生態が明らかになっているようです。


だから、私は現在の中華人民共和国で、チベットや東トルキスタン、内モンゴル、満州といった、もともとの版図ではない国までリアルタイムで侵略している支那のことを『中国』と呼ぶのは反対なのです。学術的にも歴史的地理的に、中華人民共和国の一般的呼称として、あの国は『支那』と呼ぶしかないのです。

以前、福沢諭吉さんのからみで、その問題を論じたことがあるのですが、↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54392146.html

あくまでこれはごくごく一例で、書くべきことが山ほどあって、この問題の連載になかなかかかることが出来ません。いつのことになるやら・・・。


『日本の中国』にもお住まいの日本の『オオサンショウウオ』さんは、支那の『チュウゴクオオサンショウウオ』さんと並んで、

世界最大の両生類で、かつ、日本の河川にすむ最大級の生物です。

全長は80儷が平均のようです。

これまで知られている記録の中で、信頼できるものとして最大の個体は、2002年に死亡した広島県の150.5センチメートルのもので、『日本の中国の広島市』にある安佐動物公園の動物科学館に標本が展示されていて、来園者は自由に見ることができるそうなので、広島に行く機会があったらば、ぜひ一度観てみたいものだねえ。


実はオオサンショウウオさんは、外見による性別の判別は困難で、夏の終わりの繁殖期に総排泄腔のまわりが盛り上がっていればオスと分かる程度らしいのです。しかしながら、オスでも盛り上がっていない個体がいるので、もうなにがなにやら分からないのです。

ジャイアントパンダさんもオスメスの区別がつきにくくて、よく間違えますよね。


指は、前脚が4本、後脚が5本あって、足の裏は、肉球のような感じになっていて、プニプニなんだそうです。全国の肉球愛好家の皆さんにはたまりませんね。


 
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基本的に夜行性です。しかし、活動的な繁殖期前の夏季には昼間も動いている個体も見受けられそうです。これは後述する繁殖に適した巣穴を探しているためと考えられているようです。


一般には下流に顔を向けて河床に陣取り、典型的な待ち伏せ型の狩りを行います。口の前を通った獲物を、がぶっと水ごと丸呑みにします。


かつてはサワガニが好物と言われていたのですが、本当は、待ち伏せているところに通ったものなら何でも食べるようで、調査によると、胃の中からカエル、ヘビ、ネズミ、モグラ、キリギリス、イシガメ(甲羅ごと消化)、果ては人間が捨てた生ゴミ、といったものが出てきたこともあるそうです。


昼間、不用意に河床の岩の下に手を入れた人が噛まれることもあるので、生息地の河川に入るときは注意してね。

なんか、オオサンショウウオさんの前を悠然と泳いでいるお魚さんは、危ないと思うねえ。いつ、ぱっくんちょって丸呑みされるか分からないからねえ。


 
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オオサンショウウオさんは冬眠をしません。

厳冬期には河床に出て狩りをする個体は減りますが、3~5月にもなると非常に多くの個体が出てきます。

そして、7~9月の産卵期直前には、適した繁殖巣穴を探して移動する行動も見られるようになります。


川岸の水面下の穴で、湧水がみられる場所が一番のお勧め好物件で、メスはお住まいのえり好みが厳しいので、良い巣穴をめぐっては、オス同志での仁義なき戦いが繰り広げられます。

その結果、首を噛みきられて死ぬオスがいたりして、のんびり屋さんに見えて厳しい競争があるようです。体に噛み傷を残したり、手足の指などを失うものも圧倒的にオスに多いということです。


そして戦いで勝ち残ったオスは獲得した好物件の巣穴に陣取って、メスを招き、産卵授精を行います。


なんか動作がにぶくて動かないから、『癒される』と好まれて、ぬいぐるみなんかにもなっているんですけれど、本人たちは、これで結構大変なのですね。

 京都市水族館のオオサンショウウオコーナー↓
http://www.kyoto-aquarium.com/shop/osansho.html

そして、産卵行動が始まると、いったん闘争に負けたオスたちもドサクサに紛れて巣穴に入ってきて、ちゃっかり放精するというのは、お魚とかにもみられる行動ですね(スニーキング行動というそうです)。


産卵は、9月頃の水温低下がトリガーになっているようで、メスは1頭あたり300~700個の卵を産みます。

卵塊はビーズのように一つながりになっており、卵の直径3センチメートル前後、卵黄部分だけでも直径5~8ミリメートルもあります。40~50日で孵化し、

翌年の1~3月にかけて巣穴から巣立っていきます。受精卵の状態から孵化するまでの間、卵や幼生は、巣穴の中で、闘争に勝った、巣穴のあるじであるオスに守られ続けます。

巣穴をめぐる争いに勝ち残った一番強いオスが子供を守るというのは、とても合理的だねえ。


幼生は、ウーパールーパー【メキシコサンショウウオ=メキシコサラマンダー】のような外鰓(がいさい)を持ち、巣立つ時点では全長4センチメートルほどで全身まっ黒。


川底の礫【れき:粒の直径が2mm以上の砕屑物(さいせつぶつ:粒子〜塊のこと)】の下などに潜み水生昆虫などを食べていると考えられていて、4~5年かけて全長20~25センチメートルくらいになったところで、外鰓がなくなって変態が完了します。

ちなみに、ウーパールーパーの方は、外鰓を持った幼生の容姿のまま性的熟成をして生き続け、このような成熟の仕方をネオテニー(幼形成熟)と呼ばれその中でも、幼形成熟するトラフサンショウウオ科の個体はアホロートルと呼ばれます。


ちなみに1920年にL・ボルクさんが『人類ネオテニー説』を提唱しています。

チンパンジーの幼形が人類と似ている点が多いため、ヒトはチンパンジーのネオテニーだという説で、それによるとヒトの進化のなかで、幼児のような形態のまま性的に成熟するようになる進化が起こって、いまの人類があるのだそうです。


サンショウウオさんのネオテニーがアホロートルさんで、

チンパンジーさんのネオテニーが人類なのかもしれないんだねえ。


変態後の成長速度は、1年あたり1センチメートルに達しません。


水族館で、実験的に、あえて多くの餌を与えて飼育したところ、5年で50センチメートルにまで成長した例があるようですが、野生の環境下ではそのような豊富な餌はえられないので、やはりゆっくりと少しずつ大きくなるしかないみたいです。


繁殖するまでになる年齢は野生ではまだ分かっていないのですが、世界で唯一継続的な繁殖実績がある日本の中国は広島市安佐動物公園では、飼育下うまれの個体が16歳9ヶ月で産卵に成功しています。

それで、オオサンショウウオさんの寿命ですが、それが正確なところが分からないようなんですよ。


生後4~5年かけて20~25センチメートルくらいになったところで、外鰓がなくなって変態が完了しそれから一年で1センチも大きくならないので、80センチほどになるまでに、最速でも60歳以上になるはずですよね。ところが、ハンザキ研究所では80センチくらいになってから、何年も全然成長してない個体がいる一方、時々、測定の誤差かもしれないけれど、縮む個体もいるそうなのです。

縮むって、へんなのお!


それで、オオサンショウウオさんの寿命です。


ちなみに、今のところ報告されている最高齢のオオサンショウウオさんは、岡山で116歳で死んだものだといわれているそうです。

ところが、その記録の信頼性はいまひとつなんだって。

というのは、かつてオオサンショウウオさんを食用にしていた地域では、川から獲ってきたのを池に住まわせて飼う習慣があったらしいのですが。40センチメートルで獲ってきてそれから何年間、池にいたということから、だいたい何歳だろうという計算で、まず最初の時点の年齢もはっきりしていないし、途中で別の個体と間違って入れ替わっていたとしても区別がつかないし、なんだか頼りない話だねえ。


じつは、歴史上で、もっとも信頼できる最長の飼育記録は、実は日本ではなく海外のものだというから驚きです。

それは、例の日本史の教科書に出てくるシーボルトさんが故国のオランダに持って帰った個体で、それがアムステルダムの動物園の飼育下で51年も生きたという記録が残っているんだって。


オオサンショウウオさんは、日本の固有種なので、オランダには他の個体がいないから、他の個体と間違いようがないし、実はシーボルトさんが持ち帰った当初、2頭船に乗せていて、航海の途中で、おっきな方が小さいほうをかみ殺したらしいのですね。そのかみ殺された、傷のある標本を、この前、ハンザキ研究所研究員の田口さんがオランダまで行って実際に観てきたそうです。

それが、ちょっと丸まっている標本なので、測りにくかったようなのですが、70センチ以上はあって。それをかみ殺したもっと大きい個体が、その後、51年生きたということは・・・。


やっぱり、オオサンショウウオの成長スピードから考えて、その個体はかるく100歳オーバーの寿命だったはずなんですよね。


でも、人間が大人の研究者になってから、100年以上もオオサンショウウオさんを観察することは無理だし、もう何代も研究者が代替わりして研究をバトンタッチするしか方法が無いのです。


なんか、以前ご紹介した上野動物園の主、ガラパゴスゾウガメさんみたいに長生きなんだねえ。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/50924465.html

実は、私にとって、STAP細胞の話は、こういうオオサンショウウオさんの話と地続きなのでした。

科学なんていうのは、電子レンジでチンするみたいに、予算を付けて時間が来れば、自動的に答えが出てくるわけではないのです。

実験にマウスが使われるのは、繁殖力が旺盛で、短期間に継代していくからなんですね。ところが自然は、人間が研究するのに都合よくできていません。人間に研究してもらうために、自然は存在しているわけではないからです。

蟹を食べるときにカラを剥くのが面倒くさいといっても、蟹さんは、人間に食べられるために進化しているわけではないのと同じです。

少しずつ試行錯誤をして、失敗を繰り返して、時間がかかって、なんか不思議だな?って、そういう好奇心から、生命や世界の不思議を考えるのが楽しくて、分からないものは分からないまま、なんなんだろうな?っていうのが『科学する心』なんだと思うんですよ。


小保方博士に目を吊り上げて文句を言っている人って、きっと科学とか好きじゃないし、分かっていないんだなって思いますよ。

私の記事に『だって200回もできたって言ってたじゃないか!』とヒステリックにコメントした人がいましたが、小保方博士の責任範囲のSTAP“様”細胞なら200回できたということは、この前の検証実験で検証されていて、あとは、若山博士の責任範囲であるそのSTAP“様”細胞が、多能性を持つSTAP細胞かキメラマウスの作成等で確認することになっていたわけですがら、小保方博士は嘘をついていたわけではないのです。

そうやって、小保方博士を嘘つき呼ばわりしていた人は、私や小保方博士に謝罪するかっていうと、全くしないんですよ。

この人たち、科学なんて関係ありませんから。この人たちは、日本の優秀な研究や科学者を潰すのが目的なんです。


亡くなった笹井博士なんて、本当に科学が好きだったんだろうな、小保方博士もそうなんだろうなって、見ていてわかります。だから私は応援してるんですよ。


iPS細胞の山中博士の業績は、遡ること40年ほど前にイギリスのサー・ジョン・ガートンという科学者の、たとえば、オタマジャクシの腸の核をカエルの卵に移植すると、そこからちゃんとクローンのカエルができるという仕事が源流になっていて、そこからカエルが戻るのに、どうして哺乳類はできないんだって、いろんな人がいろんな試みをされて、山中博士はそうした卵の環境を使わずに、4つの(今では3つ)の遺伝子を導入して分化細胞をiPS細胞にリプログラミングすることに成功されたのです。


バカンティ博士や、大和博士は、植物では酸や物理的刺激で初期化ができるのだったら、哺乳類ではできないのかな?というとんでもない非常識なことを思いついて、そのとんでもない非常識に、若くて向こう見ずな小保方博士は、勇敢に一生懸命にチャレンジなさったんですよ。こういう若い意気のいい女性科学者が出てきたということだけで、私は感動しているんです。間違いのないガチガチの形式的な完成度が高い論文を書く研究者は、そもそもそんな研究なんてしません。


STAPネイチャー論文が発表されてから、やっと一年たったところなんですよ。それをまだ誰も検証実験に成功した人がいないから、存在しないことが証明されているとか、『ES細胞のコンタミでは胎盤形成寄与能が説明できない!ES細胞とTS細胞も混ざらない!』と、世界超一流の科学者である故笹井博士が命がけで訴えたのに、それを頭の悪い人が寄ってたかって、日本の科学研究や日本人研究者を潰し、自分の劣等感をごまかし、虚栄心を満足させるために、もみ消して。


本当にこの人たちは、科学なんて好きでも何でもなくて、科学の何たるかについて無知なんですね。


オオサンショウウオさんの生態なんて、何の意味があるのかって、そんなもの言い出したら、科学なんて最初からないんですよ。

STAP細胞も、なんか特許の問題とか金儲けの問題が絡んでいるか目を吊り上げて騒ぐ人がいるだけで、STAPの研究もオオサンショウウオさんの生態の研究も、本質的な部分は何ら違いはないのです。意味とか、研究成果とか、対投資研究効率とか、税金の無駄だとか、そもそも一年や二年のスパンでヒステリックに騒ぐ人の気持ちが理解できません。


おそらくは、軽く100歳オーバーだと思われているオオサンショウウオの寿命が本当はどのくらいなのか判明する頃まで、あと何年かかるか分からず、それまで私が生きているとは思えないんですが、そういうことを面白がる好奇心が、科学の根っこにあるはずなんです。


基礎研究なんて、“こういう人達の考えるような意味”では、最初から税金の無駄に決まっているのです。

オタマジャクシのサー・ジョン・ガートン博士って英国で『サー』の爵位を持っているからには、貴族ですよね。ダーウィンなんて一生定職につかなくても非常に裕福な暮らしが出来、人事とか教授会とかのアカデミーの雑事に煩わされることなく、その生活のほどんどを研究に没頭することができたのです。

もともと基礎研究なんて、金持ちの道楽なんです。アマチュアイズムなのです。でも、科学の飛躍的発展=パラダイムチェンジはこういう人たちによってしかなされないので、研究費が税金なんてけしからんとか、研究費の返還請求しろとか、もう常軌を逸しています。

その発言者自らの定義にしたがえば、自分自身が“税金の無駄”であるはずの研究に寄生(パラサイト)してご飯を食べているくせに、サイエンスとは無関係なメディア関係者、特に自称サイエンスライターなる面妖な連中が、STAP研究に見当違いのイチャモン付けて、訳が分かりません。そういう人は、科学になんて、手を染めずに、もっと違った、『お金儲け』の仕事につけばいいんです。

私は、まあ、iPS細胞や、STAP細胞で医療が進歩することはいいことだとは思いますが、一方では「そんなに長生きしてどうするの?」っていう気持ちもあるんです。

だから、私はそんなことよりも、そういった生命のメカニズム、不思議の方に興味があるのです。

それで、お金儲けとは全く関係ない話だけど、私にはすごく面白くて不思議な話が続きます。


オオサンショウウオが毎日毎日勤勉に捕食のための狩りに出かけているというわけでもないということなんですね。平均すると3日に1度くらいしか狩りに出ない。食べるためにあくせくしないんですね。省エネのナマケモノさんみたいです。


ところが、すべてのサンショウウオさんがそういった周期で狩猟行動をとっているわけではなくて、毎日、狩りに出る個体もいれば、1週間に1回しか出猟しない個体もいるんだって。

あくまで、平均は「3日に1度出猟」ということで、しかも『日本ハンザキ研究所』の調査対象である兵庫県朝来市生野町、市川上流以外の地域のオオサンショウウオさんと同じかどうかというのは保証の限りではありません。気候や獲れることのできる餌の量等の環境も違うでしょうからね。


ちなみに、先述の田口研究員が調査したところ、毎日出猟する個体が17年追跡して成長がゼロ。ところが1週間に一回しか出猟しない個体は、十何年かで5.5センチも成長していたのだそうです。寝る子は育つっていうことなのかな?へたに狩りに動き回ったら、摂取カロリーと、消費カロリーが均衡していたりして。


広い水槽なのに、なぜか一塊に折り重なって、“おしくらまんじゅう”したままじっとしていて、だれがだれか分からない状態のオオサンショウウオさん


 
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それで、オオサンショウウオさんには一つ頭が痛い問題が発生しています。

それは外来雑種の問題で、京都水族館ではその展示説明もしています。


今までご紹介したのが日本の固有種オオサンショウウオさん。

(英名:Japanese Giant Salamander)


 
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特徴が『鼻先は平たい』『イボは対にならない』『小さな模様』

パネル表示の下の水槽に、比較対象のためにお住いのオオサンショウウオさん。


 
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「なんか呼んだ?」


 
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先述しましたが、オオサンショウウオさんと同じ系統のサンショウウオが、中華人民共和国にもいて日本では『チュウゴクオオサンショウウオ』と呼ばれています。

チュウゴクオオサンショウウオさん

(英名:Chinese Giant Salamander ←ちゃんと、『Chinese=支那の』オオサンショウウオになっています)


 
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『鼻先は急に平たくなる』『イボは少なく対になる』『大きな模様』

もともとの自然分布は、大陸支那の青海省、山西省南部、四川省南部、雲南省,広西省、広東省の山岳の河川(標高100-1500m)です。


水面上に鼻だけ出して、のんびりしているチュウゴクオオサンショウウオさん。


 
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この子はこの子で可愛いのです。


 
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チュウゴクオオサンショウウオさんは、京都の賀茂川などで、人為的に持ち込まれたものが定着し、日本固有のオオサンショウウオとの雑種(ハイブリッド)を生みだしているという問題が生じているのです。


京都水族館のパネル展示

雑種(ハイブリッド)

オオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの交雑種

(英名:Hybrid of Japanese and Chinese Giant Salamander)


 
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京都市の鴨川を中心に確認され、食欲旺盛で繁殖力も強いとされています。

色・模様はさまざま 日本固有種に似たものも支那固有種に似たものもいます。

というか、交雑できるんだったら、固有種といえないのかな?でも、この「同地域に分布する生物集団が自然条件下で交配し、子孫を残すならば、それは同一の種とみなす。」というマイヤーの定義は、異論があるようだから、断定はできません。人為的に無理やり移入されてきたわけだし。


それで、京都の基本知識の復習なんですけれど、京都で『かもがわ』といえば、

高野川(たかのがわ)との合流点(出町:でまち)以北を賀茂川(かもがわ)、以南を鴨川(かもがわ)と漢字表記が使い分けられるんですね。


 
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それで、出町の合流点の北にあるのが下鴨神社(しもがもじんじゃ=賀茂御祖神社:かもみおやじんじゃ)、賀茂川を北西にさかのぼったところにあるのが上賀茂神社(かみがもじんじゃ=賀茂別雷神社:かもわけいかづちじんじゃ)なんですね。

両社は京都三大祭のひとつで、源氏物語にも出てくる、葵祭(あおいまつり)で有名です。

ところが、現河川法では全長を国が管理する一級河川鴨川(淀川水系)と総称されます。

鴨川は、市街地東部を南へ貫通し伏見区下鳥羽で桂川(かつらがわ)と合流し淀川(よどがわ)に入ります。


iPS細胞の山中伸弥博士は、昼休みに鴨川沿いを30分走るのを習慣となさっているということですが、京都大学の西が鴨川で、上流に北に向かったすぐのところが出町【京大最寄りのバス停の一つ、百万遍(ひゃくまんべん)の今出川通(いまでがわどおり)を西への延長線上にある】なので、賀茂川沿い、もしくは、高野川沿いも走っておられるのかもしれないねえ。


それで、ハンザキ研究所のプールには、京都で捕獲された交雑種がなんと百数十頭も、収容されているのだそうです。

ハンザキ研究所の栃本所長によると、「日中国交回復したのが1972年でしょう。中国では養殖しているのは食べていいから、ある業者が1トン単位で買い付けて、あちこちで商談をまとめて。賀茂川沿いの料亭で出していたのをマスコミがけしからんといって批判したので、こっそり川に捨てたんじゃないか、とかね。いろいろ説はあります」とうことなんだって。


この場合は、『賀茂川』じゃなくて『鴨川』のはずです。夏の納涼床(のうりょうゆか、のうりょうどこ)、あるいは川床(京都鴨川では「ゆか」、貴船、高雄では「かわどこ」、大阪北浜では「かわゆか」と読む)、で有名な先斗町(ぽんとちょう)や、祇園(ぎおん)料亭のあるあたりなのでしょうが、そんな芸者さんが来るような一見さんお断りの高級料亭で出すというのは、余程美味しいんだろうねえ。


それでもって、京都大学の両生類研究者、松井正文教授が中心になって、この問題に取り組んでいるそうなのですが、見つけた雑種があまりに多く、かといって、野放しにして交雑が進むがままにしておくわけにもいかないので、結局、日本ハンザキ研究所で預かることになったのだそうです。


京都大学が世界のライフサイエンス研究においても、トップランナーであるのは、こういった山紫水明な環境があって、今西錦司博士の『棲み分け理論』や、このようなオオサンショウウオ研究の松井正文教授、果ては世界最高水準を誇る霊長類研究に繋がっているように思われてなりません。


チュウゴクオオサンショウウオ自体は、日本では迷惑な移入種で、独立行政法人 国立環境研究所侵入生物データベースにも掲載されています。主要な部分だけ抜き出しますと、↓

http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/40250.html

和名  チュウゴクオオサンショウウオ

形態  日本在来のオオサンショウウオに似る.京都市のチュウゴクオオサンショウウオ外来集団の個体では,濃い地色に淡い斑紋を持つ傾向を持つものの,本種にも日本産種にも個体変異があり,差異は不明瞭。

生息環境  山岳地域の河川

国内移入分布  京都市 鴨川水系広域および上桂川【花脊(はなせ),広河原(ひろがわら)】.

移入元・侵入経路・侵入年代  1972年の輸入に由来する可能性が指摘されているが,事実は不明.

法的扱い  防除のための規制は無い.また,本種はCITES(付属書I)と中国の法律(中華人民共和国野生水棲動物保護規制)で保護対象となっている.

防除方法  現在,京都市が調査を行っており,DNA解析によりチュウゴクオオサンショウウオまたは交雑個体と判明した個体を野外から除去している.捕獲された個体は,水族館等で飼育されている.

問題点等  本種および交雑個体は,外部形態による在来種との識別が困難.


↑ 『1972年の輸入に由来する可能性が指摘されているが,事実は不明』とあるのですが、これは栃本所長によると、こういうことらしいのです。↓

「1972年がはじまりだとすると、まだ40年たってないですよね。でも、ここに入ってるやつだけで、2頭も130センチのハイブリッドがおるんですよ――」

↑ これまで書いたように、日本のオオサンショウウオで130センチなら、100歳以上の可能性があって、それで約40年前に侵入が始まったのなら、計算が合わないのですね。


1972年よりも、ずっと以前から侵入があったのか、それとも、交雑個体の成長スピードが異様に速いのか?本当にオオサンショウウオさんは分からないことだらけなんですよ。だから、ああでもない、こうでもないと考えるのって、楽しいのですね。


近年の調査では、賀茂川での調査によって捕獲された111匹のオオサンショウウオのうち、13%がチュウゴクオオサンショウウオ、44%が交雑種であるという結果が出ているそうです。


しかしながら、侵入外来種ということで、駆除・処分すればいいかというと、チュウゴクオオサンショウウオもIUCNレッドリストの「絶滅寸前 (CR)」、ワシントン条約附属書Iに記載され、種の保存法の国際希少野生動植物種に指定(「アンドリアス属(オオサンショウウオ属)全種」として)されているので、法令等により保護されているもんだから、単純に外来種として処理できず、問題が複雑化しているのです。


中華人民共和国は、河川の水質汚濁でもって、おそらくは既に『鯨類として人類が初めて絶滅に追い込んだであろう可能性が非常に大きなヨウスコウカワイルカ』の前科がありますから、下手をすれば、支那の『チュウゴクオオサンショウウオ』が絶滅して、日本でしか見ることが出来ないという本末転倒の事態さえ危惧されているのです。


これは、例の支那のシフゾウさんの例と似ていますよね。記事はこちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/53113748.html

京都水族館にお住まいのオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオの交雑種の子は、水槽の隅っこでいじけて、向こうを向いたままです。結構な時間ふり向くのを待ったのですが、結局、最後までこっちをふり向いてくれてくれませんでした。


 
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「どうせ、ぼくは嫌われ者だいっ!」

本人はちっとも悪くないのにねえ。人間の都合で迷惑を被っているだけなのです。

ということで、不思議なことだらけのオオサンショウウオさんでした。

皆さんも京都に行ったらば、会いに行ってあげてね。


 次に続きます。

栄光の蒸気機関車C62型2号機に会いに行ったよ(その2) 【ファイルR5】2015.03.03 

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【ファイルR5】2015.03.03 栄光の蒸気機関車C62型2号機に会いに行ったよ(その2)

C62型2号機スチーム号に乗り込みました。

 前回は、C62型2号機が東海道本線のエース特急『つばめ』の牽引で活躍したという記事を書きました。

 前回の記事はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55279004.html

体験乗車のスチーム号の客車は、イベント用の屋根の付いたトロッコ列車のような感じのものです。


 
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 スチーム号は日に3回運行されます。
(時期によって牽引する機関車が違うので下記URLで確認してね↓)
http://www.mtm.or.jp/uslm/ride/

 1回目 11:00、2回目 13:30、3回目 15:30 

  それで、その日の2回目に乗車しました。チケット販売は、それぞれ出発時間の20分前ですから、その前に並びました。

 平日だったので、人数が知れています。

梅小路路蒸気機関車館の入場券。


 
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スチーム号の乗車券。


 
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出発の準備です。石炭がくべられ、煙突から煙がでて、シューというスチームが漏れる音がします。


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いやがうえにも、期待が高まります。

ただ、先ほどから降り始めていた雨の雨脚が激しくなってきたのが気になります。

座席からは、C56型蒸気機関車が慣らし運転をしている姿を見ることができました。


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C56型といえば、以前、靖国神社の遊就館に展示してあった機体をご紹介しましたね。 ↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/52233418.html

動態保存している機体は適度に動かさないとだめだからねえ。


EF66型電気機関車が駐機しています。


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EF66型電気機関車は、最近めっきり姿を消していて、久しぶりに見たので、びっくりしました。

EF66型電気機関車(EF66がたでんききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1968年(昭和43年)から1974年(昭和49年)まで、そして間隔をおいて日本貨物鉄道(JR貨物)が1989年(平成元年)から1991年(平成3年)まで製作した直流電気機関車です。

この電気機関車は、東海道・山陽本線系統の高速貨物列車専用機として開発された形式で、とても貨物用と思えないカッコいいデザインとあいまって、人気があった機関車です。

名神・東名高速道路の整備により輸送シェアを拡大しつつあったトラック輸送に対抗するため、国鉄では特に所要時間の短縮が急務とされた生鮮品輸送を中心に貨物列車の高速化を計画しました。

そこで、最高速度 100 km/h での走行可能なコキ10000系コンテナ車・レサ10000系冷蔵車と並行して、専用の新型機関車の開発が開始されたのです。


当初は動軸数8軸の「H級」とする構想もあったのですが、大出力電動機の実用化に見込みがついたことから動軸数6軸の「F級」として開発が進められ、1966年(昭和41年)9月に試作機が川崎車輛(現・川崎重工業)で完成します。この試作機がEF90型です。定格出力 3,900kW という圧倒的なパワーは、狭軌鉄道では当時世界最大のものでした。


同年11月より、先に運用を開始していたレサ10000系の特急貨物列車「とびうお」「ぎんりん」の牽引で運用を開始し、この運用結果を基に1968年(昭和43年)から試作機だったEF90型をプロトタイプとして、量産機の製作が開始されることになります。これがEF66型です。

EF66型の量産開始に伴い、これまで暫定的にEF65型(500番台F形)の重連(1機では力不足の為、2機つなげて運用)牽引としてきた「とびうお」などの高速貨物列車は、強力なパワーを持つEF66形1機での牽引に切り替えられ、以後、東海道・山陽本線系統の高速貨物列車を主として使用されてきました。

また、1985年(昭和60年)3月からは、人気の寝台特急(ブルートレイン)「はやぶさ」「富士」など旅客列車の牽引にも使用されるようになったのです。

ところが、1987年の国鉄分割民営化では西日本旅客鉄道(JR西日本)とJR貨物に承継されることになります。

1989年(平成元年)には、JR貨物によってEF66形は一部設計変更の上で再び新規車体の製造が行われることになります。これはコンテナ貨物輸送の好調を受け、列車増発に対応するもので、当時並行して開発に着手していた新型機関車の投入までに、輸送状況の逼迫を賄う時間的猶予がなかったため、その急場をしのぐための措置だったようです。


以降、コンテナ車を主とする貨物列車に重用されています。

エネルギー効率といった見地からは、やはり鉄道輸送は重視すべきだと私は思っています。


JR西日本所属車は引き続き東海道・山陽本線区間の寝台特急で運用されたのですが、2009年3月、同区間の客車寝台特急全廃をもって定期運用を終了、2010年には全車が除籍となり、これをもってJR西日本所属車は消滅しました。


ちなみに、EF66型電気機関車は第12回(1969年)鉄道友の会ブルーリボン賞受賞を受賞した傑作機でもあります。

写真で撮ったEF66型35号機は京都府京都市下京区 梅小路蒸気機関車館の所有になっています。

この車体は、2016年春オープン予定の京都鉄道博物館で展示することになっているそうです。よかったねえ。一時代を画した名機だからねえ。

博物館展示用の車体だから、たまたま久し振りに見ることができたんだねえ。感無量だねえ。


かなたには、京都駅に入構するため減速をしている、上りのN700系新幹線が望めます。


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あっちに乗っているお客さんは、こっちを見て、さぞかし、うらやましかろうねえ。

私はここの前を新幹線で通るたびに悔しい思いをしていたからねえ。なんか、優越感が湧いてくるねえ。えっへん!


それで、いよいよ出発進行!

まずバックをします。「館内展示運転線の往復1kmを約10分間にわたり、蒸気機関車の旅の気分を満喫できます」ということなので、片道わずか500mで前進に反転するので、時速は10km/hくらいしか出ていません。


また、『館内展示運転線』である上に、簡単なトロッコのような客車なので、揺れるし、煙はもくもく湧いているし、お世辞にもあまり乗り心地が良いとは言えません。

でも、蒸気機関車の汽笛と、一般に『しゅっしゅっ、ぽっぽ』と表現されるドラフト音を聴くととっても情緒があります。

後ろで子供が「遅いね」って言っていて、「昔の汽車だからね」とお父さんが答えていました。

うへえ!違うよお!C62型蒸気機関車の最高運転速度は100km/hです。


C62型2号機の諸元

製造年月日 1948(昭和23)年5月29日
製造所名 日立製作所
全長 21.6m
運転整備重量 機関車=87.07トン、炭水車=56.00トン
最大出力 2,163ps
最高運転速度 100/h
総走行距離 259万5012キロ(地球約65周分)
車籍 1979(昭和54)年3月28日に車籍抹消、JR西日本の発足時に車籍復活

C62型といえば、同タイプのC62 17が1954年(昭和29年)に東海道本線木曽川鉄橋上で『狭軌(きょうき)における蒸気機関車最高速度』の129km/hを達成した傑作機なのです。


『狭軌(きょうき)における蒸気機関車最高速度』の129km/hを達成したC62型17号機(edoky3069さんののサイトより)

http://edoky3069.fc2web.com/00813400.html

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現在、世界記録を出したC62 17は、名古屋にある東海旅客鉄道(JR東海)の『リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム』に保存されています。一度行ってみたいものだねえ。

狭軌というのは、レールの幅が1,435mm(4フィート8.5インチ)未満のものを指すのですが【日本の場合は線路幅が1,067mm。この規格はいまだにJR各社の在来線で採用されています】、

その後は蒸気機関車が鉄道における主役の座から降りたこともあって、狭軌鉄道において、この世界記録は未だ破られていません。


ちなみに蒸気機関車全体を見渡した場合の世界最速記録はイギリスの『マラード』が1938(昭和13)年に記録した203km/hです。

現在はヨークにあるイギリス国立鉄道博物館のコレクションの一部として保存されています『マラード号』(Wikipediaより)。


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但し、こちらは『標準軌』で、かつ下り坂で記録されました。

『標準軌』というのはレールの幅が1435mm(4フィート8.5インチ)の鉄道を意味し、日本で標準軌を採用しているのは、新幹線、JR田沢湖線等在来線のミニ新幹線区間、関西圏を中心とする大手私鉄、および東京(近郊を含む)の一部の地下鉄等といったところです。

『狭軌』と比べて、レールの幅が広いため安定した走行が確保され、高速運転に有利で、だからこそ、東海道新幹線は在来線の『狭軌』ではなく、『標準軌』が採用されたのです。

また、『標準軌』であるイギリスの『マラード』は下り坂で203km/hですから、いってみれば追い風参考記録ならぬ下り坂参考記録なのであって、

そういうことを考えれば、勾配のない東海道本線木曽川鉄橋上で(ここが日本の技術者のプライドです)、狭軌の世界最高記録である129km/hを叩きだしたC62は、いかに優秀な旅客用高速蒸気機関車かということがわかります。


ちなみに、『デゴイチ』の愛称で知られるD51型蒸気機関車も狭軌鉄道貨物用機関車の傑作機です。


日本が生んだのは、零式戦闘機や戦艦大和や新幹線だけではないのです。

この技術力があっての技術立国日本なのです。


最後に、力動感あふれるC62 2号機の走行風景。


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実は、これは最初にバックで発車するときのものです。

というのも、前進でホームに入るときは、惰性で制動をかけているので、加速するときのように、煙がもくもくと出ないんですね。

煙がもくもくと出るのは、加速するときとか、急こう配の坂を登るときなのです。

梅小路蒸気機関車館でもらったリーフレットの『蒸気機関車(SL)の秘密供戮茲螳僂気擦討い燭世ます。


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正確にいえば、この白い煙は煙じゃなくて、水蒸気なのですね。


ということで、次に続きますね。次回はC62 2号機のつばめのマークのお話です。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その62) 【ファイルSI 66】2014.03.06 

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【ファイルSI 66】2014.03.06 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その62)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その19)

理解不能の刑事告発を行った頓珍漢の石川氏以下の能力しかなかった愚昧な理研改革委員会!流石は毎日新聞、今度は系列のスポニチを使って逆恨みの嫌がらせ!


前回は、『間違いだらけの桂調査委員会。STAP由来のTS細胞用培地で作成したFI幹細胞が、キメラマウスの胎盤形成に寄与したという画像が存在する以上、STAP細胞はあります』という記事を書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55435687.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

東スポに続いて、今度はスポニチです。

スポニチは、小保方博士バッシングのテレビの横綱がNHKとすれば、新聞の横綱である毎日の系列会社です。


その前に、話の導入として、東スポの記事について気が付いたことがあったので、話の枕としてご紹介します。

この前、窃盗で小保方博士を告発した石川氏のことで、記事を書いたのですがその後、この件に関して『大笑いネタ』を見つけました。

笹井博士という余人を持って代えがたい世界の知能の命を失い、小保方博士は辞職に追い込まれ、理研CDBは実質上の解体同前。STAP研究の破壊という、到底笑いごとではすまされない騒動の渦中に、刑事告発が、こんなくだらない理由で起きたのです!


この前の石川氏の記事はこちら。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55410390.html

まず、『窃盗』というのが、不可思議千万なのですけど、その後続きがあって、これはおかしい人だなと思いました。


『窃盗』って、ES細胞ってどれだけの有価物なんですか?

問題は、何者かが悪意でもってES細胞をSTAP実験のマウスに混入させて、実験そのものを妨害し、それによって結果を台無しにし、研究者間相互の信頼関係を破壊し、一人の世界的な天才科学者を死に至らしめたことや、退職を余儀なくされた小保方博士を始めとした実験共著者はいうに及ばず、理研CDB、理研全体、日本の科学に対する信用を大きく毀損した可能性が大きいということなのです。


まず、東スポの当該箇所から再引用します。↓

 ※    ※    ※

窃盗で小保方氏を告発した石川博士「名誉毀損?受けて立つ」

2015年01月28日 07時00分 東京スポーツ
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/360560/

(前略)

現段階で石川氏の告発状は兵庫県警に受理されていない。

「(受理されるまで)これから半年、1年かかるか分からない。告発状を警察が用意したフォーマットに書き直したり、分かりにくい部分について警察から説明の要請があると思うので、真摯に応えていく。私のこの告発の究極のゴールは立件まで持っていくこと。


先々は詐欺罪、横領罪まで進むべき。


国民の税金が無駄に使われた実験なので、厳しく追及していかなくてはならない」

 (後略)

 ※    ※    ※

↑いずれにしても、石川氏の『ES細胞のコンタミがあって、それが小保方博士の仕業だ』という妄想がどこから湧いて出てくるのか疑問なのですが、


ES細胞の価値がいかなるものか?『窃盗』だけでも奇異なのに、

『先々は詐欺罪、横領罪まで進むべき。』

って『詐欺・横領』というのは、どう考えても解せないのです。


ところが、石川博士がそう考えた『元ネタ』が見つかりました。


それは、黄禹錫(ファン・ウソク)元教授の捏造事件について書かれた本にあったのでした。↓

『国家を騙した科学者―「ES細胞」論文捏造事件の真相』 李 成柱(イ ソンジュ) (著, 原著)、べ 淵弘【ベ ヨンホン(『ベ』の漢字はナベブタの下に非に衣)】 (原著, 翻訳)  牧野出版

P328訳者あとがき より


 
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 ※    ※    ※

黄元教授が詐欺と業務上横領の容疑で起訴されたのは、【眼とろん星人注:2006年】五月十二日。


論文捏造を通して国と民間の支援金、合わせて二十八億三千万ウォン(約二億八千万円)を横領した疑いが持たれている。


黄元教授は親戚研究員など六十三の借用口座を利用して支援金を管理し、

夫人名義の自家用車購入費、

複数の政治家への後援金などになどに使い、

事件発覚後には協力的な研究員らに対しても金銭を分け与えていたとされる。

また、韓国で卵子の売買や斡旋を禁じる「生命倫理及び安全に関する法(生命倫理法)が発効した二〇〇五年一月以降にも、卵子提供の見送りとして産婦人科病院へ経済的利益を与えていたようだ。

肝心の論文捏造に関して検察は、二〇〇五年の『サイエンス』論文で発表された「患者適応型ES細胞」は最初から存在しなかったと断定した。


黄元教授のキム・ソジョン研究員が、盧聖一理事長が運営するミズメディ病院の受精卵を持ち出し、ソウル大学獣医学部の研究室にあった胚盤胞と合わせていたことを自白したためだ。


黄元教授から執拗にES細胞を作るように圧迫され、犯行に及んだものと思われる。だが、遺伝子の分析結果などから、それが患者適応型ES細胞でないことは明白だったわけで、その事実を研究の総責任者である黄元教授が知らなかったはずがない。

論文捏造の主人公はあくまでも黄元教授である。六月二十日の初公判でこの事実を追及された黄元教授は、こう証言している。


「私はES細胞の専門家ではなく、疑いをもって見ていなかったので気づかなかった」

これが、国民的英雄にまで上り詰め、ノーベル賞受賞候補とまで言われてきた人物の成れの果ての姿だった。

ES細胞の専門家でもない人物が、三億円近い研究支援金を手にし、

二千個以上もの桁外れの卵子【眼とろん星人注:そのまま育てば胎児になる人間の受精卵】を実験に使用してきたわけだが、事件発覚後に彼が記者会見などで見せた態度には、倫理的な戸惑いなどまったく感じられなかった。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ うへえ、かんべんしてよお!


石川氏が、『威力』に『偽計』にせよ『業務妨害』というオーソドックスな罪名を知らずに、『窃盗』どころか、『詐欺・横領』まで言い出したのは、おそらくこの本のパクリだと思われるのです。

というか、本の概要は、『あとがき』を読めば、大抵の場合、分かるので真っ先に読む人が多いのですが、文脈を無視して、その最初に読んだであろう部分だけの模倣をできるというのが、恐るべし!石川氏の凄いところです。


それにしても、

小保方博士は、

論文捏造を通して国と民間の支援金、合わせて約二億八千万円を横領した疑いが持たれ(実際に研究に要した研究費でなく、支援金ですよ!)、

親戚研究員など六十三の借用口座を利用して支援金を管理し、

身内名義の自家用車購入費、

複数の政治家への後援金などになどに使い、

事件発覚後には協力的な研究員らに対しても金銭を分け与えていたとされ、

また、日本ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律(平成十二年十二月六日法律第百四十六号)の発効以降にも、卵子提供の見送りとして産婦人科病院へ経済的利益を与えていたようだった、のですか?

小保方博士は、自らがユニットリーダーを勤める『細胞リプログラミング研究ユニット』の研究員に、執拗に偽のSTAP細胞を作るように圧迫し、若山研のES細胞を持ち出させ、それで“研究員に作らせた”細胞を若山博士に手渡すという犯罪を行わせていたということを、研究員が自白したのですか?

小保方博士は「私はSTAP細胞の専門家ではなく、疑いをもって見ていなかったので気づかなかった」と開き直ったのですか?


小保方博士は、先の検証実験において、STAPネイチャー論文の自分の責任分野の『STAP“様”細胞の樹立』まで成功し、それは、丹羽博士の実験によっても確認されたのですよ!


↑論文不正を行う根拠が消滅した小保方博士と、“ねつ造”以前の凶悪極まりない人の生命倫理をも平然と蹂躙した黄元教授の犯罪とを比較すること自体が、全くもって『クレイジー』以外の何ものでもないことが“これだけでも”分かります。細部を調べれば、黄元教授の犯罪の実態はもっと酷いのです。


刑事告発はだれでもできますから、「世の中変わった人がいるな」、という程度の話なんですが、


全く洒落にならない

お立場の人物が、

石川氏以下の

認識を持っていたという事実に驚愕するのでした。


何を隠そう、その人が、


理化学研究所改革委員会

岸輝夫委員長(東京大名誉教授)や、

市川家国委員(研究者の倫理観を研究している信州大学特任教授)なのでした!↓


 ※    ※    ※

STAP細胞論文、世界一の不正で「教科書に載る」 改革委員会が指摘

 The Huffington Post
 投稿日: 2014年06月14日 14時59分 JST 更新: 2014年06月15日 14時25分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/14/stap-cells-text_n_5494275.html

 
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 STAP細胞の論文をめぐる問題で、理化学研究所(理研)が設置した外部有権者による改革委員会は6月12日、小保方晴子さんらが所属する「発生・再生科学総合研究センター(CDB)」を解体することなどを求める提言書を公開した。

同じ日に開かれた改革委員会の記者会見では、委員らがこの問題について「世界の3大不正の一つ」「教科書になる」などと発言。被害は理研だけにとどまらず、今後発表される日本の研究者の論文全体にも影響が及ぶ可能性を指摘した。


■「世界3大不正の一つ」

委員長を務める東京大名誉教授の岸輝夫氏は、

記者会見の冒頭でこの問題について「ヨーロッパの友達から、『世界の三大不正の一つに認知されてきた』というメールを貰った」と発言。

CDBの成果主義やずさんな管理体制が高じたことが、不正につながったとして、組織の再生を求めた。


また、研究者の倫理観を研究している信州大学特任教授の市川家国氏は、

STAP論文問題では様々な不正が同時に行われている点を挙げ、

2002年にアメリカで起こった「超電導研究不正(シェーン事件)」や、

2005年に韓国で起った「ES細胞捏造(ファン・ウソク事件)」と並び、

三大不正事件の一つであると断言。

「3つの事件のなかでも一番がSTAP細胞論文の問題で、これから教科書的に扱われることになる」と述べた。


■「『JAPAN』と名前がつくだけで疑われる」

市川氏はさらに、「教科書になったときに、理研が確実に真実を明らかにしなかったことが、日本として問題だ」と述べ、今後の対応次第で、日本への見方も変わるという考えを示した。

「これから若い人が論文を発表するときに、『理研』や『JAPAN』と名前がつくだけで疑われるとなると、国益に反する。

日本の科学者が真理に対してどれだけ真剣であるかを問われている。国民が科学者をどれだけ支えるかという問題でもある。

理研は問題について、深い審査をしていただきたい。そして、日本には、真実を探る技術があるということを示して欲しい」

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ この改革委員会の愚かさは、それの分析だけで連載記事になるほど酷いものなのですが、

研究者の倫理観を研究している信州大学特任教授の市川家国氏は、

『「3つの事件のなかでも一番がSTAP細胞論文の問題で、これから教科書的に扱われることになる」と述べた。』

↑って何ですか?


小保方博士のどこが、

2005年に韓国で起った「ES細胞捏造(ファン・ウソク事件)」より酷いのですか?

貴方がいやしくも、科学者を名乗るなら、具体的にそれを提示なさいよ!

市川先生は、『アメリカで広く使用されている倫理教材・CITI Programを日本に取り入れるべく、2005年に「NPO法人日米医学教育コンソーシアム(JUSMEC)」を設立』なさったそうですが、↓

http://www.shinshu-u.ac.jp/project/cjp/discourse/

倫理教材・CITI Programの本場、アメリカのハーバード大学に所属されている、バカンティ教授は、不正判定されたSTAPアーティクル論文のラストオーサーですよね?

バカンティ教授は、部下の研究員にハーバード大学の基幹病院であるBrigham and Women's Hospital(ブリガム・アンド・ウィメンズ病院)から受精卵を持ち出させて逮捕されるという以上の重大な犯罪行為をなし、逮捕され、黄元教授より以上に厳しい制裁をアメリカの司法において課されているのでしょうね?

市川先生こそ、あなたご自身の倫理観を自ら問うべきではないのですか!?

学者として、よく恥ずかしくありませんね!?


それはそうと、この改革委員会の理化学研究所改革委員会岸輝夫委員長(東京大名誉教授)の正気を疑うような酷い発言については、

例の毎日新聞科学環境部 須田桃子氏がとてもお気に入りらしく、

悪意の名誉棄損出版物『捏造の科学者 STAP細胞事件』P267にちゃんと紹介してあります。↓


 ※    ※    ※

岸委員長は冒頭で、「この不正事件だが、ヨーロッパの友達から、すでに世界の三大不正の一つに認知されてきたというメールをもらった」と切り出し、STAP問題が二〇〇〇年代に起きた科学史に残る二つの論文不正事件に匹敵する大問題だという認識を示した。


岸委員長が挙げた一つは、米ベル研究所の高温超電導で大量の論文不正が起きた問題で、不正行為をした若手研究者の名前をとって「シェーン事件」と呼ばれる。


もう一つは、韓国ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授(当時)が、ヒトクローン胚からES細胞を作ることに世界で初めて成功したと発表し、後に捏造と分かった問題で、刑事事件に発展したことでも知られる。


提言書は、STAP問題の背景にある理研の「構造的な欠陥」を厳しく指摘し、STAP研究の舞台となった発生・再生科学総合研究センター(CDB)の「解体」を含む抜本的な改革を迫るものだった。

 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑こんな人が委員長をやっている改革委員会が、

アメリカに比して、遥かに乏しい研究費と、層の薄い研究者という圧倒的なハンデの中で、

奇跡ともいえる世界最先端の仕事を懸命に行っている日本のライフサイエンスの重要な一角を占める理研CDBを破壊する提言をおこなったのです!

本当にめまいが・・・。

岸 輝雄委員長(東京大学 名誉教授)は、新構造材料技術研究組合理事長をなさっていて、

【新構造材料技術研究組合HPより↓】

http://isma.jp/greeting.html

ライフサイエンスとは無縁なお方らしいのですが、

【同上より↓】

http://isma.jp/index.html

↑ それにしても、科学者として、この認識レベルの低さは異常です!


こんな愚昧な人間に、手塩にかけて育て上げた理研CDBやSTAP研究に対する実質上の『死刑宣告』がなされたのですから、

自死に追い詰められた笹井博士の魂は、到底浮かばれません!

 

科学史も御専門となさっておられる、中村征樹委員(大阪大学全学教育推進機構 准教授)は、この愚かな委員長の暴走を諫言できなかったのでしょうか?↓

http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?u=5872

科学史をちょっとかじれば、今回の「STAP騒動」が、いかに異様で愚かしいものか、直ぐに気が付くはずですけどね。


そもそも、この改革委員会なるもの、ライフサイエンスの専門家は、塩見美喜子委員(東京大学大学院理学系研究科 教授)が『主にショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)を用いてRNAサイレンシングの分子メカニズムを包括的に理解する事を目指しています』というお一人だけなのですよ。↓

http://www-siomilab.biochem.s.u-tokyo.ac.jp/index.html
http://www-siomilab.biochem.s.u-tokyo.ac.jp/research.html

方や、今回のSTAPネイチャー論文の共同執筆者は、世界のトップレベルのオールスターチームです。

塩見美喜子委員は、たった一人で、よくぞ、こんな凄いメンバーの研究や研究施設を潰すという、重責を引き受けられたものです。↓

【理研改革委員会『平成26年6月12日研究不正再発防止のための提言書』より】

 
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↑ 本当にこの『改革委員会』は異常すぎます!

本来的に裁かれるべきは、科学や真実の探求に対する敬意がひとかけらもない、無責任極まりない、この人たちなのです!


↑ それで、毎日新聞科学環境部 須田桃子氏は、余程「STAP騒動」と「シェーン事件」とを比較するのがお好きらしいのですが、気になって「シェーン事件」について調べてみたら、驚くべきことが分かったので、後日改めて書きます。


それで、誰かさんから入れ知恵されたと思われる、石川先生の刑事告発は、さすがに無理があると思った『毎日』は、何をしたか?


こういうことをしたわけです!↓。

 ※    ※    ※

理研、小保方氏の刑事告訴検討 研究費返還なら最大3500万円

理研 小保方氏は「懲戒解雇相当」 (2月10日)

[ 2015年2月11日 05:30 ] スポニチアネックス

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/02/11/kiji/K20150211009788450.html

 
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 小保方晴子氏  Photo By スポニチ

理研の加賀屋悟広報室長らは会見で、小保方氏らに刑事告訴や研究費返還請求を検討していることを明らかにした。

告訴内容としては「ES細胞を盗んだことによる窃盗や、偽計業務妨害などいくつかある」としたものの、詳細は明らかにしなかった。場合によっては、小保方氏だけでなく、被疑者不詳での告訴もあり得るとしており、刑事事件に相当するかどうか、弁護士を交えて検討を続けているという。

元職員とはいえ、理研にとって身内の告訴は一大事。記者からの質問にも「誰を何で告訴するかは限定していない」「具体的な被害がどういうものかを明確にできるかどうか」「告訴先は、それも含めて検討。所管(の兵庫)になると思いますが」と歯切れは悪かった。


小保方氏へ求める研究費の返還については「研究不正の検証にかかった費用と、不正と認められた研究に関する費用」などとした。理研はこれまでに、検証実験費用を1500万円、小保方氏へ支払われていた研究費は2000万円だったことを明らかにしており、最大で3500万円になることも考えられる。


刑事事件になる可能性について、日大・板倉宏名誉教授は「わざとか、たまたまそうなってしまったか、という問題があるが、

うその資料で理研の業務を妨害したということで偽計業務妨害の疑いはある。

これだけ大きな問題になり、理研は相当業務を妨げられているはず」と話した。有罪となった場合については「懲役3年、執行猶予4年くらいの判決が下されるのではないか」とした。


 ※    ※    ※

↑つまりこういうことです。↓

おそらくは、誰かさんが石川氏をそそのかして、刑事告発させたものの、それが頓珍漢で、

小保方博士側に、「被害者が行ってくるならともかく、どうして第三者が?」と、至極当然のことを問い質されて、やっと刑事告発は誰でもできるとか、刑事民事の名誉棄損だけではなく、刑法第172条『虚偽告訴等(この場合は『虚偽告発』。この場合『等』の中に『虚偽告発』が含まれます)』による反訴があるとかに気が付いて、

「どうして理研は刑事告訴しない?」ということになって、曲がりなりにも4大紙の一角を占める毎日が直接取材するとある程度の品性が要求されるので(最初から毎日にそんなもんあったのかねえ?)、ゴシップ色の強い毎日系列のスポーツ紙であるスポニチに取材・報道させたのですね。

まさか、このスポニチの記事は、毎日の須田桃子氏が書いたのではありませんよね?

この理研の『研究費の返還請求規定』も異様な規程なのですけれどね。

『小保方氏へ求める研究費の返還については「研究不正の検証にかかった費用と、不正と認められた研究に関する費用」などとした。理研はこれまでに、検証実験費用を1500万円、小保方氏へ支払われていた研究費は2000万円だったことを明らかにしており、最大で3500万円になることも考えられる』という解釈の無知も、とんでもないことです。


私は石川氏が挙げたES細胞のコンタミについて、『窃盗』なんて思いもつきませんでした。

いわんや、『詐欺罪、横領罪』においてをや!

黄禹錫(ファン・ウソク)元教授の捏造事件について書かれた『国家を騙した科学者―「ES細胞」論文捏造事件の真相』の巻末の『あとがき』をまるパクリしてそのままSTAP騒動に当てはめるというおかしな人がいて、それにメディアが追従して記事にするという日本というのは、本当に法治国家なのですかね?

狂気マスコミ独裁の全体主義国家だとしか思えないのですが。


日大・板倉宏名誉教授は、可能性として『偽計業務妨害』とおっしゃっているようですが、私は以前書きましたが、『威力業務妨害』だと思っていました。


というのは、偽計業務妨害と威力業務妨害の区別ってよくわからないんですよね。


デジタル大辞泉の解説でみると、↓

いりょくぎょうむぼうがい‐ざい〔ヰリヨクゲフムバウガイ‐〕【威力業務妨害罪】

威力を用いて他人の業務を妨害する罪。刑法第234条が禁じ、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。→偽計業務妨害罪

[補説]この場合の業務とは、営業・生産など職業として行う経済活動だけでなく、広く、人の反復的な社会活動一般を指す。

 
 一方、

ぎけいぎょうむぼうがい‐ざい〔ギケイゲフムバウガイ‐〕【偽計業務妨害罪】

風説の流布や偽計により、他人の業務を妨害する罪。刑法第233条が禁じ、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。→威力業務妨害罪

[補説]この場合の業務とは、営業・生産など職業として行う経済活動だけでなく、広く、人の反復的な社会活動一般をさす。


↑と、まあ、似たようなものなのです、いずれにしても、『3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる』という同じ量刑ですから、どちらでも支障はないのでしょうが。


例えば、判例上、

中華そば店に3ヶ月間に970回も無言電話をかける行為やデパートの売り場の布団に16回にわたり計469本の針を入れる行為は偽計によるものとされ、

弁護士の業務用かばんを奪取し隠匿する行為や競馬場にくぎを撒き散らして、競馬の挙行を妨害する行為は威力によるものとされているそうです。

↑私は、どういう基準でこういう振り分けがなされているのか、理解が出来ないままでいます。↓

http://www.hou-nattoku.com/mame/yougo/yougo36.php

『初度の犯行で、3年以下の懲役なら、執行猶予をつけることが可能』というのは、1973年(昭和48年)4月4日に最高裁において、刑法第200条に規定された「尊属殺」の重罰が日本国憲法第14条(法の下の平等)に反し違憲であるとの判決が下された有名な『栃木実父殺し事件』の判例(懲役2年6ヶ月、執行猶予3年)に出てきたから、なんとなく覚えています。


『有罪となった場合については「懲役3年、執行猶予4年くらいの判決が下されるのではないか」とした』という日大・板倉宏名誉教授の解説は、判例の相場では、このくらいということなのでしょうね。

この場合の犯人は、『小保方博士を始めとした、STAP論文の共同執筆者“以外”』に絞られます。

 それにしても、なんか事件があるたびに、この日大・板倉宏名誉教授が登場しますね。

この毎日、スポニチの記事の後、今度は産経がインチキ報道をやらかしたから、もう私は日本のメディアを全く信用していないのでした。

 次に続きます。

小保方晴子さんのSTAP細胞について(その63) 【ファイルSI 67】2015.03.18 

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【ファイルSI 67】2015.03.18 小保方晴子さんのSTAP細胞について(その63)

やはり研究不正の根拠なんてなかった!細胞の緑色蛍光は発現した!!小保方博士の退職願い提出に救われた理化学研究所と、小保方博士が研究不正を行ったと断定した愚かなSTAP細胞論文調査委員会(その20)

毎日新聞はスポニチ以下の低レベル記事!


前回は、『理解不能の刑事告発を行った頓珍漢の石川氏以下の能力しかなかった愚昧な理研改革委員会!流石は毎日新聞、今度は系列のスポニチを使って逆恨みの嫌がらせ!』という記事を書きました。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55448502.html

(その1)から読まれる方は、こちら↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/55377786.html

その時点で気が付かなかったのですが、スポニチだけでなく、系列の毎日新聞も記事にしていたのを見逃していたので、お詫びしたうえで訂正し、先にそのことを書きます。

何故、私がスポニチの記事を見つけて、毎日新聞の記事に気が付かなかったかというと、YAHOOニュースでスポニチの記事が優先的に引用されていたからです。

YAHOOニュースの編集者の判断では、掲載記事のプライオリティーは、『毎日新聞』より、『スポニチアネックス』の方が高いようなので、笑わせます。

それで、別の毎日新聞の記事に、2月11日の記事のリンクが貼ってあったので漸く気が付いた次第です。


それで、改めて、2015年2月11日の毎日の記事を引用します。↓

 ※    ※    ※

STAP論文:主要著者、実質処分受けず 責任追及、中途半端

 毎日新聞 2015年02月11日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20150211ddm041040091000c.html

 
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 小保方晴子氏らの処分を発表し、報道陣の質問に答える理化学研究所の堤精史・人事部長(手前)と加賀屋悟・広報室長(奥)=文科省で2015年2月10日午後3時10分、矢頭智剛撮影

「生物学の常識を覆す成果」と発表されてから約1年。

今や「世界3大研究不正」とも言われるSTAP細胞論文問題は、主要著者が誰も実質的な処分を受けない幕引きとなった。

理化学研究所が10日発表した懲戒委員会の結果では、規定に基づく懲戒処分は発生・再生科学総合研究センター(CDB、当時)のトップを退いた竹市雅俊特別顧問の「けん責」のみ。一方、野依良治理事長ら役員への処分はなく、この日は姿も現さなかった。

 「(退職しており)本来なら処分対象ではないが、関係者の相対的な責任を評価する必要があった」

 文部科学省で処分結果を発表した理研の堤精史人事部長は、小保方(おぼかた)晴子・元研究員を「懲戒解雇相当」、若山照彦・山梨大教授を「出勤停止相当」と判断した理由を説明した。

既に退職した小保方氏への具体的なペナルティーは何もない。

山梨大によると、若山氏は同大の発生工学研究センター長を引責辞任する意向を示した一方、「教育と研究に全力で取り組むことで責任を全う」するとのコメントを発表、今後の研究に意欲を示した。

 研究不正の調査終了前に当事者が退職し、処分できなくなるケースは多い。昨年12月に調査の最終報告がまとまった東京大分子細胞研究室を巡る論文不正では、不正認定された教員6人全員が退職。退職金を受け取り、別の大学の教授に就いた人もいた。調査に1年3カ月かかっていた。

 職にとどまる人と退職者の間で不公平感が生じる研究不正の処分について、佐倉統(おさむ)・東大教授(科学技術社会論)は「理研は、最初から全面的な調査をしなかったことや、検証実験に時間をかけた問題があった。調査を迅速化する工夫が必要だ」と指摘する。

一方、理研はこの日、昨年10月に給与の一部自主返納を決めた野依良治理事長と理事5人の責任には触れなかった。

今回の処分の根拠になる調査結果は返納決定後の昨年12月に出たものだが、加賀屋悟広報室長は「経営上の責任は既に果たしており、変更の予定はない」と説明する。

研究不正に詳しい榎木英介・近畿大講師は「社会的な影響が大きかった問題であり、野依理事長が公的な形で何も処分されないことには疑問を感じる」と話す。

また、理研が検討している小保方氏への研究費の返還請求も、理研広報室によると、退職者への請求方法や、対象者が返還を拒んだ場合の手続きに明確な規定はなく、研究不正の責任追及の難しさが浮かぶ。

【清水健二、斎藤広子】



◇ES細胞混入、調査に限界

懲戒委員会の判断が出たことで、STAP細胞論文問題に関する公的な調査や手続きは終わることになる。STAP細胞は別の万能細胞「ES細胞(胚性幹細胞)」だと、理研が設置した2度目の調査委はほぼ断定したが、10日に発表した処分ではES細胞混入問題については触れられず、混入の経緯については解明されぬままとなった。


複数の調査委員によると、

小保方氏への面会による聴取は、CDBで計3回実施された。初回は調査委設置から2カ月後の11月3日。小保方氏は、小さな声でゆっくり質問に答えたが、記憶が飛んでいる部分があったり、時折興奮して応答がなくなったりすることもあったという。

このため、委員らは詰問調ではなく小保方氏が話しやすい話題を選ぶなど、「話ができるよう苦慮した」(ある委員)。


 調査委は、理研の予備的な調査で不正の可能性があると指摘された論文の内容や図表などを対象に調査を実施。小保方氏から研究データが提出されない中、聞き取りは、小保方氏のほか共著者の若山氏、丹羽仁史氏にも実施した。だが、聴取は個別だったため、それぞれの主張の食い違いを埋めることはできなかったとみられる。

ES細胞の混入については、小保方氏をはじめ当時同じ研究室を使っていた全員に問い合わせをしたが、問題解決につながる回答はなかった。

小保方氏の研究のずさんさ、研究室内の環境などから、ES細胞混入に関する調査はそれ以上進まなかったという。

12月の3回目の聴取の冒頭、小保方氏は自ら、「私がES細胞を混入させたことは絶対にない」と述べた。

「ではなぜ混入したのか」という問いには「それは私が一番知りたいことだ」という趣旨の返答をしたという。

一方、新たに2件の図表を捏造(ねつぞう)したことは認めた。


委員の一人は「誰が混入させたのか、結論を出せなかったのが最大の心残り」と漏らす。そして続けた。

「あとは関係者に自ら語ってもらうしかない」

【須田桃子】


 ※    ※    ※(以上引用終わり)

↑ 以上の記事を読んで、YAHOOニュースの編集者の判断が正しかったことを確認したという成果以上のものは得られませんでした。


少なくとも、スポニチアネックスは、↓

これだけでっちあげで大騒ぎしたSTAP騒動が、結局のところ、もし刑事責任が問えたという、大きな前提をクリアしてさえ、執行猶予が付く可能性が大きい、最高刑が、『3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる』に過ぎない、

↑ ということを暴露したのですから、その取材能力は『毎日新聞』なんかより、はるかに高いということですね。


『刑事事件になる可能性について、』

『日大・板倉宏名誉教授は「わざとか、たまたまそうなってしまったか、という問題があるが、』

『うその資料で理研の業務を妨害したということで偽計業務妨害の疑いはある。』

『これだけ大きな問題になり、理研は相当業務を妨げられているはず」と話した。有罪となった場合については「懲役3年、執行猶予4年くらいの判決が下されるのではないか」とした。』

↑ たったこれだけのことで、全ジャーナリストが大騒ぎして、世界の知性である笹井氏の命を奪い、STAP研究という大きな可能性のあるプロジェクトを潰し、理研CDBの改革という名の解体が行われようとしているのですから、我々が問うべきは、これら邪悪なジャーナリストの悪意についてなのです。


それにしても、前回の記事が、図らずもこの毎日の愚劣な記事の批判になっていたのですから、失笑を禁じえません。

『今や「世界3大研究不正」とも言われるSTAP細胞論文問題は、』

↑ って、毎日も改革委員会も、みんなして、この『大嘘』を吐き続けたいようです。黄(ファン)元教授の狂気とも言える重大犯罪は余程隠ぺいしたいようです。


『既に退職した小保方氏への具体的なペナルティーは何もない。』

↑ 何者かがES細胞を混入させたとしたら、それを放置して、どうしてねつ造を行う根拠が完全に消滅した小保方博士だけに、ペナルティーを課そうと思うのか?その神経が分かりません。



一方!


須田桃子氏の暴走は誰も止めることが出来ません!

引用元が、本当かウソか確認のしようがない『独自取材』。

須田氏がもし検察にいたら、もう日本は冤罪だらけでしょうね。


『複数の調査委員によると、』

↑ って、須田氏は、「“この手のリーク”は流した側の都合のよい情報だ」という取材のイロハすら無知なようです。それも小保方博士を叩くリークばかり!


『小保方氏の研究のずさんさ、研究室内の環境などから、ES細胞混入に関する調査はそれ以上進まなかったという。』

↑ なんか、ES細胞混入に関する調査が進まなかったのは、小保方博士のせいだといわんばかりの書き方です。しかも、『研究室内の環境などから』って、どうして『“若山”研究室内の環境などから』と正確に書かない?マウスという生き物を扱う実験室は、夜間も誰もが普通に入れないと、実験なんかできません。

こうやって、“(若山研の)管理の杜撰さの責任”とやらを問う時は、『誰でも入れるとは、けしからん!』と批判し、一方では『小保方博士が誰も入れない密室で研究不正を行った』と叩くのですから、本当にこの人たちの思考はどうなっているのでしょう?

当然、須田氏が問い合わせた関係者の中には、

例のNHKスペシャルで取材に応じて、あたかも小保方博士がES細胞を持ち出したかのようなインチキ証言をした

謎の留学生(『李』という支那・半島系の苗字の人間らしいのですが)も入っているのでしょうね?!


『12月の3回目の聴取の冒頭、小保方氏は自ら、「私がES細胞を混入させたことは絶対にない」と述べた。』

『「ではなぜ混入したのか」という問いには「それは私が一番知りたいことだ」という趣旨の返答をしたという。』

↑ 当たり前です。小保方博士が自分の責任範囲である『STAP“様”細胞』まで作成したことは、先の検証実験においても、実証され、研究不正やねつ造を行う根拠は全く消滅したのですから。

須田氏は余程この事実を隠ぺいしたいようです。


『一方、新たに2件の図表を捏造(ねつぞう)したことは認めた。』

↑ そんなもの小保方博士は認めてませんよ!


『委員の一人は「誰が混入させたのか、結論を出せなかったのが最大の心残り」と漏らす。そして続けた。』

『あとは関係者に自ら語ってもらうしかない』

↑ はいはい、結局須田氏は、小保方博士自らが「自分が犯人だ」と白状しろと言っているのでした。

こんな悪意は一体どこから湧いて出てくるのでしょう?

 次に続きます。↓
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